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獣人族戦編
空襲
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『ああ任せろ!』
そう言って俺、神条龍太ははホークを倒しに行ったわけだが。
現在、大分困っている。
…ホークはどこだ?
現在いつ現れてもいいように屋根の上で待機している。
それから30分ぐらい経っている。
「いやー誰も来ないね」
「マジ暇、まーぶっちゃけありがたいっすー」
ゆうきとかりんちゃんは気が抜けてだべっている。
まーここら辺の敵は元々俺があらかたやったし…皆が頑張って無力化もしてくれた。
だから暇にはなる。
何なら向こうから爆音が鳴り響いてる。
あっちは未来が行った方角だ。
エレファンとの戦いが始まったのだろう。
…やっぱあっちに行った方がいいかな?
いや、友が任せたって言ったんだ。
だったらホークを待つぞ!
そんなことを考えていた時だ。
「お、来たみたいだねー」
かりんちゃんが引き締まった顔で一方を見つめる。
「来た?」
「うん、あそこに葉っぱがヒラってるっしょ」
指さしたほう、本当によく見ると葉っぱが数枚ヒラヒラと落ちていた。
「葉っぱにお願いしてたんだー、壁の上で待機して空から敵来たら落ちて教えてって」
こいつの能力は本当に使い勝手がいい。
物に命令が出来るのだが、こんなに細かいことも出来るのだから驚きだ。
「んでんで、それを各方向に置いてるんだけどー、うん落ちてるのはあそこだけだねー」
ということはあそこから来るって事か。
さて、葉っぱが落ちてるのが分かるということは、そこは見えているという事。
なら俺の出番だ。
俺はすぐさま能力を発動し、ワープする。
気が付けば一瞬で壁の上だ。
その時に空にヒュンと浮いて落ちてくるとかぐるぐるしばらく走って速度が付いたらワープできるとかそういう条件は無い。
本当に目に見えたとこ、そこにワープって思ったらたどり着く。
本当に簡単な仕様だ。
ただ周りには既にかりんちゃんとゆうきはいない。
俺の能力は自分の着ている服や持ち物は連れていける。
けどどうも人は無理なんだよな。
だからいつも一人でワープする。
さてと、ホークはと…あれか?
よく見ると遠くに小粒のようなものが近づいてくるのが見える。
葉っぱはあんなのが見えたんか…。
そんなことを思った時だ。
「…は?」
俺の周りの、壁の上に残っていた葉っぱが、一気に落ちた。
どういうことだ?
敵が多方向に分かれたのか?
それもこんな急に。
どういう…。
確認すべく周りを見てみる。
まず思ったことが一つ。
ホークが…消えた?
さっき見つけた空中の敵がいなくなっていた。
その代わりに見えたものがある。
あれは、明るくて、揺らめいてて。
…火か?
…おいおい待て待て。
その火が何個だあれ。
10人、20人、そんなんじゃない。
小粒のようなものが、持っていて。
…これはまずい。
僕は遠くのゆうきとかりんちゃんの方を見下ろす。
そしてワープで急いで戻ってきた。
戻ってくるとかりんちゃんはすでに警戒していたらしく、レンガの様なものを浮かしていた。
「まずいぞ!」
「どうしたの!?」
ゆうきが俺に気づく。
「あいつら火をもっていた!!」
「マジか…」
かりんちゃんが冷静に答える。
「ヤバいねそれは…うまく考えたもんだよ」
「何か分かったのか?」
何かに気づいていたようなので聞いてみる。
「ホークの能力って覚えてる?」
「えっと、確か分身だったよね…あ…」
答えたゆうきは気づいたように青ざめる。
「もし、もしだけど分身が何体も出来て、そいつら皆が火を持っていたら?」
「…まさか葉っぱが一気に落ちたのって」
「…ここら辺一体火の海になるよ」
アホな俺でも流石に分かった。
さっき見た小粒、あれはホークの分身体だ。
聞いたことがあるが奴は分身するたびに大きさが半分になるらしい。
つまり小粒になるほど分身しているということは相当な数になっているということか?
そしてそいつら一人一人が火を持って、この街に落としてくるということか。
「つまり、奴の狙い、仕掛けは空襲だったってこと」
未来がずっと言っていた。
何かを狙っているがそれが何かが分からない。
その正体が空襲だったのか!?
