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第二章
14話
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14話
魔界三大国のひとつ魔人国アルデバラン。首都パナシーアの中心にその城はそびえ建っている。白亜の壁に三つの尖塔を持つその城は、魔界を治める魔王の城として、人々から崇められている。
今その城はある噂で持ちきりだった。
長らく城を空け、人間界に行っていた魔王陛下が先日帰城し、臣下たちを喜ばせた。現魔王の力は当代随一とうたわれ、他国からの信頼も厚い。その魔王陛下が今回の旅で念願だった伴侶を見つけたことも臣下たちにはよろこばしいことだった。魔王陛下はその力の強さゆえに、なかなか見合う相手がおらず、伴侶を見つけることが悲願となっていた。
しかし、その伴侶が人間であることが分かると、城内は騒然となった。人間が魔王の伴侶となることなど前代未聞、しかもすでに血の盟約まで結んでいるという。魔王陛下の力ゆえに表立って反対するものはいなかったが、裏ではたくさんの憶測が飛び交っていた。
魔界の中でも、人間界に行けるのは魔力の強い者に限られる。それゆえほとんどの魔人は人間を見たこともない。姿形が自分たちと似ていることを知っているくらいだ。しかし、人間は四本足で走るだの、歯が100本だの、魔人を捕まえて食べるだの、おとぎ話のような噂がたくさんあった。それゆえに魔王は人間に見入られたのではないかという噂が城内では有力とされたのだ。
* * *
「まぁ、あながち間違いではないわな。」
「どこがですか?!私は足2本だし、歯は100本もありませんよ!」
城の尖塔最上階にある一室、魔王の最側近しか入れない部屋。部屋には、噂の張本人の人間であり魔王の伴侶である遠野綾様。魔王の護衛隊長であるサッシャ・ケーマン。
「リリーさんも何か言ってください!」
わたし魔王陛下の伴侶であらせられる綾様の侍女リリエラ・リリー・ボラー。
「サッシャ様、こんなところで油を売っていてよろしいのですか?田中様は朝から働きづめだと聞いておりますが。」
「あいつは働くのが生き甲斐なんだ、やりたいやつにはやらせときゃいい。」
「サッシャ様の仕事が滞り、そのせいで陛下が綾様に会いに来られないのでは?」
「来ても来なくても変わんないだろ、その魔力じゃギルの役には立たない。」
そういってサッシャ様は我が主、綾様の右手の甲を見つめる。そこには見えるか見えないかくらいうっすらと紋様が浮かんでいた。
「もう!!帰ってください!」
とうとうサッシャ様は部屋から追い出されました。
「リリーさん!もうサッシャさんが来ても部屋には入れないでください!」
「かしこまりました。」
そのまま綾様は、ソファに丸くなり、クッションを抱えて拗ねてしまわれました。その小さな背中が愛らしく、魔王陛下が溺愛されるのも頷けます。
私も以前は人間は恐ろしいものだと思っておりました。人間界に行ったことがあるという人が言うには、人間界では鉄の馬や鉄の蛇が縦横無尽に走り回り、溢れるほどの人間がところ狭しと歩いているそうで、そのうじゃうじゃしたイメージがこびりつき、なんて恐ろしい場所なのかと震えておりました。
しかし、この度綾様の侍女を仰せつかり、人間である綾様にお会いすると、なんと可愛らしい方なのかと驚きました。まっすぐな黒髪を胸元まで伸ばし、ぱっちりとした黒瞳と白い肌、綾様が笑うとまるで花が咲くかのようでした。話してみるととても気さくで、侍女であるわたしを気遣ってくださる、心優しい方です。
そんな綾様が心を痛めてらっしゃるのが、先ほどサッシャ様が言った魔力の件です。
