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第二世界 ドデルヘン(まったり学園生活もいいもんだ)
閑話 ロージェンのその後(二)
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「それで何用だ」
エルフの青年が一歩前に進み出ると、私に問いかける。やはり無表情だ。
「私の名前はルシア=ノートン。隠れ里の代表者と少しお話がしたいの」
「ノートンだと――。まさか!? たしかに面影があの方にそっくりだ……」
無表情な青年の顔が一瞬だが確かに歪んだ。
「お母さんのことを知っているの?」
「ついてこい……」
青年は私の質問には答えずに歩き出した。
「不愛想な男なのにゃ」
一時間ほど黙々と歩く。オーグがついに痺れを切らし青年の背に声をかける。
「オ、オラ。お腹空いているダ! エルフの里ではいったい何が食べれるダ?」
「木の実や野菜、豆の類だな」
「に、肉は食べないダか?」
「エルフはそのような臭い物は食べぬ」
「そうだカ……」
見るからに肩を落とすオーグ。青年はこちらを振り向きもせずに黙々と歩く。
さらに二時間ほど歩く。木々の密度が急に減ってきた。久しぶりに陽の光を感じたような気がする。
「やっと里につきましたね」
「夕飯が楽しみだなー」
「お前ら、まだ任務中だ。口を慎め」
そう戒めつつも、リーダーの青年も口元が僅かに緩んでいた。エルフも食事が楽しみなのは変わらないようだ。むしろ、こんな森の中では食事しか楽しみがないのかもしれない。
「これは――」
「凄いにゃ~。木で出来た街にゃ」
樹齢が数百年の巨木が立ち並ぶ。なかには数千年の大樹もあるようだ。下から見上げても樹冠を確認することができなかった。幹の根元や太い枝を利用した家屋のようなものがあちこちに作られていた。陽光の降り注ぐ幻想的な緑の街。まさに森の住人エルフの隠れ里に相応しい光景だ。
青年が案内したのは一際大きな幹の根元。そこに大きな建物が寄り添っていた。集会場のようなものらしい。
「ここで待て。長老を呼んで来る」
見張りを残し青年は姿を消す。五分ほどすると、しわしわの爺さんとともに戻ってきた。初めてだ。見た目が老人のエルフだった。エルフは基本的には死ぬ直前まで若い容姿を保つはずなのに。これだけ高齢に見えるということは、かなりの歳なのだろうか。
「おお! これまた瓜二つじゃ。お前さん名を聞かせてもらえるかね」
「ルシア=ノートンよ。こっちは私の仲間たち」
お爺さんはオーグとララには見向きもしない。ただ私をじっと見つめている。あれ? なんか涙ぐんでいる……。
「そうか、ルシアというのか。母の名は?」
「アリシアよ」
「やはりあやつの娘か」
「お母さんを知っているの?」
「儂はエル=ノートン。お前の母の父親じゃ」
「えっ!?」
「なので、ルシアは私の可愛い孫娘ってことじゃよ」
そういって顔を皺くちゃにする。泣いているのか笑っているのかよくわからない。それよりも、私のお母さんって里の長の娘だったの……。
「お爺ちゃん?」
「ホォォオオオ!? なんと良い響きじゃ! 無駄に長生きした甲斐があったというものじゃ。ルシアはほんに可愛いのぉ。小さい頃のアリシアを見ているようだ」
「お母さんは何故この里を出たの?」
「それは……」
お爺ちゃんの顔が一転して歪んだ。やはり深い理由があったのだろう。
「あ奴はな。行き遅れでな。根暗なエルフは嫌だといってなかなか結婚しようとしなかったんじゃ。それが、あるときこの里に迷い込んだ冒険者の人族に一目惚れしてしまってな……」
「お爺ちゃん反対したの?」
「当然じゃ。我が家系は由緒正しきエルフの血筋なのじゃ。それが人族と交わるなど許容できるはずもない」
「それで飛び出していったと」
「そうじゃ……」
苦虫を噛み潰したかのような表情だ。ただ、そこには悲しみも見え隠れする。おそらくその後、深く後悔したのだろう。確かに里で何人かのエルフとすれ違ったが、みな無表情だった。お母さんの気持ちもなんとなくわかるかな。
「そういえば、お爺ちゃんは表情が豊かだよ?」
「儂は始祖の血が入っているからな」
「始祖?」
「そうじゃ。儂らは……。んん? ルシアの波長がちとおかしい――」
今にも瞑りそうなほど細められていた目がクワッと見開く。ちょっと怖い。
「まさか!? 先祖返りをしたというのか!」
