10 / 73
リボフラの城下町
怪しいのは自分自身
しおりを挟む
リボフラの城下町に向かい、草原を歩く一行。
その途中、犬の耳が生えたいかにも盗賊らしい風貌をした二人が三人の前に立ち塞がった。
「俺達、盗賊やってんだけどさぁ…」
「見りゃ分かる」
「うるせえ!分かってんなら早く金目のモンよこせ!」
慣れていない剣の構えで脅す盗賊。
これに対して隆は意外にもお金の入った袋を取り出し、盗賊に渡す。
「へっ、これでいいんダクァ!?」
隆が振り上げた袋が顎に当たり宙に浮く盗賊。
「油断してると舌噛むぞってもう遅いな!」
(とんだ)
「ちっ!この野郎!」
剣を振り上げて襲いかかる盗賊。
(させない)
「フベッ!?」
ラルアが地面に両手を着くと盗賊の足元に蔦が現れ、足を絡め取って転ばせた。
「やるじゃねえかラルア!」
(うん)
褒められたことが嬉しかったのか、ラルアは倒れている二人の盗賊の全身に蔦を這わせて養分の吸収を始めた。
「なんだこの蔦!どんどん力が…」
やがて蔦は全身を包み、盗賊の姿は見えなり、声も聞こえなくなった。
(おいしい)
「怖え…てかどっから出してんだその蔦…」
(じめん)
「地面からか…ってことは植物を扱える魔法を持ってんのか」
「生まれた木によってだけどね。この子の場合、どんな感じ?」
リトスに蔦の特徴を聞かれて眺める隆。
しかし特徴は無く、色が黒いことだけをリトスに伝える。
「色が黒い…ということは…ごめん、分かんない」
「分かんねえのかよ」
「分かんないっていうより黒い木を見たことがないの。もしかしたらすごい所で生まれたんかも」
「ふーん。ラルアは自分がどこで生まれたのか分かるのか?」
(あそこ)
ラルアが指をさしたのは死の街がある方角の空。
その空は夕方とは思えないほど暗く、黒い雲に覆われていた。
「あそこって…空じゃねえか。魔王でもいそうな雰囲気はあるけどな」
「その黒い雲に覆われているところが魔王の城だよ。宙に浮いてるから地図には書いてなかったでしょ?」
「書いてなかったな…どうやっていくんだあれ…」
「さあね。ほらラルア、いつまでも養分吸い取ってないで行くよ」
(うん)
ラルアが地面から手を離すと盗賊を包んでいた蔦は全てラルアの体に入っていき、盗賊の骨一つ、装備一つ残らずお金の入った袋だけが残っていた。
(おかねまずい)
「それは食ってくれなくて助かった」
隆は盗賊が持っていたお金と取られたお金を拾い、城下町に向かってまた歩き始めた。
城下町に向かって歩くこと数時間。あたりはすっかり暗くなってしまった。
隆は歩き疲れ、りトスも眠気がかなり来ていた。
「まだ着かねえのかよ…地図ではそんなに遠くなさそうだったんだけどな」
「ふわぁ…もう寝ようよ。別に急ぐ必要もないでしょ」
(つかれた)
「いやでもこんなところで寝たら襲われるかもしれないだろ!?」
「誰も襲わないよ。旅人でもない限り夜にこんなところ通る人なんていないし」
そう言ってリトスは荷物を降ろしてリュックを枕にして横になってしまった。
ラルアも地面の上で横になり、そのまま寝息を立て始めた。
「まぁ…俺も疲れたし、寝るか」
こうして隆は仰向けになり、星のない空を見たあと目を閉じた。
全員が深い眠りに入って数十分後。
黒い服、黒いフードに身を包んだ一人の少女が三人の近くに寄って見つめていた。
「この男が異世界から召喚されたという…楽しみじゃのう」
そう呟いて少女はどこかに消えていった。
朝になり、隆が起きると既にリトスたちも起きていた。
「おはよう、良く眠れた?」
「ぐっすりと眠れたぜ!ん?どうしたんだラルア、地面なんか見つめて」
(あしあと)
「足跡だぁ?もしかして寝てる間になにか盗まれたんじゃ…」
隆は焦って身の回りを確認するが、特に何も盗まれていない。
リトスも盗まれていなかった。
「この足跡を見る限りは子供っぽいな。俺とリトスは靴履いてるしそもそもこんなに小さくない。かといってラルアが自分の足跡を報告するわけねえしな…」
