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1章 魔王軍
1 改革[前編]
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今日も廃材で出来たベットから起き上がる。
隣には同じ廃材で出来たベットがある。
血のつながりの無い弟の物だ。
あの時の戦争から5年。
弟とは戦争の時に出会い、そのまま兄弟の様な関係になったような物だ。
弟は二年前、何処かの街に行った。
ここから街まで乗り物が無いと辛い距離ある。
車の様な乗り物が無いから街まで行くのは大変だ。
それに夜になると進化したモンスターが襲いかかって来る。
この世界には大きく分けると二種類の動物がいる。
一つは人間が進化した者や、人間。
もう一つは豚などの動物が進化したモンスター。
基本、人間達はモンスターと狩り、狩られる関係にいる。
今いる場所は元々街だった場所だ。
あの時の戦争で破壊された家。
親の顔を知る前に親は何処かに消えた。
その戦争の結末は現王軍の敗北に終わった。
新王軍は山の上の広い土地で発展している。
現王軍は3つに分かれた。
現王軍残党、狂王軍、元軍。
今、どの軍とどの軍が対立しているのかは知らない。
いつもなら狩りに行く時間だが、今日は新しく覚えた飛行魔法を使い、街に行く。
少し扱いなれていないから危険だが仕方ない。
早速出かける。
今のうちに行かないと夜になってしまう。
道中、何も起こらなかった。
何かトラブルでもいいから起これば面白かったのに。
退屈な道中だった。
しかし、着地する時に事故が起こった。
バランスを崩して、干し草の山に突っ込んでしまった。農家の人は優しかったから怒らなかったが大爆笑された。
後から聞いた話だが、牛糞堆肥が下に敷いてあり、そこまで頭がささっていたそうだ。
街を空から眺める。
巨大な街が遠くに見える。
現王軍残党の街のようだ。
今いる街は、昔の日本、和風な建物が多かった。
この街は元軍の街だ。
一部に巨大な穴が空いていた。
下に降りる。
近くに住んでいる様な人に話しかけてみる。
「すいませーん、この巨大な穴ってなんで出来たんですか?」
「えぇっ…確か…五年前の戦争の時の被害…だったと思う…今は他の所を直してるからまだ埋められてないんだ…」
話し方がぎこちない。
不自然だ。
「す、すみません…ここに引っ越してきたのは最近で…」
「いえ、ありがとうございます」
他の人にも聞いてみると、ぎこちない話し方をする人もいれば流暢に話す人もいた。
どの人も、五年前の戦争の被害、他の所にも同じ様な被害が出ていると言っていた。
すると、一人が話しかけてきた。
「もし、よろしければ魔王軍を壊滅してくれないでしょうか。今、政府は他の事で手がいっぱいで。どうやら、あなた方は狩りの経験がある様なので」
「はぁ…他に狩人とか兵士の方は居ないんですか?」
「みんな王都の警備に当てられてます」
「私なんかが行けると思います?」
「はい。いま、魔王軍は軍の体制を立て直そうとしています。今が狙い時です。それにさっき飛行魔法で不時着したのはあなたでしょう?他の魔法も使えそうですが」
見られていた。
恥ずかしい。
「うぅ…過去に魔王軍に攻め込んだ人は居ますか?」
「はい過去に四人ほど…」
そう言って四人の勇者が描かれた本を見せてきた。
そこに描いてある地図を指さした。
「ここです」
「分かりました。行きますよ」
「早急に行っていただけるとありがたいです」
「分かりました。じゃあ行ってきます」
「気をつけてください」
どうしようか。
魔王軍を壊滅しないといけない。
多分だが地図に描いてあった場所は新王軍の街のある所だ。
この街は新王軍を魔王軍と呼んでいるらしい。
過去に攻め込んだ勇者が戦力に打撃を与えてるだろう。
上手く攻め込もう。
ここからそこそこ離れているからまた飛行魔法で行く事にする。
***
狩人が見えなくなってから言った。
「おい、お前、不自然だったぞ」
「すいません」
「でもまぁ、引っ越したばかりで分からないって言い訳は良かったぞ」
「ありがとうございます。また気をつけて起きます」
「その向上心を忘れない様にすれば成長は出来るさ」
彼女は律儀に命令を聞いている。
これまで命令に背いたことはない。
今度、階級を昇格するか検討しよう。
今、彼女は1等兵。
次は上等兵だ。
これまで四人の無知な人を動かしてきた。