「それってエンシェントエルフのこと?」
「そうじゃ!」
「それって普通のエルフとどう違うの?」
「遥か古の昔、この世界が出来て間もない頃……。異世界から邪神が現れたそうじゃ」
「邪神? それって何?」
「この世界を無に帰そうとする存在だったようじゃ。激闘だったそうじゃ。それでも創造神は邪神を退けることに成功した。その時、神の御許に馳せ参じて戦った英雄たち。その一人こそが儂らの始祖であるエンシェントエルフだと伝えられている。五大龍や幻獣王などと一緒に戦ったと――」
「「ええっ!?」」
「オーグっちまで伝説の職業だったにゃ」
「オラは、オラが、オラに……」
オーグは現実を受け入れられないようだ。
「一体どうしたのじゃ? 特にそこの豚さんは?」
「お爺ちゃん。わたしはエンシェントエルフだけど、こっちのオーグは幻獣王なの」
「なんと!? まさか……。邪神でも現れる前兆じゃなければいいのじゃが……」
グーギュルルル。
その場の雰囲気に似つかわしくない盛大な音が話を遮る。もう、大事な話をしているのにオーグったら……。
「あ、ごめんにゃ」
「ララだったの……。もう、はしたないなあ」
「オラは、オラが、オラに……」
オーグはいまだに現実を受け入れられないようだ。
「なんかいい匂いがしたんだにゃ」
「おお、そうじゃ。ちょうどいい。最近は里の皆で晩餐を楽しんでおるのじゃ。みなで一緒に食べようじゃないか。積もる話は食事をしながらでもできるじゃろうて」
「肉が出ればオーグも元気になるにゃ」
「残念じゃが、儂らはそのような臭い物は口にせぬ」
「がっかりにゃ!」
どうやら彼女も肉が食べたかったようだ。二人とも野菜は食べるがあくまでメインは肉じゃないと物足りないのよね。でも、温かい物を口にできるだけ有難いと思わないと。それに今日は良く眠れるかしら。魔物から襲われる不安もない夜は数か月ぶりだ。
「こでは!?」
それを目にした瞬間、オークは正気に返った。
「信じられないにゃ……」
私は恐る恐る口へとそれを運ぶ。刺激的が全身を駆け抜けた――。
「くぅっ! 毎晩食べてるが刺激的なこの辛さがたまらない!」
今朝案内してくれた青年がそう口をつく。ああ、そういう顔もできるんじゃない。決して無表情ではなかった。
「俺は今日は三辛に挑戦だ」
「ははは! 俺は五辛だぞ」
「まじか! それ一番辛いやつじゃないか」
「うははは! 甘い甘い! 儂は二十辛にしてもらったぞ!」
「そんなのあんのか!」
「好きに指定できるのよ。五辛を制覇したものだけの特権だ。ははは、グアッ――」
「お母さん、お父さんが喉を押さえて悶絶しているよ」
「ほんとに馬鹿な人ね。私たちは甘口で十分よねえ」
「うん! これが一番おいしいよ!」
里の広場がわいわいと賑わっていた。表情は若干かたいが、みな口元が緩んでいた。
「みなで食べる食事がこんなに楽しいとは思わんかった」
お爺ちゃんが感慨深く、そう呟いた。
「でも、何故こんなところにこんな料理が……」
「ウマいダ! 肉がなくても、このカレーめちゃくちゃうまいダ!」
「豆カレー最高にゃ! 胃の中にどんどん流し込むのにゃ!」
「おいお前ら……。カレーは飲み物じゃないぞ」
えっ――。
空耳だろうか。それは望んでも決して聞くことのできないはずの声だった。
咄嗟に後ろを振り向く。そこには苦笑いしたあの人が立っていた。
「カイト!? な、な、なんでこんなところに!」
「いや、まあ、そのなんだ……。屋敷に戻ったらコールマンにさ、ここにいけばそのうち会えると聞いてな。暇だったから、待っている間に里の者達に料理を振る舞っていたのさ」
「客人のお蔭じゃ。長く生きておったが食事にこんな力があるとは……」
「皆で食べるから一層うまいんだよ。屋外で食べるならカレーが一番だな」
会いたかった。ずっとずっと会いたかった! 私はカイトに駆け寄る。彼は両腕を広げ――。
「ルシア、待たせた――。ぐわっ!?」
気づいたら殴っていた。
「なによ!? とっても心配したのに! なんでそんなに飄々としているの! 暇だったら迎えにきなさいよ!」
ああ、やってしまった。本当は抱きつきたかったのに。彼の胸に顔を埋めたかった。そして、あの日できなかった口づけをしてもらいたかった。それなのに……。素直になれない自分が嫌になる。
でも、それでも……。カイトに会えて良かった。
