予測者~Prophet~

高ちゃん

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獣人族戦編

決戦前夜

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人間族の街、三人の兵士。
「以上が、我らが同士レオンが遺してくれたものです」
獣人族の隊長である俺は獣人族長達に報告している。
経済や貿易、防衛など様々な分野の長、それが族長だ。
族長は正直言うと、無能の集まりだ。
我々獣人族は、現在は罠を張ったりなどをしているが、昔はそうではなかった。
まだ種族が共存していた頃は基本的に力仕事担当だった。
上からの指示を力で、実直にこなしていくだけの、いわば脳筋のような集まりだったようだ。
それ故に他種族からも見下されていたような種族。
その時代の生き残りが族長達だ。
まあ政治を上手くやれと言っても無理だろう。
付け焼き刃のようなものにしかならない。
だから無能の集まりと言わせてもらった。
まあそれに頭を下げている俺も、いや俺のほうが無能か。
隊長として就任した結果、獣人族史上最悪の被害を出してしまったのだから。
「いかがいたしましょう」
「いかがと言われてもなぁ」
「ヤバいよな‥」
族長達はザワザワと話し合う。
話し合うとはいっても、どうしようと慌てているだけだ。
「とりあえず、に聞いてみるか?」
「おいバカ、その名前は!?」
族長の一人が俺を見て咎める。
キュルヴィリア、誰だ?
獣人族はそこまで多い種族ではない。
だから全ての名前は覚えているはずだが。
それにキュルヴィリアだと?
獣人族の長である存在がまるで下手な言い方だ。
「族長様!キュルヴィリアとはどなたですか!?」
俺は問いただして見ることにした。
今まで色々おかしかったんだ。
突然タウロスがどこかに行ったのも。
タウロスをやったのは人間族だと言っていたのも。
そんな事を決めつけられるような奴らではないのにだ。
心当たりが無かったが、キュルヴィリア、もしかして貴様のせいなのか‥?
「あ、えーと」
「よいかエレファン、今のは忘れて‥」
族長がアタフタしている。
やはり、ここはしっかり聞き出さなければ。
そう思っていたら、
「いいよ別に」
そんな軽い声が奥から聞こえた。
奥には何もないと思っていたが、そんなスペースから突然現れた‥。
「な!?」
やつの姿を見たとき、俺は驚いた。
「おーキュルヴィリア様」
「何故姿を?」
こいつがキュルヴィリア‥だと?
「エレファンだね?よろしく」
俺に握手を求めるように手を差し出す。
「ふざけるな!貴様‥」
怒りが抑えられなかった。
「族長!何を考えている!?」
眼の前にいる、キュルヴィリアとやら。
赤い目、鋭い牙、小さく生えた黒羽。
こいつは、だ。





