13 / 103
8 ー羞恥ー
しおりを挟む
「奥様があんなに子供の扱いがうまいとは思いませんでした」
執事のモーリスは感心したように口にした。
「子供の相手をする機会などないはずなんだが……」
クラウディオは不思議に思う。アロイスが産まれてから一度も会いに行ったことはなく、アロイスの相手をしたのは今回が初めてだ。
人形であやしているのも驚いたが、子供と追い掛けっこをして楽しむ様子にはさらに驚かされた。
庭園でアロイスとなにかをしているのを見掛けて、念のためと様子を見に行ったが、アロイス相手にヒステリックになることもなく笑顔で対応していた。
普段のセレスティーヌならば自分で動くことなく傍観していそうなのに。
(セレスティーヌの興味は私の気を引くことばかりで、それ以外に率先して行動するのを見たことがないからな……)
今回も自分の気を引くために、子供の相手をしているのだと思っていた。
普段は虚ろな雰囲気で、どこを視界に入れているのか分からなかった。クラウディオを認識した途端に動き出す、魔法を掛けられた人形のようだった。
それがどうだろう。やけに生き生きとしている姿が、まるで別人のようだ。
「人が変わったみたいだな……」
「吹っ切れたのではないですか? 旦那様に会いに来ることもなくなりましたし」
確かに会うことがなくなった。こちらはセレスティーヌが姿を見せない分、不気味さを感じていたのだが。
「私に言い返すのも、初めてだったな」
クラウディオが話を早く終わらせようと会話を進めているのもあるが、セレスティーヌが反論することはない。すがってくる時に言い訳がましく話すことはあったが、はっきりと意見を否定してくることはなかった。
「あんなに毅然とした態度は、初めて見た……」
「姉君のお子様を預かっている身として、しっかりと考えを持たれたのではないでしょうか。責任を持ってお子様に向き合っていらっしゃるのでは?」
「そういった気遣いをするんだな。子を持ったことなどないのに……」
自分のことしか考えていなそうだが、子供には気を遣う精神は持っているようだ。
クラウディオがそう思っているとモーリスがコホン、とわざとらしく咳払いをする。
「旦那様、今の発言は奥様の前ではおやめください」
「なにをだ?」
なんのことだろうか。純粋に分からず問うと、モーリスは若干表情を曇らせた。
「セレスティーヌ様がご自分の奥様だということをお忘れですか? 奥様にお子ができるわけがないのに、さすがに無神経ですよ」
モーリスの注意に、クラウディオはカッと赤面する。
セレスティーヌと夜を共にしたこともないのに、子を持ったことなどないと言うのは、彼女を侮辱したのも同然だった。
「セレスティーヌ様を避けることについて私は止めません。セレスティーヌ様やセレスティーヌ様のお父上の所業は卑怯だと思っているからです。ですが、最低限の礼儀はわきまえるべきであると存じます」
モーリスの言葉にクラウディオは深い羞恥を感じた。
セレスティーヌと寝室を共にしたことはない。
彼女と結婚をする前に、部屋や寝室全てが別で、共にすることは一生ないだろうと伝えていたからだ。
彼女はその言葉を聞いた時、震えながらも口元をひくつかせ、薄笑いをしていた。すぐに何かを言い返してくるかと思ったが、何を言うこともなく、ただ静かに頷いた。
言いたいことがあれば、言えばいいものを。
だが、これに関しては意思を変えるつもりはない。子供ができればセレスティーヌの父親は必ず口を出し公爵家に関わろうとするだろうし、セレスティーヌは子供を使ってなにかをしてくるだろう。
たとえ結婚しても、積極的にセレスティーヌに関わる気はない。それを結婚前に伝えたが、セレスティーヌは結婚を諦める真似はしなかった。
