26 / 73
トロルの森
再出発
しおりを挟む
寝ていたラルアを起こし、事情を説明してから血の海が広がる馬車を降りた三人。
自分たちが進んでいた方向に行くとまず目にしたのは首から上のないトロルと体中が切り刻まれた馬。
死んでいるため動いているはずはなく、大きすぎて埋葬もできないため三人は目を閉じて祈りを捧げその場を去った。
どこまで続いているのか分からない森の中をひたすら歩く三人。向かう方向は分かっており、馬車が通れるように道もできているため迷いこそしていないが村から出発して襲われたのが早かったため街まで遠いことも分かっている三人は軽く絶望していた。
「地図を見る限り森を抜ければすぐに街へと着きそうなのではござるが…」
「その森があまりにも大きい。トロルでも馬車が必要なんだから私達がちょっと歩いただけで済むような距離ではない…でしょ?」
「そうなのでござるよ。そこで拙者は考えたのでござる、ここは森の中でラルア殿が力を存分に発揮できる場所なので木の一本を動かすことくらい容易いのではないかと」
(できるよ。恐らくライナの想像している動き方とは違うと思うけど)
そういうとラルアはライナを大きな木に背中をつけるように指示をしてライナは指示通りにぴったり背中を付ける。
「これからどうするのでござるか?」
(地面のエネルギーをこの木に集中させてライナの背中に丸太くらいの太くて大きな枝を打ち込む。そうすればだいぶ吹っ飛ぶと思うよ)
「ちょっと待つでござる!拙者が予想していたものと大きく違うでござる!だから逃がさないように足につけている蔦を解くでござる!そうしないと拙者が吹き飛ぶでござるよ!?」
(グッドラック)
叫んでいたライナは大きな枝によって遠く彼方へと飛んでいった。
「飛んでいったね…私はやらないよ」
(分かっているよ。ただライナが僕を利用しようとしてたから腹が立った)
「あー…そうだったんだ」
(とはいえ街まで歩いていくのは体力はまだしも精神的に辛いだろうし渋ってはいられないか。リトス、蔦を使って運ぶから大きな枝に跨ってて)
ラルアの蔦によって高いところに運ばれたリトス。
どこまで高いのか目で確かめることはできないが心地よい風が頬をかすめていくのがとても心地よかった。
(動かすからしっかりと捕まってて)
ラルアが木に力を入れると木に四本の足が生え、ゆっくりと歩き始めた。
「おお~これなら歩かなくてもいいね。さすがラルア」
(礼には及ばないよ。じゃあ森を抜けるまでは自動運転にしておくからその間に隆の居場所でも探そうか)
一方、リトス達が生き返ったことを知らない隆は糸使いを追って森を走っていた。
「君もしつこいな!小生を追っている暇があったら仲間を弔ったらどうなんだ!」
「てめぇを倒すことがあいつらへの弔いなんだよ!」
隆は一本の木を殴り飛ばして当てようとするが、糸使いは振り向きもせずに強靱な糸を木に巻きついてすぐにバラバラにする。
「この野郎…!」
「だから言っているではないか。君一人では小生を倒すことなんて不可能も不可能。楽器の使い方も分からないヒューマンがアスモディアンの演奏についてくることのように不可能なんだよ!」
糸使いの走る速度は疲れて遅くなるどころか徐々に上がっていき、隆は逆に疲れて足が歩くことすら拒絶し始めていた。
「ちく…しょう…」
「ヒューマンの割に体力があったことは敬意を示そう、これは小生からのプレゼントだ!その身を持って受け取るがいい!『車輪落とし』!」
糸使いは上空に跳ぶと隆の周りにある数十本の木の幹を次々と丸太状に切っていく。
丸太場に切られた幹は一度糸使いの元まで浮かび、隆に向かって勢いよく蹴り飛ばしていく。もちろん普通の森にある木の幹であればそこまで太くはない。
しかしこの森の木はとても大きく、飛んでくる丸太の大きさは人間一人を潰すには十分過ぎる大きさだった。
「これで終いだ!」
最後の一つを全力で蹴り飛ばすと他に飛ばした丸太が一気に破壊され、隆の姿は木に埋もれて見えなくなった。
