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第十ニ話
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「現代に甦りし安倍晴明…か」
都内のマンションの一角の部屋。
黒いフードを被った男がパソコンの掲示板を見て呟く。
その掲示板のスレッドには、男が呟いた内容が事細かく書かれていた。
安倍晴明の特徴、家の場所、勤め先まで。
そして、顔写真まで載せられていた。
まるで運転免許証の顔写真のように。
「なかなかの美人じゃねーか。なんだよ、お前さん。女だったのか」
男が面白いものを見つけたかのような表情でニヤリと笑った。
その笑みは何処か邪悪にも見える笑みだった。
「平安時代に口説いておくべきだったな」
意味ありげなセリフを残して男は部屋を後にした。
掲示板事件は警視庁との連携により、身を潜めていた。
一先ずは解決と言っても差し支えないだろう。
それよりも晴明はあることを感じていた。
「なんだろう。寒気がした」
「風邪でも召しましたか?晴明様」
いつものように陰陽省で業務に励んでいた晴明は顔を上げてお茶を置いた咲にそう告げた。
晴明は霊力がとても強い。
よって第六感というものもとても優れている。
その為、今のようなことは何かの先ぶれであると晴明は熟知していた。
「いいや、違うな…何か悪いことの先ぶれだと思う」
「え?」
「まぁ、そこまで酷い寒気じゃなかったからあまり気にすることでもないと思うけど」
お茶を啜りながら晴明は言った。
悪いことの先ぶれと聞いて不安になる咲。
だが晴明は言葉通りあまり気にしている振りではなかった。
本当に気にしていないのだろう。
それよりも業務を終わらせることの方に気を回している。
そんな晴明の様子を咲は不安気な様子で見つめていた。
業務を終えて帰宅後。
咲は史郎に晴明が言っていたことを話をしていた。
晴明もその場に居たが、何故そこまで気にしているのか分かっていない。
そのことを聞くと、史郎は厳しい顔に表情が変化した。
そしてその表情のまま晴明に史郎は言った。
「晴明」
「はい、なんでしょうか」
厳しい声で言われた彼女は自然と口調が敬語になっていた。
まるで教師が生徒に指導をしているかのような風景である。
何かしてしまったんだと晴明の直感が働いていた。
「お前さんは強いのはわかるがな。少しは警戒心というものを持つように」
「警戒心?」
「悪い先ぶれが第六感で感じ取れた。その時点で警戒心くらい持てって言ってるんだ」
「分かりました!先生!」
「いや、先生じゃなくてお前の旦那な」
おちゃらけた雰囲気にしてみようと試みたが、史郎の一言で晴明は鼓動が高鳴った。
彼女も分かってはいるのだ。
史郎が晴明にとって弟分の前に自身の夫であることくらい。
普段も意識はするようにしている晴明であるが、改めて言われてしまうと頬が熱くなりそうになっていた。
「晴明?どうした?」
「なんでもないっす!」
「なんで体育会系の口調になっているんだ…」
史郎はそんな晴明の乙女心というものを察することが出来ず。
そんな2人の様子を咲は呆れた表情で見つめていた。
翌日、休暇ということで史郎は晴明を就寝する時抱きしめていた。
別段驚くことではない。
休暇の前日はこうやって就寝することが日課だ。
晴明はいつも抱き枕の気分とはこういうものなのかなと色気のないことを考えていた。
「今、晴明が考えていることを当てようか」
「いきなりどうしたの。そんなことより寝ようよ」
「抱き枕の気分ってこんな感じなのかなぁ。だろ?」
「あれ?あやかしにエスパーの能力なんてあったっけ」
「ねーよ。お前さんが分かりやす過ぎるんだ」
ジッと見つめて晴明の視線を離すまいと史郎は見続ける。
そんな彼女は史郎に気負わされて、視線を離せずにいた。
だが、晴明は仕事で疲れている。その疲れのせいで眠気というのが勝ってきた。