もう二度と会えないかもしれない。心の奥底でそう恐れていたのだから――。
(戻って来てくれてありがとう。大好きだよ)
心のなかでなら素直になれた。
エルフの青年が一歩前に進み出ると、私に問いかける。やはり無表情だ。
「私の名前はルシア=ノートン。隠れ里の代表者と少しお話がしたいの」
「ノートンだと――。まさか!? たしかに面影があの方にそっくりだ……」
無表情な青年の顔が一瞬だが確かに歪んだ。
「お母さんのことを知っているの?」
「ついてこい……」
青年は私の質問には答えずに歩き出した。
「不愛想な男なのにゃ」
一時間ほど黙々と歩く。オーグがついに痺れを切らし青年の背に声をかける。
「オ、オラ。お腹空いているダ! エルフの里ではいったい何が食べれるダ?」
「木の実や野菜、豆の類だな」
「に、肉は食べないダか?」
「エルフはそのような臭い物は食べぬ」
「そうだカ……」
見るからに肩を落とすオーグ。青年はこちらを振り向きもせずに黙々と歩く。
さらに二時間ほど歩く。木々の密度が急に減ってきた。久しぶりに陽の光を感じたような気がする。
「やっと里につきましたね」
「夕飯が楽しみだなー」
「お前ら、まだ任務中だ。口を慎め」
そう戒めつつも、リーダーの青年も口元が僅かに緩んでいた。エルフも食事が楽しみなのは変わらないようだ。むしろ、こんな森の中では食事しか楽しみがないのかもしれない。
「これは――」
「凄いにゃ~。木で出来た街にゃ」
樹齢が数百年の巨木が立ち並ぶ。なかには数千年の大樹もあるようだ。下から見上げても樹冠を確認することができなかった。幹の根元や太い枝を利用した家屋のようなものがあちこちに作られていた。陽光の降り注ぐ幻想的な緑の街。まさに森の住人エルフの隠れ里に相応しい光景だ。
青年が案内したのは一際大きな幹の根元。そこに大きな建物が寄り添っていた。集会場のようなものらしい。
「ここで待て。長老を呼んで来る」
見張りを残し青年は姿を消す。五分ほどすると、しわしわの爺さんとともに戻ってきた。初めてだ。見た目が老人のエルフだった。エルフは基本的には死ぬ直前まで若い容姿を保つはずなのに。これだけ高齢に見えるということは、かなりの歳なのだろうか。
「おお! これまた瓜二つじゃ。お前さん名を聞かせてもらえるかね」
「ルシア=ノートンよ。こっちは私の仲間たち」
お爺さんはオーグとララには見向きもしない。ただ私をじっと見つめている。あれ? なんか涙ぐんでいる……。
「そうか、ルシアというのか。母の名は?」
「アリシアよ」
「やはりあやつの娘か」
「お母さんを知っているの?」
「儂はエル=ノートン。お前の母の父親じゃ」
「えっ!?」
「なので、ルシアは私の可愛い孫娘ってことじゃよ」
そういって顔を皺くちゃにする。泣いているのか笑っているのかよくわからない。それよりも、私のお母さんって里の長の娘だったの……。
「お爺ちゃん?」
「ホォォオオオ!? なんと良い響きじゃ! 無駄に長生きした甲斐があったというものじゃ。ルシアはほんに可愛いのぉ。小さい頃のアリシアを見ているようだ」
「お母さんは何故この里を出たの?」
「それは……」
お爺ちゃんの顔が一転して歪んだ。やはり深い理由があったのだろう。
「あ奴はな。行き遅れでな。根暗なエルフは嫌だといってなかなか結婚しようとしなかったんじゃ。それが、あるときこの里に迷い込んだ冒険者の人族に一目惚れしてしまってな……」
「お爺ちゃん反対したの?」
「当然じゃ。我が家系は由緒正しきエルフの血筋なのじゃ。それが人族と交わるなど許容できるはずもない」
「それで飛び出していったと」
「そうじゃ……」
苦虫を噛み潰したかのような表情だ。ただ、そこには悲しみも見え隠れする。おそらくその後、深く後悔したのだろう。確かに里で何人かのエルフとすれ違ったが、みな無表情だった。お母さんの気持ちもなんとなくわかるかな。
「そういえば、お爺ちゃんは表情が豊かだよ?」
「儂は始祖の血が入っているからな」
「始祖?」
「そうじゃ。儂らは……。んん? ルシアの波長がちとおかしい――」
今にも瞑りそうなほど細められていた目がクワッと見開く。ちょっと怖い。
「まさか!? 先祖返りをしたというのか!」
「それってエンシェントエルフのこと?」
「そうじゃ!」
「それって普通のエルフとどう違うの?」
「遥か古の昔、この世界が出来て間もない頃……。異世界から邪神が現れたそうじゃ」