魔人は人生でただ一人決めた方と血の盟約を結ぶことができます。盟約を結ぶとお互いの魔力が共有され、右手の甲にそれぞれの家紋が浮かび上がります。しかし、綾様の右手の紋章はうっすらと見える程度、いまだ魔王陛下との魔力の共有が上手くいっていないことになります。
もともと魔力を持たない人間である綾様なら時間がかかっても仕方ないこと、しかし紋章が浮かび上がらない限り、魔王陛下に魔力を供給できないだけでなく、国の臣下たちにも紹介できないというのが、魔王秘書である田中様の判断でした。
しかし、いきなりどうにかなるものではありません。時間をかけゆっくりと魔力を取り込まなければ、人間である綾様にどんな影響が出るかわからないと陛下は仰っているそうです。私も、綾様に焦らずやりましょうと声をかけているのですが……。
そんなとき、部屋に近づく人の気配を感じ、私はドアへ向かいます。見ると、魔王陛下がいらっしゃるところでした。私は壁際に寄り頭を下げます。
「ご苦労、アヤは?」
「ソファでおやすみになっております。先ほどまでサッシャ様がいらっしゃっていました。」
「またか……。次来たら部屋に入れるな。」
「かしこまりました。」
綾様と同じ命令に少し笑ってしまう。
「しばらく人払いを。」
「はい。」
魔王陛下は忙しい合間をぬって、綾様に会いにいらっしゃいます。これで元気になってくださるといいのですが。
* * *
『コンコンっ』
返事はない。ドアを開けると、部屋の真ん中のソファに丸くなる可愛らしい背中が見えた。またサッシャが何か言ったのだろう。焦らなくていいと言っても、なかなか気持ちは晴れないようだ。音をたてず近づき、そっと声をかけた。
「アヤ?」
すると驚いたように振り返った。
「ギルさん?」
そのまま彼女に覆い被さり、ゆっくりとキスした。
「さんはいらない。そろそろ慣れてくれてもいいだろう?」
「うー、がんばります。」
こちらに来てすぐ、お互いに名前で呼びあおうと言ったが、彼女はなかなか呼んでくれない。
「また、サッシャが来たって?仕事が溜まってるんだがな。」
「そう言って追い出しました。いつもお菓子食べてる時に来るんですよ。」
獣人は他の種族より、鼻が効く。その者の獣の特性を受け継いでいるからだ。アイツはいつもそんなことをしているのか。
「侍女に次からは部屋に入れるなと言っておいた。」
「ふふっ、私もさっき同じことを言いました。」
可愛らしい笑顔、これだけでこの後の仕事も頑張れそうだ。彼女の頬に触れると少し濡れているようだった。
「泣いていたのか?」
彼女はふるふると首をふった。
「大丈夫です。寝てただけですから。」
「焦ることはない。私は君がいてくれるだけでいいんだ。」
もう一度、彼女の唇に触れる。その時ドアを叩く音がした。
「まったく……。」
立ち上がりドアに向かうと、部屋の外に侍女が立っていた。
「申し訳ございません。緊急の要件があると、田中様がお呼びです。」
「……わかった。すぐにいく。」
部屋の中を振り返ると、彼女が小さく手を振っていた。私も振り返し、後ろ髪を引かれながら、執務室に向かった。
執務室では田中が難しい顔をして待っていた。
「困ったことになりました。二週間後、ビスティアとゴシカの宰相が陛下の伴侶に会いたいと言っています。」
手には2通の書状を持っている。いま届いたばかりなのだろう。同時に届いたということは2人の宰相が結託しているということだ。いつも仲が悪いくせに、こういう時だけは抜け目がない。
「なにも困ることはない。彼女を会わせればいいだけだ。」
椅子に腰掛けながら、やらなければならない書類に手を伸ばす。
「いまだ紋章も出ず、なにもできない彼女を会わせるわけにはいきません。」
「そんなことは会わせない理由にはならないだろう。紋章があろうとなかろうと私の伴侶であることに変わりはない。」
田中はうんざりしたような顔を見せる。
「あの女のせいで、あなたの評価が下がることを許すことはできません。」
バンッ!!
