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ブーストシークエンス
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「おりゃ!」
「ギギィッ!」
ハイドラットの首に見事な一撃をお見舞いする。 倒れたところをさらに力を込めてトドメとばかりに突き刺した。
ネズミ狩りを初めて1ヶ月程が経っていた。
最近は、最初の頃に比べて安全に倒せるようになり、今も危なげなく一撃で仕留めたのだ。
朝起きたら、筋トレとランニングをし、家の増築や生活に必要な物の製作をしてから森で採取して、仕留められそうなハイドラットを倒していく。
そんな毎日を過ごしている。
「ふぅ……だいぶ慣れてきたな」
今日も手頃な木材を調達しようと森へ出かけたところバルナゴリラの側で身を潜めているハイドラットを発見した。
ゴリラが立ち去って、ネズミが気を緩めた瞬間に不意の一撃を食らわしてやったのだ。
「これで丁度10匹目だな」
ピンポーン
《ブーストシークエンスを開始致します。『気配遮断(大)』が昇格し、『隠形』を獲得しました》
おっ? あのネズミと同じスキルに進化しやがった。これでゴリラに気づかれず結界外を探索できるかもしれない。
初めてハイドラットを倒した時に何故か練習していない『槍術』や『気配遮断』のスキルを獲得していた。
その理由がさっき聞こえたブーストシークエンスとやらだ。
3週間前、木を伐採しようと石斧しか持ち合わせがなかった時にネズミが現れた。苦労してなんとか倒したが、その時に聞こえてきて『斧術』なんてものが手に入った。
この事から判断すると、恐らく戦闘によって魔物を倒すと、そのプロセスによっての経験値がブーストするんだと思う。
普段必至に斧を振り回して練習しても時間がかかるがスキルは獲得できるだろう。
しかし、戦闘をして倒した時にこのブーストがかかれば比較的早くスキルを手に入れられる。
倒したネズミを『万物視』で観察すると、何か靄のようなものが出てきて俺に纏わり付いた。
最初は驚いたが、あれが経験値とかそういう感じなんだと思う。
自分で言っててかなりあやふやな所があるが、たぶんこれがこの世界のバトルシステム的なものなのだろう。
―――――――――――――――――――――――
名前:西村 京
年齢:27
生命力 : ∞
体力:329/550
魔素量:240/240
筋力 : 102
技量 : 121
知力 : 90
魔力 : 54
速度 : 89
幸運 : 31
《スキル》
『精神耐性(大)』『毒耐性(小)』『採取』『伐採』『打撃耐性(中)』『槍術(大)』『隠形』『砥工』『斧術(小)』『木工』『建築』『洗濯』『解体』
《ゴットスキル》
『全適性』『万物視』『不老不死』
―――――――――――――――――――――――
筋力と技量が100の大台に乗った。これも日々の努力の賜物だろう。
スキルも普段の生活で行動しているものを獲得している。
「少しずつだが着実に成長してるな」
やはりステータスの恩恵はでかい。
一日中歩き回っても疲れにくくなってるし、少し太めの木なら担いで丘まで戻れるくらいの力がついた。
前の世界なら考えられないことだ。
「よし、コイツを解体したらいよいよ植えてみるか」
そう先日、腹が減って木の実やバルナを採取していた時、ふと地面のツルが気になり引っこ抜いたところ芋が付いていたのだ。
食用だと分かり、火をなんとか起こして焼いて食べると、なんとも甘じょっぱくて美味しかった。
今ならば育てられるだろうと3日かけて家の横に畑を耕していたのだ。
これが育てば芋食い放題である。
そう思って意気揚々とネズミを担ぎ上げ川まで歩いて行き解体を始めるのであった。
「ギギィッ!」
ハイドラットの首に見事な一撃をお見舞いする。 倒れたところをさらに力を込めてトドメとばかりに突き刺した。
ネズミ狩りを初めて1ヶ月程が経っていた。
最近は、最初の頃に比べて安全に倒せるようになり、今も危なげなく一撃で仕留めたのだ。
朝起きたら、筋トレとランニングをし、家の増築や生活に必要な物の製作をしてから森で採取して、仕留められそうなハイドラットを倒していく。
そんな毎日を過ごしている。
「ふぅ……だいぶ慣れてきたな」
今日も手頃な木材を調達しようと森へ出かけたところバルナゴリラの側で身を潜めているハイドラットを発見した。
ゴリラが立ち去って、ネズミが気を緩めた瞬間に不意の一撃を食らわしてやったのだ。
「これで丁度10匹目だな」
ピンポーン
《ブーストシークエンスを開始致します。『気配遮断(大)』が昇格し、『隠形』を獲得しました》
おっ? あのネズミと同じスキルに進化しやがった。これでゴリラに気づかれず結界外を探索できるかもしれない。
初めてハイドラットを倒した時に何故か練習していない『槍術』や『気配遮断』のスキルを獲得していた。
その理由がさっき聞こえたブーストシークエンスとやらだ。
3週間前、木を伐採しようと石斧しか持ち合わせがなかった時にネズミが現れた。苦労してなんとか倒したが、その時に聞こえてきて『斧術』なんてものが手に入った。
この事から判断すると、恐らく戦闘によって魔物を倒すと、そのプロセスによっての経験値がブーストするんだと思う。
普段必至に斧を振り回して練習しても時間がかかるがスキルは獲得できるだろう。
しかし、戦闘をして倒した時にこのブーストがかかれば比較的早くスキルを手に入れられる。
倒したネズミを『万物視』で観察すると、何か靄のようなものが出てきて俺に纏わり付いた。
最初は驚いたが、あれが経験値とかそういう感じなんだと思う。
自分で言っててかなりあやふやな所があるが、たぶんこれがこの世界のバトルシステム的なものなのだろう。
―――――――――――――――――――――――
名前:西村 京
年齢:27
生命力 : ∞
体力:329/550
魔素量:240/240
筋力 : 102
技量 : 121
知力 : 90
魔力 : 54
速度 : 89
幸運 : 31
《スキル》
『精神耐性(大)』『毒耐性(小)』『採取』『伐採』『打撃耐性(中)』『槍術(大)』『隠形』『砥工』『斧術(小)』『木工』『建築』『洗濯』『解体』
《ゴットスキル》
『全適性』『万物視』『不老不死』
―――――――――――――――――――――――
筋力と技量が100の大台に乗った。これも日々の努力の賜物だろう。
スキルも普段の生活で行動しているものを獲得している。
「少しずつだが着実に成長してるな」
やはりステータスの恩恵はでかい。
一日中歩き回っても疲れにくくなってるし、少し太めの木なら担いで丘まで戻れるくらいの力がついた。
前の世界なら考えられないことだ。
「よし、コイツを解体したらいよいよ植えてみるか」
そう先日、腹が減って木の実やバルナを採取していた時、ふと地面のツルが気になり引っこ抜いたところ芋が付いていたのだ。
食用だと分かり、火をなんとか起こして焼いて食べると、なんとも甘じょっぱくて美味しかった。
今ならば育てられるだろうと3日かけて家の横に畑を耕していたのだ。
これが育てば芋食い放題である。
そう思って意気揚々とネズミを担ぎ上げ川まで歩いて行き解体を始めるのであった。
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