グランドヘヴン作戦部屋。
僕らはそこに集まっている。
これから始まるであろう防衛戦について。
「今回は起こるべきであろうについて話し合う」
「決戦?これで終わるのか?」
龍太が質問してくる。
「あぁそうだ」
僕は王城にあったホワイトボードを使いながら話し始める。
「潰した部隊は10部隊、それぞれ10人以上、多いところでは30人といた部隊をだ」
僕は数字を書き出す。
「159人、これが獣人族の損害だ」
ここにレオンやタウロス、その他把握していないものも含めたらもっと増えるだろう。
「ルインさん、この損害は獣人族的には大きい、そうですよね?」
「ああ、元々数が多い種族ではないし何より四天王がやられているからな」
「四天王倒したのってそんなに大きいの?」
ゆうきが質問する。
「当然だ、奴らは強い者を軸に作戦を立てている、その軸がやられたわけだからな」
「というわけだ、よって相手の損害がデカいというのを前提に聞いてほしい」
次に僕は人間族側を書き出す。
「次に僕らだが、まあこっちも被害は甚大だった」
僕らが来る前に多くの部隊が壊滅した。
現在は隠密部隊合わせて3部隊だというから恐ろしい。
「つまりボロボロ同士の対決、その状況で相手の根城が判明した」
「なるほどー自分達が手遅れになる前に叩きつぶしちゃえってことだね」
かりんに先に結論を言われてしまった。
論理立てた説明で1番気持ちいいところなのだが。
「まあ、そういうことだ」
悔しかったがなるべくそれを出さないようにした。
もう大人だしな。
「つまりお互いが総力戦、つまり決戦というわけだ」
「でもそれってちょっとおかしくない?」
「え?」
かりんが何かを疑問に思ったようだ。
「だってー獣人族はボロボロじゃん、その原因はうちらじゃん?」
「まあそうだな」
「んでうちらがなんでそれが出来たかってうちらの能力がバレてないからっしょ?」
「うっ‥」
なんとなく分かったが結構痛いとこついてくるなこれ。
「んでもってうちらの能力がバレてるかってそれも恐らく無い、だってあれからほとんど使ってないしねー」
「まあ」
「ってことはヤベーやつ等がいるこえええ戦いたくねえええってなるんじゃね?あれ?うち天才じゃね?」
くっそ、こういう事言うやつがマジで頭良さそうなのが腹立つ。
自分の事を天才っていうやつが本当に天才なのはただの嫌味だぞ。
ただまあそれは僕も一応考えてはいた。
「えっと、かりんの質問は」
「かりんだぞ☆」
「‥かりんちゃんの言うことは最もだ、だが僕は違うと考えている」
「えー何でー?なあぜなあぜ?」
「えっと前提として正しいのはそっちの意見だ、僕が獣人族側ならそうすると思う」
そう、情報が無いというのは中々に恐ろしい事だ。
戦況というのは本当にそれの有無で決まる。
「だけど獣人族が正しい事する、そんな気がしないんだ」
「それは勘?」
理恵も聞いてくる。
多分だが理恵もかりん側だな。
「まあ、半分勘だけど一応根拠もある」
「根拠ってー?」
「まず獣人族にはおかしなところがある、それは指揮官だ」
そう、僕は疑問に思ったんだ。
資料を読んだり実際に戦ったりして気づいた。
恐らく指揮官的存在は無能の部類だ。
というのも僕らが来る前、獣人族は人間族にほぼ勝利していた。
後は間違えなければもう確定勝利で終わっていたはずだ。
だが、ルインさんという強敵を残し、更に人間族の根城を本気で探そうとせずのほほんとしていた。
結果僕らというイレギュラーが発生し見事にひっくり返されている。
次に今回の戦いだが、隊長にエレファンを置いたりしていること。
エレファンはバリバリの実戦派と聞いている。
そんなやつを隊長職に置いているということはとりあえず戦果だけ見て偉いやつを決めているんだろう。
適正というのを見極める力が無いという事だ。
「それが僕が奴らを無能と思う理由だ」
「つまり、アイツラ無能だから適当に攻めてくるだろって事?」
澪がまとめるように聞く。
だがまとめには早い。
「いや、だが無能な指揮の中に、違和感があった」
「違和感?」
「例えば今回の戦いのきっかけだ」
そう、今思えばおかしいのだ。
きっかけは僕らがタウロスを殺したこと。
それ自体は別に変なことはない。
だが、何故人間族の仕業だと分かった?
あのとき周りには僕らしかいなかったはずだ。
つまり誰も見てなかったはずだ。
そんな誰か分からない犯人を何故人間族の仕業とこんなに早く決めつけられる。
「タウロスは獣人族のメイン戦力、それを満身創痍の人間族がやったと普通思うか?」
「それは能力使って分かったとかじゃない?」
「勿論その可能性を考え資料を一通り見たさ」
だが、そんな能力者はいなかった。
そもそもそんな能力があったらこんなに作戦が瓦解しなかっただろう。
だって瓦解の一番の原因は情報アドなのだから。
「よってその可能性は無いと見ていい」
まあ能力の内容が『の情報を見る能力』とかだったら理にかなっているのだが。
それを言ったらこの後の説の説得力が薄くなるから黙っておく。
「次の違和感は、時々頭脳プレーが発生していること」
例えば罠の配置だ。
僕はそこから距離などを推測し大体の根城の場所を予測した。
だが実際の場所は全然別の場所だった。
正直そんな芸当ができるとは思わず、驚いた。
何より、一番の違和感は僕たちが来る前に人間族が大きく崩された事。
いくら兵士が有能だからってそんなにやられるか?
そんなに上手い指示がその時だけできたのか?
人間族がそんなに無能だったのか?
「そんな感じで違和感が多すぎるんだ」
僕はホワイトボードに全て書ききる。
「それで?その違和感が何故起きたかも考えがあるんじゃない?」
「流石理恵だ」
そう、僕はとある考えがある。
それは少し荒唐無稽で一見ありえない。
だがどうしてもそう思う。
「この戦いは、裏に何者かがいて、そいつの思惑に乗せられてるだけなんじゃないかなと」
そう、裏に誰か有能な指揮官がついたのは間違いない。
色々腑に落ちないところもそれでスッキリする。
だが、それでも無能そうなプレーも見逃しているフシがある。
結果大敗しているしな。
そこで僕はある仮説をたてた。
この大敗すら思惑通りだとしたら?
獣人族の味方でも人間族の敵でもなく、自分の目的のために動いているとしたら?
「その思惑は何か?かりん、あぁ、は何だと思う?」
「うーん、2種族の共倒れかな?」
「そう僕もそう思う」
お互いがお互いを潰し合い、最後は漁夫の利をいただくというものの可能性が高いだろう。
「話を戻すが、明日攻め込んでくる理由は、裏にいる何者かによって、攻め込んだほうがお得だからだ」
相打ちになろうが、獣人族が敗れようが得である。
そんな他種族の可能性が高いからな。
「うん、なるほどね、納得したよ」
かりんもどうやら納得してくれたようだ。
正直今までの説明はしんどかったからすぐに分かってくれて助かった。
「さて、攻め込んでくる相手として取り上げとく二人がいる」
ホワイトボードを一旦真っ白に、キレイにしてから再び書き出す。
飛空狩人イカロスのホーク、崩壊拳デストロイヤーのエレファンだ」
こいつらは四天王の残り二人。
ホーク、こいつはまじで悩ましている奴の一人だ。
能力は等分。
自分の分身を出す能力。
ただしそれは等分であり、大きさ、力が分身するたび半分になっていく。
一見それほど強くないのだが、どうもそうでも無いらしい。
「奴は等分した後も強くなれるように、無茶苦茶筋力を上げたらしい」
結果、普通に分身としても差し支えない。
更に空を飛べるというのもでかい。
こちらが何も対策できていなければ攻撃しては逃げ、攻撃しては逃げというループに持ち込まれるだけだ。
更に言えば、僕は奴への先制攻撃はできなかった。
恐らく空で何かしらの準備を施しているだろう。
分かっていたが、じゃあなにか出来たかといえば、まあ難しい。
地名も何も無い、どこの空でやってるかもわからない、空はあっちのほうが分があるという理由でだ。
出来れば戦いたくはないが。
「まあ総力戦というからにはそうも言ってられない」
さて、次にエレファンだが‥。
パワーは強いが、幸いこっちはスピードで押し切れるやつがいる。
まあこれはルインさんがいれば大丈夫だろう。
そっちはサポートの方を重点的に考えれば行けるはず‥。
なんだが、なにか嫌な予感がする‥。