その言葉に私は机を叩きつけた。
「アヤについて、お前が納得していないことは分かっている。しかし、彼女も苦しんでいるんだ。私の評価などどうだっていい。」
コンコンコンコンっ
部屋の扉が叩かれ、勢いよく開いた。そこには綾の侍女であるリリエラがいた。
「申し訳ございません。綾様がっ!」
「!」
「どうかしたのか?!」
「突然倒れられて……」
彼女の言葉を聞き終わる前に私は部屋を飛び出した。
魔界三大国のひとつ魔人国アルデバラン。首都パナシーアの中心にその城はそびえ建っている。白亜の壁に三つの尖塔を持つその城は、魔界を治める魔王の城として、人々から崇められている。
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長らく城を空け、人間界に行っていた魔王陛下が先日帰城し、臣下たちを喜ばせた。現魔王の力は当代随一とうたわれ、他国からの信頼も厚い。その魔王陛下が今回の旅で念願だった伴侶を見つけたことも臣下たちにはよろこばしいことだった。魔王陛下はその力の強さゆえに、なかなか見合う相手がおらず、伴侶を見つけることが悲願となっていた。
しかし、その伴侶が人間であることが分かると、城内は騒然となった。人間が魔王の伴侶となることなど前代未聞、しかもすでに血の盟約まで結んでいるという。魔王陛下の力ゆえに表立って反対するものはいなかったが、裏ではたくさんの憶測が飛び交っていた。
魔界の中でも、人間界に行けるのは魔力の強い者に限られる。それゆえほとんどの魔人は人間を見たこともない。姿形が自分たちと似ていることを知っているくらいだ。しかし、人間は四本足で走るだの、歯が100本だの、魔人を捕まえて食べるだの、おとぎ話のような噂がたくさんあった。それゆえに魔王は人間に見入られたのではないかという噂が城内では有力とされたのだ。
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「まぁ、あながち間違いではないわな。」
「どこがですか?!私は足2本だし、歯は100本もありませんよ!」
城の尖塔最上階にある一室、魔王の最側近しか入れない部屋。部屋には、噂の張本人の人間であり魔王の伴侶である遠野綾様。魔王の護衛隊長であるサッシャ・ケーマン。
「リリーさんも何か言ってください!」
わたし魔王陛下の伴侶であらせられる綾様の侍女リリエラ・リリー・ボラー。
「サッシャ様、こんなところで油を売っていてよろしいのですか?田中様は朝から働きづめだと聞いておりますが。」
「あいつは働くのが生き甲斐なんだ、やりたいやつにはやらせときゃいい。」
「サッシャ様の仕事が滞り、そのせいで陛下が綾様に会いに来られないのでは?」
「来ても来なくても変わんないだろ、その魔力じゃギルの役には立たない。」
そういってサッシャ様は我が主、綾様の右手の甲を見つめる。そこには見えるか見えないかくらいうっすらと紋様が浮かんでいた。
「もう!!帰ってください!」
とうとうサッシャ様は部屋から追い出されました。
「リリーさん!もうサッシャさんが来ても部屋には入れないでください!」
「かしこまりました。」
そのまま綾様は、ソファに丸くなり、クッションを抱えて拗ねてしまわれました。その小さな背中が愛らしく、魔王陛下が溺愛されるのも頷けます。
私も以前は人間は恐ろしいものだと思っておりました。人間界に行ったことがあるという人が言うには、人間界では鉄の馬や鉄の蛇が縦横無尽に走り回り、溢れるほどの人間がところ狭しと歩いているそうで、そのうじゃうじゃしたイメージがこびりつき、なんて恐ろしい場所なのかと震えておりました。
しかし、この度綾様の侍女を仰せつかり、人間である綾様にお会いすると、なんと可愛らしい方なのかと驚きました。まっすぐな黒髪を胸元まで伸ばし、ぱっちりとした黒瞳と白い肌、綾様が笑うとまるで花が咲くかのようでした。話してみるととても気さくで、侍女であるわたしを気遣ってくださる、心優しい方です。
そんな綾様が心を痛めてらっしゃるのが、先ほどサッシャ様が言った魔力の件です。
魔人は人生でただ一人決めた方と血の盟約を結ぶことができます。盟約を結ぶとお互いの魔力が共有され、右手の甲にそれぞれの家紋が浮かび上がります。しかし、綾様の右手の紋章はうっすらと見える程度、いまだ魔王陛下との魔力の共有が上手くいっていないことになります。