「とにかくヤバいよ、りゅうちんは壁の上で数を減らしな」
「分かった!!」
言われるがままに壁の上に戻る。
火の軍隊は先ほどよりも大分近づいていた。
よく見たら小さいホークがハエのような大きさなのが肉眼で分かるようになっていた。
ここまで近づいていたのか。
ヤバいどうしよう…。
いやとにかく、何とかしよう。
そう思い剣を構える。
そして火の軍隊が通りすぎるところを斬りつける。
何度も何度も振り回し、斬っていく。
そのおかげで何羽かは落とせた。
だが俺の横を何羽も何羽も通り過ぎる。
火が通るから熱さを感じる。
何なら何羽かの火は直接当たった。
とても熱いが、気にしている場合じゃない。
俺は俺の前に通ったやつは対応する。
それだけでも全部落としてやる。
その意気でやっている。
ちらっと後ろを見ると、火の軍隊は既に街の上に待機していた。
その火は、一つ一つはそんなに大きくは無い。
だが、ここまで多いと、あれが全部落とされたら街は大炎上してしまう。
経験したことない俺でもそれは分かる。
くっそ、やるしかない。
俺はワープを使い、その場所に飛ぶ。
それは空中だ。
普通ならこのまま落ちてしまう。
だが裏技の様なものだが、落ちてしまう前に今自分が存在する場所にワープする。
それを繰り返すと常に上空に保てるのだ。
それを使って火の軍隊のところへ向かう。
無茶苦茶熱い。
既に何か所か火傷している。
それでも俺は近づき斬りつける。
一羽二羽斬りつけ止めようとする。
だが失敗した。
そいつらが落ちると、同時に持っていた火も落ちる。
結局のところ、何も変わらない。
それに気づいた時には遅かった。
俺はせめてものと落ちる火の方を見る。
そしてその方にワープし火を受け止める。
自分に火が燃え移る。
その後、噴水の方にワープし鎮火する。
何とかなった、なったが。
これはしんどい…。
ちょっとぐらいならこれで何とかなる。
だがあの量は。
上空に広がるあの量は俺が受け止められるものじゃ…。
何か、何か無いのか…。
「あれー龍太君だー」
誰かに後ろから話しかけられる。
このゆったりした喋り方は…。
「澪!?」
「そうだよー」
そこにいたのは未来と一緒に行ったはずの澪だった。
何故か噴水を浴びていたらしくびちょびちょだった。
「何でここに!?」
「んー未来君に頼まれてねー」
「頼まれて…?」
「うん、あの火を何とかするってー」
澪はそう言って、上を指さす。
「おいおい、何だありゃぁ」
ボロボロのタイガーは見上げてぼやく。
「あれはホーク、飛空狩人のホークだ」
「何!?」
僕の言葉にタイガーは驚いていた。
何だ、知らなかったのかこの作戦を。
「どうやら作戦を共有してないみたいだな」
そりゃこういう仲間割れ起きるわな。
エレファンの遺体を見ながら思う。
「ホークの能力は知っているだろう?分身体がそれぞれ火を持っているんだよ」
「な、そしたらこの街は!?」
「あぁもうすぐ火の海さ」
冷静に答える。
「どうやら本当にお互い相打ちにしようとしてたみたいだな」
「な、何でそれをホークさんは…」
犬の獣人がショックを受けたように聞く。
どうやら本来ホークはそういう事しないんだろうな。
「さあ、そこまでは分からない」
「な!?」
「だが今は裏に何があってもおかしくない」
それは僕らがよく知っているはずだ。
エレファンから話を聞いた僕らなら。
「そんなことよりいいのか!?」
「ん?」
「もうじきあの火は落ちてくるのだろ!?」
「ああ…」
言いたいことは分かった。
何とかしないのかってことだろ?
「まあ落ちてきたとして、正直僕には何もできない、せいぜい下水道に避難するぐらいだ」
「な!?」
いいのか、という表情。
自分の街が燃やされるのだぞと心配してるんだろうな。
「ただ大丈夫、仕掛けはしといた」
「仕掛け…?」
「ああ、それがうまくいけばいいのだが」
そんなことを考えていると。
「あ、火が!!」
サルの獣人が指を指す。
火が落ちてきたのだ。
さて、準備は完了しているだろうな。
僕はそれを確かめるべく、あえてこの場に残る。
もし失敗した場合はいち早く予測を変える必要がある。
だがそれは僕の見たバッドエンドに近い世界だ。
なので成功してほしいのだ。
そんなことを思っていた時だ。
「…な!?なんだこれは!?」
「ふえ!?」
「やば!?」
皆がザワザワしだす。
「…流石だ、理恵」
第一段階は成功したみたいだ。
その証拠に今空に浮かびあがったもの。
それは大きな氷の膜だった。
そう言って俺、神条龍太ははホークを倒しに行ったわけだが。
現在、大分困っている。
…ホークはどこだ?
