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ゴブリン討伐(1)
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ひとまず借金によって生活を脅かされるという状況からは脱した。無くなったとは言わない。
それどころかアーベルはハインツの家に支援と言ってたっぷりの食料と、ハインツへの護衛を二名派遣してきた。
「ふっふ~ん♪」
「お嫁様は今日もご機嫌だにゃぁ」
日課の庭の手入れをしているハインツを東屋から見ている女性がそんな事を言う。
体にぴったりとしたセクシー過ぎる服に、パンツが見えなければいいんでしょ? くらいタイトなズボン。髪は顎くらいの黒髪おかっぱで、目が緑色で大きな猫目。
何よりも彼女の頭には立派な黒い猫耳と、お尻には尻尾がついている。
この世界には亜人族がいる。
エルフやドワーフは勿論だが、亜人で最も目にするのは獣人だ。
彼女達は隣国に村を形成していたが、そこで迫害にあいこちらの国に流れてきた。だが結局、この国でも亜人というのは奴隷として取引されている。
扱いは人よりも過酷で、苦しいものだとも聞いた。
アーベルは積極的に獣人を引き入れている。それというのも獣人は基本的な身体能力が高く、適切な訓練で伸ばし体をケアしてやればとても強くなるそうだ。
実際、彼女は奴隷ではあるがとても健康的で顔色も良く肉付きもいいし、表情も明るくておしゃべりが好きだ。
「ベルタさんもやってみませんか?」
「んにゃ? アタシにゃ? 無理無理、そんな繊細な心なんてないにゃぁ」
東屋内のテーブルに肘をついて手を振って「無理無理」としている。でも、機嫌がいいのは分かる。常に耳は辺りを警戒していても、尻尾はピンと立って先っぽが気ままにゆらゆらしているから。
「ハインツ様はこれほどまでに恵まれた体躯をなさっておりますのに、指先も器用でとても繊細なのですね」
そんな男らしい声がしてそちらを見れば、丁度昼食を持ってこちらに来るカミルと一緒に背の高い男が近付いてきていた。
彼の名はオットマー。元は兵役についていたらしいが、魔物討伐のおりに目を怪我して視力が低下し、退役。その後行く宛てもなく困っていたところをアーベルが拾ったのだという。
年齢はそろそろ四十近く、性格は穏やかで優しい。ハインツの護衛というが、実際は訓練の相手やカミルの手伝いなどをしてくれている。
「それほどでは。このガタイで剪定ばさみを持つと熊が芸してるみたいだって言われます」
「そんな! 無礼な」
「体に見合うような剪定ばさみを持ったら、首でも刈るのか! て、逃げられてしまいまして。高い所の枝落としをしようとしていただけなのですが」
「にゃははっ! 想像するだけで面白いにゃ!」
気の毒そうなオットマーに、腹を抱えて笑うベルタ。カミルも思い出したのか笑って、四人一緒に中庭の一角で昼食となった。
「それにしても、アーベルさん最近顔を見せてくれませんね」
大きなサンドイッチを相変わらず二口で食べてしまうハインツを、新参二名は唖然と見ている。何度か一緒に食事をしているけれど、まだ慣れないようだ。
指についたソースをちょっと舐めていると、オットマーの方が苦笑した。
「主人は今、ローゼンハイム領のゴブリン討伐で少しお忙しいようですからね」
「……」
これに、ハインツは胸がギュッと痛む思いがした。
ローゼンハイム領は王都をケンプフェルト領とは王都を挟んでいるが近いと言えば近い。現当主は確か女性で、とても迫力のある方だった。
生糸の産地で縫製業も盛ん。領都も立派で華やかだと聞いている。ハインツとしては一度行ってみたいものだ。
だが、領内には自然も多い。そうしたところから魔物が現れ、増えてしまえば人に危害がゆく。これをどうにかするのも領主の仕事だ。
「食いっぱぐれなくて万歳だにゃ」
「それはそうだがな。危険と隣り合わせでもある。あの方は滅多に現場には出ないが、事態と規模と依頼者次第ではそうもゆくまい。単に忙しいだけであればいいが」
以前、取り立て屋を相手にした時には強かった。魔法一発で大男まで伸してしまったのだ。それを思えば大丈夫とも思えるが、こうした事に絶対はないのだ。
思わず俯いてしまう。そこにカミルそっと手を添えた。
「信じましょう」
「……そうだね」
もし何かあれば全力で助けにいく。そうハインツは誓っていた。
その時表で呼び鈴が鳴り、カミルとオットマーが立ち上がった。そして数分後にはアーベルを連れて戻ってきた。
「アーベルさん!」
「やぁ、ハインツさん。昼食中でしたか」
これまではほぼ毎日手紙や本人が来ていたが、今回は数日ぶりだった。
立ち上がり、側へと行くとやはり疲れた感じがある。目の下にも隈があり、元気もないようだ。
「あの、大丈夫ですか?」
思わず問う。すると彼は少し驚いた後で、こちらを安心させるような笑顔を浮かべた。
「大丈夫ですよ」
「……」
それはきっと、優しい嘘なんだ。
「あの、ゆっくりしていってください」
「いや、それは少し難しくて。実はこちらにお伺いしたのも、一週間程来られない旨を伝えたかったので」
「一週間!」
思わぬ事に目を見開き驚愕の声を上げてしまったハインツに、アーベルの方が驚いた顔をした。だがそんな彼など目に入らない。オロオロしたハインツは挙動もおかしく、最終的にちょっと泣きそうになった。
「何があるのですかぁ」
「あぁ、いや。仕事で少し」
焦ったアーベルがハインツの背中をあやすように叩く。が、そこに違う所から声がかかった。
「ゴブリン村の討伐が、上手く行かなかったのですか?」
オットマーの声にアーベルは苦笑して頷いた。
「正確には失敗もしていない。規模が予想以上に大きくて作戦の練り直しと、先方との打合せが長引いたんだ」
「それ程までに規模が大きくなっていたのですか?」
案じるオットマーに、アーベルは静かに頷いた。
「村を襲っていたのは完全な先鋒だったみたいだ。それらを撃退し、追跡すると天然の洞窟へと入っていった。その先の深い場所に、国ができていた」
「!」
「国!」
それはもはや、それなりに大きな軍を派遣する事態だった。
ゴブリンは一体では最弱クラス。だが奴等の強さは集団であり、爆発的な繁殖力。そして亜種の発生率だ。
一定以上の集団となるとアーチャー、ソードなどの殺傷能力の高い武器を使う奴が現れる。次にマジシャン、ジェネラルなどの更に殺傷能力の高い者が現れる。
そして国レベルまでいくとキングが生まれている可能性が高い。奴がいるとより統率力と繁殖力が増し、文化的な家や壁を作りだす。こうなるともはや爆発的な魔物の暴走、スタンピード間近といわれている。
でもそうなる前に魔物被害が一気に増えるはず。備えて居なかったのか。
「どうしてそんな。だって、村や町が襲われだしたのは最近だって」
「どうやら森の奥地では低級な魔物が多く生息していたらしい。奴等はそれを餌にしてここまで大きな巣を作ったようだが、流石に狩り尽くしたんだろう」
「そんな……」
そうなれば、間違いなくそれらの魔物よりもゴブリンが強い。確実に上位種が生まれている。
「これをローゼンハイム侯爵に伝えた所、至急人員の確保と冒険者への緊急クエスト。そして俺達への更なる増援を要請してきてね。俺もそれに同行する事になった」
「そんな! 危険ですよ」
「危険だが、商売は信用が第一だ。勝てる事ばかりをして居てもいけないし、勿論負けはダメだ。その為に精鋭を集めたつもりだよ」
それでも不安でいっぱいになる。何か手伝える事があれば……あっ。
「その作戦、私も参加させていただきたいのですが」
おずおずと手を上げて言えば、アーベルの方が目を丸くする。そして次には慌てて止めた。
「ダメです! 貴方は俺の大切なお嫁さんです! 何かあってはいけません。将来貴方の領地を治める子を産み育てる立場なのですよ! 危険過ぎます!」
※ここにか弱いオメガはおりません。
止めてくれる、その優しさが嬉しかったりする。本当にオメガとして……妻として見てくれていることが嬉しい。だからこそ、ハインツは彼を失えない。
「それを言えば、貴方は私の旦那様なのだから何かあっては困ります」
「俺は……」
「僭越ですがアーベル様、ハインツ様をお連れすることをお勧めします」
そう進言してくれたのは、意外にもオットマーだった。
「ハインツ様は確かにオメガですが、肉体的にも精神的にも大変健全で頑健。俺も僭越ながらお手合わせして頂いておりますが、剣も槍も体術も嫉妬したくなるレベルでございます。更には回復魔法も使えるとあっては頼もしい存在にこそなれ、足手まといにはなりますまい」
「だが」
「それに、充実した肉体とは裏腹に心配性な様子。ここに一人残し、一週間も空けられる方が心が病んでしまいそうです」
そう言われるとアーベルも否とは言えない様子で悩み、やがて溜息をついた。
苦笑して見つめてくるアーベルに、ハインツも同じように見つめた。
「貴方の前ではかっこいい男でありたいし、妻を戦場に連れていくなどない方がよいのですが」
「この通りの体です。それに、私の事が見える貴方なら大丈夫だと分かってくれますよね?」
「分かりますが……プライドが痛みます。ですが、自分の意地で貴方の心を病ませるわけにはゆきません。ですが、本当によろしいのですか?」
「はい、喜んで!」
ニッコリと笑ったハインツが手を出す。それに苦笑し、アーベルは握り返す。
こうして、ゴブリン討伐が決定したのだった。
それどころかアーベルはハインツの家に支援と言ってたっぷりの食料と、ハインツへの護衛を二名派遣してきた。
「ふっふ~ん♪」
「お嫁様は今日もご機嫌だにゃぁ」
日課の庭の手入れをしているハインツを東屋から見ている女性がそんな事を言う。
体にぴったりとしたセクシー過ぎる服に、パンツが見えなければいいんでしょ? くらいタイトなズボン。髪は顎くらいの黒髪おかっぱで、目が緑色で大きな猫目。
何よりも彼女の頭には立派な黒い猫耳と、お尻には尻尾がついている。
この世界には亜人族がいる。
エルフやドワーフは勿論だが、亜人で最も目にするのは獣人だ。
彼女達は隣国に村を形成していたが、そこで迫害にあいこちらの国に流れてきた。だが結局、この国でも亜人というのは奴隷として取引されている。
扱いは人よりも過酷で、苦しいものだとも聞いた。
アーベルは積極的に獣人を引き入れている。それというのも獣人は基本的な身体能力が高く、適切な訓練で伸ばし体をケアしてやればとても強くなるそうだ。
実際、彼女は奴隷ではあるがとても健康的で顔色も良く肉付きもいいし、表情も明るくておしゃべりが好きだ。
「ベルタさんもやってみませんか?」
「んにゃ? アタシにゃ? 無理無理、そんな繊細な心なんてないにゃぁ」
東屋内のテーブルに肘をついて手を振って「無理無理」としている。でも、機嫌がいいのは分かる。常に耳は辺りを警戒していても、尻尾はピンと立って先っぽが気ままにゆらゆらしているから。
「ハインツ様はこれほどまでに恵まれた体躯をなさっておりますのに、指先も器用でとても繊細なのですね」
そんな男らしい声がしてそちらを見れば、丁度昼食を持ってこちらに来るカミルと一緒に背の高い男が近付いてきていた。
彼の名はオットマー。元は兵役についていたらしいが、魔物討伐のおりに目を怪我して視力が低下し、退役。その後行く宛てもなく困っていたところをアーベルが拾ったのだという。
年齢はそろそろ四十近く、性格は穏やかで優しい。ハインツの護衛というが、実際は訓練の相手やカミルの手伝いなどをしてくれている。
「それほどでは。このガタイで剪定ばさみを持つと熊が芸してるみたいだって言われます」
「そんな! 無礼な」
「体に見合うような剪定ばさみを持ったら、首でも刈るのか! て、逃げられてしまいまして。高い所の枝落としをしようとしていただけなのですが」
「にゃははっ! 想像するだけで面白いにゃ!」
気の毒そうなオットマーに、腹を抱えて笑うベルタ。カミルも思い出したのか笑って、四人一緒に中庭の一角で昼食となった。
「それにしても、アーベルさん最近顔を見せてくれませんね」
大きなサンドイッチを相変わらず二口で食べてしまうハインツを、新参二名は唖然と見ている。何度か一緒に食事をしているけれど、まだ慣れないようだ。
指についたソースをちょっと舐めていると、オットマーの方が苦笑した。
「主人は今、ローゼンハイム領のゴブリン討伐で少しお忙しいようですからね」
「……」
これに、ハインツは胸がギュッと痛む思いがした。
ローゼンハイム領は王都をケンプフェルト領とは王都を挟んでいるが近いと言えば近い。現当主は確か女性で、とても迫力のある方だった。
生糸の産地で縫製業も盛ん。領都も立派で華やかだと聞いている。ハインツとしては一度行ってみたいものだ。
だが、領内には自然も多い。そうしたところから魔物が現れ、増えてしまえば人に危害がゆく。これをどうにかするのも領主の仕事だ。
「食いっぱぐれなくて万歳だにゃ」
「それはそうだがな。危険と隣り合わせでもある。あの方は滅多に現場には出ないが、事態と規模と依頼者次第ではそうもゆくまい。単に忙しいだけであればいいが」
以前、取り立て屋を相手にした時には強かった。魔法一発で大男まで伸してしまったのだ。それを思えば大丈夫とも思えるが、こうした事に絶対はないのだ。
思わず俯いてしまう。そこにカミルそっと手を添えた。
「信じましょう」
「……そうだね」
もし何かあれば全力で助けにいく。そうハインツは誓っていた。
その時表で呼び鈴が鳴り、カミルとオットマーが立ち上がった。そして数分後にはアーベルを連れて戻ってきた。
「アーベルさん!」
「やぁ、ハインツさん。昼食中でしたか」
これまではほぼ毎日手紙や本人が来ていたが、今回は数日ぶりだった。
立ち上がり、側へと行くとやはり疲れた感じがある。目の下にも隈があり、元気もないようだ。
「あの、大丈夫ですか?」
思わず問う。すると彼は少し驚いた後で、こちらを安心させるような笑顔を浮かべた。
「大丈夫ですよ」
「……」
それはきっと、優しい嘘なんだ。
「あの、ゆっくりしていってください」
「いや、それは少し難しくて。実はこちらにお伺いしたのも、一週間程来られない旨を伝えたかったので」
「一週間!」
思わぬ事に目を見開き驚愕の声を上げてしまったハインツに、アーベルの方が驚いた顔をした。だがそんな彼など目に入らない。オロオロしたハインツは挙動もおかしく、最終的にちょっと泣きそうになった。
「何があるのですかぁ」
「あぁ、いや。仕事で少し」
焦ったアーベルがハインツの背中をあやすように叩く。が、そこに違う所から声がかかった。
「ゴブリン村の討伐が、上手く行かなかったのですか?」
オットマーの声にアーベルは苦笑して頷いた。
「正確には失敗もしていない。規模が予想以上に大きくて作戦の練り直しと、先方との打合せが長引いたんだ」
「それ程までに規模が大きくなっていたのですか?」
案じるオットマーに、アーベルは静かに頷いた。
「村を襲っていたのは完全な先鋒だったみたいだ。それらを撃退し、追跡すると天然の洞窟へと入っていった。その先の深い場所に、国ができていた」
「!」
「国!」
それはもはや、それなりに大きな軍を派遣する事態だった。
ゴブリンは一体では最弱クラス。だが奴等の強さは集団であり、爆発的な繁殖力。そして亜種の発生率だ。
一定以上の集団となるとアーチャー、ソードなどの殺傷能力の高い武器を使う奴が現れる。次にマジシャン、ジェネラルなどの更に殺傷能力の高い者が現れる。
そして国レベルまでいくとキングが生まれている可能性が高い。奴がいるとより統率力と繁殖力が増し、文化的な家や壁を作りだす。こうなるともはや爆発的な魔物の暴走、スタンピード間近といわれている。
でもそうなる前に魔物被害が一気に増えるはず。備えて居なかったのか。
「どうしてそんな。だって、村や町が襲われだしたのは最近だって」
「どうやら森の奥地では低級な魔物が多く生息していたらしい。奴等はそれを餌にしてここまで大きな巣を作ったようだが、流石に狩り尽くしたんだろう」
「そんな……」
そうなれば、間違いなくそれらの魔物よりもゴブリンが強い。確実に上位種が生まれている。
「これをローゼンハイム侯爵に伝えた所、至急人員の確保と冒険者への緊急クエスト。そして俺達への更なる増援を要請してきてね。俺もそれに同行する事になった」
「そんな! 危険ですよ」
「危険だが、商売は信用が第一だ。勝てる事ばかりをして居てもいけないし、勿論負けはダメだ。その為に精鋭を集めたつもりだよ」
それでも不安でいっぱいになる。何か手伝える事があれば……あっ。
「その作戦、私も参加させていただきたいのですが」
おずおずと手を上げて言えば、アーベルの方が目を丸くする。そして次には慌てて止めた。
「ダメです! 貴方は俺の大切なお嫁さんです! 何かあってはいけません。将来貴方の領地を治める子を産み育てる立場なのですよ! 危険過ぎます!」
※ここにか弱いオメガはおりません。
止めてくれる、その優しさが嬉しかったりする。本当にオメガとして……妻として見てくれていることが嬉しい。だからこそ、ハインツは彼を失えない。
「それを言えば、貴方は私の旦那様なのだから何かあっては困ります」
「俺は……」
「僭越ですがアーベル様、ハインツ様をお連れすることをお勧めします」
そう進言してくれたのは、意外にもオットマーだった。
「ハインツ様は確かにオメガですが、肉体的にも精神的にも大変健全で頑健。俺も僭越ながらお手合わせして頂いておりますが、剣も槍も体術も嫉妬したくなるレベルでございます。更には回復魔法も使えるとあっては頼もしい存在にこそなれ、足手まといにはなりますまい」
「だが」
「それに、充実した肉体とは裏腹に心配性な様子。ここに一人残し、一週間も空けられる方が心が病んでしまいそうです」
そう言われるとアーベルも否とは言えない様子で悩み、やがて溜息をついた。
苦笑して見つめてくるアーベルに、ハインツも同じように見つめた。
「貴方の前ではかっこいい男でありたいし、妻を戦場に連れていくなどない方がよいのですが」
「この通りの体です。それに、私の事が見える貴方なら大丈夫だと分かってくれますよね?」
「分かりますが……プライドが痛みます。ですが、自分の意地で貴方の心を病ませるわけにはゆきません。ですが、本当によろしいのですか?」
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ニッコリと笑ったハインツが手を出す。それに苦笑し、アーベルは握り返す。
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