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誰も悪くない
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昼休みになり、急いでカバンを掴んだ。
ゼスがクロノ先生に説明しに二人で会っていて大丈夫か気になった。
人見知りというわけではないが、俺が詳しいからゼスに任せっぱなしはダメかなと思った。
教室を出て医務室に向かって歩いて行った。
医務室の前に到着して、声は聞こえない。
さすがにもうゼスはいないのか。
軽くノックして、医務室の扉を開けた。
机に向かっているクロノ先生の後ろ姿が見えた。
「クロノ先生」
「リーンくん!」
声を掛けたら、勢いよく振り返りクロノ先生が駆け寄ってきた。
気のせいかもしれないけど、俺に会えて嬉しそうにしていて俺も嬉しくなる。
医務室に入り、椅子に座り向かい合って座った。
クロノ先生も俺とクロウが裸で倒れているのを見ている。
誤魔化す事は絶対に出来ない、見た感じいつも通りに見えるが軽蔑されても不思議ではない。
マグカップを渡されて、温かなコーヒーが入っていた。
ミルクを入れてもらうと、コーヒーの色が変わった。
一口飲むと、心まで温かくなってきた。
「今日は指、怪我してないんだね」
「ぜっ……俺の執事と何を話してるのか気になって」
「状況を軽く聞いただけだよ、ほとんど濁されて話にすらならなかったけど」
「そうだったんですか、俺の事嫌になったなら言ってください」
「なにがあっても嫌いになんてならないよ、助けに行くのが遅くなって後悔している」
クロノ先生は下を向いて落ち込んでいて、俺はそんな顔をしてほしくて言ったわけではない。
慌ててコーヒーを飲み干そうとして熱くて舌がヒリヒリする。
マグカップから口を離して舌を出して冷やしているとクロノ先生は「大丈夫!?」と慌てて薬棚のところに行き薬を探していた。
このぐらい放っておけば治るから大丈夫だと伝えた。
空になったマグカップを洗面台に持って行き、洗った。
俺の事を心配してくれていた人達にそんな顔をさせたくない。
「俺が洗うからリーンくんはやらなくていいよ」と言ってくれたが、自分の飲んだものだから自分でやる。
綺麗になったマグカップの水滴を布で拭って食器棚に戻す。
「俺は助けてくれただけで嬉しいです」
「でも…」
「今回の件は誰も悪くなかったんです、悪いとしたらオーバーヒートした自分の弱さです」
「誰でもなる事だよ、リーン君は悪くないよ」
「ありがとうございます、俺もクロノ先生もトワ先生も悪くないと思っています」
薬を手にしたクロノ先生の手を掴んで両手で包み込んだ。
クロノ先生は小さく息を吐いて、もう片方の手を俺の手の上に重ねた。
見上げるとクロノ先生の顔が少しだけ見えた。
手を離すとギュッと抱きしめられた。
ゼスがクロノ先生に説明しに二人で会っていて大丈夫か気になった。
人見知りというわけではないが、俺が詳しいからゼスに任せっぱなしはダメかなと思った。
教室を出て医務室に向かって歩いて行った。
医務室の前に到着して、声は聞こえない。
さすがにもうゼスはいないのか。
軽くノックして、医務室の扉を開けた。
机に向かっているクロノ先生の後ろ姿が見えた。
「クロノ先生」
「リーンくん!」
声を掛けたら、勢いよく振り返りクロノ先生が駆け寄ってきた。
気のせいかもしれないけど、俺に会えて嬉しそうにしていて俺も嬉しくなる。
医務室に入り、椅子に座り向かい合って座った。
クロノ先生も俺とクロウが裸で倒れているのを見ている。
誤魔化す事は絶対に出来ない、見た感じいつも通りに見えるが軽蔑されても不思議ではない。
マグカップを渡されて、温かなコーヒーが入っていた。
ミルクを入れてもらうと、コーヒーの色が変わった。
一口飲むと、心まで温かくなってきた。
「今日は指、怪我してないんだね」
「ぜっ……俺の執事と何を話してるのか気になって」
「状況を軽く聞いただけだよ、ほとんど濁されて話にすらならなかったけど」
「そうだったんですか、俺の事嫌になったなら言ってください」
「なにがあっても嫌いになんてならないよ、助けに行くのが遅くなって後悔している」
クロノ先生は下を向いて落ち込んでいて、俺はそんな顔をしてほしくて言ったわけではない。
慌ててコーヒーを飲み干そうとして熱くて舌がヒリヒリする。
マグカップから口を離して舌を出して冷やしているとクロノ先生は「大丈夫!?」と慌てて薬棚のところに行き薬を探していた。
このぐらい放っておけば治るから大丈夫だと伝えた。
空になったマグカップを洗面台に持って行き、洗った。
俺の事を心配してくれていた人達にそんな顔をさせたくない。
「俺が洗うからリーンくんはやらなくていいよ」と言ってくれたが、自分の飲んだものだから自分でやる。
綺麗になったマグカップの水滴を布で拭って食器棚に戻す。
「俺は助けてくれただけで嬉しいです」
「でも…」
「今回の件は誰も悪くなかったんです、悪いとしたらオーバーヒートした自分の弱さです」
「誰でもなる事だよ、リーン君は悪くないよ」
「ありがとうございます、俺もクロノ先生もトワ先生も悪くないと思っています」
薬を手にしたクロノ先生の手を掴んで両手で包み込んだ。
クロノ先生は小さく息を吐いて、もう片方の手を俺の手の上に重ねた。
見上げるとクロノ先生の顔が少しだけ見えた。
手を離すとギュッと抱きしめられた。
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