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3.勝手な2人
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カロリー0
いや違う。オール0
こんなステータスはゲームの中でも見たことない。
何かの間違いじゃないか?と何度も視てもらったがどうやら本当に俺のステータスは0らしい。下手したら俺はその辺の村人Aに負けてしまうのではないだろうか。
さっきまでのテンションはどこへやら。
すぐにリリス様から茶化されるかと思ったが、
「身体的特徴(ステータス)だけはいじれないわ」
と真顔で言われ、気を遣って触れてこなかった。
だが、それが逆に辛いわ。
初っ端からのこの仕打ちに、静かにリーパーを恨んでいたのだが、ずっとここにいても仕方がないので神殿の外に出た。
さっきの老人の話では、この世界は魔法が使える世界のようで、知性が高いリリス様は魔法使いの適正があるらしい。
とりあえず魔法使いの装備品でも見に行ってみようかと、近くにあったお店に入ることにした。ここはどうやら、武器・防具屋のようだ。お店の前に鎧や兜が並べられ、中に入ると剣や盾も商品として置かれていた。
そして、その中の杖のコーナーを見つけて、さっきから、るんるんで選んでいるのだが、俺は1つのあることに気づいてしまった。
「あの、リリス様・・・」
「何よ?人が気分良く杖を選んでいるときに邪魔しないでよ!あっ、ご主人さん。ここにサンプルで飾ってる杖の在庫ってまだありますかしら?もし、あれば是非これがいいかなと思ってるんですけど」
「在庫あるよー!じゃあ奥から取ってくるから、ちょっと待ってな!」
店の主人は奥に在庫を取りに行った。
よく2つの顔を使い分けれるなと思いながらも、
「あのー!俺達・・・この世界のお金持ってないんですけど・・・」
「あっ!」
俺の言いたい事を秒で察すると、在庫を取って戻ってきた店の主人に、「やっぱり良いわねぇ!でもこの杖の色違いはあるかしら?えっ、それは残念ですわ」と無理な注文をする方法を用いて何も買わずに店を出れることになった。
「何でもっと早くに言わないのよ?恥をかくところだったじゃない!」
店を出てから理不尽に怒られていると、急になにやら町の様子が騒がしくなってきた。
先程の門番デールが大きな声を出して町中を走り回っているではないか。
デールを呼び止めた。
「ずいぶん慌ただしいですけど一体どうしたんですか?」
「高台の見張りからの報告で、町に向かってモンスターが近づいてきているようなんだ!」
「えっ!?モンスターが町に?モンスターの襲撃はよくあるんですか?」
「いや、外で出くわすことはあっても町に向かってやってくることなんて今までなかったのに・・・一体どうしたんだろう!?あっ、君達も倒れていたくらいなんだからすぐに宿舎に避難しなさい!」
「はい!分かりました。すぐに避難します!!」
「・・・いえ、私達が退治しますわ!」
おいおい!ちょっと待て!
何を考えているんだ、君は?
「おい、俺達はまだこの世界に来たばかりで何ができるかなんてわからないんだぞ。足手まといになるだけだ!何もできないに決まってる!」
「しかも俺オール0だし・・・」だけ小声になった。
「そんなの関係ないわ!出来ないって最初から決めつけてると何もできないのは当たり前よ!力を合わせればきっとどんなことでも打ち勝てるはずよ!でもトオルが嫌ならあたしだけでもモンスターからこの町を守ってみせるわ」
「いや、嫌っていうわけじゃなくて、物理的な問題で・・・ねぇデールさん?俺達がいると足手まといですよね?」
「リリス君、トオル君・・・うん!分かったよ!君達の想いはこの胸に受け止めた!!でも危なくなったら絶対に逃げてくるんだよ?君達の命が何より大事なんだから・・・」
「デールさん・・・分かってくれてありがとう!」
2人はがっつりとあつい握手を交している。
なんだ?この2人の高い熱量と勝手な方向性は。
しかも君達ってちゃっかり俺を含めてるし。
これはもしや、逃げられない強制バトルイベントってやつなのか?
「分かったよ!何ができるか分からないけど付き合いますよ」
デールは「他に応援を頼んでくるから」と声をかけに回った。
引き受けてしまった以上、仕方がないので俺達は走って町の入口に向かっていった。
いや違う。オール0
こんなステータスはゲームの中でも見たことない。
何かの間違いじゃないか?と何度も視てもらったがどうやら本当に俺のステータスは0らしい。下手したら俺はその辺の村人Aに負けてしまうのではないだろうか。
さっきまでのテンションはどこへやら。
すぐにリリス様から茶化されるかと思ったが、
「身体的特徴(ステータス)だけはいじれないわ」
と真顔で言われ、気を遣って触れてこなかった。
だが、それが逆に辛いわ。
初っ端からのこの仕打ちに、静かにリーパーを恨んでいたのだが、ずっとここにいても仕方がないので神殿の外に出た。
さっきの老人の話では、この世界は魔法が使える世界のようで、知性が高いリリス様は魔法使いの適正があるらしい。
とりあえず魔法使いの装備品でも見に行ってみようかと、近くにあったお店に入ることにした。ここはどうやら、武器・防具屋のようだ。お店の前に鎧や兜が並べられ、中に入ると剣や盾も商品として置かれていた。
そして、その中の杖のコーナーを見つけて、さっきから、るんるんで選んでいるのだが、俺は1つのあることに気づいてしまった。
「あの、リリス様・・・」
「何よ?人が気分良く杖を選んでいるときに邪魔しないでよ!あっ、ご主人さん。ここにサンプルで飾ってる杖の在庫ってまだありますかしら?もし、あれば是非これがいいかなと思ってるんですけど」
「在庫あるよー!じゃあ奥から取ってくるから、ちょっと待ってな!」
店の主人は奥に在庫を取りに行った。
よく2つの顔を使い分けれるなと思いながらも、
「あのー!俺達・・・この世界のお金持ってないんですけど・・・」
「あっ!」
俺の言いたい事を秒で察すると、在庫を取って戻ってきた店の主人に、「やっぱり良いわねぇ!でもこの杖の色違いはあるかしら?えっ、それは残念ですわ」と無理な注文をする方法を用いて何も買わずに店を出れることになった。
「何でもっと早くに言わないのよ?恥をかくところだったじゃない!」
店を出てから理不尽に怒られていると、急になにやら町の様子が騒がしくなってきた。
先程の門番デールが大きな声を出して町中を走り回っているではないか。
デールを呼び止めた。
「ずいぶん慌ただしいですけど一体どうしたんですか?」
「高台の見張りからの報告で、町に向かってモンスターが近づいてきているようなんだ!」
「えっ!?モンスターが町に?モンスターの襲撃はよくあるんですか?」
「いや、外で出くわすことはあっても町に向かってやってくることなんて今までなかったのに・・・一体どうしたんだろう!?あっ、君達も倒れていたくらいなんだからすぐに宿舎に避難しなさい!」
「はい!分かりました。すぐに避難します!!」
「・・・いえ、私達が退治しますわ!」
おいおい!ちょっと待て!
何を考えているんだ、君は?
「おい、俺達はまだこの世界に来たばかりで何ができるかなんてわからないんだぞ。足手まといになるだけだ!何もできないに決まってる!」
「しかも俺オール0だし・・・」だけ小声になった。
「そんなの関係ないわ!出来ないって最初から決めつけてると何もできないのは当たり前よ!力を合わせればきっとどんなことでも打ち勝てるはずよ!でもトオルが嫌ならあたしだけでもモンスターからこの町を守ってみせるわ」
「いや、嫌っていうわけじゃなくて、物理的な問題で・・・ねぇデールさん?俺達がいると足手まといですよね?」
「リリス君、トオル君・・・うん!分かったよ!君達の想いはこの胸に受け止めた!!でも危なくなったら絶対に逃げてくるんだよ?君達の命が何より大事なんだから・・・」
「デールさん・・・分かってくれてありがとう!」
2人はがっつりとあつい握手を交している。
なんだ?この2人の高い熱量と勝手な方向性は。
しかも君達ってちゃっかり俺を含めてるし。
これはもしや、逃げられない強制バトルイベントってやつなのか?
「分かったよ!何ができるか分からないけど付き合いますよ」
デールは「他に応援を頼んでくるから」と声をかけに回った。
引き受けてしまった以上、仕方がないので俺達は走って町の入口に向かっていった。
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