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14 エピローグ
しおりを挟む目が覚めたら、知らない部屋に居た。調度品が違う、私の部屋では無いと結論づける。
恐々ゆっくりと上体を起こす。部屋を見渡す。
何処だろう…ベッドから下り、窓辺に寄ってみる。おや、王宮の庭に似ているな。そのまま庭を堪能していたら、庭師の老人が見えた。え?彼は、父お抱えの庭師だ。遠目に見たことあるぞ。
まさか此処!
ちょろちょろ部屋を確認して回る。不意に気づく。お私、ド派手な男装だ。
男装?そんな変わったカッコウ女官長に叱られる。いつ着た?んーーーー?自決!!
そーだ!自決!パタパタ自分の体を確認。えー。生きてる?
どーしよー。てゆーか此処何処だ?待てよ、庭の角度からいくとお父様の部屋辺り…
呼び鈴!
やけくそでガンガン鳴らす。
皆来た。
本当に皆。
女官長に月・雲・影、官僚。遅れて大臣まで。お腹がたぷ~ん。
「くっそう謀ったな!」
大声で叫んでやった。ところが皆いい笑顔。負けを悟った。溜息をつく。
とんとん拍子で王位継承。即位の礼。
隣国の使者も立ち会い更に祝ってくれた。お祖母様の実家の国、お母様の実家の国からも使者が来た。今まで国交断絶していた国も使者を送ってくれて…もう顎が外れるくらいに盛大なる式典だった。
大臣や官僚が、私に内緒でお父様の死後丸二年かけて準備していたのだ…負けたよ…
あーくっそう。
王族なんて軽ーい神輿か!ちぇ。手のひらの上だった訳か。くすん。こどもだよーだ。
あーあー。俺様(女です)の覚悟は?自決は?あ。遺書。死ぬと思って恥ずかしい事まで書いてあるんだよ。もう女官長の顔見れない!
死んだ気で頑張ってみるか。
王宮は、伏魔殿。でも、臣下と信頼しあえたらきっともう寒くない。怖くない。
<完>
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感想ありがとうございます。
『文字数を増やし骨太に~』、仰る通りですね。
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5分で読める一話1000文字を目指していたんですが自分の作風に向いていない……。またまた反省。
ネチネチ嫌がらせしてくるぐらいならそれこそ挙兵して攻めてこいよって思うわ
ゲーム時間を奪っただと!?
ギルティ!!
感想有難うございます。
うえーん。ギルティ…
奴はiTunesで買収。
うえーん