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第2話 傭兵、タイラー・ヘイズの報告
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「確かに、城下の店をあちこち渡り歩いていましたね。休暇に入ってから、確認しただけでも3日続けて。このお嬢さん、未成年でしょ?酒屋にまで足を運んでいましたよ。飲酒の確認まではしていませんが」
「ああ、いい。それだけで十分だ。他国から入学する者の素行調査は、もっとちゃんと入学前にしなければならないな」
俺の報告を、王子は終始表情を変える事なく聞いていた。
謝礼金を貰い、王子の執務室を出る。
何でも、王子の妹のシンシア・エラージュ様に自分の妹の看病を押し付けた女らしいけど、あれだけ色々な店を派手に出入りしているんだ、元々がロクな女じゃなかったんだろう。
アリアナ・ロッソ。17歳。
この国とは最近交流を始めたばかりの辺境国出身で、男爵家の娘か。
国は違うとは言え、子爵家である俺よりも爵位は下だな。
さーて、この金でまた酒でも飲んで、女を買って、ゆっくり過ごさせてもらうとしますか。
傭兵という荒事を生業にしているが、貴族出身だからと、たびたび第一王子であるジークレイ・エラージュ様には依頼を受ける。
主に誰かの身辺調査だったりするが。
今回もいつもと同じような依頼だった。
人の後をつけて、情報を得る。
今回は貴族のお嬢様だから、何の警戒もされずに簡単なものだった。
おそらく、今までの依頼で一番単純なものだ。
「ああ、いい。それだけで十分だ。他国から入学する者の素行調査は、もっとちゃんと入学前にしなければならないな」
俺の報告を、王子は終始表情を変える事なく聞いていた。
謝礼金を貰い、王子の執務室を出る。
何でも、王子の妹のシンシア・エラージュ様に自分の妹の看病を押し付けた女らしいけど、あれだけ色々な店を派手に出入りしているんだ、元々がロクな女じゃなかったんだろう。
アリアナ・ロッソ。17歳。
この国とは最近交流を始めたばかりの辺境国出身で、男爵家の娘か。
国は違うとは言え、子爵家である俺よりも爵位は下だな。
さーて、この金でまた酒でも飲んで、女を買って、ゆっくり過ごさせてもらうとしますか。
傭兵という荒事を生業にしているが、貴族出身だからと、たびたび第一王子であるジークレイ・エラージュ様には依頼を受ける。
主に誰かの身辺調査だったりするが。
今回もいつもと同じような依頼だった。
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