今の狩人で五人目。
果たしてあいつは道を間違えるのか。
まぁ、この世に正しいものなんか無いだろうが。
この考えは神の教えに反しているらしいが、そもそも神はそんな事を言っていないと思う。
神はいるとは思うが、いま神の子とされる子供が話す事が正しいとは言えない。
本人もどうやら神の声など聞こえないらしい。
ただ、醜い争いが続くなら嘘をついて平和に過ごせばいいと言う考えだ。
そこに関しては同感だ。
国同士をまとめる為に一つの国を敵とする。
仕方ない事だ。
そう、仕方ない。
この言葉を頼りに生きてきた。
初めはこの世界に反発しようとしていた。
元思想犯。
こんな事に意味が無いと思うまでは反発していた。
もう、諦めた。
この世界には希望のある人だけが生きていればいい。
私は死ぬべき存在だ。
なぜ、私は生かされているのだろう。
やはり神はクズだ。
それとも、神は人間を操作出来ないのか。
どちらでも構わない。
報われない人が救われるなら。
***
未だに目的地は見えない。
すると遠くから子供の声が聞こえた。
「おーい、そこの人ー」
警戒して反応しない様にする。
「名前を呼ばないとダメですかー。”コウ”さーん」
何故か俺の名前を知っている。
すると別の声が聞こえてきた。
「幼女!幼女!幼女が空を飛んでる~!ん~このままパンチラ狙えな…グェっ」
「ロリコンは黙ってろ!」
サイズが合っていない黒いローブを着た少女はそう叫び、こちらに寄ってきた。
箒で空を飛んでる。
「ウチはモニカ。こんにちは、コウさん?」
「なんで僕の名前を…?」
「ウチは魔女。この先ウチと関わる可能性が高いから話しておいた。ヨロシク」
「はぁ…よろしくお願いします」
「一つ質問だ。普段、善人が道を謝るときはどんな時か分かる?」
「他の人に思考を曲げられるとか?」
「不正解。正解は、正義心で動く時さ。こんな世界に正しい事なんか無いだろうに。まぁ事実は別だけど。それじゃ、私は仕事があるから戻るよ。変態撲滅のね」
これは何かの忠告だと思った。
遠くから声が聞こえる。
「お前は人前で何してくれてんだ!」
「グヘヘ~幼女を犯すのが使命なのさ!」
ドォン、と大きな音が聞こえた。
振り向かないでおく。
あんなのに絡まれたく無い。
しばらくすると街が見えてきた。
下町からバレない様に静かに攻める。
「お前!止まれ!」
しかしすぐ気づかれた。
敵は二人。
隣の森を通って攻め込む。
警備をしていた奴らは追いかけてくる。
短剣を出しそいつらを切る。
相手が軽装だから簡単に切れた。
一人はチリになり、もう一人は死体になった。
モンスターは大抵チリになるか死体になる。
そのまま森の中を走り抜けていく。
地面がぬかるんでいて走りづらい。
すぐに追手が来た。
地面のせいで足が持っていかれ、転んでしまった。
追手は確実に武装を狙って来ていた。
なんとか体勢を立て直し、追手を切る。
確実に一撃で殺せる様に。
追手の内の一人は死に、残りの二人は避けた。
炎を出す魔法で剣を焼きたいが、剣が錆びる上に山火事になるからやれない。
周りに強風を出し、追手を吹き飛ばす。
一人死んだ。
もう一人は弓で狙って来ていた。
しかしこんな木が多い森で距離があると当てられるわけがない。
そのまま逃げ切った。
もう一度街の中に行く。
服装を変えて。
魔法を使い、汚れを取る。
そして街に入った。
まだ報告されていないらしく、誰にも何も言われなかった。
できればこのままバレない様に魔王を殺して終わらせたい。
街は豪華だ。
車や人々が行き交い、街は活気に溢れていた。
楽しむ学生、仕事をするサラリーマンなど幅広い年齢層がいた。
平和で幸せそうな人が多かった。
街の中心には避雷針兼、電波塔の役割をしている高い塔が建っていた。
“日本”がモチーフになっているみたいだ。
遠くを見てみると森に囲まれた城が見えた。
もう一時間もかからない内に日没になる。
まだ存在を知られていないから近くにあった安いホテルに泊まる。
お金は狩りで手に入れた魔物の肉を売り、手に入れた物だ。
だからあまりお金を持っていない。
チェックインを済ませて、部屋に入る。
ホテルの部屋は、安いからか狭いが、しっかり整理されていて、音があまり響かない様になっており、快適に眠る事が出来そうだ。
眠る前に一つ思い出した。
昼間、少女が言っていた事。
善人が過ちを犯すときは、正義に動かされる時。
そもそも、正義が何か分からないし、自分を善人と言い切れる自信はない。
