恋愛騎士物語アフター!

凪瀬夜霧

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帝国海軍海上訓練事件

おまけ2 バルバト海賊団

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 ルアテ島の一件が概ね落ち着くだろう見通しが立ち、シウスがジェームダルから帰国して間もない頃。王都沿岸に突如として十五艘からなる船団が襲来したことで海軍及び騎士団は最大の緊張を強いられた。
 報告によれば船団は視認できる位置に停泊しているものの、こちらへ攻撃の意志は感じられず白旗を揚げているとの事。何事だと話し合っている間に相手の船長よりこちらへの謁見の申し入れを受けて会うこととなった。

「ほぉ、帝国騎士団はお堅いエリート様だと聞いてたが、顔もいいんだな」

 軍港近くの海軍詰所の一室で待っていた男はいかにも海賊という風貌をしていた。
 癖のある黒髪に黒と赤の海賊帽子を被り、無精髭をしげしげと撫でている。背は高くファウストよりもやや低いくらいで肩幅も胸板もある。なによりも腕と足の筋肉は筋張って太く、明らかに船乗りの様相だった。

 が、礼儀のなっていない挨拶にファウストが眉根を寄せると相手はニッと不敵に笑った。

「こら失敬。なんせ育ちが悪いんだ。勘弁してくれよ、軍神様」
「無駄話を聞きにきたわけじゃない。何用だ」
「おぉ、コワ。まぁ、なんだ。一つはうちの部下の不始末についての詫びだ」
「詫び?」

 訝しい顔のまま問えば、男は帽子を取って綺麗な姿勢で、貴族然とした一礼をする。片足を引き軽く膝を曲げ、帽子を持った方の手は胸の前に置いて頭を下げる。ウェールズ貴族の礼だ。

「うちの若いのが迷惑をかけた。すまなかった」
「……」

 これはおそらく、先に捕まり既に処刑された二人の私掠船の船長の事だろう。が、処刑したのだ。礼を言われる意味がわからない。
 困惑し、側のシウスに視線を向けると彼も首を傾げている。そんなこちらの様子に、男は苦笑した。

「処刑したのに。ってか?」
「あぁ」
「まぁ、やったことのケジメはテメェでつけろが私掠船乗りの生き様だ。下手打てば命はない。だから下手な事をするなって釘さしてたのに、あいつらはやり過ぎだ。帝国軍旗を掲げた船に挑むなんざバカをしたもんだ。そのツケをテメェで払ったんだ。それでいい」

 思ったよりもサッパリと、そして物事の道理は通すのかもしれない。そんな感想を抱いた。が、決して情の無い奴ではないのだろう。そうでなければわざわざこんな事を口にはしない。

「それに、お前さん等は国が他国船の略奪許可を与えている事を認めるなら処刑された二人とその乗組員を引き渡すとまで譲歩したそうじゃないか。まぁ、あの国が認めるわけもなかったが。俺は、そういうお前さん等の情の深さが気に入っている。甘いとも思うがな」
「ほっとけ」
「そうするぜ。それに聞いた話、処刑されたのは責任者二名だけで他は労働刑だって? バカだが力はある奴らだ、使いどころとしては最適だろう」
「随分こちらを買うなえ。何が目的ぞ」

 シウスが訝しく問うと、男はニッと笑った。

「なぁ、あんたら。荒事が得意な海賊四五〇人程、いらんか?」
「……はぁ?」

 思わず問い返してしまうほど呆然だった。これは、つまり……。

「元からあの国のやり方には不満もあったが、今回の事で愛想が尽きてな。んで、移るなら帝国がいいだろうとなった。我らバルバト海賊団総勢四五〇名、帝国への亡命を希望している」
「な! バカも休み休み言え! そもそもお前達は国家の敵となりえる者ぞ。そう簡単に受け入れなどできるか!」
「あぁ? 肝っ玉の小さい宰相閣下じゃねぇか。別にただとは言ってねぇだろ? いいもん持ってきたから受け入れろや」

 シウスは顔を真っ赤にし、ファウストは呆然だ。まぁ、欲しいと言えば欲しいかもしれないが。
 だが、それ以上に気になるのはこいつの言う手土産だ。

「お前が用意したものとは、なんだ?」
「一つはお察しの通り人と物だ。船団十五艘、経験豊富な海の荒くれ者四五〇人。うち一五〇くらいは船員の家族だ。こっちは陸に残すから人質代わりに引き渡してもいい。殺したり、身売りしないとだけは誓ってもらえりゃ下働きでもなんでもいいぞ」
「そんな非道はしない。他は?」
「ウェールズ王家と政治家共の内情。なんてのはどうだ?」

 その言葉にシウスも揺れた。現状、帝国はウェールズに密偵をほぼ入れられていない。商人や小間使いとしては入れているが政治や王族には近づけていないのだ。奴らは慎重で、見知った者しか通さない。その為だ。

「……しばし待て。これは軍だけで判断できぬ問題となってきた。政治的に関われる者を呼びたい」
「おう、いくらでも待つぜ。船には十分な食料も積んであるからな」
「よし。ファウスト、私は上に話を通す。お前は其奴を見張っておけ」
「あぁ」

 そう言うと慌ただしく出て行くシウスを見送り、ファウストは男の正面に座る。すると男はじろじろと値踏みするようにこちらを見てくる。やや不愉快で自然と眉根が寄った。

「なんだ?」
「いや、帝国の黒皇はどんなおっかない御仁かと思っていたが、存外いい男で驚いててな。まぁ、ある意味おっかないわ」
「試すか?」
「まだまだ首と胴体は一緒がいいからな、遠慮しとく。だが、当時まだしがない海賊だった俺の耳にもお前さんの怖さは伝わってきた。ある意味伝説だ。それが今目の前に居るのかと思うと、感慨深くてな」

 無骨な見た目をしているわりに、男の言葉は流暢で耳障りではない。それに先ほどの礼も付け焼き刃ではない優雅さがあった。頭の回転も速いだろう。そうでなければあれだけの船団を纏める事は難しい。

 そんな男がふと、懐かしむように目を細めた。

「あいつにも自慢してやりたいぜ」
「あいつ?」
「知り合いだ。ガキみたいに目を輝かせている奴でな。まぁ、死んじまってるから無理な話だが」

 そう、寂しげに呟いた。

 それから間もなくしてシウスが戻ってきたが、連れてきた人物を見てファウストは呆然とした。

「やぁ、ファウスト久しぶりだね」
「ジョシュア様! それに、ランバートまで……?」
「必要になりそうだということで参りました」

 苦笑したランバートがソファーの後ろにつき、ファウストも立ち上がって後ろへとまわる。男の正面にはジョシュアが、その隣にはシウスがついた。

「さて、なかなか魅力的な話をしているようだね? 帝国政務長官、ジョシュア・ヒッテルスバッハだ。陛下の代理として話を聞こう」
「バルバト海賊団船長、バルバト・クルクロフだ。船員総勢四五〇人全員の亡命を希望する」
「理由は?」
「あの国は俺達を使い捨ての道具にすると、今回はっきりと分かった。私掠船なんて聞こえのいい許可証を出して他国の船の略奪を許しちゃいるが、実体はそうした俺達の戦利品すらも八割役人が持って行きやがる。抵抗すれば海賊風情がと家族もろとも殴り殺しにする奴らに程々愛想が尽きた。同じ命をかけるにしても、気持ちいい相手がいい」
「今更では?」
「……ちと、義理ってもんがあったんだがな。いい加減、それも終いにしないと大事な船員を守れねぇ。命のかけどころを決めたのが今回の事件だったってことだ」

 ジョシュア相手にも怯むことなく真っ直ぐに伝えるバルバトに、ジョシュアは「うん」と真剣な顔をする。腕を組み、思案する人は珍しく長くそうしていた。

「受け入れないわけでもないがね」
「本当か!」
「ただし、首輪をつけずに放任とはできない。理由はわかるね?」
「あぁ、まぁな」

 それについてはバルバトも理解しているらしい。ばつの悪い顔をしたあとは、深く頭を下げた。

「俺はあんたらの傘下に入って監視を受ける。部下については俺が監督する。それじゃ駄目か」
「騎士団であの船と人員全てを抱える事は出来ぬ。これでも一応は選ばれた者じゃ。問題を起こして品位などさげられると信用に関わる」
「……ってことで、提案だ。君たち、裏で仕事しないかい?」

 あっけらかんとした笑みでそう伝えたジョシュアに、シウスもファウストも驚きに目を見張る。が、ランバートはなんとなくこの展開を予感していたのか溜息をついた。
 バルバトも目を丸くしてジョシュアを見ている。正直、リアクションに困る感じだろう。
 そんな面々を前にジョシュアは長い足を組み、実にいい笑顔でいる。

「我がヒッテルスバッハは表では政治に関わり投資を行い、有望な者を育てている。が、同時に国の裏を牛耳る家でもある。当然全てではないし、行儀の悪いのを入れてやるつもりもない。が、有望かつお行儀良くできるなら話は別だ。お前達は規則正しく折り目正しい騎士団よりも、私の傘下に入って行儀良く荒事をする方がむいていると思うが」
「そりゃ……まぁ、確かに」

 バルバトも唖然としながらも答えた。ファウストからしてもこいつらが騎士団に流れ込んで摩擦がないかと言われれば反対したいくらいには懸念がある。なんせ騎士団も戦闘狂の集まりみたいな部分があり、同時に自分に誇りをもっている。そこを口汚く茶化されれば黙っていない奴らも多い。

 が、まさか裏で入れたいなんて言うとは思わなかったが。

「表向きは海専門の傭兵ってことで、これから傭兵登録をしてもらう。同時に裏の会合に顔を出してもらうよ。我が国の傭兵ギルドもしっかりしているし、裏社会は怖いよ? 監視というなら十分じゃないかな」
「近年、海上輸送はより活発になっている。それに伴い海での急な事態に備えて警備船が欲しいという意見は商人間で言われ続けているが、これを個人で持っているのは四大公爵家のベルギウスくらいのもの。結果、海賊対策として腕のいい傭兵を乗船させるに留まっていた。そこを、お前達に埋めてもらいたい」

 毅然とした様子でランバートが伝える。それにバルバトは訝しく首を捻るが、彼が名乗ると納得した。

「家の息子は傭兵ギルドに顔が利いてね。だからこそここに呼んだ。これまでは同乗しての護衛に留まっていた海上だが、お前達なら自身の船で護衛艦としての役割を果たせる。表でも需要はあるだろうし、なんならしばらくは家で持っている商人に紹介してもいい。勿論仕事だ、依頼主に喧嘩を売るような事をすれば評価に関わる」
「まぁ、そりゃそうだろう。が……確かに騎士の真似事よりも似合いだ」
「裏でも船という足を使わせてもらう。密売人は船が多い。違法な物を持ち込む者、持ち出す者を海の上まで追いかけて消す役割は簡単じゃない」

 ふと暗い笑みを見せたジョシュアが「どうする?」と問いかける。
 それに、バルバトはしばし考えた後で頭を下げた。

「そっちで」
「よし。ランバート、とりあえず下町に確保できる家はどのくらいある?」
「花街周辺と奥の方にアパート三軒くらいは」
「暫く無担保で貸してやりなさい。仕事が波に乗ったら徴収すればいい。陸に残る家族にも仕事先を斡旋しよう。何せこの国は未だに発展している。手は足りないんだ。あとは港だが……流石に一箇所であの数は難しいか。十まで減らせるなら倉庫含めて紹介できるが?」
「古いのがいくつかある」
「買い取ろう。それで当面の費用にするといい」

 と、あっという間に話がついて総員を引き入れる事となった。あまりの速さに唖然だが、これがジョシュアなのだと言われると納得もしてしまう。

「さて、後は情報だったかえ。ウェールズの有用な情報、是非聞きたい」

 シウスの問いかけに、バルバトはニッと笑う。その目は何処か暗く、恨みすら見える感じがした。

「いいぜ、宰相さん。あんたらにとって良いか悪いかは分からんが」
「なんだ?」
「ウェールズはまだ数年こっちに手は出してこない。もしもここと戦争になるなら、十年以上後。次の世代だ」
「?」

 警戒はするが、そう言いきれる根拠はなんだ。シウスも訝しむが、バルバトは確信があるみたいだった。

「今の国王は卑怯者のビビりで、自分から大きく他国へ攻め入る度胸なんざない。そもそも生き残ったのも卑怯者故の根回しと運だからな。だが、末王子の落とし種が頭角を現せばこれが崩れる」
「末王子の落とし種?」

 そもそもウェールズの内情にそう詳しいわけではない。だが数人王子がいて、跡目争いで内紛が起こり国が荒れた。かつて西で戦っていた時もこれがあって停戦合意に至ったのだ。
 バルバトは苦笑して頷く。人ごとではない様子は親しみすらも感じられた。

「末の王子様ってのは変わり者でな。母親の地位も高くなく、更には第五王子だ。自由に育ったおかげで自由に、そして強くなった」
「アンドラーシュ王子かえ?」
「おっ、知ってるか」
「確か、前王が病床に伏して間もなく暗殺されたと聞いている。当時二十一歳だったか。これを切っ掛けに兄弟間での跡目争いが激化したと記憶しておる」

 シウスの言葉を肯定するようにバルバトは頷く。そして、思い切り溜息だ。

「この人が王になっていれば、あの国は良い方向に行ったんだがな。やりきれん」
「型破りな王子であったと聞いているが、そんなにかね?」
「あぁ、そうさ。王子様なのに市井の奴らと親しくて、一緒に歌って踊って食ってだ。その落とし種ってのも一般人の女との子で、認知していた。国としちゃ認めちゃないがな」
「だが、何故真っ先に殺されたんだ? 王位の順位も低かっただろ」

 普通はライバルとなり得る者から消されていく。それを考えれば母の地位の低い型破りな第五王子。真っ先に狙うというのは違う気がする。
 ファウストの問いに、バルバトは表情を暗くした。

「強かったんだよ」
「強かった?」
「あぁ。戦の才を持ち、人に好かれる人だった。型破りな思想はあの国のお堅い上位思想とは相容れず、誰よりも危険だと判断されたんだ。結果、真っ先に殺された」

 ある話だが、何処かやりきれない。そんな思いだった。

「その落とし種ってのがそろそろ成人する。間違いなくアンドラーシュ様の血筋だと分かる容姿と類い稀な戦の才、型破りな思想を持っている。この王子がもしも王位について帝国に雪崩れ込んだら、そこが国をかけた大一番だ」

 鋭く瞳を光らせたバルバトの笑みは深い。この国に亡命する気があるのかと問いたくなるくらいだ。

「私はこの国に、その王子の間者を入れるつもりはないが?」
「繋がっちゃないぜ。いや、切れちまったのさ、何年か前に。汚れ仕事の多い俺はあの子の側は似合わんからな、良い奴らを見つけたし預けて完全に切った。自分の身を自分で守れるまで見守って欲しいという、奴からの願いも一応は果たしたつもりだ」

 スッと目を細くしたジョシュアの言葉にも溜息と寂しさを見せつつバルバトは答えた。それでもあの国に数年残ったのは、こいつなりの思いがまだ残っていたからだろうに。
 亡き者の意志を繋ぐ。この男は、器の大きな男なのかもしれない。

「……まぁ、信じようかね」

 言って、ジョシュアは立ち上がった。

「私は陛下に頼んでその辺を整えてこよう。ランバート、ジンの所につれて行きなさい」
「はい」
「その後はハムレットの所につれて行って、早く会合を行うように。顔合わせと同時に監視をつける。船員ではない者はこの国の住民票ができ次第上陸を許可する」
「ありがてぇ。急いで陸に上げなきゃならん怪我人なんかはいないが、年中船暮らしの俺等とは違うからな」

 話は纏まり、解散モード。だがシウスはこの話を持ち帰って事実確認やそれを踏まえての今後の計画などを考えねばならないだろう。何にしても残った小骨が思った以上に煩わしいものとなった。

「では、俺はこの男をジンの所につれていきます」
「待て、ゼロスとレイバンを呼ぶ。ハムレット殿の所に向かう時には関所で馬車を用意するよう言っておくから中央関所に来い」
「わかりました」

 何にしてもまだ忙しいようで、ファウストは溜息が出るのだった。
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