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第二章
第52話 厄介な同行者
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その後、族長会議は半日ほど続き――新たな仲間一名を加えたロットーたちとグリア島に集まった面々が食堂で夕飯を食べ始めた頃、俺は局長に呼ばれ別室へとやってきていた。
「失礼します」
ノックをして部屋に入れば、そこには局長だけでなくバショウも待っていた。
「よく来てくれた。座ってくれ」
「そりゃあ呼び出されれば来ますけど……用件はなんですか?」
「それは当然、アンプのことだ。すでにひと悶着あったようだが……どうだった?」
どうってのはなんともコメントし難いが、局長とバショウの顔色を窺い見るに、すでにその素行は認識しているのだろう。
「まぁ、厄介ですよ。彼女は紛うことない戦闘好きでしょう。自ら面倒なほうへ突っ込んでいくタイプです。俺とは違う方向で、ですが」
「うむ。まさしくその通りだ。あやつ自身は単独で第三位まで上り詰めるほどの実力者だが、素行の問題から普段はギルドの依頼では無く、儂ら上層部の直接命令で仕事をさせている」
「その強さは本物で、常に強敵を求めている。大抵のヴァイザーが金で動くのに対して、アンプのように別の欲求で動く者は少ない。そんな彼女が興味を持ったからこそ今回の同行を提案したのだが……如何かな?」
なるほど。バショウの差し金だったのか。
ギルドからの派遣を枷だと思っていたが、確かにアンプを見る限りではそこまで頭が回るほうでは無いだろう。とはいえ、ヴァイザーは局長の異能力でどこに居ようと覗かれているわけで、あくまでも目が一つ増えるだけの話だ。
「これから先のことを考えれば戦力が増えるのは有り難いことですが、些か不安もあります。俺は未だしも、ロットーたち他種族がこれまで虐げられてきたヒューマーのヴァイザーと仲良くなれるのか……暫くは様子を見なければいけません」
「その心配も当然だが、おそらくその点は問題ないだろう。何せ、アンプはヴァイザーの中でも変わり者で偏屈だ。種族の違いよりも強さを重視している」
「……否めませんね。ですが、よくそんなアンプをここまで同行させることができましたね」
「自らの申し出だ。興味があり、長らく栞くんを観察していたのだとか」
ああ、そうか。感じていた視線の正体はアンプだったわけだな。
「とりあえず、様子を見つつ判断したいと思います。話は以上ですか?」
「いや、あとは依頼についてだ。残りの天災たちについて、どこから向かおうと構わないがワシが勧めるのは西の大陸にいる天災の陸『破壊』だ。天災の中では比較的接しやすいほうだとは思うが……それでも天災には変わりない。よくよく注意するように」
「わかりました。じゃあ、次の目的地は西に大陸だとして――それは、ここから向かったほうが良いんですよね?」
「ヴァルキリーの船に同乗させてもらえるよう言っておく」
「……ご助力感謝します」
そういう意味で訊いたんじゃないんだが。
軽く会釈をして部屋を出れば、自然と溜め息が漏れた。
つまり、家に帰ることなくこのまま次の仕事が始まるわけか。
西の大陸か……族長たちの会話の中で、勇者一行は東の大陸にいるという話があった。そういう諸々を考慮した上でのことだろうが、やはり上手く転がされている気がする。まぁ、目的もなくこの世界を生きていくよりは良い。
この世界における役割は――未だによくわからないままだ。
「栞~! こっちこっち!」
サーシャに呼ばれたほうに視線を向ければ、そこには食事を終えてまったりしてるロットーたちがいた。何やらすでにアンプも馴染んでいるな。
空いている席に腰を下ろせば、ハティは俺のために残しておいたであろうサンドイッチを差し出してきた。
「なんの話だったんだ?」
「大したことは無い。俺たちの行く先について――次は西の大陸へ向かう」
「西、ってことは天災の陸か。良い判断だ」
しれっと会話に加わっているアンプには突っ込まないほうがいいんだろう。
「まぁ、どこにいるのかは教えてもらえると思うが、次の目標は天災の陸『破壊』だ。のんびり行こう」
焦りは禁物だ。弱いのだから弱いなりの行動をしよう。
「実際、ボクたちは何をすればいいんでしょうか。しーちゃんに付いていって……付いていくだけ?」
その問い掛けに、食堂の中を見回せばすでに俺たちだけになっていた。なら、話しても大丈夫か。
