厳ついオメガはいかがですか?

凪瀬夜霧

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取り立ては待ってはくれない(3)

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 けれど隣のアーベルは強い力でハインツの手を握った。

「貴方は俺のお嫁様になるのです! 誰が奴隷にすると言いました!」
「え?」
「……はぁ?」

 必死な瞳は真っ直ぐ射貫くようにハインツを見る。
 これにハインツはポポポッと赤くなって湯気が出て、ジーモンはとんでもないものを見る目をしている。

「本気か、貴様。こんなゴーレムのようなオメガを嫁にしようってのか! 爵位の為とはいえ、何を考えている!」
「誰が爵位の為だなんて言った! この方はとても可愛らしく愛らしい方なんだぞ!」
「お前こそ何を言っているんだ!」

 どちらが正論か、もはや分からないな……。

 苛立ったジーモンが立ち上がり、背後の男達へと目配せをするとようやく出番かと出てくる。人相の悪い、図体のデカい男達が十数人、更には背後のドアも開いて人員供給はまだまだ出来そうな感じがある。

 ハインツはアーベルを庇うように前に出ようとした。
 だがアーベルは優雅に足を組んだままだ。

「始末しろ!」
「はっ!」

 叫ぶような声に呼応する男達。だが、男達には武器を構える時間さえなかった。

『ボルトレイン』

 パチンと指を鳴らすと同時に紡がれた言葉。それは瞬時に魔法という形で室内を満たした。
 アーベルを中心に雷光が室内を走り渡る。男達を貫くようにジグザグに折れ曲がり、枝分かれした稲光は一瞬の間に全員を戦闘不能にして床へと転がしていた。

「凄い……雷の魔法は難しいのに……」
「惚れ直して頂けましたか、ハインツ様」

 嬉しそうにこちらを見上げるアーベルを見つめ、ハインツの頬は薔薇色に染まる。こんなの惚れるに決まっている。こんなに華奢で美しい、お人形のような人が強いだなんて。しかも、守ってくれるだなんて。
 今までアタッカーであると同時にタンク。生ける要塞。人に擬態したゴーレムと散々言われて前線に立ち、痛いけれど頑健な肉体で皆を守る立場だったハインツが、初めて守られた。

「怪我はありませんね?」
「アーベル様が、守ってくださったので」

 小さな青い目に薄らと浮かぶ涙。それを拭うほっそりとした指。見つめ合う二人は気絶したむさい男達のど真ん中で何とも甘い雰囲気を作り出している。
 ムードは大事だって、誰か教えてあげてほしい。

 そのうちに、外も僅かに騒がしくなった。
 見つめ合う二人はちょっと距離を取り、アンネリースが窓から下を見下ろした。

「騎士団ですね」
「動いたか。此奴らを引き渡そう。ここから先は奴等の仕事だ」

 アンネリースが一階へと向かい、ドアの鍵を開ける。すると直ぐに騎士団の者が入ってきて、倒れている男達を拘束して外へと連れ出した。

 それらを呆然と見ていると、不意に一人がこちらへと近付いてきた。

「ハインツ!」
「エーリヒ!」

 まだ若い騎士が懐かしそうに目を輝かせて近付いてくる。そして迎えるハインツの目にもやはり、同じく懐かしく思う様子があった。
 近付いた二人は握手を交わし、そのまま互いの体を抱きしめて背を叩いた。

「元気にしてたか!」
「あぁ、元気さ。お前こそ元気だったか?」

 問われたハインツは少々歯切れが悪い。苦笑すると、エーリヒと呼ばれた騎士が申し訳無い顔をした。

「悪い、ハインツ」
「謝るなよ。仕方が無い事だったし」
「だからって! 俺も、他の奴もお前に対して悪い事をした。ずっと謝りたかったんだ! 俺達同期の中で一番強かったお前が、オメガだなんて。信じられなくて、戸惑ってお前を遠巻きにしてしまった。拒絶したんじゃないんだ! ただ……戸惑って」

 そう、伝えてくれる思いを信じようと思う。
 彼らは決して悪い奴等じゃなかった。寄宿学校で仲良くしていて、パーティーを組むときも一緒だった。互いの事を語らいもした。
 だからこそ、信じられなかったし受け入れられなかったんだろう。

「分かってるよ」
「ごめん」
「もういいんだ。私も少し落ち着いた」

 そう、口から出た事に少し驚く。けれど、納得もできる。
 隣で気を張りながらも何も言わずにいてくれるアーベルが気遣ってくれるから、少しだけ心にゆとりが生まれた。誰にも望まれないと思っていたけれど、そうではないと言ってくれるから。

「皆にも、よろしく伝えてくれ。私は大丈夫だからと」
「あぁ」

 伝え、改めて硬く握手を交わしたハインツは、とんでもない夜だったにもかかわらず笑って終える事ができたのであった。

◇◆◇

 翌日、なんだか起きても夢みたいな気分のままだった。
 あの後、アーベルがちゃんと屋敷まで送り届けてくれた。そして、今日の午後に会う約束をした。色々と説明したいと。

 驚きはした。シュタール商会は設立して数年だが貴族相手の商売で名が通っている。多くの高位貴族とのパイプを持つ彼が、奴隷商だなんて。
 それでも忌避感を持たないのは、アーベルという人を知っているから。
 以前にも思ったが、売られた奴隷にとって最も幸福な事は主人が誠実なこと。アーベルは確かに奴隷商なのかもしれないが、奴隷を不当に扱ってはいないだろう。それは彼の側にいるアンネリースや、屋敷の人達の様子から分かる。
 それに納得も出来た。あんな大金を簡単に用意できる財力はこれだったんだと。

 全てを聞くのは、怖いと思う。知らなくていい事なら誤魔化してくれてもいいと。
 でも、全てを話したうえでの事だってある。アーベルはそちらを選んだんだ。受けとめないと。

 のろのろと着替えをして、少しぼんやりと食事をする。カミルは心配したけれど、ハインツは笑って誤魔化した。

 そうして午後、約束通りに訪ねてきたアーベルと二人、隣り合って応接室にいる。

「まずは昨夜の続報を」
「あっ、はい」

 とても事務的な声音でドキリとする。彼は淡々と語り始めた。

「カロッサ商会の裏にはやはり、隣国のスパイがいました。奴等はケンプフェルト領から徐々に住民を減らし、頃合いを見て攻め入ろうとしていたようです」
「そうですか」

 予想はしていても、やはり恐ろしい事に変わりはない。そんな事になれば街は大混乱、多くの人が逃げ惑う事になる。
 他人の不幸を踏み台にしてまで、何を求めるというのだろう。

「借金については書類等を城に持ち込んだ事もあり、正規の利率で計算された六千万Gの支払いとなりました。一旦、俺の方で払ってあります」
「ありがとうございます」

 これについてもおおよその予想通りになった。そしてこの時点で、ハインツはアーベルに対して借金をした状態になる。
 どう返していけばいいか。領地の運営もある。半ば放置された状態ではあるようだが、それでも滞りなく回っているとの事。ハインツが継げれば直ぐにでも領地へと帰り、運営をしていきたいと思うのだが……現状はその権利がないのだ。

「すみません、アーベル様。お返しの目処はまだ立ちません。ひとまず払えるだけをお支払いしますが、残りはもう少し」
「待ってください、ハインツ様。最初の約束をお忘れですか?」
「え?」

 殊勝な様子のハインツにアーベルが慌てて言うものだから、首を傾げてしまった。最初の、約束?

「貴方と俺が結婚するのであれば、この借金は帳消しとする」
「ですがあれは! いえ、嬉しくはあるのですが……」

 本当にこんなオメガでいいのか。嫁として、求めて貰えるのか。
 確かに侯爵位を彼にあげるなら結婚するのがいい。別に愛人を持ってもらってもいい。でも、それでアーベルはいいのか?
 不安に思うハインツの手を、アーベルは握り不安げに見つめてきた。

「やはり、奴隷商などと一緒になるのは嫌ですか?」
「それは関係ありません!」

 苦笑する彼にきっぱりと否定をしたハインツ。それにも、彼はククッと笑った。

「よかった」
「え?」
「……嫌われたくないなんて、貴方以外には思わないんですが。俺は貴方に嫌われるのが心底怖いみたいです」
「っ!」

 弱い目でそんな事を言われて、思わずキュンとしてしまう。抱きしめてしまいたい。いや、駄目だ! 潰してしまったら大変だ!

「……俺が貴族相手に商売をしている、そのとっかかりは奴隷を貸し出す事だったんです」
「貸し出す?」

 不思議な事に首を傾げると、アーベルは確かに頷く。でもこれは妙な言い回しだ。

 奴隷商は色んな事情の人を買い、奴隷紋で縛って命令を聞く忠実な人間を作り、それを求める客に売りつける。
 ピンキリいると言う。貴族相手なら奴隷だって身なりや見目がよく、それなりに教育がされている。だが労働力を求めるような場合は扱いも酷いと聞いている。

 だから本来「売る」であって「貸し出す」ではないんだ。

「ハインツ様、人材は多額の投資が必要な博打です」
「え?」
「自身の領地を守る為に兵をある程度持つのは、領地を預かる貴族であれば当然。だが、常に有事を想定した多くの兵を抱えれば財政を圧迫する。人は物とは違い、衣食住に給与がいる。ならば最低限を常駐させ、何かあればその時だけ信頼のおける外部から人員を買う。これが経済的です」

 そう言われると確かにそうなのだが。経済的。効率的だけを求めてそのような状態になるのも寂しいと思ってしまう。自分達の住む場所を守ろうという気概だって持ってもらいたいって、思ってしまうのだが。
 甘いんだろうな、こういうところが。

「更に言えば見込んで抱えた者が上手く育たず期待した結果が出せない。なんて事も人材育成ではあります」
「まぁ……」
「でも、俺はその心配がない」

 苦笑したアーベルがこちらを見る。ジッと、観察するように。

「ハインツ様はとても健康で頑丈です。物理攻撃であれば弓以外は大抵扱えるセンスがある。それに魔法が四種……回復などの光属性もお持ちですか」
「え!」

 これには驚いて目を丸くした。
 これら個人が持つ力やスキルをステータスと言う。これは自身のものは自分の意志で見られるが、基本他人が知る事ではないし見せるものではない。ある意味究極の個人情報だ。
 なのに、どうして……。

 アーベルは鋭く笑う。そして種明かしをしてくれた。

「俺は幾つかスキルを持っていますが、その一つが人物鑑定なんです」
「人物鑑定!」

 鑑定と言われるスキル群の中でも、人物のステータスを見る事ができる人物鑑定スキル持ちは凄く少ない。これがあるだけでギルドや軍部、貴族からいいポストで迎えられる事が多い上位スキルだ。
 それを持っているなんて。

「このスキルで売られる人を見て、その特性に合った教育をしていけばいい。みすぼらしい格好をしていても、痩せていても、多少病を患っていても、素晴らしい能力を秘めているなら買い取って治療や生活改善、教育を施す。必ず開花すると信じて育て、育った者を状況や仕事の内容によって貸し出す。貸し出すのであって売りはしません。本当に信頼できる人で、双方がそれを望むのなら別ですが」
「奴隷といいつつ、人を大事にしているのですね」

 それなら、なにも怖い事なんてない。
 ハインツは笑みを浮かべアーベルの手を握る。そして一つ安心して、任せる事ができると思える。この人は自分の扱いが分かるだろう。最後まで、使い切ってくれると信じている。

「アーベル様、私はこのご恩を一生感じて生きていきます。ですからどうか、私を信じ、私に出来る事は手伝わせてください」
「ハインツ様」

 心からの言葉を伝えると、アーベルは嬉しそうに微笑みスッと頬に触れる。そしてほんの僅か伸び上がって唇が触れた。

「……!」

(今の、キス! 私キスしたの! ファーストキス! きゃぁぁ!)

 心臓はロケットブルの突進音のような音を立てて飛び跳ね、体温はサラマンダー飼ってんのかって程上昇する。悲しいかな褐色肌ではこれらの反応が薄いが、逆に色白のアーベルはほんのり頬が色付いたのが分かった。

「嫌だっただろうか」
「め! めっっそうもありませぇぇん!」

 今日はお赤飯かもしれない。そんな喜びに咽び泣いたハインツであった。

「では、このまま正式な婚約という流れでよろしいでしょうか」
「ひゃい」

 キスの衝撃から戻ってこられないハインツの気の抜けた声。
 だがふと、もう一つ大事な事を思い出した。

「あの、爵位についてはどうしましょうか?」
「あぁ、それですか。そちらも直にどうにでもなるのでご安心ください」
「あの……危険な事ではありませんよね?」
「正規の方法なので大丈夫ですよ」

 問いかけにニッコリと笑った人が手を伸ばし、頭を撫でてくる。硬い髪は決して触り心地のいいものではないのに。

 この人を、幸せにしたい。そう、心から思ったハインツであった。
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