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トロルの森
森の迷い子
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造った木の上登り遠くに街を確認したラルア。
地面に降りてリトスの居た場所へと戻るとリトスはまだ寝ていた。
(まだ寝ているのか…仕方ない、隆には獲物こそ無かったが街は遠くに見えたと伝えればいいか。さて、何をして時間を過ごそうかな)
一方、ラルアがリビと出会う少し前に隆とライナは森の中でウサギなどを捕獲したり川を見つけては水分の補給などを済ませていた。
「道の途中では動物を見かけなくて心配ではござったが森の中に入れば案外いるものでござるな」
「そうだな、捕まえたウサギもトロルサイズってわけでもなかったしそろそろ森の出口も近いんじゃねえのか?」
「そうだといいでござるな…ところで隆殿。今何処に向かっているのでござるか?」
「どこって…戻ろうとしてるんだろ。これだけありゃあと数日は余裕だろうしな」
「いやいや集合場所はそっちじゃないでござるよ。集合馬場所はこっちでござる」
全く別の方向を指さすライナ。
この時、両者は「こっちの方向が正しい」と思っていたが、同時に「目的を果たそうと必死だったから集合場所の気のある場所なんてもう覚えていない」とも思っていた。
つまり、この二人は迷っているのである。
しかし普通なら「迷った」と両者が口に出してしまえば「ではこれから」という話になるがこの二人は違った。
「おいおい、ちゃんとしてくれよ。いくらあたり一面森だとしても来た道くらいは分かるだろ?」
「それはもちろん分かっているでござるよ。それを踏まえてこっちだと言っているのでござる」
しかし、二人が行こうとしている方向はどちらも合っておらず、集合場所である大きな木を探そうにも頭上は葉で覆われていて今更探せそうにもなかった。
「分かった。じゃあこうしようぜ。一度ライナが集合場所だって言う方向に向かう。それでダメだったらこっちに戻ってきてこの先に進む。あの木からそこまで離れていねえはずだし間違ってても戻るまでそう時間はかからねえだろ」
「隆殿がそれでいいなら拙者は構わないでござる」
こうしてライナが指さした方へと進んでいくこと数十分。
たまに出てくる動物は普通のサイズだったが、森の奥深くに行っていることは確かだった。
「やっぱり違うじゃねえか!」
「うるさいでござる!どうせ隆殿も本当は覚えていないのでござろー?」
「はっ!バカにすんな!俺は覚えてるに決まってんだろ!」
先程までいた場所まで戻ろうとすること数十分。
同じ距離を同じ時間で歩いていたはずの二人はいつしか巨大な蛇と遭遇していた。
「…なぁ、俺って不死身だけど溶けたらそれどころじゃなくなるのか?」
「いやぁ…それは拙者にも分からないでござる…」
「シャー!」
簡単に丸呑みされそうな図体の大蛇に喧嘩をする気にもなれない二人。
「とにかく逃げるぞ!」
「逃げ切れそうにないでござるよ!」
蛇に背を向けて全力で逃げ出す二人。
それと同時に大蛇も動き出し、大きな体を揺らして隆達を追いかける。
しかし地を蹴って森を駆け抜ける隆と木に飛び移って蛇から逃げるライナでは移動速度が全く違った。
「このままじゃ食われるな…仕方ねえ!俺はこいつをぶっ倒すからお前は早くあいつらと合流しろ!」
「また一人で闘うのでござるか!?だったら拙者も一緒に戦うでござるよ!」
「ふん、そう言うと思ったぜ!いくぞオラァァァ!」
大蛇との一進一退の攻防を繰り広げる隆とライナ。
時に飲み込まれ、時には毒でライナの服が溶けてしまったがなんとかオロチを倒すことができた。
「はぁ…はぁ…やっとか…」
「毒をくらった時はどうなるかと思ったでござるが無事に倒せたでござるな」
服が溶けて露わになってしまった胸を隠し、顔を赤くするライナ。
悲しくも童貞な隆はライナのことを見ることができず、服を貸すをいう選択肢も「となりに裸の女の子が居る」という初めての状況にパニックになって頭が回らなくなっていた。
「た…隆殿。できればこっちを見ないで欲しいというか…」
「わ、分かってるわ!と、とにかくあいつらのところに戻らないとまずいよな!」
「しかし、どうやって戻るのでござるか?結局拙者達は迷っていたわけでござるし、向こうに見つけてもらったほうが早い気がするのでござるが」
「そりゃそうだな…煙上げて来てもらうか」
倒した木を割り、火をつけて煙を上げた二人。
待っている間隆はライナの裸を見ようとするものの「見たら変態」という謎の考えで視線をライナに途中まで向けるが少しでも肌が目に映ると一気に目をそらすという挙動を何度も繰り返す。
「あの…隆殿?」
「見ようとなんてしてねえから!」
「まだ何も言ってないでござるよ…聞こうとしていたのは歳でござる。出会った時には異世界から来たとしか聞いていなかったでござるからな。隆殿が前にいた世界でどんなことをしていたのかとか色々聞いてみたいおでござるよ」
