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気高き翼
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しおりを挟む「ん、……っ」
啄むような口付けを繰り返して、お互いの髪を乱すように頭を掻き抱く。
息継ぎで開いた唇は簡単にユイセルに塞がれて、隙間から舌を捩じ込まれた。
「リア……っ、ちゅ、リア……っ」
「ユイ、ん、……っ」
吐息さえも奪うような荒々しいキス。
普段のユイセルからは想像し得ない強引さに、ミナリアはただ酔いしれた。
「ふぁ……っ」
ユイセルの舌が上顎を掠めて、くすぐったさに体を捩る。
外れた唇を追って、ユイセルはミナリアの顎を掬った。
「ま、……っ、んむ……っ」
「待てない」
腰を掻き抱かれ、体が密着する。
ユイセルの体温が服越しに伝わって心地良い。
ぼんやりとし始めた脳が思考を止め、目の前のユイセルで全てが塗り替えられる。
いつの間にか横たえられたベッドの上。
気が付けば耳の横に両手を突いたユイセルが、自分を見下ろしていた。
「は、はぁ……、あ……?」
「リア……とろんてしてる……可愛い」
頬を染めて自分を見つめるユイセルの方が可愛いと思った。
くったりと力の抜けた体で、ユイセルの髪を梳くように撫でる。
ほのかな幸せを感じて微笑むと、ユイセルの目がぎらりと熱を孕んだ。
「リア……狙ってやってる?」
「……何をだ?」
「んーん、大丈夫。リアは、リアだった」
釈然としないままにユイセルは何かを納得してミナリアの額に唇を寄せた。
自分の体を跨ぐように這ったユイセルの唇が、ミナリアの首筋に寄せられる。
「ぁ……」
初めて触れられる肌に、ぞわりと腹の底から何かが湧き上がる。
べろりと舐め上げられて、その感覚はミナリア体をわかりやすく跳ねさせた。
「ん……っ!」
反射でユイセルの髪を掴みかけて、はっとして手を離す。
行き場を失った手のやり場に困って、ミナリアはユイセルの胸元のシャツを握った。
「……ねぇ、リア」
不意に呼びかけられて、真っ直ぐに緑の目を見上げる。
「あざとい」
ミナリアは再びユイセルに唇を塞がれた。
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