「邪神? それって何?」
「この世界を無に帰そうとする存在だったようじゃ。激闘だったそうじゃ。それでも創造神は邪神を退けることに成功した。その時、神の御許に馳せ参じて戦った英雄たち。その一人こそが儂らの始祖であるエンシェントエルフだと伝えられている。五大龍や幻獣王などと一緒に戦ったと――」
「「ええっ!?」」
「オーグっちまで伝説の職業だったにゃ」
「オラは、オラが、オラに……」
オーグは現実を受け入れられないようだ。
「一体どうしたのじゃ? 特にそこの豚さんは?」
「お爺ちゃん。わたしはエンシェントエルフだけど、こっちのオーグは幻獣王なの」
「なんと!? まさか……。邪神でも現れる前兆じゃなければいいのじゃが……」
グーギュルルル。
その場の雰囲気に似つかわしくない盛大な音が話を遮る。もう、大事な話をしているのにオーグったら……。
「あ、ごめんにゃ」
「ララだったの……。もう、はしたないなあ」
「オラは、オラが、オラに……」
オーグはいまだに現実を受け入れられないようだ。
「なんかいい匂いがしたんだにゃ」
「おお、そうじゃ。ちょうどいい。最近は里の皆で晩餐を楽しんでおるのじゃ。みなで一緒に食べようじゃないか。積もる話は食事をしながらでもできるじゃろうて」
「肉が出ればオーグも元気になるにゃ」
「残念じゃが、儂らはそのような臭い物は口にせぬ」
「がっかりにゃ!」
どうやら彼女も肉が食べたかったようだ。二人とも野菜は食べるがあくまでメインは肉じゃないと物足りないのよね。でも、温かい物を口にできるだけ有難いと思わないと。それに今日は良く眠れるかしら。魔物から襲われる不安もない夜は数か月ぶりだ。
「こでは!?」
それを目にした瞬間、オークは正気に返った。
「信じられないにゃ……」
私は恐る恐る口へとそれを運ぶ。刺激的が全身を駆け抜けた――。
「くぅっ! 毎晩食べてるが刺激的なこの辛さがたまらない!」
今朝案内してくれた青年がそう口をつく。ああ、そういう顔もできるんじゃない。決して無表情ではなかった。
「俺は今日は三辛に挑戦だ」
「ははは! 俺は五辛だぞ」
「まじか! それ一番辛いやつじゃないか」
「うははは! 甘い甘い! 儂は二十辛にしてもらったぞ!」
「そんなのあんのか!」
「好きに指定できるのよ。五辛を制覇したものだけの特権だ。ははは、グアッ――」
「お母さん、お父さんが喉を押さえて悶絶しているよ」
「ほんとに馬鹿な人ね。私たちは甘口で十分よねえ」
「うん! これが一番おいしいよ!」
里の広場がわいわいと賑わっていた。表情は若干かたいが、みな口元が緩んでいた。
「みなで食べる食事がこんなに楽しいとは思わんかった」
お爺ちゃんが感慨深く、そう呟いた。
「でも、何故こんなところにこんな料理が……」
「ウマいダ! 肉がなくても、このカレーめちゃくちゃうまいダ!」
「豆カレー最高にゃ! 胃の中にどんどん流し込むのにゃ!」
「おいお前ら……。カレーは飲み物じゃないぞ」
えっ――。
空耳だろうか。それは望んでも決して聞くことのできないはずの声だった。
咄嗟に後ろを振り向く。そこには苦笑いしたあの人が立っていた。
「カイト!? な、な、なんでこんなところに!」
「いや、まあ、そのなんだ……。屋敷に戻ったらコールマンにさ、ここにいけばそのうち会えると聞いてな。暇だったから、待っている間に里の者達に料理を振る舞っていたのさ」
「客人のお蔭じゃ。長く生きておったが食事にこんな力があるとは……」
「皆で食べるから一層うまいんだよ。屋外で食べるならカレーが一番だな」
会いたかった。ずっとずっと会いたかった! 私はカイトに駆け寄る。彼は両腕を広げ――。
「ルシア、待たせた――。ぐわっ!?」
気づいたら殴っていた。
「なによ!? とっても心配したのに! なんでそんなに飄々としているの! 暇だったら迎えにきなさいよ!」
ああ、やってしまった。本当は抱きつきたかったのに。彼の胸に顔を埋めたかった。そして、あの日できなかった口づけをしてもらいたかった。それなのに……。素直になれない自分が嫌になる。
でも、それでも……。カイトに会えて良かった。
もう二度と会えないかもしれない。心の奥底でそう恐れていたのだから――。
(戻って来てくれてありがとう。大好きだよ)
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