(父親に許しをもらえなかったのかもしれないが)
借金返済に苦しむこちらの足元を見て、セレスティーヌの父親はセレスティーヌを公爵家に嫁がせた。セレスティーヌは喜んで嫁いできたようだが、自分には理解できないでいる。
(相手になどしたことがないからな)
結婚してからもずっと相手にしていない。こちらの気を引くためにわざと問題を起こすため、ほとほとうんざりしていた。
それが突然、顔を合わせることもなくなった。
計画だと言われれば納得する。あのセレスティーヌが堂々とした態度で意見を言い返してきたのだから。
だが……。
「あれが演技だとは思えなかったな」
クラウディオはそんなことを考えながら庭園に出ていた。もともと外に出て考え事をするのが好きなのだが、セレスティーヌが現れるため部屋にこもることが増えていた。
セレスティーヌがいないと思えば警戒せずに庭園をまわれる。もう夕闇が空を包む時間だ。この時間にセレスティーヌは外に出ない。アロイスと食事を一緒にするからだ。
しかし、クラウディオははたと気付いた。先ほどセレスティーヌが言い返してきた場所にいつの間にか足を向けていたようだ。
「いや、セレスティーヌが気になったわけではない。猫が気になって」
そんなことを口にしながら、先ほどの猫がいないか周囲を見回す。
大体、どうして庭園に野良猫がいるのか。モーリスに言って駆除させた方がいいだろうか。
「アロイスになにかあったら困ると言っていたし……」
そう呟いて、再びはっとする。
「別に、セレスティーヌに言われて気になったわけでは」
誰に説明するでもなく呟いて、クラウディオは一人で首を振る。そうしてすぐにため息をついて灯りのある場所に移動した。屋根のあるベンチがあるので、そちらで頭を冷やしたい。
すると、ぴゃー。という鳴き声が聞こえた。
「こんなところにいたのか……」
先ほどと同じ、母親猫と子猫が集まっている。寒くなってきたので風除けにベンチの下で休んでいるのだろう。
子猫たちがクラウディオに気付くと、足元に集まってきた。
「な、なんだ」
クラウディオの手のひらの中に入ってしまうほどの小さな猫たちだが、足によじ登ろうとしてきたり、ズボンを引っ掻いたりしてくる。母猫は威嚇してくるが、子猫たちは気にしないようだ。
これは確かに危ないのかもしれない。アロイスが引っ掻かれて病気にでもなったら大変だ。
公爵邸の庭園で猫が勝手に子を産んでいたのだ。さっさと駆除すれば良い。それが一番適当で、無駄のないことだろう。
そう思ったが、ベンチの下の奥の方に水や餌、毛布が敷かれているのが見えた。セレスティーヌが命令したのか、誰かが行ったのか、猫たちの世話をしているようだ。
毛布は新しいのでセレスティーヌだろうか。
「いや、そんな真似をするような人じゃない」
だが、アロイスはこの猫たちを見て喜んでいたし、セレスティーヌも穏やかな顔をして眺めていた。それに、セレスティーヌは猫たちから少し離れて見守りながら、アロイスに病気がなければ触れるかしら、と乳母に聞いていたのも気になる。
反復して考えて、クラウディオは髪の毛をくしゃりと掻き上げた。
「~~~~~っ。どうかしている」
そう言いながら首を振りうろうろするクラウディオを、猫たちが首を傾げながら見つめていた。
執事のモーリスは感心したように口にした。
「子供の相手をする機会などないはずなんだが……」
クラウディオは不思議に思う。アロイスが産まれてから一度も会いに行ったことはなく、アロイスの相手をしたのは今回が初めてだ。
人形であやしているのも驚いたが、子供と追い掛けっこをして楽しむ様子にはさらに驚かされた。
庭園でアロイスとなにかをしているのを見掛けて、念のためと様子を見に行ったが、アロイス相手にヒステリックになることもなく笑顔で対応していた。
