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1章 魔王軍
2 改革[中編]
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お腹がすいた。
昨日の夜は疲れていてすぐに寝てしまい、夜ご飯を食べていなかった。
いつもはあまり食べないが今日は多めに食べた。
今度は街を通っていく。
街は大きく、乗り物が沢山ある。
街の中心部に行くと、周りのビルが高すぎて周りの景色が見えなくなった。
目的地の方角を簡単に決め、その方角に電車で行く事にした。
電車に揺られながら過去を思い出す。
あのときは激しい戦争中なのにとても楽しかった。
家族と離れて泣いていた少年を慰め、そのまま仲良くなり、兄弟の様な関係になった。
弟を守り、いつも一緒に居た。
そして、上手く生き延びた。
時には騙して、時には隠れて上手く物資を集めていた。
戦争が終わっても、二人でボロボロの家に住み、狩りをして生きた。
戦争が終わってから三年後、弟は家を出て、街に住む事にした。
どの街に行ったかは知らない。
またいつか会えるだろうか。
そうして考え事をしている内に終点に着いた。
駅から出る。
まだ街の中だ。
これ以降は歩くしかない。
駅前は中華街で色々な人がいて賑わっている。
すると、誰かが話しかけてきた。
「当店自慢の中華まんはいかがですか~?」
ちょうどお腹が空いていたので食べる事にした。
「じゃあ、その店に連れて行ってもらえますか?」
「ハイよ~」
店に着いた。
店の中も人が沢山いた。
席に着いて、中華まんを頼む。
しばらくすると店員がきた。
「お待たせいたしました。中華まんです」
聞き覚えのある声だ。
名札を見てみると「テオ」と書かれていた。
弟の名前だ。
まさかと思うが一応話しかけてみる。
「久しぶり」
どうやら弟もこっちに気づいた様だ。
「えっ?!兄ちゃん?!」
「まだその名前で呼んでくれるのか」
「もちろんでしょ!兄ちゃんは兄ちゃんだもん」
あの時の子供らしい口調で話してくれた。
「ちょっと待ってて。バイトが後30分ぐらいで終わるから」
そう言って弟は職場に戻っていった。
中華まんの中身はあんまんと肉まんだった。
定番とも言えるけれど、具材の中に隠し味でも入っているのかとても美味しかった。
中華まんを食べていると、10分ぐらいで、弟が私服で戻って来た。
「ラッキー。店長に事情を説明したら、今日は早めに上がっていいって言ってくれたから」
そう言って、隣に座った。
「未だに信じられないなぁ~まさかこんな所で会うなんて」
「そうだね。もう二度と会えないかと思ったよ。ところで、ここでどうやって生活してるの?」
「この街に入って来た時に王様が職場を紹介してくれて、優しく接してくれて。最終的には城に住んでいいって言ってくれて。そうしていまここに居るって感じかなぁ」
「それじゃあ、この国の王様は優しいんだね」
先に王様を倒す事を話さなくて良かった。
「兄ちゃんは、なんでここに来たの?」
「散歩、かな。特に目的もなくふらついてみようと思って。もし、いいところがあるならそこに住もうかなって」
「それなら、この国に住めばいいじゃん。王様は4代目だけど優しいし」
「うん。機会があれば住んでみようかな」
「一回、王様に会いにいったらどう?」
「うん、会いに行ってみようかな」
元からそのつもりだ。
「僕はもう少し街にいるよ。ここから先はあまり整備されてないから辛いかもしれないけど頑張ってね~」
そう言って弟は店を出ていった。
僕も店を出る。
そして中華街を通り抜け、森に行く。
森には誰もいなかった。
街から見たら、城はすぐ近くにあったのに、山だからか中々着かない。
もうすぐ日が暮れそうだ。
失敗した。
モンスターに襲われる事を覚悟しながらも暗い森を進む。
しかし、モンスターに一度もであわなかった。
この辺りはモンスターが出ないのだろうか。
けれど、そんな前例は聞いたことが無い。
月明かりを頼りに山道を進む。
しばらく進んでいると、懐中電灯の測りが見えて来た。
声も聞こえる。
「本当にこんな所に居るのか?」
「どうであれ、もうこれ以上同じ悲劇が起きない様に食い止めるしか無いだろ」
「悪者だなんてねぇ。俺ら何にもしてねぇのに」
「それはそうだが、俺らも戦時中は酷い戦い方をしてたじゃねぇか。違うか?」
「そうですよねぇ~。平和平和言ってる人たちが過去に戦争起こしてますから説得力は無いですもんね。」
できる限り殺したく無いから上手く隠れていく。
通信機さえ壊せれば殺す必要はない。
そんな簡単に器用な事が出来るわけが無い。
バレない様願いながら隠れる。
ここにはモンスターが居ないから、物音が鳴った時点でアウトだ。
このまま祈ろう。
***
暇だ。
