詠み人知らず、言わずと知れて。

恋を知る

君を好きでいたいんだ

『僕は、
   君に必要とされる人になれていますか？』




君に必要とされる人はどんな人ですか？


君に大切にしたいと思われる人は
どんな人ですか？


君に愛される人はどんな人ですか？




『君に好きと言われる僕は、
   どんな僕だった？』




君を必要としていた人はどんな人ですか？


君を大切にしたいと思う人は
どんな人ですか？


君を愛していた人はどんな人ですか？




『君を好きだと言った僕は
   どんな僕だった？』




自分が自分じゃなくなる時ってある？


自分が許せなくなる時ってある？


自分が情けなくなる時ってある？




『僕って、こんな人だったっけ？』




君を愛すれば愛するだけ、
苦しくなる。


君を追いかければ追いかけるだけ、
遠くなる。


君を想えば想うだけ、
不安になる。




『僕が好きなのは、本当に君だった？』




分からなくなる。



いや、分からなくなった。



僕は正しいのだろうか。


僕は向いているのだろうか。


僕はここにいていいのだろうか。



そんな悩みを抱いていると、
君は言ってくれた。




「いていいんだよ。
   ここに、いてほしいんだよ。」




僕は、君が望む人になれていますか？


君が安心出来る人になれていますか？


君に愛される人になっていますか？




「それでも僕は、君を好きでいたい。」




命令でも、指令でも、天命でもない。




僕が、そうしていたいんだ。




「君を、好きでいたいんだ。」