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第一部
37話 その手は愛しく
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「……ウォルジー、今お前の家のお隣さんが、薬買いに行ってくれてんだ。もう少しだけ、辛抱してくれよ……」
ジニの、マーシアの柔らかく熱い手を握る力が一層強くなる。
(……絶対助けてやるなんて言っておいて、肝心な時に何も出来ねぇのな……)
彼女に励ましの言葉しか言えない自分が情けなく、何だか役立たずにすら思えた。
まだ、マリリアンヌの戻る気配はない。
せめて待っているこの間にでも、マーシアに何かしてやれることはないかと思考を巡らす。
「そうだ、食いもん……」
以前マーシアとダイナーへ行ったあの時、何気なく交わした会話。
その中で、彼女は缶詰のスープを買ったことがないと言っていたはず。
(ってことはウォルジー、毎日自分でメシ作ってるのかもな)
となると、スープに限らず他の手軽な缶詰を買い置きしていない可能性もある。
具合が悪い時に自分で料理をして食事の準備をするのでは、ますます体調に響きそうだ。
「ウォルジー、ちょっと俺も出かけてくるな──」
ジニがマーシアにそう声をかけた時。
外から轟音が聞こえ、部屋の家具が音を立てて揺れた。
「……あっ、おばさん!」
窓から外を覗くと、ちょうどマリリアンヌがタウンハウス前にある芝生に着地していた。
彼女はめり込んだ地面から這い出ると、何かを両腕に抱え、地鳴りとともにこちらを目掛けて歩いてくる。
「ジニちゃん、ただいま」
マリリアンヌは爽やかで良い笑顔を浮かべているが、そんなものジニの眼中には入らない。
今は、彼女の両腕に抱えられた存在にしか目がいかなかった。
「お、おばさん……その人達、は……?」
ジニは震える声を頑張って抑え、マリリアンヌに問う。
彼女の腕の中の存在。それは、二人の男性だった。空中飛行の衝撃を受けたのか、どちらも目を回している。
「ああ。こちらは魔法薬屋の調薬師、ジェームス・ガナイ先生と、ついでに店にいた彼のお弟子さん」
「連れて来ちゃったの?!?!」
空いた口が塞がらず、ジニは呆然と立ち尽くす。
「う、うぅん……」
その時、調薬師の男性ジェームスが、頭を押さえ目を覚ました。
「あ……つ、着いたんですか……? いやぁ僕、人に抱えられて空を飛んだのなんて、生まれて初めての経験だったなぁ……」
男性は自身の掛けている分厚い瓶底眼鏡の位置をクイと直し、ぼんやりとそう溢す。
「……はっ!」
時同じくして、もう片側の男性も目を覚ました。
「ガッ、ガナイ先生?! ここは……?!」
「患者さんの家だよ、セオドア君」
「んな゛あぁっ!?」
セオドアと呼ばれた彼は、ガナイよりも度数の少ない眼鏡を掛け、黄緑色の鮮やかな髪が目を引く、ジニと同じ年頃の少年だった。
完全に巻き込まれただけであろう彼を、ジニは哀れみの目で見遣る。
「さ、先生。早速マーシアちゃんの容態を見て、症状に合う薬を処方しておくれよ」
「そ、そうですね。では、患者さんの元へ案内をお願いします」
マリリアンヌに続き、ジェームスとまだ訝しげに顔を顰めているセオドアは上に向かっていく。
「おばさん。俺、ちょっとウォルジーの食いもん買ってくる」
「ああ、分かった。その間、マーシアちゃんのことは任せておくれ」
「ありがと!」
そしてジニは、一人玄関を出た。
****
向かった先は、住宅街を出た先にある食料雑貨店。
停留所を降りた際に、何気なく目に入れていたのだ。
「水は絶対に二本はいるだろ。それと、林檎と梨と葡萄と……あっ、バナナもあんじゃん! バナナください!」
病人には果物が良いだろうと彼なりに推測し、値段を見ずに片っ端から果物を選ぶ。
「あと、ピクルスとパンと牛乳買って……。よし、これだけあれば大丈夫そうだな」
購入予定の品々が、店のカウンターを埋め尽くす。店主は若干困惑していた。
「あ。でも、あれだけは絶対買っといてやりたいな」
ジニが最後に店主に注文したものは、自身のお気に入りのチキンスープ缶だった。
幼い頃から愛食している、彼の命の源。