現在いつ現れてもいいように屋根の上で待機している。
それから30分ぐらい経っている。
「いやー誰も来ないね」
「マジ暇、まーぶっちゃけありがたいっすー」
ゆうきとかりんちゃんは気が抜けてだべっている。
まーここら辺の敵は元々俺があらかたやったし…皆が頑張って無力化もしてくれた。
だから暇にはなる。
何なら向こうから爆音が鳴り響いてる。
あっちは未来が行った方角だ。
エレファンとの戦いが始まったのだろう。
…やっぱあっちに行った方がいいかな?
いや、友が任せたって言ったんだ。
だったらホークを待つぞ!
そんなことを考えていた時だ。
「お、来たみたいだねー」
かりんちゃんが引き締まった顔で一方を見つめる。
「来た?」
「うん、あそこに葉っぱがヒラってるっしょ」
指さしたほう、本当によく見ると葉っぱが数枚ヒラヒラと落ちていた。
「葉っぱにお願いしてたんだー、壁の上で待機して空から敵来たら落ちて教えてって」
こいつの能力は本当に使い勝手がいい。
物に命令が出来るのだが、こんなに細かいことも出来るのだから驚きだ。
「んでんで、それを各方向に置いてるんだけどー、うん落ちてるのはあそこだけだねー」
ということはあそこから来るって事か。
さて、葉っぱが落ちてるのが分かるということは、そこは見えているという事。
なら俺の出番だ。
俺はすぐさま能力を発動し、ワープする。
気が付けば一瞬で壁の上だ。
その時に空にヒュンと浮いて落ちてくるとかぐるぐるしばらく走って速度が付いたらワープできるとかそういう条件は無い。
本当に目に見えたとこ、そこにワープって思ったらたどり着く。
本当に簡単な仕様だ。
ただ周りには既にかりんちゃんとゆうきはいない。
俺の能力は自分の着ている服や持ち物は連れていける。
けどどうも人は無理なんだよな。
だからいつも一人でワープする。
さてと、ホークはと…あれか?
よく見ると遠くに小粒のようなものが近づいてくるのが見える。
葉っぱはあんなのが見えたんか…。
そんなことを思った時だ。
「…は?」
俺の周りの、壁の上に残っていた葉っぱが、一気に落ちた。
どういうことだ?
敵が多方向に分かれたのか?
それもこんな急に。
どういう…。
確認すべく周りを見てみる。
まず思ったことが一つ。
ホークが…消えた?
さっき見つけた空中の敵がいなくなっていた。
その代わりに見えたものがある。
あれは、明るくて、揺らめいてて。
…火か?
…おいおい待て待て。
その火が何個だあれ。
10人、20人、そんなんじゃない。
小粒のようなものが、持っていて。
…これはまずい。
僕は遠くのゆうきとかりんちゃんの方を見下ろす。
そしてワープで急いで戻ってきた。
戻ってくるとかりんちゃんはすでに警戒していたらしく、レンガの様なものを浮かしていた。
「まずいぞ!」
「どうしたの!?」
ゆうきが俺に気づく。
「あいつら火をもっていた!!」
「マジか…」
かりんちゃんが冷静に答える。
「ヤバいねそれは…うまく考えたもんだよ」
「何か分かったのか?」
何かに気づいていたようなので聞いてみる。
「ホークの能力って覚えてる?」
「えっと、確か分身だったよね…あ…」
答えたゆうきは気づいたように青ざめる。
「もし、もしだけど分身が何体も出来て、そいつら皆が火を持っていたら?」
「…まさか葉っぱが一気に落ちたのって」
「…ここら辺一体火の海になるよ」
アホな俺でも流石に分かった。
さっき見た小粒、あれはホークの分身体だ。
聞いたことがあるが奴は分身するたびに大きさが半分になるらしい。
つまり小粒になるほど分身しているということは相当な数になっているということか?
そしてそいつら一人一人が火を持って、この街に落としてくるということか。
「つまり、奴の狙い、仕掛けは空襲だったってこと」
未来がずっと言っていた。
何かを狙っているがそれが何かが分からない。
その正体が空襲だったのか!?
