15 / 33
草薙食堂 中
しおりを挟む
「おー、鈴ちゃん久しぶり」
カウンターに座っているうちの一人から、声を掛けられた。
聞き覚えのある力強くて特徴のあるしゃがれ声。その声を聞くと自然と頭の中には、白髪頭をいつも短く刈り揃え、長年の外仕事で日焼けした顔が浮かぶ。
「あら、源さんいらっしゃい」
「いらっしゃってますよ」
源さんは優しくゆっくり返事をすると、日焼けした顔に皺を寄せる。
おじいちゃんと同じで源さんも普段は怖い顔をしているけれど、笑うと可愛らしくなる。
「それより鈴ちゃん、「あら」って言い方がお母さんそっくりだな。なあ?」
源さんの横に座っている正さんが頷く。
「正さんもお久しぶりです」
笑顔で正さんは会釈する。
正さんまだ無口だということは、飲み始めてからあまり時間が経っていないということだ。
草薙食堂の凸凹コンビのマサゲンの二人。その話になると「どっちがデコでどっちがボコだ」なんてよく言い合いをしているけれど、髪を黒く染めた優しそうな雰囲気の正さんの方が、ヤンチャな雰囲気のある源さんより昔は荒っぽかったと聞いて、人は見た目によらないんだなと幼心に感じた思い出がある。
源さんのビールジョッキが残り少なくなっている。
「源さん、焼酎に変える?」
「いや、変えようかと思ったけれど、鈴ちゃんがきたならもう一杯飲まねえとな。何たって鈴ちゃんが注いでくれた生ビールは最高だからな」
源さんはいつもこう言ってくれるのだけれど、私からするとおばあちゃんが作った方が美味しそうに見える。
「もう作っちゃっていい?」
「おう、頼むよ」
「正さんは変える?」
正さんは首を横に振る。
「それなら生ビールで良いの?」
正さんは笑顔で頷く。
瓶ビール派の正さんだけれど、私が店に手伝いに来るタイミングが飲み始めと合えば、源さんと一緒になって生ビールを頼んでくれる。
「生ビール二つ、いただきました」
会計伝票への記入をおばあちゃんにお願いして、私はビールサーバーに向かう。
お店の手伝いに入って、生ビールをその日初めて作る時は毎回緊張する。一度だけ深呼吸をしてからハンドルに手をかける。ここから私の真剣勝負が始まる。
手前にゆっくりと倒してジョッキに注ぐ。そして、この日初めての一杯が完成する。我ながらの出来栄えに苦笑いが溢れる。泡がボコボコしてて美味しそうじゃない。
気を取り直してもう一つ作る。こっちはまあまあの出来栄えだった。
「お待たせしました」
当然のように上手に出来た方を正さんの前に置く。
「おいおい、またコイツの方が美味そうじゃねえか」
すぐさま源さんが口を尖らせるけれど、目が笑っているからいつものこととして気にしない。
「源さんありがとう、次は上手くいくから大丈夫」
「そう言われちゃあしょうがねえ。また今日も最高のビールをいただくかな」
そう言うと、源さんは美味しそうに喉を鳴らす。
源さんが最高と表現するのには訳がある。
私がその日に作る最初の一杯目を苦手としていることを、晩酌にくるほとんどの常連さんが知っている。決して美味しそうに見えない生ビールを「最高のビール」と称して、からかい混じりに注文してくれる。
「正さんもありがとう」
正さんは優しく首を横に振り、グラスと空瓶をこちらに差し出した。それを受け取ってから、端に寄せてある空になったビールジョッキを手に取る。
源さんは「くわぁー」とため息を漏らした後に口元にできた泡の髭を手で拭うと、「最高のビールを飲めたから、今日は最高の酒になるな」と正さんのことを見る。正さんは嬉しそうな顔をして頷いてから、ジョッキに口を付ける。お金を貰うのが申し訳なく思うほどに下手っぴに作っても、二人は美味しそうに飲んでくれる。
源さんの言った「最高のビールが飲めると、その日の酒が最高になる」というものの他にも「最高のビールを飲むと悪酔いしない」などと迷信じみたことを言うけれど、常連さん達はただ単に私の練習に付き合ってくれているだけなのを、おばあちゃんから聞いた時は嬉しさと申し訳なさが行ったり来たりした。
常連さんの優しさに感謝しつつ、いつまで経っても上達しない自分の不器用さが疎ましい。