足跡を追うとした隆。
しかし数歩分しかないことに気づく。
「まさか幽霊か?いやいや幽霊だったらそもそも足跡なんてねえよな…」
「飛んできたなら十分にありえるよ」
「それだ!でもおかしくね?夜ここに来る意味なんて―」
「はいはい、いいから行くよ」
「お、おい!」
城下町とは逆方向に歩くリトスを止めて城下町に向かう一行。
するとすぐにそれらしきものが見えてきた。
「すげえぇぇ…マジで壁って感じだな。城は見えねえけど」
「そうなの?城って大きいから見えると思うんだけど」
「平屋なんだろ。早く行こうぜ!」
「ちょっと!そんなに急がなくてもいいのに!」
リトスの手を引いて急ぎ足になる隆。
城門前まで行くと鎧に身を包んだ兵士が二人立っており、鎧の隙間から隆たちを妙な視線で見ていた。
「君達、ここに何しに来た?」
「何って言われてもな…」
「情報を得るために来たんでしょ。時間かかると思うし、お金とか稼がなきゃいけないからしばらくはここにいるかも」
「だがその風貌だと街の人達に変な目で見られることになってしまうぞ?変な格好をした少年。杖を使って歩いているエルフ、それに…アスモディアンだ。中に入るなとは言わないが快く受け入れてくれるとは…」
「気遣いどうも。けどここ諦めて別の場所って結構遠いじゃない?私たちチアミンから歩いてきて食料もなくて割と厳しい状況にあるの。町の人からどんな目で見られようが構わないし、何かあったら自分たちでなんとかできるから通してくれない?」
「うーん…だが…」
リトスたちに背中を向けて聞こえないように話す兵士の二人。
やがて自分達では判断できないと考えたのか一人の兵士が城下町に走って行った。
「すまない、自分達では君達を城下町に入れていいのか判断できないから王に来てもらうことにした。時間をかけてしまい申し訳ない」
「いいってことよ!確かに改めて俺のパーティ見てみると俺がとんでもない趣味を持った変態みたいになってるからな…」
「へぇ、私が特殊みたいな言い方」
「十分特殊だろ!この前間違えて俺の首切ったの割りと気にしてんだぞ!」
「えっ、君は首切られて生きているのか?」
「俺は不死身だからな!っておいラルア、何で俺から距離を取ろうとするんだ?」
隆が様々な説明を問われていると少しまで開いていた門が大きな音を立てて開き、先ほど行った兵士と冠をかぶった王らしき人物が現れた。
「この者達がこの町に入りたいという?」
「はい、盗賊の類ではなさそうですが…」
「なら通せばよかろう!旅の者達よ時間をかけて申し訳なかったな。ここに住まぬがしばらくここにいると聞いた。だが金銭的にも余裕がないのだろう。ならばこの町に集会所があるからそこに行くといい。では私はこれにて帰るぞ」
そう言って王は兵士を連れて帰って行き、隆たちは城下町に入っていくのだった。
その途中、犬の耳が生えたいかにも盗賊らしい風貌をした二人が三人の前に立ち塞がった。
「俺達、盗賊やってんだけどさぁ…」
「見りゃ分かる」
「うるせえ!分かってんなら早く金目のモンよこせ!」
慣れていない剣の構えで脅す盗賊。
これに対して隆は意外にもお金の入った袋を取り出し、盗賊に渡す。
「へっ、これでいいんダクァ!?」
隆が振り上げた袋が顎に当たり宙に浮く盗賊。
「油断してると舌噛むぞってもう遅いな!」
(とんだ)
「ちっ!この野郎!」
剣を振り上げて襲いかかる盗賊。
(させない)
「フベッ!?」
ラルアが地面に両手を着くと盗賊の足元に蔦が現れ、足を絡め取って転ばせた。
「やるじゃねえかラルア!」
(うん)
褒められたことが嬉しかったのか、ラルアは倒れている二人の盗賊の全身に蔦を這わせて養分の吸収を始めた。
「なんだこの蔦!どんどん力が…」
やがて蔦は全身を包み、盗賊の姿は見えなり、声も聞こえなくなった。
(おいしい)
「怖え…てかどっから出してんだその蔦…」
(じめん)
「地面からか…ってことは植物を扱える魔法を持ってんのか」
