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第三章
〜ダミアンの秘事②〜
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全ての力を吸い尽くすかの様な、底知れぬエネルギー。
屋敷の跡は、微塵もなく消え去った。
ギュルギュルギュルギュルウウウウウッ!!!
ジュバババババババッ!!!!!!!!!!!!!
荒ぶるエネルギーは、優の喉仏めがけ一点に吸収されてゆく。
「♪・・よく聞くのだ優っ!貴様にとって一番大切な者を思い続けるのだっ!わかったなっ!!!!。」
「・・私の・・一番・・大切な者・・・・・・・?」
ジュバッ!!!!!
エネルギーの渦が全て優の元へ吸収された。
それと同時に優の目が閉じられ、気付くと胸の辺りまで透け始めている。
「ダミアン・・お前って一体・・何モノなんだ・・?・・。」
「♪・・アハッ・・ルシファー?お~を信じるのだ・・。
それと・・今は時間がない・・これだけの莫大なエネルギーが暴れたのだ。
奴らに感知されたはずなのだ・・。」
「だろうな・・。」
「🖤・・わかったっ!これだけのエネルギーなんだもの、《奴ら》が感知するのは簡単よっ!
て言うか・・今までダミアン様が秘密にしていた訳って・・きっとその為だったのよっ!!?」
「一か八かって事か・・!?」
「だからって・・今?・・!?」
「何、のんきなこと言ってるのっ!?
ハデスッ!ミーミルッ!!!
今のうちにダンジョンとコンタクトをとるわっ!!
偵察の為のガウスへも、コンタクトをっ!!!
え~ッと先にベルゼからよねっ!!!!?」
「セイラ様っ!!!少し落ち着いて下さいっ!!」
焦り出すミーミルは、思わずセイラの両肩をつかみ大声で叫んだ。
「♪・・セイラ・・止めておくのだ。
今は誰も・・ここから魔素を発動出来ないのだ。」
「🖤・・そんなっ!?
ただ指をくわえて待ってろって言ってるのっ!?
冗談は、やめてっ!!!
ミーミルっ!!!離しなさいよっっ!!!」
バサッ!!
セイラはそう言うと、ミーミルの両腕を振り払い自らの両手を掲げ、呪文を唱えた。
「🖤迷宮の主・・セイラ・アムルより、ダンジョンのベルゼをここへ呼び戻すっ!!!
来いっっ!!!ベルゼッ!!!!!!!」
シーン・・・・・・。
「🖤迷宮の主・・セイラ・アムルよりダンジョンの・・」
「やめておけ。」
セイラの両手を静かに押さえ、下ろすルシファー。
「🖤本気で言ってるのですか?ルシファー様ッ!
このままでは・・このままでは・・全員無駄死よっ!?」
「今は・・ダミアンを信じるのだ・・。」
「🖤・・そんな・・ルシファー様まで・・。」
力無げに肩を落とすセイラ。
だが、その拳は強く握り締めていた。
あっという間に、優の全身は完全に透け、姿形は無くなった。
「・・・・優が・・消えた・・・・!!。」
さすがのルシファーも、思わず言葉がこぼれた。
ルシファーを筆頭に呆然と立ち尽くす。
バサッッ!!!
布の擦れる音に、ルシファー達は振り替えると、両手を大きく広げたダミアンが叫んだ。
「♪!!!!いでよっ!!!ベリアルッ!!!!!」
すると、風など吹く筈もない空間に、何処からともなく鈴の音が聞こえてきた。
チリ~ン・・チリ・・チリ~ン~~~
《鈴の音か・・?》
《🖤・・何処から・・?》
《ミーミル・・?お前にも聞こえてるよな?》
《あぁ・・しっかりとな・・だが・・一体?》
空間に響く鈴の音。
だが・・何処にも、その音を示す形は見えない。
鈴の音は、どんどんと皆のいる場所に近付いてくる。
チリ~ン・・チリ~ンチリ~ン・・
ピタッ。
《ダミアンの目の前で・・音が・・止んだ・・》
屋敷の跡は、微塵もなく消え去った。
ギュルギュルギュルギュルウウウウウッ!!!
