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神聖で普遍的な朝
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水浴びを終えると、聖女としての勉強の時間だった。聖書、それにまつわる書物を各自読み、あるいはノートに書き記し、各々勉強に励む。
ようやく日の差してきた窓辺の机について、ミシェルは本を広げた。
読書は好きだった。本当のところ、水浴びよりも聖書を繰り返し読み、言葉を心に刻む方がよほど彼女にとって心の切り替えになるのだった。
聖なる書物を広げ、神からの言葉を浴びる──それ自体が、ミシェルに静かな高揚をもたらした。
ただ、六歳の頃、教団に拾われて文字を習い始めてから十一年、繰り返し読んだ文字や物語に、少々げんなりすることのあるのも事実だった。始めて物語に触れたときのような、胸の高鳴りをまた感じたい、そう思ってから、「強すぎる欲求は身を滅ぼす」と教わった言葉を思い返し、自らを戒めた。
禁欲の世界において、三大欲求だけでない、あらゆる欲求の誘惑は自ら打ち勝たなければならないものだった。ミシェルにとって、そして他のアリーナ、エレンにとっても。あるいは前代の天に召された聖女たちにとっても。
──鐘が鳴った。七度打ち鳴らされる澄んだ音は、午前の七時を示し、また朝食の時間を知らせるものだ。
ミシェルは本を閉じ書棚へ戻すと、薄い衣擦れの音と共に読書室を後にした。
ようやく日の差してきた窓辺の机について、ミシェルは本を広げた。
読書は好きだった。本当のところ、水浴びよりも聖書を繰り返し読み、言葉を心に刻む方がよほど彼女にとって心の切り替えになるのだった。
聖なる書物を広げ、神からの言葉を浴びる──それ自体が、ミシェルに静かな高揚をもたらした。
ただ、六歳の頃、教団に拾われて文字を習い始めてから十一年、繰り返し読んだ文字や物語に、少々げんなりすることのあるのも事実だった。始めて物語に触れたときのような、胸の高鳴りをまた感じたい、そう思ってから、「強すぎる欲求は身を滅ぼす」と教わった言葉を思い返し、自らを戒めた。
禁欲の世界において、三大欲求だけでない、あらゆる欲求の誘惑は自ら打ち勝たなければならないものだった。ミシェルにとって、そして他のアリーナ、エレンにとっても。あるいは前代の天に召された聖女たちにとっても。
──鐘が鳴った。七度打ち鳴らされる澄んだ音は、午前の七時を示し、また朝食の時間を知らせるものだ。
ミシェルは本を閉じ書棚へ戻すと、薄い衣擦れの音と共に読書室を後にした。
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