「生まれた木によってだけどね。この子の場合、どんな感じ?」
リトスに蔦の特徴を聞かれて眺める隆。
しかし特徴は無く、色が黒いことだけをリトスに伝える。
「色が黒い…ということは…ごめん、分かんない」
「分かんねえのかよ」
「分かんないっていうより黒い木を見たことがないの。もしかしたらすごい所で生まれたんかも」
「ふーん。ラルアは自分がどこで生まれたのか分かるのか?」
(あそこ)
ラルアが指をさしたのは死の街がある方角の空。
その空は夕方とは思えないほど暗く、黒い雲に覆われていた。
「あそこって…空じゃねえか。魔王でもいそうな雰囲気はあるけどな」
「その黒い雲に覆われているところが魔王の城だよ。宙に浮いてるから地図には書いてなかったでしょ?」
「書いてなかったな…どうやっていくんだあれ…」
「さあね。ほらラルア、いつまでも養分吸い取ってないで行くよ」
(うん)
ラルアが地面から手を離すと盗賊を包んでいた蔦は全てラルアの体に入っていき、盗賊の骨一つ、装備一つ残らずお金の入った袋だけが残っていた。
(おかねまずい)
「それは食ってくれなくて助かった」
隆は盗賊が持っていたお金と取られたお金を拾い、城下町に向かってまた歩き始めた。
城下町に向かって歩くこと数時間。あたりはすっかり暗くなってしまった。
隆は歩き疲れ、りトスも眠気がかなり来ていた。
「まだ着かねえのかよ…地図ではそんなに遠くなさそうだったんだけどな」
「ふわぁ…もう寝ようよ。別に急ぐ必要もないでしょ」
(つかれた)
「いやでもこんなところで寝たら襲われるかもしれないだろ!?」
「誰も襲わないよ。旅人でもない限り夜にこんなところ通る人なんていないし」
そう言ってリトスは荷物を降ろしてリュックを枕にして横になってしまった。
ラルアも地面の上で横になり、そのまま寝息を立て始めた。
「まぁ…俺も疲れたし、寝るか」
こうして隆は仰向けになり、星のない空を見たあと目を閉じた。
全員が深い眠りに入って数十分後。
黒い服、黒いフードに身を包んだ一人の少女が三人の近くに寄って見つめていた。
「この男が異世界から召喚されたという…楽しみじゃのう」
そう呟いて少女はどこかに消えていった。
朝になり、隆が起きると既にリトスたちも起きていた。
「おはよう、良く眠れた?」
「ぐっすりと眠れたぜ!ん?どうしたんだラルア、地面なんか見つめて」
(あしあと)
「足跡だぁ?もしかして寝てる間になにか盗まれたんじゃ…」
隆は焦って身の回りを確認するが、特に何も盗まれていない。
リトスも盗まれていなかった。
「この足跡を見る限りは子供っぽいな。俺とリトスは靴履いてるしそもそもこんなに小さくない。かといってラルアが自分の足跡を報告するわけねえしな…」
足跡を追うとした隆。
しかし数歩分しかないことに気づく。
「まさか幽霊か?いやいや幽霊だったらそもそも足跡なんてねえよな…」
「飛んできたなら十分にありえるよ」
「それだ!でもおかしくね?夜ここに来る意味なんて―」
「はいはい、いいから行くよ」
「お、おい!」
城下町とは逆方向に歩くリトスを止めて城下町に向かう一行。
するとすぐにそれらしきものが見えてきた。
「すげえぇぇ…マジで壁って感じだな。城は見えねえけど」
「そうなの?城って大きいから見えると思うんだけど」
「平屋なんだろ。早く行こうぜ!」
「ちょっと!そんなに急がなくてもいいのに!」
リトスの手を引いて急ぎ足になる隆。
城門前まで行くと鎧に身を包んだ兵士が二人立っており、鎧の隙間から隆たちを妙な視線で見ていた。
「君達、ここに何しに来た?」
「何って言われてもな…」
「情報を得るために来たんでしょ。時間かかると思うし、お金とか稼がなきゃいけないからしばらくはここにいるかも」
「だがその風貌だと街の人達に変な目で見られることになってしまうぞ?変な格好をした少年。杖を使って歩いているエルフ、それに…アスモディアンだ。中に入るなとは言わないが快く受け入れてくれるとは…」