「さて、楽しんだし帰るとするか。…そういえば彼らに名前を教えていなかったな。まぁまた会ったときにでも話せばいいか」
糸使いは糸でドアを作るとどこかに消えていった。
一方、足の生えた木で移動中の二人の耳には向かっている方向で大きな音がしているのが聞こえていた。
(凄い音がしたね、もしかしたら隆が誰かと戦っているのかもしれない)
「そうだとしても今の音だとかなり遠いなぁ、スピード上げられる?」
(うん。じゃあしっかり捕まっててね)
リトスが木にしがみついたのを確認すると木は猛スピードで隆のいる方向へと走り出した。
激しく揺れる木はラルアと根で繋がっているようになっているためラルアを振り落とすことはないもののリトスはつなぎ止められていないためリトスは必死にしがみついた。
やがて音のした場所に着くと大量の丸太や枝や葉が山のように何かに覆いかぶさっていた。
(まさかこの中に隆がいるんじゃないだろうね…)
「いや、いるよ。中からもがいてる音が聞こえる」
(はぁ…中にいるのが敵だったらどかさなくていいんだけどな…)
体から現れた枝を箒のように操り一気に丸太等をどかしていくラルア。
やがて自力で脱出できるようになったのか葉っぱだらけの隆が姿を現した。
「やっほ、敵は倒せた?」
「お、お前ら…死んだんじゃ…」
「ちょっと色々あってね。あの糸使いは?」
「あいつなら…逃がしちまった。すまねえ」
申し訳なさそうに俯く隆。
隆が謝ることがかなり珍しいため二人はかなり驚いたが、隆を責めることなく木に乗せて街に向かうことにした。
「そういやライナはどうしたんだ、あいつも生き返ってるんだろ?」
(僕を便利な道具として扱おうとしたから街に向かって飛ばしてあげたよ)
「おいおい…俺じゃねえんだからそんなことしたら死ぬだろ…」
「大丈夫でしょ、あの子忍者だし」
その予想は見事に的中し、お尻を空に突き出したような情けない姿でライナは倒れていた。
ラルアがお尻を枝で何度かつつくと「ひゃん」という声を上げて反応し、「酷いでござる」、「あんまりでござる」と子供のように怒り始めたが。枝で両足を縛りつけられるとまた飛ばされると思ったのか一気に態度を変えてリトスの隣に腰を下ろした。
「さて、全員揃ったし街に向かって出発だな!」
(嬉しそうだね)
「あったりまえだろ!俺一人じゃ何もできないからな!」
「おお、隆殿にしては珍しい発言でござるな」
「ふふん、俺も学習くらいするからな。今のところは正直ラルア頼りになってるがいつかは俺も頼りになるような男になるからな!」
(それは楽しみだね。じゃあ強くなるためにもこの世界の色んなことを学ばなくちゃいけないね)
「そのためにも今は無事に街に着けるよう頑張らないとね」
一行は糸使いのことを思い出し一瞬黙るが「何とかなる」と口にして笑いあったのだった。
自分たちが進んでいた方向に行くとまず目にしたのは首から上のないトロルと体中が切り刻まれた馬。
死んでいるため動いているはずはなく、大きすぎて埋葬もできないため三人は目を閉じて祈りを捧げその場を去った。
どこまで続いているのか分からない森の中をひたすら歩く三人。向かう方向は分かっており、馬車が通れるように道もできているため迷いこそしていないが村から出発して襲われたのが早かったため街まで遠いことも分かっている三人は軽く絶望していた。
「地図を見る限り森を抜ければすぐに街へと着きそうなのではござるが…」
「その森があまりにも大きい。トロルでも馬車が必要なんだから私達がちょっと歩いただけで済むような距離ではない…でしょ?」
「そうなのでござるよ。そこで拙者は考えたのでござる、ここは森の中でラルア殿が力を存分に発揮できる場所なので木の一本を動かすことくらい容易いのではないかと」
(できるよ。恐らくライナの想像している動き方とは違うと思うけど)
そういうとラルアはライナを大きな木に背中をつけるように指示をしてライナは指示通りにぴったり背中を付ける。
「これからどうするのでござるか?」
