詠み人知らず、言わずと知れて。

はじまりの唄

ちっぽけな世界に

君は今、何を願っているのかな？

遠い遠い遥か彼方、僕はただ一人。

君を想って生きている。



人からしたら小さい悲しみでも、
僕にとってそれは大きな悲しみであって。

人からしたら小さい喜びでも、
僕にとってそれは大きな喜びだ。



人からしたらくだらない悩みでも、
僕にとってそれは大切な悩みで。

人にからしたらどうでもいい願いでも、
僕にとってそれは大事な願いだ。



君が誰かを想って笑うのと同じように、
僕は君を想って笑いたい。

君が誰かを失って泣くのと同じように、
僕は君を失って泣きたい。

君が誰かを救うのと同じように、
僕は君を救いたい。



世界は回っている。


誰に何が起ころうとも、
人知れず世界は回っている。

僕に何が起ころうとも、
知らん顔して世界は回っている。

君に何が起ころうとも、
気づかず世界は回っている。



太陽が登り、そして沈んで行く。


大地に花が咲き、そして枯れて行く。


海に生物が生まれ、そして死んで行く。



僕の願いも、君の願いも、
この世界にとっては
ちっぽけなものでしかなくて。

僕の感情も、君の感情も、
この世界にとっては
ゴミ屑のようなものでしかない。



君は今、何を考えているかな？


僕はただ一人、君に恋い焦がれてる。




遠い遠い遥か彼方。




僕はただ一人。




君のちっぽけな笑顔を思い出して

この広い世界の中

僕はただ一人

ちっぽけな笑顔を浮かべてる。




ゴミ屑のようで、宝石のような、
そんなちっぽけな笑顔を、



僕はこの広い世界で育てて生きたい。