「あー…聞いても面白いもんじゃねえぞ?」
「黙って拙者を裸をチラチラと見られるよりはマシでござる」
「くっ…そうだな、俺が前の世界で死んだのは十七歳。まぁ今の歳だな。前にいた世界じゃ魔法なんてもんはなくてその代わり科学がやたらと発達してたんだ。俺はそこで学生をやってた。将来何の役に立つかもわからない勉強ばっかの毎日に家に帰れば口から文句しか出ねえ母親しかいない生活だった」
「親父殿はいないのでござるか?」
「親父は俺が小さかった頃に出て行った。母側に残った俺もどうかしてるが今はそんなの関係ないしな!こんなもんでいいか?」
「良くないでござるよー。もっと学生の頃の話とか聞きたいでござる」
「分かった。じゃあライナから話せ」
「いいでござるよ!拙者は忍者育成学校という場所に通っていたのでござる」
「いかにも胡散臭いような場所だな…」
「胡散臭いとは心外でござるな!まぁ確かにここ数年でできたものでござるから知られていないのも無理はないでござる。ともかく拙者は育成学校で様々な忍術を友人と学んだのでござる。しかし忍者というものは暗殺に長けており真っ向から戦うことをとくいとしないのでござる。座学では忍者は元々偵察をするための職業で暗殺なんてしなかったとも聞いてはいるのでござるが」
「へぇ…やたら詳しいなその先生」
「歴史の先生でござったからな。衣装がやたらと印象的だったので記憶によく残っているでござるよ。白い服の上に真っ黒な服とズボンで…首に変な模様の何かも付けていたでござるな」
「なんだその服装…ん?」
見たことがあるような気がしてきた隆。
思い浮かんだのは自分が高校に入学してきた時に来たスーツだった。
もしや自分の他にもこの世界に来ている人が居るのかもしれない。そう考えた隆だが逆に考えた。「たとえ異世界でも衣装のセンスが自分のいた世界と同じ人がいるだけではないのか」と。
「まさか…な」
「どうしたのでござるか隆殿?まるで過去に死んだ人が実は生きていたかもしれないと思っている主人公のような台詞を言ってカッコつけてるみたいでござる」
「違えから!全然そんなんじゃねえから!ほれ、火が消えそうだから枝を追加するぞ」
「今の表情はそんな感じだったでござるな」
結局、さらに煙を上げてラルア達に見つけてもらったのは夕暮れになってからであった。
(ライナ…僕が言うのもおかしいと思うけど服くらい着たほうがいいんじゃないかな。もしかしてそういう趣味?)
「違うでござるよ!蛇に襲われて服が溶けてしまったのでござる!」
(だったら隆の服を着るなり僕みたいにすればいいのに)
「「あっ…」」
地面に降りてリトスの居た場所へと戻るとリトスはまだ寝ていた。
(まだ寝ているのか…仕方ない、隆には獲物こそ無かったが街は遠くに見えたと伝えればいいか。さて、何をして時間を過ごそうかな)
一方、ラルアがリビと出会う少し前に隆とライナは森の中でウサギなどを捕獲したり川を見つけては水分の補給などを済ませていた。
「道の途中では動物を見かけなくて心配ではござったが森の中に入れば案外いるものでござるな」
「そうだな、捕まえたウサギもトロルサイズってわけでもなかったしそろそろ森の出口も近いんじゃねえのか?」
「そうだといいでござるな…ところで隆殿。今何処に向かっているのでござるか?」
「どこって…戻ろうとしてるんだろ。これだけありゃあと数日は余裕だろうしな」
「いやいや集合場所はそっちじゃないでござるよ。集合馬場所はこっちでござる」
全く別の方向を指さすライナ。
この時、両者は「こっちの方向が正しい」と思っていたが、同時に「目的を果たそうと必死だったから集合場所の気のある場所なんてもう覚えていない」とも思っていた。
つまり、この二人は迷っているのである。
しかし普通なら「迷った」と両者が口に出してしまえば「ではこれから」という話になるがこの二人は違った。
「おいおい、ちゃんとしてくれよ。いくらあたり一面森だとしても来た道くらいは分かるだろ?」
「それはもちろん分かっているでござるよ。それを踏まえてこっちだと言っているのでござる」
しかし、二人が行こうとしている方向はどちらも合っておらず、集合場所である大きな木を探そうにも頭上は葉で覆われていて今更探せそうにもなかった。
「分かった。じゃあこうしようぜ。一度ライナが集合場所だって言う方向に向かう。それでダメだったらこっちに戻ってきてこの先に進む。あの木からそこまで離れていねえはずだし間違ってても戻るまでそう時間はかからねえだろ」
「隆殿がそれでいいなら拙者は構わないでござる」
こうしてライナが指さした方へと進んでいくこと数十分。
たまに出てくる動物は普通のサイズだったが、森の奥深くに行っていることは確かだった。
「やっぱり違うじゃねえか!」
「うるさいでござる!どうせ隆殿も本当は覚えていないのでござろー?」
