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アキト、、、、

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早く王宮に戻りたい、、、、
アキトに、、、、

でもアキトには正妻がいて俺が好きって言ったら、、、、

アキトのそばに居られない?

言わない方がいい、、、、

でもアキトを騙すことになる

ドガーン、ドガーン

外から大きな音と叫ぶ声が聞こえる

アキト?
来てくれた!!

だけど、、、、今会って大丈夫なのか?自分の感情を抑えられる?

「リオン!!
どこだ!!」

アキト、、、、

声が出ない、、、、呼びたいのに

「アキト、、、、」

「!!お前、、、、王様の正妻か?」

違うただの友人
アキトは俺が好きだと言ったけど正妻を取ってた

男の俺じゃダメなんだ、、、、

「違う、、、、」
自分のとは思えないほどの低い声

「でもアキトって呼びすて、、、、
なんで泣いてんだ?」

「泣いてない!」

別に、、、、悲しくない!意味わかんないだけ
好きだと言ってでも正妻を取った

俺はいらないはずなのに
なんで助けに来る

「リオン! リオン!
どこだ!!」

「リオン様!」

リヒトさん呼んだから来ただけ

そう思わないと、、、、自惚れてはいけない

アキト自身で来た訳じゃない

リヒトさんのせいにしないため

だから好きも王宮に住むも全部デタラメでそれに頷きた俺が悪い

キスも、、、、嫌々やってたんだ
自惚れてはいけない
傷つけられたなんて思っちゃいけない
自分が悪いのだから、、、、

「リオン!
返事をしてくれ!リオン!」

「お前本当に正妻じゃないのか?」

涙が出ていて喋れなくて
頷くことしか出来ない

「でもリオンってお前の事だろ?」

コクリ頷く

「探してんのは王様だろ?」

頷く

「すげー必死だそ」

、、、、

違う優秀な魔法士が死んだら面倒臭いだけ

「どこだ!!リオン!」

「呼んでやろうか?」

えっ?いや拉致ったのあんただよね

「お前見てるとなんか王様に合わせてあげたいと思ってな、、、、」

そう言うと男の手元に魔法陣が浮き出て
外に大きな声が響いた

「王様、リオン、、、、様は教会の地下だ
攻撃してる奴はやめろ!」

ここ教会なの!
そう言えば子供がチラホラ、、、、

えっ?盗賊だよね、、、、えっ?

「リオン!!」
「リオン様」

アキト、、、、
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