「鈴ちゃーん、その生姜焼きを田所さんのところに運んでー」
おばあちゃんに呼ばれる。
「はーい」二人に顔を向ける。「ゆっくりしていって下さいね」
「はいよ」
源さんはジョッキを掲げる。それを真似するように正さんもジョッキを掲げる。
生姜焼き定食をおじいちゃんから受け取り、近所の田所さんが座るテーブルに持っていくと、孫の翔くんの顔がぱぁーっと明るくなる。
翔くん、私にはその笑顔の意味がはっきりと分かるよ。おじいちゃんの生姜焼きは甘辛くて美味しくて、気が付いたらご飯がなくなってるんだよね。
私は翔くんに向かって、心の中で語りかける。
「お待たせしました」
「お姉ちゃん、ありがとう」
「どういたしまして、出来立てでアツアツだから気をつけてね」
「うん」
翔くんの「アチッ」という声と、田所のおばあちゃんの「鈴ちゃんに言われたばっかりじゃない」という笑い声が聞こえてくる。
「鈴ちゃーん、今度は三番テーブルさん」
「はーい」
サラリーマン風の二人が座る三番テーブルでは、私が近付いてくるので自分たちが注文したものだと気が付いたのか、そのうちの一人が箸立てから割り箸を引き抜いている。
「メンコロ定食のお客さま」
誰が注文したのか一目瞭然だけれど、メンコロ定食と言いたいがために声をかける。
メンチカツとコロッケ定食、これは私のわがままから生まれた思い出の品だ。
草薙食堂のメンチカツ定食は元々、大きめのメンチカツが一つだけだった。それを私が「両方食べたい」と、おじいちゃんにわがままを言って作ってもらったのがきっかけで誕生した。
「あっ、俺」
体を後ろに倒した、割り箸のお客さまの前にメンコロ定食を置く。揚げたての香ばしい香りが、私の鼻をくすぐる。
一緒に座る人に「お先」と断りを入れて、熱々のコロッケに箸をつける。
変な店員だと怪しまれないよう気をつけて、私は様子を窺う。
コロッケを先に食べる派なのね。うん、それ分かる。おじいちゃんのコロッケはじゃがいもの味がしっかり感じられて、ホクホクで美味しいのよね。メンチカツはお酒のつまみにもなるように、ソースをかけなくても良いぐらいに味付けされているから、その順番がベストよね。
でも、メンチカツも美味しいからメンチカツからいっちゃう時もある。贅沢な悩みで私を迷わせる、にくいヤツなのよね。
「ハ、ハ、ハゥ。ハフ、スゥー、フー」
割り箸のお客さまは熱々のコロッケに悪戦苦闘しながら、最後に鼻から大きく息を吐き出すと、満遍の笑顔を浮かべる。
美味しいよね、美味しいよね。幸せそうなその顔に、私は心の中で語りかける。
人が幸せそうに物を食べているのを見るのって、どうしてこんなにも幸せな気分になるのだろう。
老いも若きも草薙食堂を訪れた人は、おじいちゃんの魔法に掛かって笑顔になる。
カウンターに座っているうちの一人から、声を掛けられた。
聞き覚えのある力強くて特徴のあるしゃがれ声。その声を聞くと自然と頭の中には、白髪頭をいつも短く刈り揃え、長年の外仕事で日焼けした顔が浮かぶ。
「あら、源さんいらっしゃい」
「いらっしゃってますよ」
源さんは優しくゆっくり返事をすると、日焼けした顔に皺を寄せる。
おじいちゃんと同じで源さんも普段は怖い顔をしているけれど、笑うと可愛らしくなる。
「それより鈴ちゃん、「あら」って言い方がお母さんそっくりだな。なあ?」
源さんの横に座っている正さんが頷く。
「正さんもお久しぶりです」
笑顔で正さんは会釈する。
正さんまだ無口だということは、飲み始めてからあまり時間が経っていないということだ。
草薙食堂の凸凹コンビのマサゲンの二人。その話になると「どっちがデコでどっちがボコだ」なんてよく言い合いをしているけれど、髪を黒く染めた優しそうな雰囲気の正さんの方が、ヤンチャな雰囲気のある源さんより昔は荒っぽかったと聞いて、人は見た目によらないんだなと幼心に感じた思い出がある。
源さんのビールジョッキが残り少なくなっている。
「源さん、焼酎に変える?」
「いや、変えようかと思ったけれど、鈴ちゃんがきたならもう一杯飲まねえとな。何たって鈴ちゃんが注いでくれた生ビールは最高だからな」