「まだ交代の時間じゃないですかー?」
「まだ二時間しか働いてないだろ」
「えーまだ二時間?」
隣にいる隊員も退屈そうだ。
「モンスターに襲われる事が無いだけまだマシだろ」
副隊長は真面目な話しかしない。
「そりゃそうだけどさぁ…。それはそうとして、さっきからこの近くに、見つかりません様にって祈ってる人がいるんだけど」
「なんでそれを言わなかった⁉︎」
隊長が怒鳴って来た。
「だって、なんか猟師みたいだし、なんか急いでるみたいだから」
「助ければー?」
「不審者を助けろってどんな考えだよ」
「なら尚更事情聴取した方がいいんじゃない?」
「だってもう遅いよ?隊員四人中二人死亡、通信機持ってない私たちだけが生きてる」
「えっ」
彼女は振り向いた。
そこには二人の死体があった。
どれも一撃で倒されている。
「どうやら不審者さんは優しさがあるみたいだね。説は立証だ」
「何が優しいの?隊長と副隊長を殺したんだよ?」
「落ち着け。あいつはこの時期になるとくる魔王狩りの人だよ。優しいと思った理由はどちらも苦しむ暇もなく殺されてるから。痛めつけられてないだけマシなんだよ。」
「じゃあ、説って何?」
「説は魔王狩りの人はみんな優しい。騙されてるだけなんだよ。正義心に動かされてるだけ。実際そうだったじゃないか」
「…たしかに。戦争が終わったからと言って平和になったわけじゃ無いもんね」
「まぁ、私たちは平和じゃないって考え方の方がいいかもね」
「じゃあ、戦時中が平和だったと思ってる人もいるの?」
「居てもおかしくないと思うけど。武器商人とかは儲かるし」
「うん。じゃ、スマホで王様に連絡する?」
「圏外だぞ、ここ。街まで結構あるし」
「通信機って壊されちゃった?」
「壊されてるね。街まで行くか」
二人で夜道を歩いて行く。
今更、友人が死んでも驚かない。
そんな世界だから。
私達なんか死ぬべき存在だったから。
***
森を走り抜けて行く。
通信機を持っていそうなやつを殺した。
これで大丈夫な筈だ。
これで通信機が壊れていなかったら面倒だ。
このまま城に向かう。
途中で石畳の道を見つけた。
街灯で照らされている石畳の道の奥に人影が見える。
相手は既に気づいている様だ。
向こうから矢が飛んできた。
それを避けると、後ろから敵が切り掛かってきた。
そこで、背中にかけていた猟銃だけを切られた。
猟銃を切ってきた敵を斬る。
立て続けに矢が飛んでくる。
その矢をもう一度避けて矢を撃ってきた敵を倒す。
周囲の敵を殲滅した。
これからは戦う事が多くなりそうだ。
昨日の夜は疲れていてすぐに寝てしまい、夜ご飯を食べていなかった。
いつもはあまり食べないが今日は多めに食べた。
今度は街を通っていく。
街は大きく、乗り物が沢山ある。
街の中心部に行くと、周りのビルが高すぎて周りの景色が見えなくなった。
目的地の方角を簡単に決め、その方角に電車で行く事にした。
電車に揺られながら過去を思い出す。
あのときは激しい戦争中なのにとても楽しかった。
家族と離れて泣いていた少年を慰め、そのまま仲良くなり、兄弟の様な関係になった。
弟を守り、いつも一緒に居た。
そして、上手く生き延びた。
時には騙して、時には隠れて上手く物資を集めていた。
戦争が終わっても、二人でボロボロの家に住み、狩りをして生きた。
戦争が終わってから三年後、弟は家を出て、街に住む事にした。
どの街に行ったかは知らない。
またいつか会えるだろうか。
そうして考え事をしている内に終点に着いた。
駅から出る。
まだ街の中だ。
これ以降は歩くしかない。
駅前は中華街で色々な人がいて賑わっている。
すると、誰かが話しかけてきた。
「当店自慢の中華まんはいかがですか~?」
ちょうどお腹が空いていたので食べる事にした。
「じゃあ、その店に連れて行ってもらえますか?」
「ハイよ~」
店に着いた。
店の中も人が沢山いた。
席に着いて、中華まんを頼む。
しばらくすると店員がきた。
「お待たせいたしました。中華まんです」
聞き覚えのある声だ。
名札を見てみると「テオ」と書かれていた。
弟の名前だ。
まさかと思うが一応話しかけてみる。
「久しぶり」
どうやら弟もこっちに気づいた様だ。
「えっ?!兄ちゃん?!」
「まだその名前で呼んでくれるのか」
「もちろんでしょ!兄ちゃんは兄ちゃんだもん」
あの時の子供らしい口調で話してくれた。
「ちょっと待ってて。バイトが後30分ぐらいで終わるから」
そう言って弟は職場に戻っていった。
中華まんの中身はあんまんと肉まんだった。
定番とも言えるけれど、具材の中に隠し味でも入っているのかとても美味しかった。
中華まんを食べていると、10分ぐらいで、弟が私服で戻って来た。
「ラッキー。店長に事情を説明したら、今日は早めに上がっていいって言ってくれたから」
そう言って、隣に座った。
