【R18】魔王陛下とわたし~キャバ嬢から魔王の妃に転職します~

塔野明里

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第二章

19話*

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 19話*

 翌朝、無事に?会合が終わると、2人の宰相は自国に帰っていった。
 その後すぐに、それぞれから私宛に手紙が届いたが、その手紙に何と書いてあったのか、教えてもらえなかった。魔界の文字が読めない私に代わって、手紙を読んだギルが読み終わるとすぐに破り捨ててしまったからだ。
 その後、彼は不機嫌な表情のまま何もしゃべらない。
 
「ギル?怒ってる?」

 事後処理を全て終え部屋に戻ってきた彼は、ソファで私を抱きしめたまま動かなくなってしまった。
 声をかけても、なにも返ってこない。

「なにか言ってくれないとわからないよ。」

 彼の頭をポンポンと撫でる。

「……から……だったん…。」
「ん?」
「だから、イヤだったんだ。」

 彼の顔には疲労が浮かんでいた。

「ヴォスクールは性欲の塊のような男だし、ローゼンフェルドは飄々と人が嫌がることをして楽しむような奴だ。だから、君をあいつらには会わせたくなかった。」

 ギルがそんなに今回の謁見を嫌がってたとは思わなかった。

「あいつらだけじゃない。これから君が出会うやつが、君をどんな目で見るか、考えただけで嫉妬でおかしくなりそうだ。」

 すると私を抱きしめ、また動かなくなってしまった。

「こんなこと、言ったら怒るかもしれないけど。私は嬉しいよ。ギルがそういう風に思ってくれるの。」

 私も彼にぎゅっと腕をまわした。

「私はギルだけを見てるよ。これからずっと。それだけじゃ足りない?」

 ふっと抱きしめられていた力がゆるんだ。顔を見あわせ、唇が触れる。そのまま押し倒されそうになるのをぎゅっとおしとどめた。

「ギル、今日一緒にお風呂入ろっか。」

 彼の居室には広いお風呂がついている。広いと言っても、バスタブに2人で入るのがギリギリくらいだけど。
 お湯に浸かる彼の髪を洗ってあげると、気持ち良さそうに目を閉じた。

「髪を洗わせてくれるのは、本当に信頼してる証なんだって、昔千春に言われたの。小さい頃、水が目に入るのがこわくて、うまく自分でシャンプーできなくて、いつも千春に洗ってもらってた。」

 お湯をかけ、シャンプーの泡を流すとゆっくりと彼が目を開けた。

「もっとたくさん話して。アヤの話、ずっと聞いていたい。」

 彼に腕を引かれ、一緒に湯船に浸かる。

「アヤのことどんなことでも、なんでも知りたい。」

 そのまま唇を塞がれ、私は向かい合わせに彼の体にまたがった。彼の唇が私の胸をつたっていく。

「私しか知らないアヤを、たくさん見せて。」

 ふいに乳首を刺激され、浴室に声が響く。

「アンっ……」

 ゆっくりゆっくりと体を彼の舌がなぞっていく。それだけで私の体がどんどん熱をもった。

 不意に彼の指が私の中に入る。

「アア、…ンンっ…お湯がっ入っちゃうっ。」

 何度も何度も、指が出し入れされるたびに声が大きくなった。彼に抱きつき沈まないように体を支える。

「ンンっ、アっ、……気持ちいっ……」

 彼は私の胸に吸い付き、たくさんの跡をつける。

「もっと、つけてっ?私の体は、全部ギルのだよ…。」
「アヤっっ!」

 指が抜かれ、かわりに彼の大きなモノが押し入ってくる。

「アア゛っ!深いっ…奥までくるっっ。」

 彼が何度も下から突き上げてくる。そのたびに快感が背中まで響いた。

「アヤっ愛してるっ、誰にも渡さないっ。」

「アっ、ンンっ、私もっ!アアっ、奥っ、気持ちいいっ。」

 腰を掴まれ、私の感じるポイントを何度も何度も突き上げられた。

「イクッ、そこっダメっ、イッちゃうっ!」

 私のなかで、彼が脈打つのが分かった。

「アア、イクッ、イクッっ!」
「アア゛っ!」

私の中に温かいものが流れ込んでくるのが分かった。

 お風呂から上がっても、その日は何度も体を重ねた。


 「ギル?まだ起きてる?」

 裸のまま、ベッドで抱き合い、うとうとしていた。

「……んん?アヤ?どうかしましたか?」

 眠ってしまっていたのか、彼はゆっくりと目を開けた。

「あのね、ずっと聞きたくて、ここではそのっ、子どもってどうやってできるのかな…?」

 魔界に来てからずっと気になっていた。でも聞くタイミングが分からなかった。

「ここでは、子どもがほしいと種と呼ばれる魔法具を用意します。」
「魔法具…?」
「魔力を込める道具です。その種に2人で魔力を流すと、種が発芽し、白い玉が出来ます。その玉を女性の中に入れて、セックスすると子どもができるんです。」

 不思議。そんな道具があるなんて。

「アヤにも私の魔力が流れているので、ちゃんと発芽するはずです。アヤは子どもほしいですか?」
「うん、私がちゃんとした親になれるか分からないけど、ギルとの子どもほしいな。」

 ぎゅっと彼が私を強く抱きしめた。

「アヤなら絶対いいお母さんになります。
 でも、子ども、今じゃなきゃダメですか?」
「ううん、今すぐってわけではないよっ。どうして?」

 すると、彼の目がすがるように私を見た。

「もう少し、もう少しだけアヤとの2人の時間を過ごしたい。アヤがかまってくれなくなったら、寂しいから。」

 その言葉に私は笑ってしまった。

「ふふふっ、それじゃギルが子どもみたい。」


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