「気遣いどうも。けどここ諦めて別の場所って結構遠いじゃない?私たちチアミンから歩いてきて食料もなくて割と厳しい状況にあるの。町の人からどんな目で見られようが構わないし、何かあったら自分たちでなんとかできるから通してくれない?」
「うーん…だが…」
リトスたちに背中を向けて聞こえないように話す兵士の二人。
やがて自分達では判断できないと考えたのか一人の兵士が城下町に走って行った。
「すまない、自分達では君達を城下町に入れていいのか判断できないから王に来てもらうことにした。時間をかけてしまい申し訳ない」
「いいってことよ!確かに改めて俺のパーティ見てみると俺がとんでもない趣味を持った変態みたいになってるからな…」
「へぇ、私が特殊みたいな言い方」
「十分特殊だろ!この前間違えて俺の首切ったの割りと気にしてんだぞ!」
「えっ、君は首切られて生きているのか?」
「俺は不死身だからな!っておいラルア、何で俺から距離を取ろうとするんだ?」
隆が様々な説明を問われていると少しまで開いていた門が大きな音を立てて開き、先ほど行った兵士と冠をかぶった王らしき人物が現れた。
「この者達がこの町に入りたいという?」
「はい、盗賊の類ではなさそうですが…」
「なら通せばよかろう!旅の者達よ時間をかけて申し訳なかったな。ここに住まぬがしばらくここにいると聞いた。だが金銭的にも余裕がないのだろう。ならばこの町に集会所があるからそこに行くといい。では私はこれにて帰るぞ」
そう言って王は兵士を連れて帰って行き、隆たちは城下町に入っていくのだった。
0
あなたにおすすめの小説
貴族令嬢、転生十秒で家出します。目指せ、おひとり様スローライフ
凜
ファンタジー
第18回ファンタジー小説大賞にて奨励賞を頂きました。ありがとうございます!
貴族令嬢に転生したリルは、前世の記憶に混乱しつつも今世で恵まれていない環境なことに気が付き、突発で家出してしまう。
前世の社畜生活で疲れていたため、山奥で魔法の才能を生かしスローライフを目指すことにした。しかししょっぱなから魔物に襲われ、元王宮魔法士と出会ったり、はては皇子までやってきてと、なんだかスローライフとは違う毎日で……?
異世界でぼっち生活をしてたら幼女×2を拾ったので養うことにした【改稿版】
きたーの(旧名:せんせい)
ファンタジー
自身のクラスが勇者召喚として呼ばれたのに乗り遅れてお亡くなりになってしまった主人公。
その瞬間を偶然にも神が見ていたことでほぼ不老不死に近い能力を貰い異世界へ!
約2万年の時を、ぼっちで過ごしていたある日、いつも通り森を闊歩していると2人の子供(幼女)に遭遇し、そこから主人公の物語が始まって行く……。
―――
当作品は過去作品の改稿版です。情景描写等を厚くしております。
なお、投稿規約に基づき既存作品に関しては非公開としておりますためご理解のほどよろしくお願いいたします。
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。
人質5歳の生存戦略! ―悪役王子はなんとか死ぬ気で生き延びたい!冤罪処刑はほんとムリぃ!―
ほしみ
ファンタジー
「え! ぼく、死ぬの!?」
前世、15歳で人生を終えたぼく。
目が覚めたら異世界の、5歳の王子様!
けど、人質として大国に送られた危ない身分。
そして、夢で思い出してしまった最悪な事実。
「ぼく、このお話知ってる!!」
生まれ変わった先は、小説の中の悪役王子様!?
このままだと、10年後に無実の罪であっさり処刑されちゃう!!
「むりむりむりむり、ぜったいにムリ!!」
生き延びるには、なんとか好感度を稼ぐしかない。
とにかく周りに気を使いまくって!
王子様たちは全力尊重!
侍女さんたちには迷惑かけない!
ひたすら頑張れ、ぼく!
――猶予は後10年。
原作のお話は知ってる――でも、5歳の頭と体じゃうまくいかない!