「ホークさん」
「んん?」
「隊長遅いですね」
「だねー」
エレファンが族長に報告中の今。
俺はオウルと一緒に待っている。
正直数分で終わると思っていたんだが。
もう2時間ほど経っている。
「どうしたのでしょうか?」
「戦犯扱いで極刑だったりして」
ブラックジョークで少し和まそうとしたが
「ヒィィィィッ」
本気で怯えさせちゃった。
もう、真面目なんだから。
「ウソウソ、エレファンがいなくなるヤバさは流石に分かってるはずだよ」
そう言って笑う。
まあだが、だとしたらこの遅さは一体?
そんなことを考えていると廊下の奥から影が見えてきた。
あのデカさはエレファンだ。
「おーい遅いよエレファンさー‥」
俺はいつものように軽く言うつもりだった。
だが、
「エレファン、何があった」
少し真面目になる。
それもそうだ。
出てきたエレファンは至る所が血管浮き出しになっており、筋肉は明らかに無理に膨張しているようだった。
「ホーク‥俺は力を手に入れた‥」
「な!?」
エレファンは血走った目でこっちを見ながらそう言う。
「明日だ、明日俺等は人間族に攻め入る」
「明日!?」
流石に速すぎて驚くよ。
「そ、そんな、我らはまだ傷が癒えていないものもおります」
オウルが意見する。
「その状態で明日なんt」
グシャッ
「‥は?」
俺は、一瞬、いや数秒何が起きたか分からなかった。
エレファンが、オウルを壁に叩きつけ、殺した。
「お、おいエレファン!?本当に何があった!?」
エレファンは別に仲間に熱いタイプとかでもない。
かと言って突然殺すようなほど、冷酷ではなかった。
そんな奴が今、眼の前で殺したんだ。
仲間を。
「俺に反抗するな‥」
本当に何が起きている‥。
もしかして今、とんでもないものに巻き込まれているのでは‥。
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