「ごめんって。…もう眠気限界。寝ようよ」
「仕方ねぇな」
「おやすみー…」
そういうなり一分は経ったか。スゥスゥと小さな寝息が史郎の耳に聞こえてきた。
本当に疲れていたのだろう。
晴明が未だ史郎に対して色気がないところにも不満を持っていたが、その疲れっぷりに彼は何も言えなくなった。
身を粉にして働いてくれている。
この国の人とあやかしを守るために。
平安時代からの記憶があるからと言ってまだたったの十六歳の少女に過ぎないというのに。
身長だって史郎に比べればそんなにない。
平均身長よりも低めと言って良い高さだ。こんな腕にすっぽりと包めてしまうくらい小さいというのに。
陰陽師としては天才かつ最強の少女である。
だからこそ史郎は心配していた。最強故に、天才故に、無理をしてしまわないかと。
こんなに疲れを溜めているのだから既に無理はしているのだろうが、身体ではなく心が無理をしてしまわないか心配だった。
そんな晴明は夢を見ていた。
遠い昔、平安時代と言われていた頃の夢。
彼は強い霊力を見込まれ陰陽寮に抜擢され、働くことになった。
晴明は母が強く言いつけていたことを忠実に守り続けていた。
──決して、女と悟られてはなりませんよ。
人間とあやかしの血を持つ半妖。
どちらにも行けない半端者。ハグレ者。それは今も同じことだ。
ある意味孤独であるが晴明はそのような瑣末なことを気にする性格ではなかった。
むしろ前向きに捉えていた。
自分が人間とあやかしの橋渡しになれる、と。
両親の教育が良かったのか、彼女は孤独と感じることはなかったのだ。
そう、当時は確かにそう考えていた。
陰陽寮の仕事は多彩であった。
特に占いは重きを置かれ、晴明は占星術も得意としていた。
平安時代は日にちというものがとても重要であった。
そして星読みというものもまた同じくらい重要だった。
それは朝廷からも安倍晴明という人物が重きを置くというまでそう時間は掛からなかった。
呪術を用いて暗殺しようとする人物が現れるまでもそう時間は掛からなかった。
人とは嫉妬するものである。
嫉妬しない者も勿論、世の中には存在するが集団の中ではどうしても一部にその邪な心を持つ者はいつの時代だっていてしまう。
だが晴明は高い能力を持っていた為、その嫉妬心すらどうにか上手く付き合っていた。
女ということを隠す為、処世術は上手かったのだ。
それは現代でも活かされており、現に警視庁の永倉の攻撃を上手くあしらっていた。
晴明にとっては呼吸をするのと同じくらいになっており、あしらっている自覚というそのものが薄かったが。
とにかく安倍晴明にとって一番重要だったのはいかに人間に女と暴かれないかということだった。
それだけが一番彼女にとって大切なことだったのだ。
他のことなど二の次。
陰陽術というものはおまけに過ぎなかった。
そのおまけ程度の力加減で彼女は天才と言われ、のちに最強とも呼ばれる陰陽師になったのだ。
「ん…?」
朝の日差しが、部屋に降り注ぐ。眩しくて眼球に痛みが生じる。
晴明は史郎の腕の中で眠りについていた。
彼女はいつの間にこの状態に…と目を閉じて1分程で眠ってしまったという記憶がない。
今、記憶にあるのは懐かしき夢のことである。
内容は夢から覚めてしまった為にぼんやりとしているが、平安時代の夢ということだけは覚えていた。
いつもの、どこか悲しい過去の夢ではなかった。
懐かしさで胸がいっぱいになる。
それと同時に幸せも感じていた。
あの頃、必死の思いで女ということを隠したお陰で今があるのである。
そうでなければ今、こうして大切な人の腕の中で眠りから覚めるということはあり得ないことだ。
陰陽省に勤めているせいで平穏とは程遠い場所に居るが、それでも心はいつでも何処か落ち着いていることができる。
それはこの男が家で待っていてくれるからだということを晴明はよく分かっていた。
でもそのことを本人に告げるつもりはない。
単純な話、恥ずかしいからである。
(今日は休みだし、二度寝しちゃっても良いよね…できなくてもまだこうしていたい)
史郎の腕の温かさに包まれて、晴明は再び目を閉じた。
今度は疲れからではなく、幸せな気持ちと共に。
都内のマンションの一角の部屋。
黒いフードを被った男がパソコンの掲示板を見て呟く。
その掲示板のスレッドには、男が呟いた内容が事細かく書かれていた。
安倍晴明の特徴、家の場所、勤め先まで。
そして、顔写真まで載せられていた。
まるで運転免許証の顔写真のように。
「なかなかの美人じゃねーか。なんだよ、お前さん。女だったのか」
男が面白いものを見つけたかのような表情でニヤリと笑った。
その笑みは何処か邪悪にも見える笑みだった。
「平安時代に口説いておくべきだったな」
意味ありげなセリフを残して男は部屋を後にした。
掲示板事件は警視庁との連携により、身を潜めていた。
一先ずは解決と言っても差し支えないだろう。
それよりも晴明はあることを感じていた。
「なんだろう。寒気がした」
「風邪でも召しましたか?晴明様」
いつものように陰陽省で業務に励んでいた晴明は顔を上げてお茶を置いた咲にそう告げた。
晴明は霊力がとても強い。
よって第六感というものもとても優れている。
その為、今のようなことは何かの先ぶれであると晴明は熟知していた。
「いいや、違うな…何か悪いことの先ぶれだと思う」
「え?」
「まぁ、そこまで酷い寒気じゃなかったからあまり気にすることでもないと思うけど」
お茶を啜りながら晴明は言った。
悪いことの先ぶれと聞いて不安になる咲。
だが晴明は言葉通りあまり気にしている振りではなかった。
本当に気にしていないのだろう。
それよりも業務を終わらせることの方に気を回している。
そんな晴明の様子を咲は不安気な様子で見つめていた。
業務を終えて帰宅後。
咲は史郎に晴明が言っていたことを話をしていた。
晴明もその場に居たが、何故そこまで気にしているのか分かっていない。
そのことを聞くと、史郎は厳しい顔に表情が変化した。
そしてその表情のまま晴明に史郎は言った。
「晴明」
「はい、なんでしょうか」
厳しい声で言われた彼女は自然と口調が敬語になっていた。
まるで教師が生徒に指導をしているかのような風景である。
何かしてしまったんだと晴明の直感が働いていた。
「お前さんは強いのはわかるがな。少しは警戒心というものを持つように」
「警戒心?」
「悪い先ぶれが第六感で感じ取れた。その時点で警戒心くらい持てって言ってるんだ」
「分かりました!先生!」
「いや、先生じゃなくてお前の旦那な」
おちゃらけた雰囲気にしてみようと試みたが、史郎の一言で晴明は鼓動が高鳴った。
彼女も分かってはいるのだ。
史郎が晴明にとって弟分の前に自身の夫であることくらい。
普段も意識はするようにしている晴明であるが、改めて言われてしまうと頬が熱くなりそうになっていた。
「晴明?どうした?」
「なんでもないっす!」
「なんで体育会系の口調になっているんだ…」
史郎はそんな晴明の乙女心というものを察することが出来ず。
そんな2人の様子を咲は呆れた表情で見つめていた。
翌日、休暇ということで史郎は晴明を就寝する時抱きしめていた。
別段驚くことではない。
休暇の前日はこうやって就寝することが日課だ。
晴明はいつも抱き枕の気分とはこういうものなのかなと色気のないことを考えていた。
「今、晴明が考えていることを当てようか」
「いきなりどうしたの。そんなことより寝ようよ」
「抱き枕の気分ってこんな感じなのかなぁ。だろ?」
「あれ?あやかしにエスパーの能力なんてあったっけ」
「ねーよ。お前さんが分かりやす過ぎるんだ」
ジッと見つめて晴明の視線を離すまいと史郎は見続ける。
そんな彼女は史郎に気負わされて、視線を離せずにいた。
だが、晴明は仕事で疲れている。その疲れのせいで眠気というのが勝ってきた。
「ごめんって。…もう眠気限界。寝ようよ」
「仕方ねぇな」
「おやすみー…」
そういうなり一分は経ったか。スゥスゥと小さな寝息が史郎の耳に聞こえてきた。
本当に疲れていたのだろう。
晴明が未だ史郎に対して色気がないところにも不満を持っていたが、その疲れっぷりに彼は何も言えなくなった。
身を粉にして働いてくれている。
この国の人とあやかしを守るために。
平安時代からの記憶があるからと言ってまだたったの十六歳の少女に過ぎないというのに。
身長だって史郎に比べればそんなにない。
平均身長よりも低めと言って良い高さだ。こんな腕にすっぽりと包めてしまうくらい小さいというのに。
陰陽師としては天才かつ最強の少女である。
だからこそ史郎は心配していた。最強故に、天才故に、無理をしてしまわないかと。
こんなに疲れを溜めているのだから既に無理はしているのだろうが、身体ではなく心が無理をしてしまわないか心配だった。
そんな晴明は夢を見ていた。
遠い昔、平安時代と言われていた頃の夢。
彼は強い霊力を見込まれ陰陽寮に抜擢され、働くことになった。
晴明は母が強く言いつけていたことを忠実に守り続けていた。
──決して、女と悟られてはなりませんよ。
人間とあやかしの血を持つ半妖。
どちらにも行けない半端者。ハグレ者。それは今も同じことだ。
ある意味孤独であるが晴明はそのような瑣末なことを気にする性格ではなかった。
むしろ前向きに捉えていた。
自分が人間とあやかしの橋渡しになれる、と。
両親の教育が良かったのか、彼女は孤独と感じることはなかったのだ。
そう、当時は確かにそう考えていた。
陰陽寮の仕事は多彩であった。
特に占いは重きを置かれ、晴明は占星術も得意としていた。
平安時代は日にちというものがとても重要であった。
そして星読みというものもまた同じくらい重要だった。
それは朝廷からも安倍晴明という人物が重きを置くというまでそう時間は掛からなかった。
呪術を用いて暗殺しようとする人物が現れるまでもそう時間は掛からなかった。
人とは嫉妬するものである。
嫉妬しない者も勿論、世の中には存在するが集団の中ではどうしても一部にその邪な心を持つ者はいつの時代だっていてしまう。
だが晴明は高い能力を持っていた為、その嫉妬心すらどうにか上手く付き合っていた。
女ということを隠す為、処世術は上手かったのだ。
それは現代でも活かされており、現に警視庁の永倉の攻撃を上手くあしらっていた。
晴明にとっては呼吸をするのと同じくらいになっており、あしらっている自覚というそのものが薄かったが。
とにかく安倍晴明にとって一番重要だったのはいかに人間に女と暴かれないかということだった。
それだけが一番彼女にとって大切なことだったのだ。
他のことなど二の次。
陰陽術というものはおまけに過ぎなかった。
そのおまけ程度の力加減で彼女は天才と言われ、のちに最強とも呼ばれる陰陽師になったのだ。
「ん…?」
朝の日差しが、部屋に降り注ぐ。眩しくて眼球に痛みが生じる。
晴明は史郎の腕の中で眠りについていた。
彼女はいつの間にこの状態に…と目を閉じて1分程で眠ってしまったという記憶がない。
今、記憶にあるのは懐かしき夢のことである。
内容は夢から覚めてしまった為にぼんやりとしているが、平安時代の夢ということだけは覚えていた。
いつもの、どこか悲しい過去の夢ではなかった。
懐かしさで胸がいっぱいになる。
それと同時に幸せも感じていた。
あの頃、必死の思いで女ということを隠したお陰で今があるのである。
そうでなければ今、こうして大切な人の腕の中で眠りから覚めるということはあり得ないことだ。
陰陽省に勤めているせいで平穏とは程遠い場所に居るが、それでも心はいつでも何処か落ち着いていることができる。
それはこの男が家で待っていてくれるからだということを晴明はよく分かっていた。
でもそのことを本人に告げるつもりはない。
単純な話、恥ずかしいからである。
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