普段のセレスティーヌならば自分で動くことなく傍観していそうなのに。
(セレスティーヌの興味は私の気を引くことばかりで、それ以外に率先して行動するのを見たことがないからな……)
今回も自分の気を引くために、子供の相手をしているのだと思っていた。
普段は虚ろな雰囲気で、どこを視界に入れているのか分からなかった。クラウディオを認識した途端に動き出す、魔法を掛けられた人形のようだった。
それがどうだろう。やけに生き生きとしている姿が、まるで別人のようだ。
「人が変わったみたいだな……」
「吹っ切れたのではないですか? 旦那様に会いに来ることもなくなりましたし」
確かに会うことがなくなった。こちらはセレスティーヌが姿を見せない分、不気味さを感じていたのだが。
「私に言い返すのも、初めてだったな」
クラウディオが話を早く終わらせようと会話を進めているのもあるが、セレスティーヌが反論することはない。すがってくる時に言い訳がましく話すことはあったが、はっきりと意見を否定してくることはなかった。
「あんなに毅然とした態度は、初めて見た……」
「姉君のお子様を預かっている身として、しっかりと考えを持たれたのではないでしょうか。責任を持ってお子様に向き合っていらっしゃるのでは?」
「そういった気遣いをするんだな。子を持ったことなどないのに……」
自分のことしか考えていなそうだが、子供には気を遣う精神は持っているようだ。
クラウディオがそう思っているとモーリスがコホン、とわざとらしく咳払いをする。
「旦那様、今の発言は奥様の前ではおやめください」
「なにをだ?」
なんのことだろうか。純粋に分からず問うと、モーリスは若干表情を曇らせた。
「セレスティーヌ様がご自分の奥様だということをお忘れですか? 奥様にお子ができるわけがないのに、さすがに無神経ですよ」
モーリスの注意に、クラウディオはカッと赤面する。
セレスティーヌと夜を共にしたこともないのに、子を持ったことなどないと言うのは、彼女を侮辱したのも同然だった。
「セレスティーヌ様を避けることについて私は止めません。セレスティーヌ様やセレスティーヌ様のお父上の所業は卑怯だと思っているからです。ですが、最低限の礼儀はわきまえるべきであると存じます」
モーリスの言葉にクラウディオは深い羞恥を感じた。
セレスティーヌと寝室を共にしたことはない。
彼女と結婚をする前に、部屋や寝室全てが別で、共にすることは一生ないだろうと伝えていたからだ。
彼女はその言葉を聞いた時、震えながらも口元をひくつかせ、薄笑いをしていた。すぐに何かを言い返してくるかと思ったが、何を言うこともなく、ただ静かに頷いた。
言いたいことがあれば、言えばいいものを。
だが、これに関しては意思を変えるつもりはない。子供ができればセレスティーヌの父親は必ず口を出し公爵家に関わろうとするだろうし、セレスティーヌは子供を使ってなにかをしてくるだろう。
たとえ結婚しても、積極的にセレスティーヌに関わる気はない。それを結婚前に伝えたが、セレスティーヌは結婚を諦める真似はしなかった。
(父親に許しをもらえなかったのかもしれないが)
借金返済に苦しむこちらの足元を見て、セレスティーヌの父親はセレスティーヌを公爵家に嫁がせた。セレスティーヌは喜んで嫁いできたようだが、自分には理解できないでいる。
(相手になどしたことがないからな)
結婚してからもずっと相手にしていない。こちらの気を引くためにわざと問題を起こすため、ほとほとうんざりしていた。
それが突然、顔を合わせることもなくなった。
計画だと言われれば納得する。あのセレスティーヌが堂々とした態度で意見を言い返してきたのだから。
だが……。
「あれが演技だとは思えなかったな」