ジュバババババババッ!!!!!!!!!!!!!
荒ぶるエネルギーは、優の喉仏めがけ一点に吸収されてゆく。
「♪・・よく聞くのだ優っ!貴様にとって一番大切な者を思い続けるのだっ!わかったなっ!!!!。」
「・・私の・・一番・・大切な者・・・・・・・?」
ジュバッ!!!!!
エネルギーの渦が全て優の元へ吸収された。
それと同時に優の目が閉じられ、気付くと胸の辺りまで透け始めている。
「ダミアン・・お前って一体・・何モノなんだ・・?・・。」
「♪・・アハッ・・ルシファー?お~を信じるのだ・・。
それと・・今は時間がない・・これだけの莫大なエネルギーが暴れたのだ。
奴らに感知されたはずなのだ・・。」
「だろうな・・。」
「🖤・・わかったっ!これだけのエネルギーなんだもの、《奴ら》が感知するのは簡単よっ!
て言うか・・今までダミアン様が秘密にしていた訳って・・きっとその為だったのよっ!!?」
「一か八かって事か・・!?」
「だからって・・今?・・!?」
「何、のんきなこと言ってるのっ!?
ハデスッ!ミーミルッ!!!
今のうちにダンジョンとコンタクトをとるわっ!!
偵察の為のガウスへも、コンタクトをっ!!!
え~ッと先にベルゼからよねっ!!!!?」
「セイラ様っ!!!少し落ち着いて下さいっ!!」
焦り出すミーミルは、思わずセイラの両肩をつかみ大声で叫んだ。
「♪・・セイラ・・止めておくのだ。
今は誰も・・ここから魔素を発動出来ないのだ。」
「🖤・・そんなっ!?
ただ指をくわえて待ってろって言ってるのっ!?
冗談は、やめてっ!!!
ミーミルっ!!!離しなさいよっっ!!!」
バサッ!!
セイラはそう言うと、ミーミルの両腕を振り払い自らの両手を掲げ、呪文を唱えた。
「🖤迷宮の主・・セイラ・アムルより、ダンジョンのベルゼをここへ呼び戻すっ!!!
来いっっ!!!ベルゼッ!!!!!!!」
シーン・・・・・・。
「🖤迷宮の主・・セイラ・アムルよりダンジョンの・・」
「やめておけ。」
セイラの両手を静かに押さえ、下ろすルシファー。
「🖤本気で言ってるのですか?ルシファー様ッ!
このままでは・・このままでは・・全員無駄死よっ!?」
「今は・・ダミアンを信じるのだ・・。」
「🖤・・そんな・・ルシファー様まで・・。」
力無げに肩を落とすセイラ。
だが、その拳は強く握り締めていた。
あっという間に、優の全身は完全に透け、姿形は無くなった。
「・・・・優が・・消えた・・・・!!。」
さすがのルシファーも、思わず言葉がこぼれた。
ルシファーを筆頭に呆然と立ち尽くす。
バサッッ!!!
布の擦れる音に、ルシファー達は振り替えると、両手を大きく広げたダミアンが叫んだ。
「♪!!!!いでよっ!!!ベリアルッ!!!!!」
すると、風など吹く筈もない空間に、何処からともなく鈴の音が聞こえてきた。
チリ~ン・・チリ・・チリ~ン~~~
《鈴の音か・・?》
《🖤・・何処から・・?》
《ミーミル・・?お前にも聞こえてるよな?》
《あぁ・・しっかりとな・・だが・・一体?》
空間に響く鈴の音。
だが・・何処にも、その音を示す形は見えない。
鈴の音は、どんどんと皆のいる場所に近付いてくる。
チリ~ン・・チリ~ンチリ~ン・・
ピタッ。
《ダミアンの目の前で・・音が・・止んだ・・》
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