風邪を引いた時にはこのコンソメベースのスープが身体に沁み入り、立ちどころに体力を回復させてくれたものだ。
「これ、あるだけください!」
そして、店にあるチキンスープの在庫分三つを追加した。
「はい、全部で56ペッジね」
「ごっ……ご、じゅ……っ?!」
合計金額を聞いて、ジニはあんぐりと口を開けた。
富裕層ターゲットの食料雑貨店は、商品が割高だった。
「な、何とか足りてよかった……」
ジニはありったけの小銭を全部出して軽くなった財布をしまい、マーシア宅へ戻る。
「あ、ジニちゃん。ちょうどよかった」
先程めり込んだばかりの芝生の上には、マリリアンヌとジェームス、それにセオドアがいた。
「ちょうど今、無事にマーシアちゃんの薬を処方してもらったんでね、これから先生方を店に帰してくるよ。すでにマーシアちゃんには薬を飲ませてるから、心配は無用だからね。さ、二人とも。店に向かって飛び立とうじゃないか」
「……はい」
ジェームスとセオドア、二人の返事はちっとも乗り気でなさそうだった。
「ハッ!」
マリリアンヌと魔法薬屋の彼らは、再度星になる。
ジニはもう何も考えまいと、虚ろな目でそれらを見送った。
****
一階リビングのすぐ隣に、台所はあった。
ジニはとりあえず二人掛けの小さなダイニングテーブルに購入品の入った紙袋を置き、水のボトルだけ取り出すと、今度は食器棚を開け、整頓されている食器の中からグラスを出し二階へと上がった。
(あ。息、落ち着いてる)
マーシアは、すうすうと小さな寝息を立て穏やかに眠っていた。確実に、薬を服用する前よりも症状が緩和している。大した即効性だ。
「よかった……これで、もう安心だな」
ジニは心底ホッとし、マーシアが目を覚ましたらすぐに飲めるよう、水をグラスに注ぎ始めた。
「…………ん」
その横で、マーシアはふと目を開けた。
霞がかる視界の中、自室の天井が目に入ったのと同時に、水を注ぐ音が耳に聞こえてくる。
(……あら? エラ、様……?)
音のほうへ顔を向けると、靄の中にグラスに水を注ぐジニの姿が見えた。自分の視線には気が付いていないようだ。
(どうして、エラ様が……)
ここは、自分の寝室では?
何故彼がここにいるのか。疑問が浮かぶが、まだ熱の残る頭では到底理解することは出来ない。
(きっと、夢を見ているんだわ。だってエラ様が、こんなところにいるがはずないもの……)
自分はよくおかしな夢を見るのだ。
きっと今も、いつかのようにジニの登場する愉快な夢を見ているのに違いない。
(ふふっ。だとしたら、夢の中でもエラ様の笑顔が見られるのね……)
彼の笑顔。
それは太陽のように眩しく、けれど、どこかいたずらで。何故だか、ずっと見ていたくなる。
(嬉しい……)
マーシアはジニを見つめ静かに微笑むと、重くなりゆく瞼をゆっくりと閉じていく。
「ん?」
マーシアの寝顔を見て、ジニは目を丸くした。
彼女が口角を上げ、何とも幸せそうな顔で眠りについていたからだ。
「ははっ、何か嬉しそうな顔してんな。熱下がってきて、身体が楽になったからか?」
ジニもマーシアに釣られ、自然と口元から笑みが溢れる。
(…………)
その顔を見ていると、ふいにマーシアに対する愛しさが、ジニの心をさわりと撫ぜた。
彼はマーシアのことを見つめ、ベッドサイドの椅子に腰を下ろす。
(ウォルジー……)
ジニはごく自然に、再び彼女の手を取った。
(……可愛いなぁ)
愛しい。
彼女と関われば関わるほど、その想いは募る一方だ。
(……いつか、普通に手繋げるような関係になりてぇなぁ。起きてようが寝てようが、こうやって……)
互いの関係の成就を密かに祈り、ジニは静かに目を閉じる。
「ジニちゃーん、ただいま戻ったよ」
マリリアンヌが外から寝室の窓をこじ開けたのは、ちょうどその時だった。
「…………」
「…………」
窓から入室するマリリアンヌを凝視し、ジニはぽかんと口を開け、石のように固まる。彼女もまた、上に同じ。
「…………アンタ。手、出した?」
マーシアの手を握り締めるジニを流し見て、マリリアンヌは彼にそう問うた。
「~~~~ッ!! 違う!! 違う!! 出してない、出してなああーーいッ!!!!」
手は取ったが、出していない。
ジニはブンブンブンブンと、それはもう風を切るほどに激しく首を横に振り続け、マリリアンヌに必死に苦しい弁明を図ったのであった。
※ 何気に初めてロドエの通貨が出てきたので補足です! 1ペッジ=100円くらいです。
ジニの、マーシアの柔らかく熱い手を握る力が一層強くなる。
(……絶対助けてやるなんて言っておいて、肝心な時に何も出来ねぇのな……)
彼女に励ましの言葉しか言えない自分が情けなく、何だか役立たずにすら思えた。
まだ、マリリアンヌの戻る気配はない。
せめて待っているこの間にでも、マーシアに何かしてやれることはないかと思考を巡らす。
「そうだ、食いもん……」
以前マーシアとダイナーへ行ったあの時、何気なく交わした会話。
その中で、彼女は缶詰のスープを買ったことがないと言っていたはず。
(ってことはウォルジー、毎日自分でメシ作ってるのかもな)
となると、スープに限らず他の手軽な缶詰を買い置きしていない可能性もある。
具合が悪い時に自分で料理をして食事の準備をするのでは、ますます体調に響きそうだ。
「ウォルジー、ちょっと俺も出かけてくるな──」
ジニがマーシアにそう声をかけた時。
外から轟音が聞こえ、部屋の家具が音を立てて揺れた。
「……あっ、おばさん!」
窓から外を覗くと、ちょうどマリリアンヌがタウンハウス前にある芝生に着地していた。
彼女はめり込んだ地面から這い出ると、何かを両腕に抱え、地鳴りとともにこちらを目掛けて歩いてくる。
「ジニちゃん、ただいま」
マリリアンヌは爽やかで良い笑顔を浮かべているが、そんなものジニの眼中には入らない。
今は、彼女の両腕に抱えられた存在にしか目がいかなかった。
「お、おばさん……その人達、は……?」
ジニは震える声を頑張って抑え、マリリアンヌに問う。
彼女の腕の中の存在。それは、二人の男性だった。空中飛行の衝撃を受けたのか、どちらも目を回している。
「ああ。こちらは魔法薬屋の調薬師、ジェームス・ガナイ先生と、ついでに店にいた彼のお弟子さん」
「連れて来ちゃったの?!?!」
空いた口が塞がらず、ジニは呆然と立ち尽くす。
「う、うぅん……」
その時、調薬師の男性ジェームスが、頭を押さえ目を覚ました。
「あ……つ、着いたんですか……? いやぁ僕、人に抱えられて空を飛んだのなんて、生まれて初めての経験だったなぁ……」
男性は自身の掛けている分厚い瓶底眼鏡の位置をクイと直し、ぼんやりとそう溢す。
「……はっ!」
時同じくして、もう片側の男性も目を覚ました。
「ガッ、ガナイ先生?! ここは……?!」
「患者さんの家だよ、セオドア君」
「んな゛あぁっ!?」
セオドアと呼ばれた彼は、ガナイよりも度数の少ない眼鏡を掛け、黄緑色の鮮やかな髪が目を引く、ジニと同じ年頃の少年だった。
完全に巻き込まれただけであろう彼を、ジニは哀れみの目で見遣る。
「さ、先生。早速マーシアちゃんの容態を見て、症状に合う薬を処方しておくれよ」
「そ、そうですね。では、患者さんの元へ案内をお願いします」
マリリアンヌに続き、ジェームスとまだ訝しげに顔を顰めているセオドアは上に向かっていく。
「おばさん。俺、ちょっとウォルジーの食いもん買ってくる」
「ああ、分かった。その間、マーシアちゃんのことは任せておくれ」
「ありがと!」
そしてジニは、一人玄関を出た。
****
向かった先は、住宅街を出た先にある食料雑貨店。
停留所を降りた際に、何気なく目に入れていたのだ。
「水は絶対に二本はいるだろ。それと、林檎と梨と葡萄と……あっ、バナナもあんじゃん! バナナください!」
病人には果物が良いだろうと彼なりに推測し、値段を見ずに片っ端から果物を選ぶ。
「あと、ピクルスとパンと牛乳買って……。よし、これだけあれば大丈夫そうだな」
購入予定の品々が、店のカウンターを埋め尽くす。店主は若干困惑していた。
「あ。でも、あれだけは絶対買っといてやりたいな」
ジニが最後に店主に注文したものは、自身のお気に入りのチキンスープ缶だった。
幼い頃から愛食している、彼の命の源。
風邪を引いた時にはこのコンソメベースのスープが身体に沁み入り、立ちどころに体力を回復させてくれたものだ。
「これ、あるだけください!」
そして、店にあるチキンスープの在庫分三つを追加した。
「はい、全部で56ペッジね」
「ごっ……ご、じゅ……っ?!」
合計金額を聞いて、ジニはあんぐりと口を開けた。
富裕層ターゲットの食料雑貨店は、商品が割高だった。
「な、何とか足りてよかった……」
ジニはありったけの小銭を全部出して軽くなった財布をしまい、マーシア宅へ戻る。
「あ、ジニちゃん。ちょうどよかった」
先程めり込んだばかりの芝生の上には、マリリアンヌとジェームス、それにセオドアがいた。
「ちょうど今、無事にマーシアちゃんの薬を処方してもらったんでね、これから先生方を店に帰してくるよ。すでにマーシアちゃんには薬を飲ませてるから、心配は無用だからね。さ、二人とも。店に向かって飛び立とうじゃないか」
「……はい」
ジェームスとセオドア、二人の返事はちっとも乗り気でなさそうだった。
「ハッ!」
マリリアンヌと魔法薬屋の彼らは、再度星になる。
ジニはもう何も考えまいと、虚ろな目でそれらを見送った。
****
一階リビングのすぐ隣に、台所はあった。
ジニはとりあえず二人掛けの小さなダイニングテーブルに購入品の入った紙袋を置き、水のボトルだけ取り出すと、今度は食器棚を開け、整頓されている食器の中からグラスを出し二階へと上がった。
(あ。息、落ち着いてる)
マーシアは、すうすうと小さな寝息を立て穏やかに眠っていた。確実に、薬を服用する前よりも症状が緩和している。大した即効性だ。
「よかった……これで、もう安心だな」
ジニは心底ホッとし、マーシアが目を覚ましたらすぐに飲めるよう、水をグラスに注ぎ始めた。
「…………ん」
その横で、マーシアはふと目を開けた。
霞がかる視界の中、自室の天井が目に入ったのと同時に、水を注ぐ音が耳に聞こえてくる。
(……あら? エラ、様……?)
音のほうへ顔を向けると、靄の中にグラスに水を注ぐジニの姿が見えた。自分の視線には気が付いていないようだ。
(どうして、エラ様が……)
ここは、自分の寝室では?
何故彼がここにいるのか。疑問が浮かぶが、まだ熱の残る頭では到底理解することは出来ない。
(きっと、夢を見ているんだわ。だってエラ様が、こんなところにいるがはずないもの……)
自分はよくおかしな夢を見るのだ。
きっと今も、いつかのようにジニの登場する愉快な夢を見ているのに違いない。
(ふふっ。だとしたら、夢の中でもエラ様の笑顔が見られるのね……)
彼の笑顔。
それは太陽のように眩しく、けれど、どこかいたずらで。何故だか、ずっと見ていたくなる。
(嬉しい……)
マーシアはジニを見つめ静かに微笑むと、重くなりゆく瞼をゆっくりと閉じていく。
「ん?」
マーシアの寝顔を見て、ジニは目を丸くした。
彼女が口角を上げ、何とも幸せそうな顔で眠りについていたからだ。
「ははっ、何か嬉しそうな顔してんな。熱下がってきて、身体が楽になったからか?」
ジニもマーシアに釣られ、自然と口元から笑みが溢れる。
(…………)
その顔を見ていると、ふいにマーシアに対する愛しさが、ジニの心をさわりと撫ぜた。
彼はマーシアのことを見つめ、ベッドサイドの椅子に腰を下ろす。
(ウォルジー……)
ジニはごく自然に、再び彼女の手を取った。
(……可愛いなぁ)
愛しい。
彼女と関われば関わるほど、その想いは募る一方だ。
(……いつか、普通に手繋げるような関係になりてぇなぁ。起きてようが寝てようが、こうやって……)
互いの関係の成就を密かに祈り、ジニは静かに目を閉じる。
「ジニちゃーん、ただいま戻ったよ」
マリリアンヌが外から寝室の窓をこじ開けたのは、ちょうどその時だった。
「…………」
「…………」
窓から入室するマリリアンヌを凝視し、ジニはぽかんと口を開け、石のように固まる。彼女もまた、上に同じ。
「…………アンタ。手、出した?」
マーシアの手を握り締めるジニを流し見て、マリリアンヌは彼にそう問うた。
「~~~~ッ!! 違う!! 違う!! 出してない、出してなああーーいッ!!!!」
手は取ったが、出していない。
ジニはブンブンブンブンと、それはもう風を切るほどに激しく首を横に振り続け、マリリアンヌに必死に苦しい弁明を図ったのであった。
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