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しおりを挟む「気を失うのはまだ早いぞ。ほら、これが好きだろう?」
じっとラファエルの乱れる様を眺めていたアシュタルトが髪を引いた。
思考の溶けたとろんとしどけない表情で、口元にあてられた昂りを素直に頬張る。必死に頭を振ってにじんでくるあまい毒を飲みこんだ。紫水晶のような見えない瞳はうつろに潤んで焦点を結ばない。
口を犯したアシュタルトが喉奥まで突いてきて、熱い飛沫を放った。
どくどくと注がれるそれはひどくあまくて苦い。
喉を鳴らして飲み下すと、アシュタルトが猫でも撫でるように喉をくすぐった。気持ちがよくて、その手に頬を押し当てる。
「やっと素直になったな」
「アシュタルト、次、僕にさせてよ」
若い声が聞こえたと思ったら、背後から誰かに貫かれた。
熱くて硬いもので抜き差しされて、悦びに震えた内壁はむしゃぶりつくように絡みつく。
「やらしい顔、ここがいいんだ?」
「はい、気持ち、いいっ……あ、ああーーーーー」
深く何度も犯されて、ラファエルは満たされた悦びにそれを締めつけた。
脚の間に誰かが体を入れてきて、滾ったものを咥えられた。ざらついた舌でしごくように舐められて背筋を電流が駆け抜ける。先の尖った舌が敏感な先端の孔を突いて、びくっと腰が揺れる。
「あっ、やだ、それ、やあっ……」
「嘘つき、悦んでるだろ」
背後の誰かがあざ笑い、ますます律動は早くなる。
再び解放を迎えたくて、また蜜をこぼしながらラファエルは必死に腰をふった。
「いいね。よく見つけたね、こんな魂」
「ああ、最高の抱き人形になったろう?」
アシュタルトの声ももうラファエルには届いていなかった。
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