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1章
6話 特別な人(13)
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そのうちに探る指先が腹側の何処かに触れた。その瞬間、腹の奥底がギュッと締まる感じと一緒に突き抜けた刺激にクリスは目を見開く。意図せず高い声が上がって、足先まで力が入った。
「ここか」
「あっ、いや! あっ! あぁ!」
クリクリと撫で回されると狂いそうになる。目を見開いて、力が入る。快楽に突き刺されているみたいで息が上がる。
それでもルークは何度もそこを撫で、周囲を探り、潤滑油を足して指をもう一本増やしてしまう。
頭の中がグラグラした。快楽に殴られているみたいだ。息は吸えているかわからないし、イク寸前みたいな激しい快楽で腹の中は煮えるみたいに熱くて切ない。
「指だけでこれだけ反応するのか。クリス、ちゃんと息しとけよ」
もう、自分の中を何本の指が犯しているのか分からない。その中で興奮したような声がしたと思ったが、ずるりとそれらが抜けた。
ぽっかりと開いた部分が涼しくも感じ、物足りないとも思える。
だが次にはそこに更に熱いものが触れて、グッと割り入るように押し込まれた。
「っ! あっ! あぁぁあ!」
痛みが一気に走って、悲鳴のような声が溢れた。体が裂けそうな痛みが走り、涙が落ちる。逃げる体をルークが全身で押さえ込んで、甘やかすキスで唇を塞いだ。
流れ込む魔力が気持ちよさを、侵入の痛みはまだジンジンと焼き付くようにある。
その中で、ルークもまた苦しそうに息を吐いた。
「暫く動かない。ゆっくり息して、慣れろ」
「あっ、はぁ、はぁ……」
「あぁ、良い子だ。上手いぞ」
ギュッと咥え込んでいるのが分かる。ぽたりと、ルークから汗が落ちてくる。見れば彼も汗だくだ。それでも柔らかくクリスを見つめ、甘やかすようにキスを落としていく。
痛みと苦しさは慣れるし耐えられる。それよりも早く、この人の嬉しそうな顔が見たい。
できるだけ、息をちゃんと吐いた。背中に腕を回して、しがみついて安心して。預けるように力を抜こうとした。
徐々に力が抜けると、ルークはゆっくりと腰を引き、押し入ってくる。擦れる痛みにまた息が詰まりそうだったが、徐々に息の吐き方が分かってきた。
「上手いよ、クリス。物覚えがいいな」
「んっ、ふぅ……ぁはぁ……」
上手く言葉なんて出てこない。辛いのに安心している。内側から感じる熱が愛おしく思える。繋がれた安堵と、包まれる安心感。欲しかったものが貰える嬉しさにほっとして、気持ちがとても柔らかくなってくる。
ルークはその後も根気強くクリスに合わせてくれて、本当にぴったりと重なる事ができた。
「あ……苦しぃ」
ルークの全てを受け入れると、クリスの腹は奥までみっちりと膨れる。柔らかな行き止まりにほんの少しで届くような、そんな苦しさがある。
なのに笑っているのは満たされた感覚が強いからだ。好きな人と一つに重なれた事がとてつもなく嬉しいからだ。
ルークも嬉しそうに目を細めてキスをくれる。額に、泣き濡れた目尻に、そして唇に。甘い甘い男の顔をしている。
「クリスティアン、好きだ」
突然しっかりと名を呼ばれて驚く。その目には真摯な光がある。
背にあった手を彼の頬に。両手で包むようにして触れたそこに、クリスは自らキスをした。
「俺も、貴方が好きですよ、ルーク」
生まれて二十年以上、愛も恋も嫌悪して生きてきたクリスの、これは生涯これっきりの想い。この人だからこそ感じる、唯一無二の『愛しい』という感情だ。
どちらともなく唇が触れて、深く繋がっていく。それと同時に緩慢な動きでルークが腰を突き入れてくる。全身がビリビリして、同時に上からも下からも魔力が体の中を流れ出していく。
「んぅぅ!」
くぐもった声は彼の唇の中に。強すぎる快楽は脳を焼いて、体を巡る魔力の流れが彼の中まで続いていくように思える。目眩がして、一瞬落ちながらも次の快楽に起こされるを繰り返していく。
事実、突き上げられる度にクリスはイッていた。互いの腹はドロドロになっていくし、腹の奥はルークを逃がさないよう包み込むように抱きしめる。
抜けようとすると嫌がるように絡みつき、突き上げると分かっているように開いていく。熱く求める快楽にルークも困惑したような色香を放ち、濡れた前髪をかき上げた。
「これは、もたないな……クリス、いいか?」
「あっ……はぁ、あっ!」
「飛んでるな」
目の前がチカチカして、何を言われたかいまいち分からない。ただただ痛いくらい気持ち良くて、満たされていて、頭のあちこちで火花がパチパチ爆ぜている。
その頭を手で覆うように撫でたルークに口づけられたまま、クリスは次の瞬間一杯に目を見開いた。
「んぅ――――――っっ!」
激しく奥を突き上げられ、狂ったように声を上げる。抑えようのない体はルークの下で跳ねて、足先にまで力が入りシーツを握った。
「イッ……っ!」
「んぅぅ! ん! んぅぅぅぅぅぅぅ!」
苦しそうなルークの声。ブチッ! と己の中で何かが切れるような衝撃と同時に、グラグラする世界。意識が完全に落ちるよりも前に腹の奥底を熱いものが濡らし、それでもまだ足りないと何度も吐き出されていく。
満ちていく、熱くて優しい魔力が自分の深い所から包み込むような安心感を得られている。
あぁ、俺はこの人のものになったんだな……。
そんな感覚に抱かれながら、クリスは完全に意識を手放した。
「ここか」
「あっ、いや! あっ! あぁ!」
クリクリと撫で回されると狂いそうになる。目を見開いて、力が入る。快楽に突き刺されているみたいで息が上がる。
それでもルークは何度もそこを撫で、周囲を探り、潤滑油を足して指をもう一本増やしてしまう。
頭の中がグラグラした。快楽に殴られているみたいだ。息は吸えているかわからないし、イク寸前みたいな激しい快楽で腹の中は煮えるみたいに熱くて切ない。
「指だけでこれだけ反応するのか。クリス、ちゃんと息しとけよ」
もう、自分の中を何本の指が犯しているのか分からない。その中で興奮したような声がしたと思ったが、ずるりとそれらが抜けた。
ぽっかりと開いた部分が涼しくも感じ、物足りないとも思える。
だが次にはそこに更に熱いものが触れて、グッと割り入るように押し込まれた。
「っ! あっ! あぁぁあ!」
痛みが一気に走って、悲鳴のような声が溢れた。体が裂けそうな痛みが走り、涙が落ちる。逃げる体をルークが全身で押さえ込んで、甘やかすキスで唇を塞いだ。
流れ込む魔力が気持ちよさを、侵入の痛みはまだジンジンと焼き付くようにある。
その中で、ルークもまた苦しそうに息を吐いた。
「暫く動かない。ゆっくり息して、慣れろ」
「あっ、はぁ、はぁ……」
「あぁ、良い子だ。上手いぞ」
ギュッと咥え込んでいるのが分かる。ぽたりと、ルークから汗が落ちてくる。見れば彼も汗だくだ。それでも柔らかくクリスを見つめ、甘やかすようにキスを落としていく。
痛みと苦しさは慣れるし耐えられる。それよりも早く、この人の嬉しそうな顔が見たい。
できるだけ、息をちゃんと吐いた。背中に腕を回して、しがみついて安心して。預けるように力を抜こうとした。
徐々に力が抜けると、ルークはゆっくりと腰を引き、押し入ってくる。擦れる痛みにまた息が詰まりそうだったが、徐々に息の吐き方が分かってきた。
「上手いよ、クリス。物覚えがいいな」
「んっ、ふぅ……ぁはぁ……」
上手く言葉なんて出てこない。辛いのに安心している。内側から感じる熱が愛おしく思える。繋がれた安堵と、包まれる安心感。欲しかったものが貰える嬉しさにほっとして、気持ちがとても柔らかくなってくる。
ルークはその後も根気強くクリスに合わせてくれて、本当にぴったりと重なる事ができた。
「あ……苦しぃ」
ルークの全てを受け入れると、クリスの腹は奥までみっちりと膨れる。柔らかな行き止まりにほんの少しで届くような、そんな苦しさがある。
なのに笑っているのは満たされた感覚が強いからだ。好きな人と一つに重なれた事がとてつもなく嬉しいからだ。
ルークも嬉しそうに目を細めてキスをくれる。額に、泣き濡れた目尻に、そして唇に。甘い甘い男の顔をしている。
「クリスティアン、好きだ」
突然しっかりと名を呼ばれて驚く。その目には真摯な光がある。
背にあった手を彼の頬に。両手で包むようにして触れたそこに、クリスは自らキスをした。
「俺も、貴方が好きですよ、ルーク」
生まれて二十年以上、愛も恋も嫌悪して生きてきたクリスの、これは生涯これっきりの想い。この人だからこそ感じる、唯一無二の『愛しい』という感情だ。
どちらともなく唇が触れて、深く繋がっていく。それと同時に緩慢な動きでルークが腰を突き入れてくる。全身がビリビリして、同時に上からも下からも魔力が体の中を流れ出していく。
「んぅぅ!」
くぐもった声は彼の唇の中に。強すぎる快楽は脳を焼いて、体を巡る魔力の流れが彼の中まで続いていくように思える。目眩がして、一瞬落ちながらも次の快楽に起こされるを繰り返していく。
事実、突き上げられる度にクリスはイッていた。互いの腹はドロドロになっていくし、腹の奥はルークを逃がさないよう包み込むように抱きしめる。
抜けようとすると嫌がるように絡みつき、突き上げると分かっているように開いていく。熱く求める快楽にルークも困惑したような色香を放ち、濡れた前髪をかき上げた。
「これは、もたないな……クリス、いいか?」
「あっ……はぁ、あっ!」
「飛んでるな」
目の前がチカチカして、何を言われたかいまいち分からない。ただただ痛いくらい気持ち良くて、満たされていて、頭のあちこちで火花がパチパチ爆ぜている。
その頭を手で覆うように撫でたルークに口づけられたまま、クリスは次の瞬間一杯に目を見開いた。
「んぅ――――――っっ!」
激しく奥を突き上げられ、狂ったように声を上げる。抑えようのない体はルークの下で跳ねて、足先にまで力が入りシーツを握った。
「イッ……っ!」
「んぅぅ! ん! んぅぅぅぅぅぅぅ!」
苦しそうなルークの声。ブチッ! と己の中で何かが切れるような衝撃と同時に、グラグラする世界。意識が完全に落ちるよりも前に腹の奥底を熱いものが濡らし、それでもまだ足りないと何度も吐き出されていく。
満ちていく、熱くて優しい魔力が自分の深い所から包み込むような安心感を得られている。
あぁ、俺はこの人のものになったんだな……。
そんな感覚に抱かれながら、クリスは完全に意識を手放した。
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