だから、自分には無関係な筈だ。
しかし、何処か引っ掛かる所がある。
今日はもう寝る事にした。
隣には同じ廃材で出来たベットがある。
血のつながりの無い弟の物だ。
あの時の戦争から5年。
弟とは戦争の時に出会い、そのまま兄弟の様な関係になったような物だ。
弟は二年前、何処かの街に行った。
ここから街まで乗り物が無いと辛い距離ある。
車の様な乗り物が無いから街まで行くのは大変だ。
それに夜になると進化したモンスターが襲いかかって来る。
この世界には大きく分けると二種類の動物がいる。
一つは人間が進化した者や、人間。
もう一つは豚などの動物が進化したモンスター。
基本、人間達はモンスターと狩り、狩られる関係にいる。
今いる場所は元々街だった場所だ。
あの時の戦争で破壊された家。
親の顔を知る前に親は何処かに消えた。
その戦争の結末は現王軍の敗北に終わった。
新王軍は山の上の広い土地で発展している。
現王軍は3つに分かれた。
現王軍残党、狂王軍、元軍。
今、どの軍とどの軍が対立しているのかは知らない。
いつもなら狩りに行く時間だが、今日は新しく覚えた飛行魔法を使い、街に行く。
少し扱いなれていないから危険だが仕方ない。
早速出かける。
今のうちに行かないと夜になってしまう。
道中、何も起こらなかった。
何かトラブルでもいいから起これば面白かったのに。
退屈な道中だった。
しかし、着地する時に事故が起こった。
バランスを崩して、干し草の山に突っ込んでしまった。農家の人は優しかったから怒らなかったが大爆笑された。
後から聞いた話だが、牛糞堆肥が下に敷いてあり、そこまで頭がささっていたそうだ。
街を空から眺める。
巨大な街が遠くに見える。
現王軍残党の街のようだ。
今いる街は、昔の日本、和風な建物が多かった。
この街は元軍の街だ。
一部に巨大な穴が空いていた。
下に降りる。
近くに住んでいる様な人に話しかけてみる。
「すいませーん、この巨大な穴ってなんで出来たんですか?」
「えぇっ…確か…五年前の戦争の時の被害…だったと思う…今は他の所を直してるからまだ埋められてないんだ…」
話し方がぎこちない。
不自然だ。
「す、すみません…ここに引っ越してきたのは最近で…」
「いえ、ありがとうございます」
他の人にも聞いてみると、ぎこちない話し方をする人もいれば流暢に話す人もいた。
どの人も、五年前の戦争の被害、他の所にも同じ様な被害が出ていると言っていた。
すると、一人が話しかけてきた。
「もし、よろしければ魔王軍を壊滅してくれないでしょうか。今、政府は他の事で手がいっぱいで。どうやら、あなた方は狩りの経験がある様なので」
「はぁ…他に狩人とか兵士の方は居ないんですか?」
「みんな王都の警備に当てられてます」
「私なんかが行けると思います?」
「はい。いま、魔王軍は軍の体制を立て直そうとしています。今が狙い時です。それにさっき飛行魔法で不時着したのはあなたでしょう?他の魔法も使えそうですが」
見られていた。
恥ずかしい。
「うぅ…過去に魔王軍に攻め込んだ人は居ますか?」
「はい過去に四人ほど…」
そう言って四人の勇者が描かれた本を見せてきた。
そこに描いてある地図を指さした。
「ここです」
「分かりました。行きますよ」
「早急に行っていただけるとありがたいです」
「分かりました。じゃあ行ってきます」
「気をつけてください」
どうしようか。
魔王軍を壊滅しないといけない。
多分だが地図に描いてあった場所は新王軍の街のある所だ。
この街は新王軍を魔王軍と呼んでいるらしい。
過去に攻め込んだ勇者が戦力に打撃を与えてるだろう。
上手く攻め込もう。
ここからそこそこ離れているからまた飛行魔法で行く事にする。
***
狩人が見えなくなってから言った。
「おい、お前、不自然だったぞ」
「すいません」
「でもまぁ、引っ越したばかりで分からないって言い訳は良かったぞ」
「ありがとうございます。また気をつけて起きます」
「その向上心を忘れない様にすれば成長は出来るさ」
彼女は律儀に命令を聞いている。
これまで命令に背いたことはない。
今度、階級を昇格するか検討しよう。
今、彼女は1等兵。
次は上等兵だ。
これまで四人の無知な人を動かしてきた。
今の狩人で五人目。
果たしてあいつは道を間違えるのか。
まぁ、この世に正しいものなんか無いだろうが。
この考えは神の教えに反しているらしいが、そもそも神はそんな事を言っていないと思う。