(地面のエネルギーをこの木に集中させてライナの背中に丸太くらいの太くて大きな枝を打ち込む。そうすればだいぶ吹っ飛ぶと思うよ)
「ちょっと待つでござる!拙者が予想していたものと大きく違うでござる!だから逃がさないように足につけている蔦を解くでござる!そうしないと拙者が吹き飛ぶでござるよ!?」
(グッドラック)
叫んでいたライナは大きな枝によって遠く彼方へと飛んでいった。
「飛んでいったね…私はやらないよ」
(分かっているよ。ただライナが僕を利用しようとしてたから腹が立った)
「あー…そうだったんだ」
(とはいえ街まで歩いていくのは体力はまだしも精神的に辛いだろうし渋ってはいられないか。リトス、蔦を使って運ぶから大きな枝に跨ってて)
ラルアの蔦によって高いところに運ばれたリトス。
どこまで高いのか目で確かめることはできないが心地よい風が頬をかすめていくのがとても心地よかった。
(動かすからしっかりと捕まってて)
ラルアが木に力を入れると木に四本の足が生え、ゆっくりと歩き始めた。
「おお~これなら歩かなくてもいいね。さすがラルア」
(礼には及ばないよ。じゃあ森を抜けるまでは自動運転にしておくからその間に隆の居場所でも探そうか)
一方、リトス達が生き返ったことを知らない隆は糸使いを追って森を走っていた。
「君もしつこいな!小生を追っている暇があったら仲間を弔ったらどうなんだ!」
「てめぇを倒すことがあいつらへの弔いなんだよ!」
隆は一本の木を殴り飛ばして当てようとするが、糸使いは振り向きもせずに強靱な糸を木に巻きついてすぐにバラバラにする。
「この野郎…!」
「だから言っているではないか。君一人では小生を倒すことなんて不可能も不可能。楽器の使い方も分からないヒューマンがアスモディアンの演奏についてくることのように不可能なんだよ!」
糸使いの走る速度は疲れて遅くなるどころか徐々に上がっていき、隆は逆に疲れて足が歩くことすら拒絶し始めていた。
「ちく…しょう…」
「ヒューマンの割に体力があったことは敬意を示そう、これは小生からのプレゼントだ!その身を持って受け取るがいい!『車輪落とし』!」
糸使いは上空に跳ぶと隆の周りにある数十本の木の幹を次々と丸太状に切っていく。
丸太場に切られた幹は一度糸使いの元まで浮かび、隆に向かって勢いよく蹴り飛ばしていく。もちろん普通の森にある木の幹であればそこまで太くはない。
しかしこの森の木はとても大きく、飛んでくる丸太の大きさは人間一人を潰すには十分過ぎる大きさだった。
「これで終いだ!」
最後の一つを全力で蹴り飛ばすと他に飛ばした丸太が一気に破壊され、隆の姿は木に埋もれて見えなくなった。
「さて、楽しんだし帰るとするか。…そういえば彼らに名前を教えていなかったな。まぁまた会ったときにでも話せばいいか」
糸使いは糸でドアを作るとどこかに消えていった。
一方、足の生えた木で移動中の二人の耳には向かっている方向で大きな音がしているのが聞こえていた。
(凄い音がしたね、もしかしたら隆が誰かと戦っているのかもしれない)
「そうだとしても今の音だとかなり遠いなぁ、スピード上げられる?」
(うん。じゃあしっかり捕まっててね)
リトスが木にしがみついたのを確認すると木は猛スピードで隆のいる方向へと走り出した。
激しく揺れる木はラルアと根で繋がっているようになっているためラルアを振り落とすことはないもののリトスはつなぎ止められていないためリトスは必死にしがみついた。
やがて音のした場所に着くと大量の丸太や枝や葉が山のように何かに覆いかぶさっていた。
(まさかこの中に隆がいるんじゃないだろうね…)
「いや、いるよ。中からもがいてる音が聞こえる」
(はぁ…中にいるのが敵だったらどかさなくていいんだけどな…)
体から現れた枝を箒のように操り一気に丸太等をどかしていくラルア。
やがて自力で脱出できるようになったのか葉っぱだらけの隆が姿を現した。
「やっほ、敵は倒せた?」
「お、お前ら…死んだんじゃ…」