もともと魔力を持たない人間である綾様なら時間がかかっても仕方ないこと、しかし紋章が浮かび上がらない限り、魔王陛下に魔力を供給できないだけでなく、国の臣下たちにも紹介できないというのが、魔王秘書である田中様の判断でした。
しかし、いきなりどうにかなるものではありません。時間をかけゆっくりと魔力を取り込まなければ、人間である綾様にどんな影響が出るかわからないと陛下は仰っているそうです。私も、綾様に焦らずやりましょうと声をかけているのですが……。
そんなとき、部屋に近づく人の気配を感じ、私はドアへ向かいます。見ると、魔王陛下がいらっしゃるところでした。私は壁際に寄り頭を下げます。
「ご苦労、アヤは?」
「ソファでおやすみになっております。先ほどまでサッシャ様がいらっしゃっていました。」
「またか……。次来たら部屋に入れるな。」
「かしこまりました。」
綾様と同じ命令に少し笑ってしまう。
「しばらく人払いを。」
「はい。」
魔王陛下は忙しい合間をぬって、綾様に会いにいらっしゃいます。これで元気になってくださるといいのですが。
* * *
『コンコンっ』
返事はない。ドアを開けると、部屋の真ん中のソファに丸くなる可愛らしい背中が見えた。またサッシャが何か言ったのだろう。焦らなくていいと言っても、なかなか気持ちは晴れないようだ。音をたてず近づき、そっと声をかけた。
「アヤ?」
すると驚いたように振り返った。
「ギルさん?」
そのまま彼女に覆い被さり、ゆっくりとキスした。
「さんはいらない。そろそろ慣れてくれてもいいだろう?」
「うー、がんばります。」
こちらに来てすぐ、お互いに名前で呼びあおうと言ったが、彼女はなかなか呼んでくれない。
「また、サッシャが来たって?仕事が溜まってるんだがな。」
「そう言って追い出しました。いつもお菓子食べてる時に来るんですよ。」
獣人は他の種族より、鼻が効く。その者の獣の特性を受け継いでいるからだ。アイツはいつもそんなことをしているのか。
「侍女に次からは部屋に入れるなと言っておいた。」
「ふふっ、私もさっき同じことを言いました。」
可愛らしい笑顔、これだけでこの後の仕事も頑張れそうだ。彼女の頬に触れると少し濡れているようだった。
「泣いていたのか?」
彼女はふるふると首をふった。
「大丈夫です。寝てただけですから。」
「焦ることはない。私は君がいてくれるだけでいいんだ。」
もう一度、彼女の唇に触れる。その時ドアを叩く音がした。
「まったく……。」
立ち上がりドアに向かうと、部屋の外に侍女が立っていた。
「申し訳ございません。緊急の要件があると、田中様がお呼びです。」
「……わかった。すぐにいく。」
部屋の中を振り返ると、彼女が小さく手を振っていた。私も振り返し、後ろ髪を引かれながら、執務室に向かった。
執務室では田中が難しい顔をして待っていた。
「困ったことになりました。二週間後、ビスティアとゴシカの宰相が陛下の伴侶に会いたいと言っています。」
手には2通の書状を持っている。いま届いたばかりなのだろう。同時に届いたということは2人の宰相が結託しているということだ。いつも仲が悪いくせに、こういう時だけは抜け目がない。
「なにも困ることはない。彼女を会わせればいいだけだ。」
椅子に腰掛けながら、やらなければならない書類に手を伸ばす。
「いまだ紋章も出ず、なにもできない彼女を会わせるわけにはいきません。」
「そんなことは会わせない理由にはならないだろう。紋章があろうとなかろうと私の伴侶であることに変わりはない。」
田中はうんざりしたような顔を見せる。
「あの女のせいで、あなたの評価が下がることを許すことはできません。」
バンッ!!
その言葉に私は机を叩きつけた。
「アヤについて、お前が納得していないことは分かっている。しかし、彼女も苦しんでいるんだ。私の評価などどうだっていい。」
コンコンコンコンっ
部屋の扉が叩かれ、勢いよく開いた。そこには綾の侍女であるリリエラがいた。
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