「未だに信じられないなぁ~まさかこんな所で会うなんて」
「そうだね。もう二度と会えないかと思ったよ。ところで、ここでどうやって生活してるの?」
「この街に入って来た時に王様が職場を紹介してくれて、優しく接してくれて。最終的には城に住んでいいって言ってくれて。そうしていまここに居るって感じかなぁ」
「それじゃあ、この国の王様は優しいんだね」
先に王様を倒す事を話さなくて良かった。
「兄ちゃんは、なんでここに来たの?」
「散歩、かな。特に目的もなくふらついてみようと思って。もし、いいところがあるならそこに住もうかなって」
「それなら、この国に住めばいいじゃん。王様は4代目だけど優しいし」
「うん。機会があれば住んでみようかな」
「一回、王様に会いにいったらどう?」
「うん、会いに行ってみようかな」
元からそのつもりだ。
「僕はもう少し街にいるよ。ここから先はあまり整備されてないから辛いかもしれないけど頑張ってね~」
そう言って弟は店を出ていった。
僕も店を出る。
そして中華街を通り抜け、森に行く。
森には誰もいなかった。
街から見たら、城はすぐ近くにあったのに、山だからか中々着かない。
もうすぐ日が暮れそうだ。
失敗した。
モンスターに襲われる事を覚悟しながらも暗い森を進む。
しかし、モンスターに一度もであわなかった。
この辺りはモンスターが出ないのだろうか。
けれど、そんな前例は聞いたことが無い。
月明かりを頼りに山道を進む。
しばらく進んでいると、懐中電灯の測りが見えて来た。
声も聞こえる。
「本当にこんな所に居るのか?」
「どうであれ、もうこれ以上同じ悲劇が起きない様に食い止めるしか無いだろ」
「悪者だなんてねぇ。俺ら何にもしてねぇのに」
「それはそうだが、俺らも戦時中は酷い戦い方をしてたじゃねぇか。違うか?」
「そうですよねぇ~。平和平和言ってる人たちが過去に戦争起こしてますから説得力は無いですもんね。」
できる限り殺したく無いから上手く隠れていく。
通信機さえ壊せれば殺す必要はない。
そんな簡単に器用な事が出来るわけが無い。
バレない様願いながら隠れる。
ここにはモンスターが居ないから、物音が鳴った時点でアウトだ。
このまま祈ろう。
***
暇だ。
「まだ交代の時間じゃないですかー?」
「まだ二時間しか働いてないだろ」
「えーまだ二時間?」
隣にいる隊員も退屈そうだ。
「モンスターに襲われる事が無いだけまだマシだろ」
副隊長は真面目な話しかしない。
「そりゃそうだけどさぁ…。それはそうとして、さっきからこの近くに、見つかりません様にって祈ってる人がいるんだけど」
「なんでそれを言わなかった⁉︎」
隊長が怒鳴って来た。
「だって、なんか猟師みたいだし、なんか急いでるみたいだから」
「助ければー?」
「不審者を助けろってどんな考えだよ」
「なら尚更事情聴取した方がいいんじゃない?」
「だってもう遅いよ?隊員四人中二人死亡、通信機持ってない私たちだけが生きてる」
「えっ」
彼女は振り向いた。
そこには二人の死体があった。
どれも一撃で倒されている。
「どうやら不審者さんは優しさがあるみたいだね。説は立証だ」
「何が優しいの?隊長と副隊長を殺したんだよ?」
「落ち着け。あいつはこの時期になるとくる魔王狩りの人だよ。優しいと思った理由はどちらも苦しむ暇もなく殺されてるから。痛めつけられてないだけマシなんだよ。」
「じゃあ、説って何?」
「説は魔王狩りの人はみんな優しい。騙されてるだけなんだよ。正義心に動かされてるだけ。実際そうだったじゃないか」
「…たしかに。戦争が終わったからと言って平和になったわけじゃ無いもんね」
「まぁ、私たちは平和じゃないって考え方の方がいいかもね」
「じゃあ、戦時中が平和だったと思ってる人もいるの?」
「居てもおかしくないと思うけど。武器商人とかは儲かるし」
「うん。じゃ、スマホで王様に連絡する?」
「圏外だぞ、ここ。街まで結構あるし」
「通信機って壊されちゃった?」
「壊されてるね。街まで行くか」
二人で夜道を歩いて行く。
今更、友人が死んでも驚かない。
そんな世界だから。
私達なんか死ぬべき存在だったから。
***
森を走り抜けて行く。
通信機を持っていそうなやつを殺した。
これで大丈夫な筈だ。
これで通信機が壊れていなかったら面倒だ。
このまま城に向かう。
途中で石畳の道を見つけた。
街灯で照らされている石畳の道の奥に人影が見える。
相手は既に気づいている様だ。
向こうから矢が飛んできた。
それを避けると、後ろから敵が切り掛かってきた。
そこで、背中にかけていた猟銃だけを切られた。
猟銃を切ってきた敵を斬る。
立て続けに矢が飛んでくる。
その矢をもう一度避けて矢を撃ってきた敵を倒す。
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