源さんはいつもこう言ってくれるのだけれど、私からするとおばあちゃんが作った方が美味しそうに見える。
「もう作っちゃっていい?」
「おう、頼むよ」
「正さんは変える?」
正さんは首を横に振る。
「それなら生ビールで良いの?」
正さんは笑顔で頷く。
瓶ビール派の正さんだけれど、私が店に手伝いに来るタイミングが飲み始めと合えば、源さんと一緒になって生ビールを頼んでくれる。
「生ビール二つ、いただきました」
会計伝票への記入をおばあちゃんにお願いして、私はビールサーバーに向かう。
お店の手伝いに入って、生ビールをその日初めて作る時は毎回緊張する。一度だけ深呼吸をしてからハンドルに手をかける。ここから私の真剣勝負が始まる。
手前にゆっくりと倒してジョッキに注ぐ。そして、この日初めての一杯が完成する。我ながらの出来栄えに苦笑いが溢れる。泡がボコボコしてて美味しそうじゃない。
気を取り直してもう一つ作る。こっちはまあまあの出来栄えだった。
「お待たせしました」
当然のように上手に出来た方を正さんの前に置く。
「おいおい、またコイツの方が美味そうじゃねえか」
すぐさま源さんが口を尖らせるけれど、目が笑っているからいつものこととして気にしない。
「源さんありがとう、次は上手くいくから大丈夫」
「そう言われちゃあしょうがねえ。また今日も最高のビールをいただくかな」
そう言うと、源さんは美味しそうに喉を鳴らす。
源さんが最高と表現するのには訳がある。
私がその日に作る最初の一杯目を苦手としていることを、晩酌にくるほとんどの常連さんが知っている。決して美味しそうに見えない生ビールを「最高のビール」と称して、からかい混じりに注文してくれる。
「正さんもありがとう」
正さんは優しく首を横に振り、グラスと空瓶をこちらに差し出した。それを受け取ってから、端に寄せてある空になったビールジョッキを手に取る。
源さんは「くわぁー」とため息を漏らした後に口元にできた泡の髭を手で拭うと、「最高のビールを飲めたから、今日は最高の酒になるな」と正さんのことを見る。正さんは嬉しそうな顔をして頷いてから、ジョッキに口を付ける。お金を貰うのが申し訳なく思うほどに下手っぴに作っても、二人は美味しそうに飲んでくれる。
源さんの言った「最高のビールが飲めると、その日の酒が最高になる」というものの他にも「最高のビールを飲むと悪酔いしない」などと迷信じみたことを言うけれど、常連さん達はただ単に私の練習に付き合ってくれているだけなのを、おばあちゃんから聞いた時は嬉しさと申し訳なさが行ったり来たりした。
常連さんの優しさに感謝しつつ、いつまで経っても上達しない自分の不器用さが疎ましい。
「鈴ちゃーん、その生姜焼きを田所さんのところに運んでー」
おばあちゃんに呼ばれる。
「はーい」二人に顔を向ける。「ゆっくりしていって下さいね」
「はいよ」
源さんはジョッキを掲げる。それを真似するように正さんもジョッキを掲げる。
生姜焼き定食をおじいちゃんから受け取り、近所の田所さんが座るテーブルに持っていくと、孫の翔くんの顔がぱぁーっと明るくなる。
翔くん、私にはその笑顔の意味がはっきりと分かるよ。おじいちゃんの生姜焼きは甘辛くて美味しくて、気が付いたらご飯がなくなってるんだよね。
私は翔くんに向かって、心の中で語りかける。
「お待たせしました」
「お姉ちゃん、ありがとう」
「どういたしまして、出来立てでアツアツだから気をつけてね」
「うん」
翔くんの「アチッ」という声と、田所のおばあちゃんの「鈴ちゃんに言われたばっかりじゃない」という笑い声が聞こえてくる。
「鈴ちゃーん、今度は三番テーブルさん」
「はーい」
サラリーマン風の二人が座る三番テーブルでは、私が近付いてくるので自分たちが注文したものだと気が付いたのか、そのうちの一人が箸立てから割り箸を引き抜いている。
「メンコロ定食のお客さま」
誰が注文したのか一目瞭然だけれど、メンコロ定食と言いたいがために声をかける。
メンチカツとコロッケ定食、これは私のわがままから生まれた思い出の品だ。
