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第三章
〜過去の記憶〜⑩打ち砕かれた願い〜
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ドッゴーーーンッ!!!!
辺り一面、炎に包まれ逃げ場を失う三人・・。
「チッ!・・アザゼル・・、何にも見えねぇ・・。」
「あ、熱いよ・・・・お兄ちゃん・・ハアハア・・」
「・・・・ヨシア・・頑張るんだ。」
「くそっ・・このままじゃ・・三人共やられちまう。」
迫り来る炎が容赦なく三人に襲いかかる、その時。
「アクアスイリュージョンッッ!」
麒麟の叫び声と共に、大量の水がまるで巨大なドラゴンの様に燃え盛る炎へと降り注いだ。
「今のうちよっ、急いでっ」
麒麟の叫び声に、炎の合間をめがけ一気に走り出した。
「ハアハア・・、麒麟の奴助かったぜ・・ハアハア・・アザゼル・・ヨシア・・無事か・・?」
「ハアハアハア・・ああ・・二人とも無事だ。」
「麒麟の奴・・姿が見えねぇが・・一体何処に隠れてんだ・・?」
辺り一面・・砂ぼこりや水蒸気が立ち込め、目視できる距離は約10メートル程。
アザゼルとミカエルは、互いに目を細め辺りを見渡した。
風と微かに残る炎の音に混ざり、うめき声が聞こえる。
「ハアハア・・ハアハア・・は、早く・・ハアハア・・に、逃げて・・早く・・。」
「しぶとい奴だ・・、だが・・今楽にしてやる。」
そう聞こえると同時に一瞬風が強く吹き、ミカエル達の視界が開けた。
グシャり。
横たわる麒麟めがけ、天使神の剣が心臓を貫いた。
見開いた麒麟の目は、少しずつ閉じられ二度と開く事はなくなった。
「そ、そんな・・、嘘だろ・・?。」
倒れこんだまま、ピクリとも動かない麒麟に、ミカエルは駆け寄ろうとした。
ガシッッ!
「待てっ!早まるなっミカエル・・、頼むから落ち着いてくれ・・。」
「チッ!・・助ける事も・・出来ないのかよ・・。」
落胆する三人を尻目に、天使神が口を開いた。
「・・神に背いた罪と・・罰だ・・。
無駄な争いは好ましくない・・、だが我々の目的を邪魔する者は・・容赦なく消えてもらう・・。
・・もう一度言う・・生け贄を置いていけ・・。」
ブワッッッッ!
砂ぼこりが舞い上がった瞬間、あっという間に三人は天使神六人に囲まれていた。
「俺達に何を望んでいるっ?生け贄やら、ヨシアを置いていけやら・・勝手な事をほざきやがって・・。」
ジリジリと間合いを詰める天使神に、ミカエルが叫んだ。
「・・・・話しても無駄な様だな・・。」
辺り一面、炎に包まれ逃げ場を失う三人・・。
「チッ!・・アザゼル・・、何にも見えねぇ・・。」
「あ、熱いよ・・・・お兄ちゃん・・ハアハア・・」
「・・・・ヨシア・・頑張るんだ。」
「くそっ・・このままじゃ・・三人共やられちまう。」
迫り来る炎が容赦なく三人に襲いかかる、その時。
「アクアスイリュージョンッッ!」
麒麟の叫び声と共に、大量の水がまるで巨大なドラゴンの様に燃え盛る炎へと降り注いだ。
「今のうちよっ、急いでっ」
麒麟の叫び声に、炎の合間をめがけ一気に走り出した。
「ハアハア・・、麒麟の奴助かったぜ・・ハアハア・・アザゼル・・ヨシア・・無事か・・?」
「ハアハアハア・・ああ・・二人とも無事だ。」
「麒麟の奴・・姿が見えねぇが・・一体何処に隠れてんだ・・?」
辺り一面・・砂ぼこりや水蒸気が立ち込め、目視できる距離は約10メートル程。
アザゼルとミカエルは、互いに目を細め辺りを見渡した。
風と微かに残る炎の音に混ざり、うめき声が聞こえる。
「ハアハア・・ハアハア・・は、早く・・ハアハア・・に、逃げて・・早く・・。」
「しぶとい奴だ・・、だが・・今楽にしてやる。」
そう聞こえると同時に一瞬風が強く吹き、ミカエル達の視界が開けた。
グシャり。
横たわる麒麟めがけ、天使神の剣が心臓を貫いた。
見開いた麒麟の目は、少しずつ閉じられ二度と開く事はなくなった。
「そ、そんな・・、嘘だろ・・?。」
倒れこんだまま、ピクリとも動かない麒麟に、ミカエルは駆け寄ろうとした。
ガシッッ!
「待てっ!早まるなっミカエル・・、頼むから落ち着いてくれ・・。」
「チッ!・・助ける事も・・出来ないのかよ・・。」
落胆する三人を尻目に、天使神が口を開いた。
「・・神に背いた罪と・・罰だ・・。
無駄な争いは好ましくない・・、だが我々の目的を邪魔する者は・・容赦なく消えてもらう・・。
・・もう一度言う・・生け贄を置いていけ・・。」
ブワッッッッ!
砂ぼこりが舞い上がった瞬間、あっという間に三人は天使神六人に囲まれていた。
「俺達に何を望んでいるっ?生け贄やら、ヨシアを置いていけやら・・勝手な事をほざきやがって・・。」
ジリジリと間合いを詰める天使神に、ミカエルが叫んだ。
「・・・・話しても無駄な様だな・・。」
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