「色々と思惑はあるんだろう。来たる戦争に向けて天災たちに助力を求めるのは一つとして、ライオネル王や局長はヒューマー以外の異能力持ちに対する偏見を無くそうとしている。そのために俺たちを各大陸の都市を巡らせる、と」
「確かにアタイらは異質だからな。ピクシーにエルフ、セリアンスロォプにヒューマー、そして天災。知らぬ者から見れば、正気では無いのだろう」
「エルフなんかは頑固だから面倒かもね~」
テーブルに突っ伏しているが、サーシャはようやく船酔いに慣れてきたようだ。
「そこら辺は追々だな。一先ずはあまり目立たず行動することを優先しよう。ここ数日のことを考えれば、俺たちは弱過ぎるからな」
そう言えば、各々が頷いて見せた。
すでに日が沈んでいる。俺は一度死んで生き返っているから大した疲れも無いが、他の奴らはジゴクとの戦闘を終えてからようやくゆっくり眠れるだろう。
ロットーたちを部屋を送り届け、俺も隣の部屋に入ろうとしたとき――背後からの気配に気が付いた。
「天災の漆『不死』。少し良いか?」
そういえばアンプはギルドの飛行船で寝泊まりしていたはずだが、今そこにいる。
「良くはないが……断ったところで聞かないんだろ? なんだ?」
「……場所を移そう」
連れられるまま船の甲板に出ると、距離を開けたアンプは俺と向かい合って殺気を飛ばしてきた。やっぱり、そういうことか。
「それで、なんの用だ?」
「わかっているだろう。グリア島では邪魔が入ったが、ここは船の上だ。存分に殺し合おう」
ここまで来たら、さすがにもうあれこれ理由を付けて逃げるのも、暫くは誰かが停めに来ることも無さそうだ。ウロボロスも部屋に置いてきてしまったし……仕方が無い。
「わかった。本気で殺し合おうか」
剣針を取り出し刃を出せば、アンプは目いっぱい上げた口角で不気味に笑って見せた。
ロットーは親の助言というか予言を受けて俺に付いてきた。
サーシャは他種族の異能力持ちと行動する俺を見て、興味を持って付いてきた。
ハティは打算的ではあるが、原理はサーシャと同じだ。他種族がヴァイザーとなり天災である俺と行動しているのを見て付いてきた。
状況も理由も異なるだろうが、それぞれに信頼はある気がする。そうでなければ命懸けの依頼にも、俺の頼みに付いて来ることもしないはずだ。
対して、アンプだ。
互いに信用も信頼も無いのは目に見えている。それらを築く方法が明確にあるわけではない。しかし――わかる。目の前の戦闘狂は剣を、拳を、異能力を交わせなければ相手を測れない輩だ。
まったく本当に――厄介な同行者だよ。
「失礼します」
ノックをして部屋に入れば、そこには局長だけでなくバショウも待っていた。
「よく来てくれた。座ってくれ」
「そりゃあ呼び出されれば来ますけど……用件はなんですか?」
「それは当然、アンプのことだ。すでにひと悶着あったようだが……どうだった?」
どうってのはなんともコメントし難いが、局長とバショウの顔色を窺い見るに、すでにその素行は認識しているのだろう。
「まぁ、厄介ですよ。彼女は紛うことない戦闘好きでしょう。自ら面倒なほうへ突っ込んでいくタイプです。俺とは違う方向で、ですが」
「うむ。まさしくその通りだ。あやつ自身は単独で第三位まで上り詰めるほどの実力者だが、素行の問題から普段はギルドの依頼では無く、儂ら上層部の直接命令で仕事をさせている」
「その強さは本物で、常に強敵を求めている。大抵のヴァイザーが金で動くのに対して、アンプのように別の欲求で動く者は少ない。そんな彼女が興味を持ったからこそ今回の同行を提案したのだが……如何かな?」
なるほど。バショウの差し金だったのか。
ギルドからの派遣を枷だと思っていたが、確かにアンプを見る限りではそこまで頭が回るほうでは無いだろう。とはいえ、ヴァイザーは局長の異能力でどこに居ようと覗かれているわけで、あくまでも目が一つ増えるだけの話だ。
「これから先のことを考えれば戦力が増えるのは有り難いことですが、些か不安もあります。俺は未だしも、ロットーたち他種族がこれまで虐げられてきたヒューマーのヴァイザーと仲良くなれるのか……暫くは様子を見なければいけません」
「その心配も当然だが、おそらくその点は問題ないだろう。何せ、アンプはヴァイザーの中でも変わり者で偏屈だ。種族の違いよりも強さを重視している」
「……否めませんね。ですが、よくそんなアンプをここまで同行させることができましたね」
「自らの申し出だ。興味があり、長らく栞くんを観察していたのだとか」
ああ、そうか。感じていた視線の正体はアンプだったわけだな。
「とりあえず、様子を見つつ判断したいと思います。話は以上ですか?」
