ソーサラーにかけられた呪い

新田海斗

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戦争

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爆発音で目が覚めた。
予定通り爆弾が投下されたようだ。
今日もまだ終わる気配の無い戦争が続く。
新王が反逆をしてからもう7年目だ。
新王軍として戦う。
現王の戦略は兵士の数が圧倒的に少ないのに長期間戦えるよう負担を少なくして、戦死をするリスクがない戦術だ。
それに比べて新王はクローン人間を使った人海戦術だ。
それに、私たち魔法使いを前線に配備して無茶振りをしてくる。
出来ることならこの争いを止めたい。
でも、そんな能力がある魔法使いはどこにも居ない。
師匠でさえも前線を維持する事が精一杯だ。
私に出来ることは逃げ遅れた人を助けることだけだ。
魔法を殆ど使えない無能な魔法の私は足で纏いだ。
その時、敵の魔法使いが師匠目掛けて魔法を使った。
隕石を落とす魔法だ。
私は主戦力の師匠を身を挺して守った。
意識が朦朧とする。
やっぱり私は無能だ。
そんな事を考えていると私を抱えて師匠は走り出した。
何処に行くのだろう。

次に目を開けた時には遠くに巨大な黄色い楕円状の何かが降っていた。
あれは知っている。
過去の戦争で使われた核兵器、ファットマンだ。
大きな爆発音が聞こえる。
ギリギリ爆発の範囲外に居たから助かった。

「スターチス、大丈夫か?」

「はい…なんとか…」

師匠に心配されてしまった。
師匠は身体中傷だらけだ。
他の二人の兄弟子たちもケガをしている。
私は捨て駒としてこの戦いに駆り出された筈だ。
それなのに助けられている。
私の命よりも師匠の命の方が大切だ。
私はなんとか立ち上がりまた戦う。
他人の命を奪うことに抵抗を感じながら。
もっと平和な解決策はなかっただろうか。
そんな事を考えながら今日も戦い続ける。
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