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第1章
終わりの始まり!?
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ダーマ暦535年、土の月6日
東のラルム帝国、西のオーティリス王国、北のレーヌ連邦、南のダンゼル皇国のそれぞれで取り決めに従い、特大魔術術式が発動した。
――――――
俺は自転車で信号を渡っていた。
普段なら車が来ないか確認するはずだが、今日はテスト終わりで疲れていた。
たまたま怠った行為により、信号無視した暴走車にはねられたはずだった。
だが、気が付くと車は俺の真横で停止しており、周りのものも止まっていた。
「やぁ、東出竜也君。君はこれから車に轢かれて死ぬ。けど、君の命をここで散らしてしまうのはもったいない。だから、僕は君に2つの選択肢をあげよう。」
そんな声がする方を見ると、見た目は20ぐらいの美青年が立っていた。いや、浮いていた。
「ちょっと待った。あなたは一体だれなんだ?」
俺はそう問いかけた。
「僕かい?うーんとね、君たちが言う感じで言うと神様って所かな。あっ、でもこの世界を管理している神様とは別だよ。まぁ、気心の知れた友人でさ、ちょっと相談に来てたんだ。」
少年の見た目そのままに、とても軽い感じで話しかけてくる自称神様。
「なるほど。それで、別世界からわざわざ何を相談しに来たんだ?」
「うんうん。よく聞いてくれた。それこそ僕が君に与える選択肢だよ。僕の管理する世界に来る気はない?」
「異世界転生ってことか?」
最近、この手の小説ばかり読んでいたため、すぐにそう解釈した。
「うーん、異世界転生よりかは異世界召喚って言った方がいいかな。君の体はそのままだし。」
なるほど、召喚のほうか。
「そう言えば、もうひとつの選択肢はなんだ?」
「そんなのは決まってるじゃないか。このまま時が動き出して君は車に轢かれて死ぬ。」
神様は相変わらずの調子で言った。
「なるほど。じゃあ、選ぶ方は決まっているな。もちろん、このまま死ぬ。」
「えっ?えっ?君は異世界に行きたくはないのかい?」
神様はとても驚き、動揺しながら聞いてきた。
「ああ、別に興味が無いわけではないが、異世界に行っても某小説の様に不遇な扱いを受けるかもしれないなら、死んだ方がましだ。」
とてもひねくれた答えだとは自分でも分かっている。だが、これは本心だ。それにこの世界に神様がいるなら、輪廻転生もあながち嘘ではないのかもしれない。それなら、生まれ変わったほうがいい。
「僕は君を気に入ったよ!今まで何回も異世界召喚の手助けをしてきたけど、こんな人もいるんだね。いいよ、君だけは特別に転生させてあげる。言語だけは不自由しないようにしてね。」
そういうと、神様は指をパチンと鳴らした。
その瞬間、見えている世界が回り始め意識がフェードアウトしていった。
東のラルム帝国、西のオーティリス王国、北のレーヌ連邦、南のダンゼル皇国のそれぞれで取り決めに従い、特大魔術術式が発動した。
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俺は自転車で信号を渡っていた。
普段なら車が来ないか確認するはずだが、今日はテスト終わりで疲れていた。
たまたま怠った行為により、信号無視した暴走車にはねられたはずだった。
だが、気が付くと車は俺の真横で停止しており、周りのものも止まっていた。
「やぁ、東出竜也君。君はこれから車に轢かれて死ぬ。けど、君の命をここで散らしてしまうのはもったいない。だから、僕は君に2つの選択肢をあげよう。」
そんな声がする方を見ると、見た目は20ぐらいの美青年が立っていた。いや、浮いていた。
「ちょっと待った。あなたは一体だれなんだ?」
俺はそう問いかけた。
「僕かい?うーんとね、君たちが言う感じで言うと神様って所かな。あっ、でもこの世界を管理している神様とは別だよ。まぁ、気心の知れた友人でさ、ちょっと相談に来てたんだ。」
少年の見た目そのままに、とても軽い感じで話しかけてくる自称神様。
「なるほど。それで、別世界からわざわざ何を相談しに来たんだ?」
「うんうん。よく聞いてくれた。それこそ僕が君に与える選択肢だよ。僕の管理する世界に来る気はない?」
「異世界転生ってことか?」
最近、この手の小説ばかり読んでいたため、すぐにそう解釈した。
「うーん、異世界転生よりかは異世界召喚って言った方がいいかな。君の体はそのままだし。」
なるほど、召喚のほうか。
「そう言えば、もうひとつの選択肢はなんだ?」
「そんなのは決まってるじゃないか。このまま時が動き出して君は車に轢かれて死ぬ。」
神様は相変わらずの調子で言った。
「なるほど。じゃあ、選ぶ方は決まっているな。もちろん、このまま死ぬ。」
「えっ?えっ?君は異世界に行きたくはないのかい?」
神様はとても驚き、動揺しながら聞いてきた。
「ああ、別に興味が無いわけではないが、異世界に行っても某小説の様に不遇な扱いを受けるかもしれないなら、死んだ方がましだ。」
とてもひねくれた答えだとは自分でも分かっている。だが、これは本心だ。それにこの世界に神様がいるなら、輪廻転生もあながち嘘ではないのかもしれない。それなら、生まれ変わったほうがいい。
「僕は君を気に入ったよ!今まで何回も異世界召喚の手助けをしてきたけど、こんな人もいるんだね。いいよ、君だけは特別に転生させてあげる。言語だけは不自由しないようにしてね。」
そういうと、神様は指をパチンと鳴らした。
その瞬間、見えている世界が回り始め意識がフェードアウトしていった。
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