「ちょっと色々あってね。あの糸使いは?」
「あいつなら…逃がしちまった。すまねえ」
申し訳なさそうに俯く隆。
隆が謝ることがかなり珍しいため二人はかなり驚いたが、隆を責めることなく木に乗せて街に向かうことにした。
「そういやライナはどうしたんだ、あいつも生き返ってるんだろ?」
(僕を便利な道具として扱おうとしたから街に向かって飛ばしてあげたよ)
「おいおい…俺じゃねえんだからそんなことしたら死ぬだろ…」
「大丈夫でしょ、あの子忍者だし」
その予想は見事に的中し、お尻を空に突き出したような情けない姿でライナは倒れていた。
ラルアがお尻を枝で何度かつつくと「ひゃん」という声を上げて反応し、「酷いでござる」、「あんまりでござる」と子供のように怒り始めたが。枝で両足を縛りつけられるとまた飛ばされると思ったのか一気に態度を変えてリトスの隣に腰を下ろした。
「さて、全員揃ったし街に向かって出発だな!」
(嬉しそうだね)
「あったりまえだろ!俺一人じゃ何もできないからな!」
「おお、隆殿にしては珍しい発言でござるな」
「ふふん、俺も学習くらいするからな。今のところは正直ラルア頼りになってるがいつかは俺も頼りになるような男になるからな!」
(それは楽しみだね。じゃあ強くなるためにもこの世界の色んなことを学ばなくちゃいけないね)
「そのためにも今は無事に街に着けるよう頑張らないとね」
一行は糸使いのことを思い出し一瞬黙るが「何とかなる」と口にして笑いあったのだった。
0
あなたにおすすめの小説
貴族令嬢、転生十秒で家出します。目指せ、おひとり様スローライフ
凜
ファンタジー
第18回ファンタジー小説大賞にて奨励賞を頂きました。ありがとうございます!
貴族令嬢に転生したリルは、前世の記憶に混乱しつつも今世で恵まれていない環境なことに気が付き、突発で家出してしまう。
前世の社畜生活で疲れていたため、山奥で魔法の才能を生かしスローライフを目指すことにした。しかししょっぱなから魔物に襲われ、元王宮魔法士と出会ったり、はては皇子までやってきてと、なんだかスローライフとは違う毎日で……?
異世界でぼっち生活をしてたら幼女×2を拾ったので養うことにした【改稿版】
きたーの(旧名:せんせい)
ファンタジー
自身のクラスが勇者召喚として呼ばれたのに乗り遅れてお亡くなりになってしまった主人公。
その瞬間を偶然にも神が見ていたことでほぼ不老不死に近い能力を貰い異世界へ!
約2万年の時を、ぼっちで過ごしていたある日、いつも通り森を闊歩していると2人の子供(幼女)に遭遇し、そこから主人公の物語が始まって行く……。
―――
当作品は過去作品の改稿版です。情景描写等を厚くしております。
なお、投稿規約に基づき既存作品に関しては非公開としておりますためご理解のほどよろしくお願いいたします。
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。
人質5歳の生存戦略! ―悪役王子はなんとか死ぬ気で生き延びたい!冤罪処刑はほんとムリぃ!―
ほしみ
ファンタジー
「え! ぼく、死ぬの!?」
前世、15歳で人生を終えたぼく。
目が覚めたら異世界の、5歳の王子様!
けど、人質として大国に送られた危ない身分。
そして、夢で思い出してしまった最悪な事実。
「ぼく、このお話知ってる!!」
生まれ変わった先は、小説の中の悪役王子様!?
このままだと、10年後に無実の罪であっさり処刑されちゃう!!
「むりむりむりむり、ぜったいにムリ!!」
生き延びるには、なんとか好感度を稼ぐしかない。
とにかく周りに気を使いまくって!
王子様たちは全力尊重!
侍女さんたちには迷惑かけない!
ひたすら頑張れ、ぼく!
――猶予は後10年。
原作のお話は知ってる――でも、5歳の頭と体じゃうまくいかない!
お菓子に惑わされて、勘違いで空回りして、毎回ドタバタのアタフタのアワアワ。
それでも、ぼくは諦めない。
だって、絶対の絶対に死にたくないからっ!