「とにかくヤバいよ、りゅうちんは壁の上で数を減らしな」
「分かった!!」
言われるがままに壁の上に戻る。
火の軍隊は先ほどよりも大分近づいていた。
よく見たら小さいホークがハエのような大きさなのが肉眼で分かるようになっていた。
ここまで近づいていたのか。
ヤバいどうしよう…。
いやとにかく、何とかしよう。
そう思い剣を構える。
そして火の軍隊が通りすぎるところを斬りつける。
何度も何度も振り回し、斬っていく。
そのおかげで何羽かは落とせた。
だが俺の横を何羽も何羽も通り過ぎる。
火が通るから熱さを感じる。
何なら何羽かの火は直接当たった。
とても熱いが、気にしている場合じゃない。
俺は俺の前に通ったやつは対応する。
それだけでも全部落としてやる。
その意気でやっている。
ちらっと後ろを見ると、火の軍隊は既に街の上に待機していた。
その火は、一つ一つはそんなに大きくは無い。
だが、ここまで多いと、あれが全部落とされたら街は大炎上してしまう。
経験したことない俺でもそれは分かる。
くっそ、やるしかない。
俺はワープを使い、その場所に飛ぶ。
それは空中だ。
普通ならこのまま落ちてしまう。
だが裏技の様なものだが、落ちてしまう前に今自分が存在する場所にワープする。
それを繰り返すと常に上空に保てるのだ。
それを使って火の軍隊のところへ向かう。
無茶苦茶熱い。
既に何か所か火傷している。
それでも俺は近づき斬りつける。
一羽二羽斬りつけ止めようとする。
だが失敗した。
そいつらが落ちると、同時に持っていた火も落ちる。
結局のところ、何も変わらない。
それに気づいた時には遅かった。
俺はせめてものと落ちる火の方を見る。
そしてその方にワープし火を受け止める。
自分に火が燃え移る。
その後、噴水の方にワープし鎮火する。
何とかなった、なったが。
これはしんどい…。
ちょっとぐらいならこれで何とかなる。
だがあの量は。
上空に広がるあの量は俺が受け止められるものじゃ…。
何か、何か無いのか…。
「あれー龍太君だー」
誰かに後ろから話しかけられる。
このゆったりした喋り方は…。
「澪!?」
「そうだよー」
そこにいたのは未来と一緒に行ったはずの澪だった。
何故か噴水を浴びていたらしくびちょびちょだった。
「何でここに!?」
「んー未来君に頼まれてねー」
「頼まれて…?」
「うん、あの火を何とかするってー」
澪はそう言って、上を指さす。
「おいおい、何だありゃぁ」
ボロボロのタイガーは見上げてぼやく。
「あれはホーク、飛空狩人のホークだ」
「何!?」
僕の言葉にタイガーは驚いていた。
何だ、知らなかったのかこの作戦を。
「どうやら作戦を共有してないみたいだな」
そりゃこういう仲間割れ起きるわな。
エレファンの遺体を見ながら思う。
「ホークの能力は知っているだろう?分身体がそれぞれ火を持っているんだよ」
「な、そしたらこの街は!?」
「あぁもうすぐ火の海さ」
冷静に答える。
「どうやら本当にお互い相打ちにしようとしてたみたいだな」
「な、何でそれをホークさんは…」
犬の獣人がショックを受けたように聞く。
どうやら本来ホークはそういう事しないんだろうな。
「さあ、そこまでは分からない」
「な!?」
「だが今は裏に何があってもおかしくない」
それは僕らがよく知っているはずだ。
エレファンから話を聞いた僕らなら。
「そんなことよりいいのか!?」
「ん?」
「もうじきあの火は落ちてくるのだろ!?」
「ああ…」
言いたいことは分かった。
何とかしないのかってことだろ?
「まあ落ちてきたとして、正直僕には何もできない、せいぜい下水道に避難するぐらいだ」
「な!?」
いいのか、という表情。
自分の街が燃やされるのだぞと心配してるんだろうな。
「ただ大丈夫、仕掛けはしといた」
「仕掛け…?」
「ああ、それがうまくいけばいいのだが」
そんなことを考えていると。
「あ、火が!!」
サルの獣人が指を指す。
火が落ちてきたのだ。
さて、準備は完了しているだろうな。
僕はそれを確かめるべく、あえてこの場に残る。
もし失敗した場合はいち早く予測を変える必要がある。
だがそれは僕の見たバッドエンドに近い世界だ。
なので成功してほしいのだ。
そんなことを思っていた時だ。
「…な!?なんだこれは!?」
「ふえ!?」
「やば!?」
皆がザワザワしだす。
「…流石だ、理恵」
第一段階は成功したみたいだ。
その証拠に今空に浮かびあがったもの。
それは大きな氷の膜だった。
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