神はいるとは思うが、いま神の子とされる子供が話す事が正しいとは言えない。
本人もどうやら神の声など聞こえないらしい。
ただ、醜い争いが続くなら嘘をついて平和に過ごせばいいと言う考えだ。
そこに関しては同感だ。
国同士をまとめる為に一つの国を敵とする。
仕方ない事だ。
そう、仕方ない。
この言葉を頼りに生きてきた。
初めはこの世界に反発しようとしていた。
元思想犯。
こんな事に意味が無いと思うまでは反発していた。
もう、諦めた。
この世界には希望のある人だけが生きていればいい。
私は死ぬべき存在だ。
なぜ、私は生かされているのだろう。
やはり神はクズだ。
それとも、神は人間を操作出来ないのか。
どちらでも構わない。
報われない人が救われるなら。
***
未だに目的地は見えない。
すると遠くから子供の声が聞こえた。
「おーい、そこの人ー」
警戒して反応しない様にする。
「名前を呼ばないとダメですかー。”コウ”さーん」
何故か俺の名前を知っている。
すると別の声が聞こえてきた。
「幼女!幼女!幼女が空を飛んでる~!ん~このままパンチラ狙えな…グェっ」
「ロリコンは黙ってろ!」
サイズが合っていない黒いローブを着た少女はそう叫び、こちらに寄ってきた。
箒で空を飛んでる。
「ウチはモニカ。こんにちは、コウさん?」
「なんで僕の名前を…?」
「ウチは魔女。この先ウチと関わる可能性が高いから話しておいた。ヨロシク」
「はぁ…よろしくお願いします」
「一つ質問だ。普段、善人が道を謝るときはどんな時か分かる?」
「他の人に思考を曲げられるとか?」
「不正解。正解は、正義心で動く時さ。こんな世界に正しい事なんか無いだろうに。まぁ事実は別だけど。それじゃ、私は仕事があるから戻るよ。変態撲滅のね」
これは何かの忠告だと思った。
遠くから声が聞こえる。
「お前は人前で何してくれてんだ!」
「グヘヘ~幼女を犯すのが使命なのさ!」
ドォン、と大きな音が聞こえた。
振り向かないでおく。
あんなのに絡まれたく無い。
しばらくすると街が見えてきた。
下町からバレない様に静かに攻める。
「お前!止まれ!」
しかしすぐ気づかれた。
敵は二人。
隣の森を通って攻め込む。
警備をしていた奴らは追いかけてくる。
短剣を出しそいつらを切る。
相手が軽装だから簡単に切れた。
一人はチリになり、もう一人は死体になった。
モンスターは大抵チリになるか死体になる。
そのまま森の中を走り抜けていく。
地面がぬかるんでいて走りづらい。
すぐに追手が来た。
地面のせいで足が持っていかれ、転んでしまった。
追手は確実に武装を狙って来ていた。
なんとか体勢を立て直し、追手を切る。
確実に一撃で殺せる様に。
追手の内の一人は死に、残りの二人は避けた。
炎を出す魔法で剣を焼きたいが、剣が錆びる上に山火事になるからやれない。
周りに強風を出し、追手を吹き飛ばす。
一人死んだ。
もう一人は弓で狙って来ていた。
しかしこんな木が多い森で距離があると当てられるわけがない。
そのまま逃げ切った。
もう一度街の中に行く。
服装を変えて。
魔法を使い、汚れを取る。
そして街に入った。
まだ報告されていないらしく、誰にも何も言われなかった。
できればこのままバレない様に魔王を殺して終わらせたい。
街は豪華だ。
車や人々が行き交い、街は活気に溢れていた。
楽しむ学生、仕事をするサラリーマンなど幅広い年齢層がいた。
平和で幸せそうな人が多かった。
街の中心には避雷針兼、電波塔の役割をしている高い塔が建っていた。
“日本”がモチーフになっているみたいだ。
遠くを見てみると森に囲まれた城が見えた。
もう一時間もかからない内に日没になる。
まだ存在を知られていないから近くにあった安いホテルに泊まる。
お金は狩りで手に入れた魔物の肉を売り、手に入れた物だ。
だからあまりお金を持っていない。
チェックインを済ませて、部屋に入る。
ホテルの部屋は、安いからか狭いが、しっかり整理されていて、音があまり響かない様になっており、快適に眠る事が出来そうだ。
眠る前に一つ思い出した。
昼間、少女が言っていた事。
善人が過ちを犯すときは、正義に動かされる時。
そもそも、正義が何か分からないし、自分を善人と言い切れる自信はない。
だから、自分には無関係な筈だ。
しかし、何処か引っ掛かる所がある。
今日はもう寝る事にした。
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