「いや、あとは依頼についてだ。残りの天災たちについて、どこから向かおうと構わないがワシが勧めるのは西の大陸にいる天災の陸『破壊』だ。天災の中では比較的接しやすいほうだとは思うが……それでも天災には変わりない。よくよく注意するように」
「わかりました。じゃあ、次の目的地は西に大陸だとして――それは、ここから向かったほうが良いんですよね?」
「ヴァルキリーの船に同乗させてもらえるよう言っておく」
「……ご助力感謝します」
そういう意味で訊いたんじゃないんだが。
軽く会釈をして部屋を出れば、自然と溜め息が漏れた。
つまり、家に帰ることなくこのまま次の仕事が始まるわけか。
西の大陸か……族長たちの会話の中で、勇者一行は東の大陸にいるという話があった。そういう諸々を考慮した上でのことだろうが、やはり上手く転がされている気がする。まぁ、目的もなくこの世界を生きていくよりは良い。
この世界における役割は――未だによくわからないままだ。
「栞~! こっちこっち!」
サーシャに呼ばれたほうに視線を向ければ、そこには食事を終えてまったりしてるロットーたちがいた。何やらすでにアンプも馴染んでいるな。
空いている席に腰を下ろせば、ハティは俺のために残しておいたであろうサンドイッチを差し出してきた。
「なんの話だったんだ?」
「大したことは無い。俺たちの行く先について――次は西の大陸へ向かう」
「西、ってことは天災の陸か。良い判断だ」
しれっと会話に加わっているアンプには突っ込まないほうがいいんだろう。
「まぁ、どこにいるのかは教えてもらえると思うが、次の目標は天災の陸『破壊』だ。のんびり行こう」
焦りは禁物だ。弱いのだから弱いなりの行動をしよう。
「実際、ボクたちは何をすればいいんでしょうか。しーちゃんに付いていって……付いていくだけ?」
その問い掛けに、食堂の中を見回せばすでに俺たちだけになっていた。なら、話しても大丈夫か。
「色々と思惑はあるんだろう。来たる戦争に向けて天災たちに助力を求めるのは一つとして、ライオネル王や局長はヒューマー以外の異能力持ちに対する偏見を無くそうとしている。そのために俺たちを各大陸の都市を巡らせる、と」
「確かにアタイらは異質だからな。ピクシーにエルフ、セリアンスロォプにヒューマー、そして天災。知らぬ者から見れば、正気では無いのだろう」
「エルフなんかは頑固だから面倒かもね~」
テーブルに突っ伏しているが、サーシャはようやく船酔いに慣れてきたようだ。
「そこら辺は追々だな。一先ずはあまり目立たず行動することを優先しよう。ここ数日のことを考えれば、俺たちは弱過ぎるからな」
そう言えば、各々が頷いて見せた。
すでに日が沈んでいる。俺は一度死んで生き返っているから大した疲れも無いが、他の奴らはジゴクとの戦闘を終えてからようやくゆっくり眠れるだろう。
ロットーたちを部屋を送り届け、俺も隣の部屋に入ろうとしたとき――背後からの気配に気が付いた。
「天災の漆『不死』。少し良いか?」
そういえばアンプはギルドの飛行船で寝泊まりしていたはずだが、今そこにいる。
「良くはないが……断ったところで聞かないんだろ? なんだ?」
「……場所を移そう」
連れられるまま船の甲板に出ると、距離を開けたアンプは俺と向かい合って殺気を飛ばしてきた。やっぱり、そういうことか。
「それで、なんの用だ?」
「わかっているだろう。グリア島では邪魔が入ったが、ここは船の上だ。存分に殺し合おう」
ここまで来たら、さすがにもうあれこれ理由を付けて逃げるのも、暫くは誰かが停めに来ることも無さそうだ。ウロボロスも部屋に置いてきてしまったし……仕方が無い。
「わかった。本気で殺し合おうか」
剣針を取り出し刃を出せば、アンプは目いっぱい上げた口角で不気味に笑って見せた。
ロットーは親の助言というか予言を受けて俺に付いてきた。
サーシャは他種族の異能力持ちと行動する俺を見て、興味を持って付いてきた。
ハティは打算的ではあるが、原理はサーシャと同じだ。他種族がヴァイザーとなり天災である俺と行動しているのを見て付いてきた。
状況も理由も異なるだろうが、それぞれに信頼はある気がする。そうでなければ命懸けの依頼にも、俺の頼みに付いて来ることもしないはずだ。
対して、アンプだ。
互いに信用も信頼も無いのは目に見えている。それらを築く方法が明確にあるわけではない。しかし――わかる。目の前の戦闘狂は剣を、拳を、異能力を交わせなければ相手を測れない輩だ。
まったく本当に――厄介な同行者だよ。
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