草薙食堂のメンチカツ定食は元々、大きめのメンチカツが一つだけだった。それを私が「両方食べたい」と、おじいちゃんにわがままを言って作ってもらったのがきっかけで誕生した。
「あっ、俺」
体を後ろに倒した、割り箸のお客さまの前にメンコロ定食を置く。揚げたての香ばしい香りが、私の鼻をくすぐる。
一緒に座る人に「お先」と断りを入れて、熱々のコロッケに箸をつける。
変な店員だと怪しまれないよう気をつけて、私は様子を窺う。
コロッケを先に食べる派なのね。うん、それ分かる。おじいちゃんのコロッケはじゃがいもの味がしっかり感じられて、ホクホクで美味しいのよね。メンチカツはお酒のつまみにもなるように、ソースをかけなくても良いぐらいに味付けされているから、その順番がベストよね。
でも、メンチカツも美味しいからメンチカツからいっちゃう時もある。贅沢な悩みで私を迷わせる、にくいヤツなのよね。
「ハ、ハ、ハゥ。ハフ、スゥー、フー」
割り箸のお客さまは熱々のコロッケに悪戦苦闘しながら、最後に鼻から大きく息を吐き出すと、満遍の笑顔を浮かべる。
美味しいよね、美味しいよね。幸せそうなその顔に、私は心の中で語りかける。
人が幸せそうに物を食べているのを見るのって、どうしてこんなにも幸せな気分になるのだろう。
老いも若きも草薙食堂を訪れた人は、おじいちゃんの魔法に掛かって笑顔になる。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
籠の鳥〜見えない鎖に囚われて✿❦二人の愛から…逃れられない。
クラゲ散歩
恋愛
私。ユリアナ=オリーブ(17)は、自然豊かなオータム国にあるグローパー学院に在籍している。
3年生になって一ヶ月が経ったある日。学院長に呼ばれた。技術と魔術の発展しているフォール国にある。姉妹校のカイト学院に。同じクラスで3年生の男子3名と女子3名(私を含め)。計6名で、半年の交換留学をする事になった。
ユリアナは、気楽な気持ちで留学をしたのだが…まさか学院で…あの二人に会うなんて。これは…仕組まれていたの?幼い頃の記憶。
「早く。早く。逃げなきゃ。誰か〜私を…ここから…。」
屈辱と愛情
守 秀斗
恋愛
最近、夫の態度がおかしいと思っている妻の名和志穂。25才。仕事で疲れているのかとそっとしておいたのだが、一か月もベッドで抱いてくれない。思い切って、夫に聞いてみると意外な事を言われてしまうのだが……。
病弱な彼女は、外科医の先生に静かに愛されています 〜穏やかな執着に、逃げ場はない〜
来栖れいな
恋愛
――穏やかな微笑みの裏に、逃げられない愛があった。
望んでいたわけじゃない。
けれど、逃げられなかった。
生まれつき弱い心臓を抱える彼女に、政略結婚の話が持ち上がった。
親が決めた未来なんて、受け入れられるはずがない。
無表情な彼の穏やかさが、余計に腹立たしかった。
それでも――彼だけは違った。
優しさの奥に、私の知らない熱を隠していた。
形式だけのはずだった関係は、少しずつ形を変えていく。
これは束縛? それとも、本当の愛?
穏やかな外科医に包まれていく、静かで深い恋の物語。
※この物語はフィクションです。
登場する人物・団体・名称・出来事などはすべて架空であり、実在のものとは一切関係ありません。
遠回りな恋〜私の恋心を弄ぶ悪い男〜
小田恒子
恋愛
瀬川真冬は、高校時代の同級生である一ノ瀬玲央が好きだった。
でも玲央の彼女となる女の子は、いつだって真冬の友人で、真冬は選ばれない。
就活で内定を決めた本命の会社を蹴って、最終的には玲央の父が経営する会社へ就職をする。
そこには玲央がいる。
それなのに、私は玲央に選ばれない……
そんなある日、玲央の出張に付き合うことになり、二人の恋が動き出す。
瀬川真冬 25歳
一ノ瀬玲央 25歳
ベリーズカフェからの作品転載分を若干修正しております。
表紙は簡単表紙メーカーにて作成。
アルファポリス公開日 2024/10/21
作品の無断転載はご遠慮ください。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる