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第十話
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事情聴取で分かったことは、掲示板を新たに立ち上げたのが肝試しに行った二人の男だということだった。
警視庁の協力により、以前の掲示板は消されたはずであった。
監視も強化されていた。
だが模倣犯というものは不死鳥が死ぬことのないように消えることはない。
その不死鳥が肝試しを行った二人だったということである。
事情聴取は晴明が陰陽省に戻った頃には終わりを迎える頃であった。
不愉快極まりないという表情で咲はマジックミラー越しに男二人を見ている。
霊力が尋常ではない量であった為に咲の主人は黒いもやに攻撃されずに済んだ。
だが、一般人なら間違いなく呪い殺されていただろう。
そのことをあの男二人は知らない。一歩間違えれば、咲の何より大切な人を失ったかもしれないという事実を。
「美人がそんな顔しないの」
「今回ばかりはお許しを。晴明様でなければ、あのもやにやられていたでしょう」
「私だったから良いじゃん。終わりよければ全てよし…とまではいかないけど」
さすがの晴明も今回のことは怒りを覚えていた。
何故なら部下が巻き込まれていたからである。
巻き込まれた部下はいずれも優秀な陰陽師であった。普段なら心配などいらない。
だがあの場所だけは別格の場所である。
怨念を持つ地縛霊とはそれほどまで恐ろしいものなのだ。
そのことをあの男たちは知らずに掲示板を立ち上げて書き込んだ。
あまりにも軽率過ぎる行動であった。無知とは時に罪にもなるものである。
「課長。念の為にあの2人はもう一度清めさせます」
「ああ。頼んだ」
聴取していた部下が男二人を連れて晴明に報告する。
もう例の女の地縛霊は成仏した為、その女に呪われるという心配はないだろう。
だが、別の悪霊は話が変わってくる。
呪いの残り香とも言えるべきものに寄ってくる可能性は捨てきれないのだ。
そのため、専門部署にて問題の男二人は清めさせることになった。
巻き込まれた陰陽師二人も同じ部署にて清めを受けている頃である。
「後で聴取したデータ全て送るように」
「かしこまりました。それでは失礼します」
部下は男二人を連れてその場を後にした。
男たちは女の地縛霊があまりにも恐ろしかったのか、終始俯いたままである。
晴明は細目でその姿を見送っていた。
(これで懲りてくれたら良いけど…多分、懲りてくれないよねぇ。他の人は)
晴明は先のことを見越し、ため息を小さく吐いた。
ひとまず事件は解決したので仕事に戻ることにする。
課長室に戻る道のりで、総務課にて部下へ警視庁に監視の強化をするよう伝えることを指示を出した。
ちょっとした脅迫とも言えることも理由づけて。
このままでは人死にが出るぞ、という理由づけである。
それは陰陽省よりも警視庁の方が人の生死が大切にされている為に一番効く理由だった。
陰陽省で一番大切なのは、人の生死ではなくあやかしと人間との共存を守ることだ。
陰陽省とはそのために存在している。
霊などもあやかしに部類される為に、通報があれば駆けつけるだけで人間の生存は実は二の次なのである。
その体制が変わったのは、安倍晴明が陰陽省に入ったことからだった。
内部でしか変わってはいないが、彼女が入ったことにより人命優先となったのである。
「後で部下のお見舞いに行かないとね」
晴明は課長室に戻るなり、スーツを脱ぎ捨ててそう言った。
彼女なりに部下のことが心配なようである。
無事を確認できたのはほんの少しの出来事だったために心配なのだろう。
脱ぎ捨てられたスーツを咲がため息を漏らしながら拾い上げた。
「晴明様。お心は立派ですが、スーツをこのように扱うのは立派ではありませんよ」
「咲の説教は嫌だなぁ」
そう言いつつもデスクに置いてあるお茶を啜る晴明。
もう日常茶飯事となっているため、咲の小言は怖くはないようである。
それよりも怖いのは書類の締め切り作業である。
今日、締め切りの書類が山ほど残っている。これからその作業に没頭しなければならない。
そのことの方が晴明にとっては恐ろしいことであった。
だが晴明が恐れたところで締め切りは待ってはくれない。
彼女は長いため息を漏らしながらデスクに座り、パソコンを立ち上げた。
タイピングの音が課長室に響き渡る。マウスを押す音も聞こえてくる。
時より咲の小さな息遣いが聞こえる。晴明からは集中しているからなのか、全くしない。
そのことが心配になり、咲が主人が息をしているのかどうか視線だけで確認している。
タイピング音が聞こえているという時点で息はしているのは明白なのだが、それでも心配になるほど晴明は集中していた。
安倍晴明という女は集中すると息すら小さくなる程に集中する女であった。
「課長。失礼してもよろしいでしょうか」
夕方。
逢魔が時に巻き込まれた部下たちが晴明の元へ訪ねてきていた。
清めが無事に終わったのだろう。
集中していた晴明はその声で現実に引き戻される。
スーツを着るために少しの間をもらってから課長室に通した。
「もう身体は無事なのか?」
パソコン作業を中止した晴明はデスクに座ったまま部下二人に尋ねる。
すると、「はい」と元気そうな声で二人分の声が聞こえてきた。
「こちらから見舞いに行こうと思っていたんだがな。無事なら何よりだ」
そう言って晴明は微笑する。
すると部下たちは頬を赤らめた。彼女が部下に微笑むことなど滅多にないからである。
整っている顔で微笑されれば、普通の男ならこの反応もおかしいことではない。
史郎がその光景を見たらどう思うかは別の話になってしまうが。
「今日はもう上がっていい。私が許可する。よく家で心身ともに休めなさい」
これは見舞いに行く前から決めていた課長としての判断であった。
二人とも意外そうな顔をする。
「ありがとうございます!」
晴明の部下に対する思いやりというものが伝わった話だった。
その話題が総務課に瞬く間に広まったという話は彼女は知らない。
「また掲示板復活か」
心配そうな顔でそう言うのは帰宅を待っていた史郎である。
晴明が帰宅するなりそう言ってきたので、あやかし達から聞いたのだと彼女は判断する。
人間がしたことだというのにあやかしの方まで情報が伝わってしまっている。
それは陰陽省として芳しくない状況であった。
また晴明にとっても同じことである。
掲示板が復活したということは、また被害が増えるということだ。
史郎を待たせてしまう。一緒に居る時間が減ってしまう。
そのことが晴明の心を薔薇の棘が刺さったかのような痛みを感じさせていた。
「そんな顔するな。せっかくの美人が台無しだぞ」
そう言いながら史郎は玄関に突っ立っている晴明を抱きしめた。
突然の史郎の行動に晴明は驚きの表情を示す。
咲は夫婦の邪魔にならないように静かにその場を後にしていた。
「史郎…」
「俺は平気だって言っただろ?寂しいけど我慢くらいできる。だから晴明は仕事に集中してくれて良い。…俺のことを思ってそういう表情をしてくれるのは嬉しいけどな」
史郎の腕の中はとても暖かいものだった。
色々なことがあり、心身ともに疲れていた晴明は体重を素直に預ける。
その暖かさがほんの少しではあるが彼女の疲れを癒していた。
それほど晴明にとって史郎という存在が大きいことを示している。
弟分と思っているものの、史郎はそれ以前に晴明の夫なのだ。
その自覚というものが晴明は夫婦生活を経て大きくなりつつあった。
「ありがとう、史郎」
「おう。甘えられる時に甘えておけ」
史郎は器用に晴明のことを抱き上げる。
お姫様抱っこの形になる。少しばかりの恥ずかしさがあるものの、晴明は落ちないように史郎の首に腕を回していた。
──史郎の匂いだ。なんだろう、とても落ち着く。安心する。
目を閉じながら晴明はそんなことを思った。
その日の眠りは、いつもは史郎に寄り添って眠らないことにしているがどうしてか晴明の方から史郎の腕に頭を乗せてきていた。
以前も述べたように仕事のある日はそのようなことはしない。とても珍しいことをしていることになる。
そんな彼女の行動に史郎が眠れなくなったことを晴明は眠ってしまったので知らない。
警視庁の協力により、以前の掲示板は消されたはずであった。
監視も強化されていた。
だが模倣犯というものは不死鳥が死ぬことのないように消えることはない。
その不死鳥が肝試しを行った二人だったということである。
事情聴取は晴明が陰陽省に戻った頃には終わりを迎える頃であった。
不愉快極まりないという表情で咲はマジックミラー越しに男二人を見ている。
霊力が尋常ではない量であった為に咲の主人は黒いもやに攻撃されずに済んだ。
だが、一般人なら間違いなく呪い殺されていただろう。
そのことをあの男二人は知らない。一歩間違えれば、咲の何より大切な人を失ったかもしれないという事実を。
「美人がそんな顔しないの」
「今回ばかりはお許しを。晴明様でなければ、あのもやにやられていたでしょう」
「私だったから良いじゃん。終わりよければ全てよし…とまではいかないけど」
さすがの晴明も今回のことは怒りを覚えていた。
何故なら部下が巻き込まれていたからである。
巻き込まれた部下はいずれも優秀な陰陽師であった。普段なら心配などいらない。
だがあの場所だけは別格の場所である。
怨念を持つ地縛霊とはそれほどまで恐ろしいものなのだ。
そのことをあの男たちは知らずに掲示板を立ち上げて書き込んだ。
あまりにも軽率過ぎる行動であった。無知とは時に罪にもなるものである。
「課長。念の為にあの2人はもう一度清めさせます」
「ああ。頼んだ」
聴取していた部下が男二人を連れて晴明に報告する。
もう例の女の地縛霊は成仏した為、その女に呪われるという心配はないだろう。
だが、別の悪霊は話が変わってくる。
呪いの残り香とも言えるべきものに寄ってくる可能性は捨てきれないのだ。
そのため、専門部署にて問題の男二人は清めさせることになった。
巻き込まれた陰陽師二人も同じ部署にて清めを受けている頃である。
「後で聴取したデータ全て送るように」
「かしこまりました。それでは失礼します」
部下は男二人を連れてその場を後にした。
男たちは女の地縛霊があまりにも恐ろしかったのか、終始俯いたままである。
晴明は細目でその姿を見送っていた。
(これで懲りてくれたら良いけど…多分、懲りてくれないよねぇ。他の人は)
晴明は先のことを見越し、ため息を小さく吐いた。
ひとまず事件は解決したので仕事に戻ることにする。
課長室に戻る道のりで、総務課にて部下へ警視庁に監視の強化をするよう伝えることを指示を出した。
ちょっとした脅迫とも言えることも理由づけて。
このままでは人死にが出るぞ、という理由づけである。
それは陰陽省よりも警視庁の方が人の生死が大切にされている為に一番効く理由だった。
陰陽省で一番大切なのは、人の生死ではなくあやかしと人間との共存を守ることだ。
陰陽省とはそのために存在している。
霊などもあやかしに部類される為に、通報があれば駆けつけるだけで人間の生存は実は二の次なのである。
その体制が変わったのは、安倍晴明が陰陽省に入ったことからだった。
内部でしか変わってはいないが、彼女が入ったことにより人命優先となったのである。
「後で部下のお見舞いに行かないとね」
晴明は課長室に戻るなり、スーツを脱ぎ捨ててそう言った。
彼女なりに部下のことが心配なようである。
無事を確認できたのはほんの少しの出来事だったために心配なのだろう。
脱ぎ捨てられたスーツを咲がため息を漏らしながら拾い上げた。
「晴明様。お心は立派ですが、スーツをこのように扱うのは立派ではありませんよ」
「咲の説教は嫌だなぁ」
そう言いつつもデスクに置いてあるお茶を啜る晴明。
もう日常茶飯事となっているため、咲の小言は怖くはないようである。
それよりも怖いのは書類の締め切り作業である。
今日、締め切りの書類が山ほど残っている。これからその作業に没頭しなければならない。
そのことの方が晴明にとっては恐ろしいことであった。
だが晴明が恐れたところで締め切りは待ってはくれない。
彼女は長いため息を漏らしながらデスクに座り、パソコンを立ち上げた。
タイピングの音が課長室に響き渡る。マウスを押す音も聞こえてくる。
時より咲の小さな息遣いが聞こえる。晴明からは集中しているからなのか、全くしない。
そのことが心配になり、咲が主人が息をしているのかどうか視線だけで確認している。
タイピング音が聞こえているという時点で息はしているのは明白なのだが、それでも心配になるほど晴明は集中していた。
安倍晴明という女は集中すると息すら小さくなる程に集中する女であった。
「課長。失礼してもよろしいでしょうか」
夕方。
逢魔が時に巻き込まれた部下たちが晴明の元へ訪ねてきていた。
清めが無事に終わったのだろう。
集中していた晴明はその声で現実に引き戻される。
スーツを着るために少しの間をもらってから課長室に通した。
「もう身体は無事なのか?」
パソコン作業を中止した晴明はデスクに座ったまま部下二人に尋ねる。
すると、「はい」と元気そうな声で二人分の声が聞こえてきた。
「こちらから見舞いに行こうと思っていたんだがな。無事なら何よりだ」
そう言って晴明は微笑する。
すると部下たちは頬を赤らめた。彼女が部下に微笑むことなど滅多にないからである。
整っている顔で微笑されれば、普通の男ならこの反応もおかしいことではない。
史郎がその光景を見たらどう思うかは別の話になってしまうが。
「今日はもう上がっていい。私が許可する。よく家で心身ともに休めなさい」
これは見舞いに行く前から決めていた課長としての判断であった。
二人とも意外そうな顔をする。
「ありがとうございます!」
晴明の部下に対する思いやりというものが伝わった話だった。
その話題が総務課に瞬く間に広まったという話は彼女は知らない。
「また掲示板復活か」
心配そうな顔でそう言うのは帰宅を待っていた史郎である。
晴明が帰宅するなりそう言ってきたので、あやかし達から聞いたのだと彼女は判断する。
人間がしたことだというのにあやかしの方まで情報が伝わってしまっている。
それは陰陽省として芳しくない状況であった。
また晴明にとっても同じことである。
掲示板が復活したということは、また被害が増えるということだ。
史郎を待たせてしまう。一緒に居る時間が減ってしまう。
そのことが晴明の心を薔薇の棘が刺さったかのような痛みを感じさせていた。
「そんな顔するな。せっかくの美人が台無しだぞ」
そう言いながら史郎は玄関に突っ立っている晴明を抱きしめた。
突然の史郎の行動に晴明は驚きの表情を示す。
咲は夫婦の邪魔にならないように静かにその場を後にしていた。
「史郎…」
「俺は平気だって言っただろ?寂しいけど我慢くらいできる。だから晴明は仕事に集中してくれて良い。…俺のことを思ってそういう表情をしてくれるのは嬉しいけどな」
史郎の腕の中はとても暖かいものだった。
色々なことがあり、心身ともに疲れていた晴明は体重を素直に預ける。
その暖かさがほんの少しではあるが彼女の疲れを癒していた。
それほど晴明にとって史郎という存在が大きいことを示している。
弟分と思っているものの、史郎はそれ以前に晴明の夫なのだ。
その自覚というものが晴明は夫婦生活を経て大きくなりつつあった。
「ありがとう、史郎」
「おう。甘えられる時に甘えておけ」
史郎は器用に晴明のことを抱き上げる。
お姫様抱っこの形になる。少しばかりの恥ずかしさがあるものの、晴明は落ちないように史郎の首に腕を回していた。
──史郎の匂いだ。なんだろう、とても落ち着く。安心する。
目を閉じながら晴明はそんなことを思った。
その日の眠りは、いつもは史郎に寄り添って眠らないことにしているがどうしてか晴明の方から史郎の腕に頭を乗せてきていた。
以前も述べたように仕事のある日はそのようなことはしない。とても珍しいことをしていることになる。
そんな彼女の行動に史郎が眠れなくなったことを晴明は眠ってしまったので知らない。
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