「はっ!バカにすんな!俺は覚えてるに決まってんだろ!」
先程までいた場所まで戻ろうとすること数十分。
同じ距離を同じ時間で歩いていたはずの二人はいつしか巨大な蛇と遭遇していた。
「…なぁ、俺って不死身だけど溶けたらそれどころじゃなくなるのか?」
「いやぁ…それは拙者にも分からないでござる…」
「シャー!」
簡単に丸呑みされそうな図体の大蛇に喧嘩をする気にもなれない二人。
「とにかく逃げるぞ!」
「逃げ切れそうにないでござるよ!」
蛇に背を向けて全力で逃げ出す二人。
それと同時に大蛇も動き出し、大きな体を揺らして隆達を追いかける。
しかし地を蹴って森を駆け抜ける隆と木に飛び移って蛇から逃げるライナでは移動速度が全く違った。
「このままじゃ食われるな…仕方ねえ!俺はこいつをぶっ倒すからお前は早くあいつらと合流しろ!」
「また一人で闘うのでござるか!?だったら拙者も一緒に戦うでござるよ!」
「ふん、そう言うと思ったぜ!いくぞオラァァァ!」
大蛇との一進一退の攻防を繰り広げる隆とライナ。
時に飲み込まれ、時には毒でライナの服が溶けてしまったがなんとかオロチを倒すことができた。
「はぁ…はぁ…やっとか…」
「毒をくらった時はどうなるかと思ったでござるが無事に倒せたでござるな」
服が溶けて露わになってしまった胸を隠し、顔を赤くするライナ。
悲しくも童貞な隆はライナのことを見ることができず、服を貸すをいう選択肢も「となりに裸の女の子が居る」という初めての状況にパニックになって頭が回らなくなっていた。
「た…隆殿。できればこっちを見ないで欲しいというか…」
「わ、分かってるわ!と、とにかくあいつらのところに戻らないとまずいよな!」
「しかし、どうやって戻るのでござるか?結局拙者達は迷っていたわけでござるし、向こうに見つけてもらったほうが早い気がするのでござるが」
「そりゃそうだな…煙上げて来てもらうか」
倒した木を割り、火をつけて煙を上げた二人。
待っている間隆はライナの裸を見ようとするものの「見たら変態」という謎の考えで視線をライナに途中まで向けるが少しでも肌が目に映ると一気に目をそらすという挙動を何度も繰り返す。
「あの…隆殿?」
「見ようとなんてしてねえから!」
「まだ何も言ってないでござるよ…聞こうとしていたのは歳でござる。出会った時には異世界から来たとしか聞いていなかったでござるからな。隆殿が前にいた世界でどんなことをしていたのかとか色々聞いてみたいおでござるよ」
「あー…聞いても面白いもんじゃねえぞ?」
「黙って拙者を裸をチラチラと見られるよりはマシでござる」
「くっ…そうだな、俺が前の世界で死んだのは十七歳。まぁ今の歳だな。前にいた世界じゃ魔法なんてもんはなくてその代わり科学がやたらと発達してたんだ。俺はそこで学生をやってた。将来何の役に立つかもわからない勉強ばっかの毎日に家に帰れば口から文句しか出ねえ母親しかいない生活だった」
「親父殿はいないのでござるか?」
「親父は俺が小さかった頃に出て行った。母側に残った俺もどうかしてるが今はそんなの関係ないしな!こんなもんでいいか?」
「良くないでござるよー。もっと学生の頃の話とか聞きたいでござる」
「分かった。じゃあライナから話せ」
「いいでござるよ!拙者は忍者育成学校という場所に通っていたのでござる」
「いかにも胡散臭いような場所だな…」
「胡散臭いとは心外でござるな!まぁ確かにここ数年でできたものでござるから知られていないのも無理はないでござる。ともかく拙者は育成学校で様々な忍術を友人と学んだのでござる。しかし忍者というものは暗殺に長けており真っ向から戦うことをとくいとしないのでござる。座学では忍者は元々偵察をするための職業で暗殺なんてしなかったとも聞いてはいるのでござるが」
「へぇ…やたら詳しいなその先生」
「歴史の先生でござったからな。衣装がやたらと印象的だったので記憶によく残っているでござるよ。白い服の上に真っ黒な服とズボンで…首に変な模様の何かも付けていたでござるな」
「なんだその服装…ん?」
見たことがあるような気がしてきた隆。
思い浮かんだのは自分が高校に入学してきた時に来たスーツだった。
もしや自分の他にもこの世界に来ている人が居るのかもしれない。そう考えた隆だが逆に考えた。「たとえ異世界でも衣装のセンスが自分のいた世界と同じ人がいるだけではないのか」と。
「まさか…な」
「どうしたのでござるか隆殿?まるで過去に死んだ人が実は生きていたかもしれないと思っている主人公のような台詞を言ってカッコつけてるみたいでござる」
「違えから!全然そんなんじゃねえから!ほれ、火が消えそうだから枝を追加するぞ」
「今の表情はそんな感じだったでござるな」
結局、さらに煙を上げてラルア達に見つけてもらったのは夕暮れになってからであった。
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