原作とはちょっと違う王子様たち、なんかびっくりな王様。
健気に奮闘する(ポンコツ)王子と、見守る人たち。
どうにか生き延びたい5才の、ほのぼのコミカル可愛いふわふわ物語。
(全年齢/ほのぼの/男性キャラ中心/嫌なキャラなし/1エピソード完結型/ほぼ毎日更新中)
アワセワザ! ~異世界乳幼女と父は、二人で強く生きていく~
eggy
ファンタジー
もと魔狩人《まかりびと》ライナルトは大雪の中、乳飲み子を抱いて村に入った。
村では魔獣や獣に被害を受けることが多く、村人たちが生活と育児に協力する代わりとして、害獣狩りを依頼される。
ライナルトは村人たちの威力の低い攻撃魔法と協力して大剣を振るうことで、害獣狩りに挑む。
しかし年々増加、凶暴化してくる害獣に、低威力の魔法では対処しきれなくなってくる。
まだ赤ん坊の娘イェッタは何処からか降りてくる『知識』に従い、魔法の威力増加、複数合わせた使用法を工夫して、父親を援助しようと考えた。
幼い娘と父親が力を合わせて害獣や強敵に挑む、冒険ファンタジー。
「カクヨム」「小説家になろう」にも掲載しています。
《完結》当て馬悪役令息のツッコミ属性が強すぎて、物語の仕事を全くしないんですが?!
犬丸大福
ファンタジー
ユーディリア・エアトルは母親からの折檻を受け、そのまま意識を失った。
そして夢をみた。
日本で暮らし、平々凡々な日々の中、友人が命を捧げるんじゃないかと思うほどハマっている漫画の推しの顔。
その顔を見て目が覚めた。
なんと自分はこのまま行けば破滅まっしぐらな友人の最推し、当て馬悪役令息であるエミリオ・エアトルの双子の妹ユーディリア・エアトルである事に気がついたのだった。
数ある作品の中から、読んでいただきありがとうございます。
幼少期、最初はツラい状況が続きます。
作者都合のゆるふわご都合設定です。
日曜日以外、1日1話更新目指してます。
エール、お気に入り登録、いいね、コメント、しおり、とても励みになります。
お楽しみ頂けたら幸いです。
***************
2024年6月25日 お気に入り登録100人達成 ありがとうございます!
100人になるまで見捨てずに居て下さった99人の皆様にも感謝を!!
2024年9月9日 お気に入り登録200人達成 感謝感謝でございます!
200人になるまで見捨てずに居て下さった皆様にもこれからも見守っていただける物語を!!
2025年1月6日 お気に入り登録300人達成 感涙に咽び泣いております!
ここまで見捨てずに読んで下さった皆様、頑張って書ききる所存でございます!これからもどうぞよろしくお願いいたします!
2025年3月17日 お気に入り登録400人達成 驚愕し若干焦っております!
こんなにも多くの方に呼んでいただけるとか、本当に感謝感謝でございます。こんなにも長くなった物語でも、ここまで見捨てずに居てくださる皆様、ありがとうございます!!
2025年6月10日 お気に入り登録500人達成 ひょえぇぇ?!
なんですと?!完結してからも登録してくださる方が?!ありがとうございます、ありがとうございます!!
こんなに多くの方にお読み頂けて幸せでございます。
どうしよう、欲が出て来た?
…ショートショートとか書いてみようかな?
2025年7月8日 お気に入り登録600人達成?! うそぉん?!
欲が…欲が…ック!……うん。減った…皆様ごめんなさい、欲は出しちゃいけないらしい…
2025年9月21日 お気に入り登録700人達成?!
どうしよう、どうしよう、何をどう感謝してお返ししたら良いのだろう…
処刑回避のために「空気」になったら、なぜか冷徹公爵(パパ)に溺愛されるまで。
チャビューヘ
ファンタジー
「掃除(処分)しろ」と私を捨てた冷徹な父。生き残るために「心を無」にして媚びを売ったら。
「……お前の声だけが、うるさくない」
心の声が聞こえるパパと、それを知らずに生存戦略を練る娘の、すれ違い溺愛物語!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる