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第六章
第六章-04-
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(――ああ、そうだった。あの熊の人形は、須賀が持っていたやつと同じだ)
フッと目を開けると、視界いっぱいに茜色の空が広がっていた。いつの間にか夕方になっている。
(ここは……何処だ?)
何度か瞬きを繰り返してから、忍は状態を起こした。どうやらサングラスを掛けっぱなしで意識を失ったらしい。腰の刀も提げたままで、懐に入れている拳銃も札も抜き取られていない。仲間との連絡手段であるイヤモニも装着したままだ。こちらの装備をそのままにして放置する犯人の意図が読めず、忍は眉をひそめる。
しかし、集中力も長くは続かなかった。凍てつく冷気に悪寒が走る。ぶるっと身震いし、忍は歯をカチカチと鳴らしながらコートの前をかき寄せた。
「寒ぃ……」
かなり長い間気を失っていたようだ。身体の芯から冷えていたので、少しでも暖を取ろうと両腕を交差させてさすりながら現状を確認しようと周囲を見回す。
(昔の俺を追いかけてたら、どっからか笛の音が聞こえてきて……ダメだ。その後が思い出せねぇ)
そこは住宅街ではなく、巨大なコンテナに囲まれていた。微かに潮の香りがするので、おそらく東都市の港付近だろう。八人目の行方不明者が消えた住宅街から、かなり離れている。
輝斗を置いて突っ走った結果、こんな遠くまで連れ去られたようだ。いつも独断専行するな、と注意する側だが、今回は立場が逆転してしまった。
「ハッ、俺も神条のこと言えねぇな」
自嘲気味に呟き、忍はイヤモニに手を当てて呼びかける。
「あー、Nr.2だ。Nr.1聞こえるか?」
ひとまず輝斗に連絡を取ってみるが応答はない。聞こえてくるのはザーザーとしたノイズ音のみだ。ならばと諜報にも呼び掛けるが、こちらも反応はなかった。
「チッ、離れすぎてんのか」
だんだん空が暗くなってきたので、忍はサングラスを外して胸ポケットにしまった。冬は日が暮れるのが早い。夜になれば更に冷え込む。いくら隊服の上にコートを羽織っているとはいえ、このままでは風邪を引いてしまいそうだ。
「あー、クソ。近くに自販機かコンビニないのかよ」
今すぐ温かいコーヒーが飲みたいが、見渡す限りコンテナしかない。
「おはよう、目が覚めた?」
不意に、頭上から声がした。忍の真上にあるコンテナに腰を下ろし、こちらを見下ろす男と目が合う。
「てめぇは……」
「久しぶりだね、御堂」
そう言って微笑を浮かべた男の顔に見覚えがある。
須賀直江――当時よりも大人っぽくなっているが、気だるそうな雰囲気は昔と変わらない。
「よっと……」
直江は身を乗り出し、コンテナから飛び降りた。忍の前に着地すると、正面へ向き直る。姿勢が悪いのか、はたまた寒いのか背中が少し丸くなっている。
「何年ぶりかなぁ。随分と柄が悪くなったね」
頭から足先まで視線を動かした直江は、忍の様変わりした様子にしみじみと呟いた。
「お前が、昔の俺を模した幻を生み出したのか?」
「ああ、これね」
パチンと指を鳴らすと、直江の隣に幻が出現する。その姿はTJ候補生時代の忍だ。
「ふざけやがって……」
「クスッ」
不快感と怒りで歯をむき出しにして唸る忍に、直江はうっすら笑みを浮かべる。再び指を鳴らすと、一瞬で幻は消えた。
「この幻影を見たら、必ず追いかけてくると思ったんだ。いやぁ、あっさり釣れたよね」
「何が目的だ? つーか、なんで生きてんだ? お前は死んだって聞いたぞ」
「うーん、説明するのも面倒臭いなぁ」
だるそうに呟くと、直江は頭の後ろに手を組んで空を見上げた。ほんの少し前まで茜色だったのに、すっかり日が落ちて濃紺に色濃く染まり、星が見える。
マイペースな直江に苛立ちながら、なおも忍は質問を続けた。
「八人を誘拐したのも、お前の仕業だろ」
「そうだよ。催眠作用のある音色を流して、ターゲットの意識を奪った。ハーメルンの笛吹き男みたいでしょ」
首を上から正面へと戻すと、直江はあっさりと白状する。彼の持つ遠方感知ならば、頭に直接呼び掛けるのも簡単だ。幻影は念写によるものだろう。
「熊やロバの人形を、わざと現場に残したのは俺を誘い出すためか?」
「半分当たり。きみが僕のことを思い出してくれたらいいなーっていうのと、熊とロバで悪魔狩りの連中が、僕の正体に気付くかなーっていうヒントだね」
「正体だと?」
訝しげに眉を寄せる忍に、直江はきょとんとした表情を浮かべる。
「あれ、まだ気付いてないの?」
仕方ないな、とため息混じりに言うと直江は自身の胸に手を置いた。
「僕さぁ『怠惰』を司る大悪魔ベルフェゴールなんだよね」
「……はあ?」
少し間を置いてから、忍は口を開けた。聞き間違えでなければ、七つの大罪だと名乗った気がする。どう見ても目の前の直江に、大悪魔の威厳など微塵もない。
「その目は信じてないな」
直江はムッとした様子で忍を睨んだ。
「悪魔と契約した人間は、身体の何処かに契約の証として刻印が刻まれる。上位の者ほど、それは見えにくい箇所に刻むものだけど……。さて、ここで問題です。僕の刻印は何処にあるでしょう?」
「知らねぇよ。つーか、どうでもいい」
「クイズになんないだろ。ノリが悪いなぁ」
頬を膨らませ、直江は不満そうにしている。
「正解は左足の裏だよ。悪魔との契約の証は『黒王冠の刻印』って、中二病全開の名称なのは教科書で習ったよね。それが僕にも刻まれている」
トン、と左足を動かし、靴のつま先で地面を軽く叩いた。
「ここまで教えたんだから、もう分かるよね。『怠惰』の大悪魔ベルフェゴールを象徴するものは……?」
七つの大罪の大悪魔は、それぞれ象徴が存在する。中でもイメージしやすいのは『蠅の王』の異名を持つ『暴食』の大悪魔ベルゼブブだが、その象徴はハエの他に豚もある。
では『怠惰』の大悪魔ベルフェゴールの象徴とされる動物は……。
(――熊とロバだ)
直江は、自分の正体を最初からこちらに教えていた。
「マジかよ」
「うん、マジ」
頷く直江に、まだ信じられないと忍は目を瞬かせている。
西都市にいた頃、最初に配属された部隊で忍と直江は再会した。一年先輩の直江が卒業後に何処へ配属されたかなど一切興味がなかったので、配属先で再会しても特に思うことなかった。
“あのこと”がなければ――。
その部隊から転属してからも一切交流がなかっただけでなく、記憶から消し去りたいほど忌々しく思っている。
忍にとって昔の自分の容姿は黒歴史でしかない。何処へ行っても容姿や態度の悪さで諍いが絶えず、西都市内の部隊をたらい回しにされ続け、遂には東都市の政宗の隊に配属されるまでに至る。本来、都市をまたいで配属されることはないに等しい。それだけ忍が問題児扱いされていたのだ。
転々と部隊を移っていく中で、直江のいた部隊が悪魔との戦闘で全滅したという話を聞いた。その時も直江を含め、隊員たちのことを「ざまぁみろ」としか思わなかったが、こうして目の前にいるということは――。
「死にそうになってた所を、悪魔と契約して生きながらえたってことか」
白瀬聖の前例がある。直江も似たような経緯なのだろう。命惜しさの契約と思い込んでいた忍に、直江は緩く頭を振った。
「ううん。あれは、僕が内部崩壊させたんだ」
「なんだと!?」
さらっと告げた言葉に、更に衝撃を受ける。
「御堂がいた頃は、何かと退屈しなかったんだよねぇ。いつも事件が起きて騒いでたからさ。はあ~、懐かしいな」
当時のことを思い出しているのか、直江は頬を高揚させて呟いた。それも一瞬のことで、スンとした虚無顔に変化する。
「でも、きみがいなくなってからは、また退屈な毎日に逆戻り。必要以上に人と関わるのは面倒臭い僕だけど、きみのことは他の連中より気に入ってたんだ」
「ハッ、そーかよ。俺は大嫌いだけどな」
忘れもしない転属する原因となった事件。
あの日を境に、忍は輪を掛けて人間嫌いになったのだから――。
フッと目を開けると、視界いっぱいに茜色の空が広がっていた。いつの間にか夕方になっている。
(ここは……何処だ?)
何度か瞬きを繰り返してから、忍は状態を起こした。どうやらサングラスを掛けっぱなしで意識を失ったらしい。腰の刀も提げたままで、懐に入れている拳銃も札も抜き取られていない。仲間との連絡手段であるイヤモニも装着したままだ。こちらの装備をそのままにして放置する犯人の意図が読めず、忍は眉をひそめる。
しかし、集中力も長くは続かなかった。凍てつく冷気に悪寒が走る。ぶるっと身震いし、忍は歯をカチカチと鳴らしながらコートの前をかき寄せた。
「寒ぃ……」
かなり長い間気を失っていたようだ。身体の芯から冷えていたので、少しでも暖を取ろうと両腕を交差させてさすりながら現状を確認しようと周囲を見回す。
(昔の俺を追いかけてたら、どっからか笛の音が聞こえてきて……ダメだ。その後が思い出せねぇ)
そこは住宅街ではなく、巨大なコンテナに囲まれていた。微かに潮の香りがするので、おそらく東都市の港付近だろう。八人目の行方不明者が消えた住宅街から、かなり離れている。
輝斗を置いて突っ走った結果、こんな遠くまで連れ去られたようだ。いつも独断専行するな、と注意する側だが、今回は立場が逆転してしまった。
「ハッ、俺も神条のこと言えねぇな」
自嘲気味に呟き、忍はイヤモニに手を当てて呼びかける。
「あー、Nr.2だ。Nr.1聞こえるか?」
ひとまず輝斗に連絡を取ってみるが応答はない。聞こえてくるのはザーザーとしたノイズ音のみだ。ならばと諜報にも呼び掛けるが、こちらも反応はなかった。
「チッ、離れすぎてんのか」
だんだん空が暗くなってきたので、忍はサングラスを外して胸ポケットにしまった。冬は日が暮れるのが早い。夜になれば更に冷え込む。いくら隊服の上にコートを羽織っているとはいえ、このままでは風邪を引いてしまいそうだ。
「あー、クソ。近くに自販機かコンビニないのかよ」
今すぐ温かいコーヒーが飲みたいが、見渡す限りコンテナしかない。
「おはよう、目が覚めた?」
不意に、頭上から声がした。忍の真上にあるコンテナに腰を下ろし、こちらを見下ろす男と目が合う。
「てめぇは……」
「久しぶりだね、御堂」
そう言って微笑を浮かべた男の顔に見覚えがある。
須賀直江――当時よりも大人っぽくなっているが、気だるそうな雰囲気は昔と変わらない。
「よっと……」
直江は身を乗り出し、コンテナから飛び降りた。忍の前に着地すると、正面へ向き直る。姿勢が悪いのか、はたまた寒いのか背中が少し丸くなっている。
「何年ぶりかなぁ。随分と柄が悪くなったね」
頭から足先まで視線を動かした直江は、忍の様変わりした様子にしみじみと呟いた。
「お前が、昔の俺を模した幻を生み出したのか?」
「ああ、これね」
パチンと指を鳴らすと、直江の隣に幻が出現する。その姿はTJ候補生時代の忍だ。
「ふざけやがって……」
「クスッ」
不快感と怒りで歯をむき出しにして唸る忍に、直江はうっすら笑みを浮かべる。再び指を鳴らすと、一瞬で幻は消えた。
「この幻影を見たら、必ず追いかけてくると思ったんだ。いやぁ、あっさり釣れたよね」
「何が目的だ? つーか、なんで生きてんだ? お前は死んだって聞いたぞ」
「うーん、説明するのも面倒臭いなぁ」
だるそうに呟くと、直江は頭の後ろに手を組んで空を見上げた。ほんの少し前まで茜色だったのに、すっかり日が落ちて濃紺に色濃く染まり、星が見える。
マイペースな直江に苛立ちながら、なおも忍は質問を続けた。
「八人を誘拐したのも、お前の仕業だろ」
「そうだよ。催眠作用のある音色を流して、ターゲットの意識を奪った。ハーメルンの笛吹き男みたいでしょ」
首を上から正面へと戻すと、直江はあっさりと白状する。彼の持つ遠方感知ならば、頭に直接呼び掛けるのも簡単だ。幻影は念写によるものだろう。
「熊やロバの人形を、わざと現場に残したのは俺を誘い出すためか?」
「半分当たり。きみが僕のことを思い出してくれたらいいなーっていうのと、熊とロバで悪魔狩りの連中が、僕の正体に気付くかなーっていうヒントだね」
「正体だと?」
訝しげに眉を寄せる忍に、直江はきょとんとした表情を浮かべる。
「あれ、まだ気付いてないの?」
仕方ないな、とため息混じりに言うと直江は自身の胸に手を置いた。
「僕さぁ『怠惰』を司る大悪魔ベルフェゴールなんだよね」
「……はあ?」
少し間を置いてから、忍は口を開けた。聞き間違えでなければ、七つの大罪だと名乗った気がする。どう見ても目の前の直江に、大悪魔の威厳など微塵もない。
「その目は信じてないな」
直江はムッとした様子で忍を睨んだ。
「悪魔と契約した人間は、身体の何処かに契約の証として刻印が刻まれる。上位の者ほど、それは見えにくい箇所に刻むものだけど……。さて、ここで問題です。僕の刻印は何処にあるでしょう?」
「知らねぇよ。つーか、どうでもいい」
「クイズになんないだろ。ノリが悪いなぁ」
頬を膨らませ、直江は不満そうにしている。
「正解は左足の裏だよ。悪魔との契約の証は『黒王冠の刻印』って、中二病全開の名称なのは教科書で習ったよね。それが僕にも刻まれている」
トン、と左足を動かし、靴のつま先で地面を軽く叩いた。
「ここまで教えたんだから、もう分かるよね。『怠惰』の大悪魔ベルフェゴールを象徴するものは……?」
七つの大罪の大悪魔は、それぞれ象徴が存在する。中でもイメージしやすいのは『蠅の王』の異名を持つ『暴食』の大悪魔ベルゼブブだが、その象徴はハエの他に豚もある。
では『怠惰』の大悪魔ベルフェゴールの象徴とされる動物は……。
(――熊とロバだ)
直江は、自分の正体を最初からこちらに教えていた。
「マジかよ」
「うん、マジ」
頷く直江に、まだ信じられないと忍は目を瞬かせている。
西都市にいた頃、最初に配属された部隊で忍と直江は再会した。一年先輩の直江が卒業後に何処へ配属されたかなど一切興味がなかったので、配属先で再会しても特に思うことなかった。
“あのこと”がなければ――。
その部隊から転属してからも一切交流がなかっただけでなく、記憶から消し去りたいほど忌々しく思っている。
忍にとって昔の自分の容姿は黒歴史でしかない。何処へ行っても容姿や態度の悪さで諍いが絶えず、西都市内の部隊をたらい回しにされ続け、遂には東都市の政宗の隊に配属されるまでに至る。本来、都市をまたいで配属されることはないに等しい。それだけ忍が問題児扱いされていたのだ。
転々と部隊を移っていく中で、直江のいた部隊が悪魔との戦闘で全滅したという話を聞いた。その時も直江を含め、隊員たちのことを「ざまぁみろ」としか思わなかったが、こうして目の前にいるということは――。
「死にそうになってた所を、悪魔と契約して生きながらえたってことか」
白瀬聖の前例がある。直江も似たような経緯なのだろう。命惜しさの契約と思い込んでいた忍に、直江は緩く頭を振った。
「ううん。あれは、僕が内部崩壊させたんだ」
「なんだと!?」
さらっと告げた言葉に、更に衝撃を受ける。
「御堂がいた頃は、何かと退屈しなかったんだよねぇ。いつも事件が起きて騒いでたからさ。はあ~、懐かしいな」
当時のことを思い出しているのか、直江は頬を高揚させて呟いた。それも一瞬のことで、スンとした虚無顔に変化する。
「でも、きみがいなくなってからは、また退屈な毎日に逆戻り。必要以上に人と関わるのは面倒臭い僕だけど、きみのことは他の連中より気に入ってたんだ」
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