クラウディオはそんなことを考えながら庭園に出ていた。もともと外に出て考え事をするのが好きなのだが、セレスティーヌが現れるため部屋にこもることが増えていた。
セレスティーヌがいないと思えば警戒せずに庭園をまわれる。もう夕闇が空を包む時間だ。この時間にセレスティーヌは外に出ない。アロイスと食事を一緒にするからだ。
しかし、クラウディオははたと気付いた。先ほどセレスティーヌが言い返してきた場所にいつの間にか足を向けていたようだ。
「いや、セレスティーヌが気になったわけではない。猫が気になって」
そんなことを口にしながら、先ほどの猫がいないか周囲を見回す。
大体、どうして庭園に野良猫がいるのか。モーリスに言って駆除させた方がいいだろうか。
「アロイスになにかあったら困ると言っていたし……」
そう呟いて、再びはっとする。
「別に、セレスティーヌに言われて気になったわけでは」
誰に説明するでもなく呟いて、クラウディオは一人で首を振る。そうしてすぐにため息をついて灯りのある場所に移動した。屋根のあるベンチがあるので、そちらで頭を冷やしたい。
すると、ぴゃー。という鳴き声が聞こえた。
「こんなところにいたのか……」
先ほどと同じ、母親猫と子猫が集まっている。寒くなってきたので風除けにベンチの下で休んでいるのだろう。
子猫たちがクラウディオに気付くと、足元に集まってきた。
「な、なんだ」
クラウディオの手のひらの中に入ってしまうほどの小さな猫たちだが、足によじ登ろうとしてきたり、ズボンを引っ掻いたりしてくる。母猫は威嚇してくるが、子猫たちは気にしないようだ。
これは確かに危ないのかもしれない。アロイスが引っ掻かれて病気にでもなったら大変だ。
公爵邸の庭園で猫が勝手に子を産んでいたのだ。さっさと駆除すれば良い。それが一番適当で、無駄のないことだろう。
そう思ったが、ベンチの下の奥の方に水や餌、毛布が敷かれているのが見えた。セレスティーヌが命令したのか、誰かが行ったのか、猫たちの世話をしているようだ。
毛布は新しいのでセレスティーヌだろうか。
「いや、そんな真似をするような人じゃない」
だが、アロイスはこの猫たちを見て喜んでいたし、セレスティーヌも穏やかな顔をして眺めていた。それに、セレスティーヌは猫たちから少し離れて見守りながら、アロイスに病気がなければ触れるかしら、と乳母に聞いていたのも気になる。
反復して考えて、クラウディオは髪の毛をくしゃりと掻き上げた。
「~~~~~っ。どうかしている」
そう言いながら首を振りうろうろするクラウディオを、猫たちが首を傾げながら見つめていた。
459
あなたにおすすめの小説
嫌われ皇后は子供が可愛すぎて皇帝陛下に構っている時間なんてありません。
しあ
恋愛
目が覚めるとお腹が痛い!
声が出せないくらいの激痛。
この痛み、覚えがある…!
「ルビア様、赤ちゃんに酸素を送るためにゆっくり呼吸をしてください!もうすぐですよ!」
やっぱり!
忘れてたけど、お産の痛みだ!
だけどどうして…?
私はもう子供が産めないからだだったのに…。
そんなことより、赤ちゃんを無事に産まないと!
指示に従ってやっと生まれた赤ちゃんはすごく可愛い。だけど、どう見ても日本人じゃない。
どうやら私は、わがままで嫌われ者の皇后に憑依転生したようです。だけど、赤ちゃんをお世話するのに忙しいので、構ってもらわなくて結構です。
なのに、どうして私を嫌ってる皇帝が部屋に訪れてくるんですか!?しかも毎回イラッとするとこを言ってくるし…。
本当になんなの!?あなたに構っている時間なんてないんですけど!
※視点がちょくちょく変わります。
ガバガバ設定、なんちゃって知識で書いてます。
エールを送って下さりありがとうございました!
私が行方不明の皇女です~生死を彷徨って帰国したら信じていた初恋の従者は婚約していました~
marumi
恋愛
「あら アルヴェイン公爵がドゥーカス令嬢をエスコートされていますわ」
「ご婚約されたと噂を聞きましたが、まさか本当だとは!」
私は五年前までこの国の皇女エリシアだった。
暗殺事件に巻き込まれ、幼なじみで初恋の相手だった従者――アルヴェイン公子と共に命からがら隣国、エルダールへ亡命した。
彼の「必ず迎えに来る」その言葉を信じて、隣国の地で彼を待ち続けた……。
それなのに……。
やっとの思いで帰国した帝国の華やかなパーティー会場で、一際目立っているのは、彼と、社交界の華と言われる令嬢だった――。
※校正にAIを使用していますが、自身で考案したオリジナル小説です。
※イメージが伝わればと思い、表紙画像をAI生成してみました。
夫に顧みられない王妃は、人間をやめることにしました~もふもふ自由なセカンドライフを謳歌するつもりだったのに、何故かペットにされています!~
狭山ひびき
恋愛
もう耐えられない!
隣国から嫁いで五年。一度も国王である夫から関心を示されず白い結婚を続けていた王妃フィリエルはついに決断した。
わたし、もう王妃やめる!
政略結婚だから、ある程度の覚悟はしていた。けれども幼い日に淡い恋心を抱いて以来、ずっと片思いをしていた相手から冷たくされる日々に、フィリエルの心はもう限界に達していた。政略結婚である以上、王妃の意思で離婚はできない。しかしもうこれ以上、好きな人に無視される日々は送りたくないのだ。
離婚できないなら人間をやめるわ!
王妃で、そして隣国の王女であるフィリエルは、この先生きていてもきっと幸せにはなれないだろう。生まれた時から政治の駒。それがフィリエルの人生だ。ならばそんな「人生」を捨てて、人間以外として生きたほうがましだと、フィリエルは思った。
これからは自由気ままな「猫生」を送るのよ!
フィリエルは少し前に知り合いになった、「廃墟の塔の魔女」に頼み込み、猫の姿に変えてもらう。
よし!楽しいセカンドラウフのはじまりよ!――のはずが、何故か夫(国王)に拾われ、ペットにされてしまって……。
「ふふ、君はふわふわで可愛いなぁ」
やめてえ!そんなところ撫でないで~!
夫(人間)妻(猫)の奇妙な共同生活がはじまる――
白い結婚を捨てた王妃は、もう二度と振り向かない ――愛さぬと言った王子が全てを失うまで』
鍛高譚
恋愛
「私は王妃を愛さない。彼女とは白い結婚を誓う」
華やかな王宮の大聖堂で交わされたのは、愛の誓いではなく、冷たい拒絶の言葉だった。
王子アルフォンスの婚姻相手として選ばれたレイチェル・ウィンザー。しかし彼女は、王妃としての立場を与えられながらも、夫からも宮廷からも冷遇され、孤独な日々を強いられる。王の寵愛はすべて聖女ミレイユに注がれ、王宮の権力は彼女の手に落ちていった。侮蔑と屈辱に耐える中、レイチェルは誇りを失わず、密かに反撃の機会をうかがう。
そんな折、隣国の公爵アレクサンダーが彼女の前に現れる。「君の目はまだ死んでいないな」――その言葉に、彼女の中で何かが目覚める。彼はレイチェルに自由と新たな未来を提示し、密かに王宮からの脱出を計画する。
レイチェルが去ったことで、王宮は急速に崩壊していく。聖女ミレイユの策略が暴かれ、アルフォンスは自らの過ちに気づくも、時すでに遅し。彼が頼るべき王妃は、もはや遠く、隣国で新たな人生を歩んでいた。
「お願いだ……戻ってきてくれ……」
王国を失い、誇りを失い、全てを失った王子の懇願に、レイチェルはただ冷たく微笑む。
「もう遅いわ」
愛のない結婚を捨て、誇り高き未来へと進む王妃のざまぁ劇。
裏切りと策略が渦巻く宮廷で、彼女は己の運命を切り開く。
これは、偽りの婚姻から真の誓いへと至る、誇り高き王妃の物語。
「地味で無能」と捨てられた令嬢は、冷酷な【年上イケオジ公爵】に嫁ぎました〜今更私の価値に気づいた元王太子が後悔で顔面蒼白になっても今更遅い
腐ったバナナ
恋愛
伯爵令嬢クラウディアは、婚約者のアルバート王太子と妹リリアンに「地味で無能」と断罪され、公衆の面前で婚約破棄される。
お飾りの厄介払いとして押し付けられた嫁ぎ先は、「氷壁公爵」と恐れられる年上の冷酷な辺境伯アレクシス・グレイヴナー公爵だった。
当初は冷徹だった公爵は、クラウディアの才能と、過去の傷を癒やす温もりに触れ、その愛を「二度と失わない」と固く誓う。
彼の愛は、包容力と同時に、狂気的な独占欲を伴った「大人の愛」へと昇華していく。
【完結】長い眠りのその後で
maruko
恋愛
伯爵令嬢のアディルは王宮魔術師団の副団長サンディル・メイナードと結婚しました。
でも婚約してから婚姻まで一度も会えず、婚姻式でも、新居に向かう馬車の中でも目も合わせない旦那様。
いくら政略結婚でも幸せになりたいって思ってもいいでしょう?
このまま幸せになれるのかしらと思ってたら⋯⋯アレッ?旦那様が2人!!
どうして旦那様はずっと眠ってるの?
唖然としたけど強制的に旦那様の為に動かないと行けないみたい。
しょうがないアディル頑張りまーす!!
複雑な家庭環境で育って、醒めた目で世間を見ているアディルが幸せになるまでの物語です
全50話(2話分は登場人物と時系列の整理含む)
※他サイトでも投稿しております
ご都合主義、誤字脱字、未熟者ですが優しい目線で読んで頂けますと幸いです
※表紙 AIアプリ作成
「義妹に譲れ」と言われたので、公爵家で幸せになります
恋せよ恋
恋愛
「しっかり者の姉なら、婚約者を妹に譲ってあげなさい」
「そうだよ、バネッサ。君なら、わかるだろう」
十五歳の冬。父と婚約者パトリックから放たれた無慈悲な言葉。
再婚相手の連れ子・ナタリアの図々しさに耐えてきたバネッサは、
その瞬間に決意した。
「ええ、喜んで差し上げますわ」
将来性のない男も、私を軽んじる家族も、もういらない。
跡継ぎの重責から解放されたバネッサは、その類まれなる知性を見込まれ、
王国の重鎮・ヴィンセント公爵家へ嫁ぐことに。
「私は、私を一番に愛してくれる場所で幸せになります!」
聡明すぎる令嬢による、自立と逆転のハッピーエンド。
🔶登場人物・設定は筆者の創作によるものです。
🔶不快に感じられる表現がありましたらお詫び申し上げます。
🔶誤字脱字・文の調整は、投稿後にも随時行います。
🔶今後もこの世界観で物語を続けてまいります。
🔶 『エール📣』『いいね❤️』励みになります!
はじめまして、旦那様。離婚はいつになさいます?
あゆみノワ@書籍『完全別居の契約婚〜』
恋愛
「はじめてお目にかかります。……旦那様」
「……あぁ、君がアグリア、か」
「それで……、離縁はいつになさいます?」
領地の未来を守るため、同じく子爵家の次男で軍人のシオンと期間限定の契約婚をした貧乏貴族令嬢アグリア。
両家の顔合わせなし、婚礼なし、一切の付き合いもなし。それどころかシオン本人とすら一度も顔を合わせることなく結婚したアグリアだったが、長らく戦地へと行っていたシオンと初対面することになった。
帰ってきたその日、アグリアは約束通り離縁を申し出たのだが――。
形だけの結婚をしたはずのふたりは、愛で結ばれた本物の夫婦になれるのか。
★HOTランキング最高2位をいただきました! ありがとうございます!
※書き上げ済みなので完結保証。他サイトでも掲載中です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる