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反省と考察
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―――――――――――――――――――――――
名前:西村 京
年齢:27
生命力 : ∞
体力:95/110
魔素量:100/100
筋力:12
技量 : 14
知力:11
魔力:10
速度:11
幸運 : 9
スキル:『精神耐性(中)』『毒耐性(小)』『採取』
ゴットスキル:『全適性』『万物視』『不老不死』
―――――――――――――――――――――――
「ふーむ……」
俺は今、ステータス画面とにらめっこしている。
いくら緊急事態だからといってとアレは無い……余りにも情け無さ過ぎて起きてから数分涙が止まらなかった程だ。
この時ばかりは一人で良かったと心の底から思った。もし誰かに見られでもしたらもう俺は生きていけない……
朝起きたら下半身裸で芳しいズボンを枕にして寝ていたのである。
涙を拭きながらいそいそと川へ洗濯に行き、ついでに身体と上の服も全て洗い、丘まで戻って来たのだ。そして枝を組み立てそこに干した。
昨日の反省を生かそうとステータス画面を開き考えを整理していく。
つまりは全裸である。
「やっぱり変動してるな……」
『万物視』でステータスの文字を眺めてみた。
―――――――――――――――――――――――
生命力
生きる力。無くなると死に至る。
体力
動く力。無くなると動けなくなる。
魔素量
体内の魔素の量。無くなると気を失う。
筋力
身体の力。数値が高いほど重い物を動かせる。
技量
技術の数値。高いほど細かい作業がしやすくなる。
知力
頭の良さ。思考力や魔法に補正がかかる。
魔力
魔素を使用する強さ。高いほど強い魔法やスキルが扱える。
速度
身体を動かす速さ。走る速さ、また反射神経や動体視力に補正がかかる。
幸運
運の力。高いほど自分にとって良いと感じる事がわかるようになる。
―――――――――――――――――――――――
「ふむ……まぁ予想の範囲内だな」
幸運が若干思ってたのと違うくらいか……
それより数値の増減だな……
体力が増減するのはまぁ理解できる。疲れたら減るし休憩したら少しずつ回復していく。
しかし分母が増えているのはどういう事だ?
知力、速度は1、筋力は2、技術は4も……幸運に至っては1下がってやがる。
この事から考えられるのは、日々の行動で能力値が増減するという事。
結界内を散々歩き回って体力が、物を作ったり採取したりして技術が増える、といった感じだろうか。
気になるのは幸運だ。下がってる原因は何となくわかる……アレで運がいいなんてお世辞にも言えない。
問題なのは基礎数値が下がる場合もあるという事だ。
もし寝たきりになったりなんかしたら、筋力が0にでもなるのだろうか? 俺は死なないみたいだからひもじい思いをしながら永遠に横たわっているだけになる……怖過ぎだろ!
これは早急に対策しなければいけない事だ。
日課に筋トレやランニングをするか? それでどれだけ上がる?あのゴリラの数値は尋常じゃなかった……そんな事やってたとしても追いつける気がしない……
他になにか方法はあるのか?……
考えられるのはゲームのように魔物を倒してレベルを上げるパターンだ。
だが、ステータスには肝心のレベルが無い……ゴリラにも無かった。
これは単純にこの世界にはレベルという概念が無いのだろう。そう納得するしかない……
こればっかりは実際に魔物を倒してみるしか確認する方法は無いだろう……考えても答えは出ない。
「うーん、魔法も気になるが、とりあえずは体作りか……」
『万物視』でそういうルールとかシステムみたいなものが見られないのが辛いな……みる場所ねぇし……
次はスキルについてだ。
これは文字通り、何か特定の行動や練習などをすると定着してくれる技の様なもんだろ。
いろんな物を採りまくってたから『採取』を獲得した。『毒耐性』や『精神耐性』もそうだ。
恐らく『全適性』はそういった人によって得手不得手のあるスキルにも全て適性があるのだと思う。
じゃないとスキルがあるこの世界の人は全員万能人間になってしまう。……この世界……人いるのかな?……いるよね?
つまりは俺が自分に必要と思うスキルは全て習得することが出来ることになる。
どれだけスキルがあるかはわからないが、幸いなことに時間は腐るほどあるんだよな……
「……まぁこつこつやっていきますか」
そう呟いてそっと立ち上がり、生乾きのパンツを履いた。
名前:西村 京
年齢:27
生命力 : ∞
体力:95/110
魔素量:100/100
筋力:12
技量 : 14
知力:11
魔力:10
速度:11
幸運 : 9
スキル:『精神耐性(中)』『毒耐性(小)』『採取』
ゴットスキル:『全適性』『万物視』『不老不死』
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「ふーむ……」
俺は今、ステータス画面とにらめっこしている。
いくら緊急事態だからといってとアレは無い……余りにも情け無さ過ぎて起きてから数分涙が止まらなかった程だ。
この時ばかりは一人で良かったと心の底から思った。もし誰かに見られでもしたらもう俺は生きていけない……
朝起きたら下半身裸で芳しいズボンを枕にして寝ていたのである。
涙を拭きながらいそいそと川へ洗濯に行き、ついでに身体と上の服も全て洗い、丘まで戻って来たのだ。そして枝を組み立てそこに干した。
昨日の反省を生かそうとステータス画面を開き考えを整理していく。
つまりは全裸である。
「やっぱり変動してるな……」
『万物視』でステータスの文字を眺めてみた。
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生命力
生きる力。無くなると死に至る。
体力
動く力。無くなると動けなくなる。
魔素量
体内の魔素の量。無くなると気を失う。
筋力
身体の力。数値が高いほど重い物を動かせる。
技量
技術の数値。高いほど細かい作業がしやすくなる。
知力
頭の良さ。思考力や魔法に補正がかかる。
魔力
魔素を使用する強さ。高いほど強い魔法やスキルが扱える。
速度
身体を動かす速さ。走る速さ、また反射神経や動体視力に補正がかかる。
幸運
運の力。高いほど自分にとって良いと感じる事がわかるようになる。
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「ふむ……まぁ予想の範囲内だな」
幸運が若干思ってたのと違うくらいか……
それより数値の増減だな……
体力が増減するのはまぁ理解できる。疲れたら減るし休憩したら少しずつ回復していく。
しかし分母が増えているのはどういう事だ?
知力、速度は1、筋力は2、技術は4も……幸運に至っては1下がってやがる。
この事から考えられるのは、日々の行動で能力値が増減するという事。
結界内を散々歩き回って体力が、物を作ったり採取したりして技術が増える、といった感じだろうか。
気になるのは幸運だ。下がってる原因は何となくわかる……アレで運がいいなんてお世辞にも言えない。
問題なのは基礎数値が下がる場合もあるという事だ。
もし寝たきりになったりなんかしたら、筋力が0にでもなるのだろうか? 俺は死なないみたいだからひもじい思いをしながら永遠に横たわっているだけになる……怖過ぎだろ!
これは早急に対策しなければいけない事だ。
日課に筋トレやランニングをするか? それでどれだけ上がる?あのゴリラの数値は尋常じゃなかった……そんな事やってたとしても追いつける気がしない……
他になにか方法はあるのか?……
考えられるのはゲームのように魔物を倒してレベルを上げるパターンだ。
だが、ステータスには肝心のレベルが無い……ゴリラにも無かった。
これは単純にこの世界にはレベルという概念が無いのだろう。そう納得するしかない……
こればっかりは実際に魔物を倒してみるしか確認する方法は無いだろう……考えても答えは出ない。
「うーん、魔法も気になるが、とりあえずは体作りか……」
『万物視』でそういうルールとかシステムみたいなものが見られないのが辛いな……みる場所ねぇし……
次はスキルについてだ。
これは文字通り、何か特定の行動や練習などをすると定着してくれる技の様なもんだろ。
いろんな物を採りまくってたから『採取』を獲得した。『毒耐性』や『精神耐性』もそうだ。
恐らく『全適性』はそういった人によって得手不得手のあるスキルにも全て適性があるのだと思う。
じゃないとスキルがあるこの世界の人は全員万能人間になってしまう。……この世界……人いるのかな?……いるよね?
つまりは俺が自分に必要と思うスキルは全て習得することが出来ることになる。
どれだけスキルがあるかはわからないが、幸いなことに時間は腐るほどあるんだよな……
「……まぁこつこつやっていきますか」
そう呟いてそっと立ち上がり、生乾きのパンツを履いた。
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