お菓子に惑わされて、勘違いで空回りして、毎回ドタバタのアタフタのアワアワ。
それでも、ぼくは諦めない。
だって、絶対の絶対に死にたくないからっ!
原作とはちょっと違う王子様たち、なんかびっくりな王様。
健気に奮闘する(ポンコツ)王子と、見守る人たち。
どうにか生き延びたい5才の、ほのぼのコミカル可愛いふわふわ物語。
(全年齢/ほのぼの/男性キャラ中心/嫌なキャラなし/1エピソード完結型/ほぼ毎日更新中)
アワセワザ! ~異世界乳幼女と父は、二人で強く生きていく~
eggy
ファンタジー
もと魔狩人《まかりびと》ライナルトは大雪の中、乳飲み子を抱いて村に入った。
村では魔獣や獣に被害を受けることが多く、村人たちが生活と育児に協力する代わりとして、害獣狩りを依頼される。
ライナルトは村人たちの威力の低い攻撃魔法と協力して大剣を振るうことで、害獣狩りに挑む。
しかし年々増加、凶暴化してくる害獣に、低威力の魔法では対処しきれなくなってくる。
まだ赤ん坊の娘イェッタは何処からか降りてくる『知識』に従い、魔法の威力増加、複数合わせた使用法を工夫して、父親を援助しようと考えた。
幼い娘と父親が力を合わせて害獣や強敵に挑む、冒険ファンタジー。
「カクヨム」「小説家になろう」にも掲載しています。
《完結》当て馬悪役令息のツッコミ属性が強すぎて、物語の仕事を全くしないんですが?!
犬丸大福
ファンタジー
ユーディリア・エアトルは母親からの折檻を受け、そのまま意識を失った。
そして夢をみた。
日本で暮らし、平々凡々な日々の中、友人が命を捧げるんじゃないかと思うほどハマっている漫画の推しの顔。
その顔を見て目が覚めた。
なんと自分はこのまま行けば破滅まっしぐらな友人の最推し、当て馬悪役令息であるエミリオ・エアトルの双子の妹ユーディリア・エアトルである事に気がついたのだった。
数ある作品の中から、読んでいただきありがとうございます。
幼少期、最初はツラい状況が続きます。
作者都合のゆるふわご都合設定です。
日曜日以外、1日1話更新目指してます。
エール、お気に入り登録、いいね、コメント、しおり、とても励みになります。
お楽しみ頂けたら幸いです。
***************
2024年6月25日 お気に入り登録100人達成 ありがとうございます!
100人になるまで見捨てずに居て下さった99人の皆様にも感謝を!!
2024年9月9日 お気に入り登録200人達成 感謝感謝でございます!
200人になるまで見捨てずに居て下さった皆様にもこれからも見守っていただける物語を!!
2025年1月6日 お気に入り登録300人達成 感涙に咽び泣いております!
ここまで見捨てずに読んで下さった皆様、頑張って書ききる所存でございます!これからもどうぞよろしくお願いいたします!
2025年3月17日 お気に入り登録400人達成 驚愕し若干焦っております!
こんなにも多くの方に呼んでいただけるとか、本当に感謝感謝でございます。こんなにも長くなった物語でも、ここまで見捨てずに居てくださる皆様、ありがとうございます!!
2025年6月10日 お気に入り登録500人達成 ひょえぇぇ?!
なんですと?!完結してからも登録してくださる方が?!ありがとうございます、ありがとうございます!!
こんなに多くの方にお読み頂けて幸せでございます。
どうしよう、欲が出て来た?
…ショートショートとか書いてみようかな?
2025年7月8日 お気に入り登録600人達成?! うそぉん?!
欲が…欲が…ック!……うん。減った…皆様ごめんなさい、欲は出しちゃいけないらしい…
2025年9月21日 お気に入り登録700人達成?!
どうしよう、どうしよう、何をどう感謝してお返ししたら良いのだろう…
処刑回避のために「空気」になったら、なぜか冷徹公爵(パパ)に溺愛されるまで。
チャビューヘ
ファンタジー
「掃除(処分)しろ」と私を捨てた冷徹な父。生き残るために「心を無」にして媚びを売ったら。
「……お前の声だけが、うるさくない」
心の声が聞こえるパパと、それを知らずに生存戦略を練る娘の、すれ違い溺愛物語!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる