異世界召喚なはずなのに共に行動するのがjk

上野コウ

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第3章

JK

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話しかけるべきなのか。とは言っても俺NEETだぞ。身近で話したことある女性って言ったら、
6年通して母さんだけだった。でも、困ってそうだしな。
それに、お互い同じ世界から来たわけだし、一緒に行動するのも悪くないだろ。

「あ、あのさ、君、女子高生だよね?日本の」
と言うとその女は目をこちらに向けてくる。目を合わせながら話すのはなんか苦手だ。
心を読み取られてるみたいで。
やっと女が口を開く。
「あ、あなたは?。。。」
「俺は田中裕也。一応高2。アキバから家に帰ってた電車を降りたらこの様って感じ。君は?」
「私は江原優香。移動授業だってことすっかり忘れて慌てて教室出たらここに。ここって何なの?
元の世界には戻れないの?」
「それは俺にも分からん。でも、俺の経験からすれば、仮に戻れたとしても、
戻るのには結構な時間がかかるな。」

「経験ってこう言うところに来るのは初めてじゃないの?」
「初めてだよ。ラノベワールドお決まり鉄則ってやつ。」
「らのべ?」まあ女性にはわからない人がいてもおかしくないだろう。

「まあそれは後々話すよ。それよりさ、この先どうやって過ごしていけばまだわかんないからさ、
数日の間でもいいから一緒に行動しないか?」
「そうだね。そっちの方が私も助かる。」素直に江原も同意してくれた。

「よっし、まずは寝床探しから始めようぜ。」




とは言ったものの。。。

「宿ねえなあ。。。」
「あっても満室の所しかないね。」
異世界生活早々にホームレス、、、空き家を探すがそれも無し。
無一文ではないけど、宿がない

今日は野宿にしようと決めたその時。
『25万β』と書かれた空き家を見つける。しかし、お値段がお値段過ぎてお値段である。

だが、しかし。
「25万かあ。買っちゃおっか。」行動に出たのは江原である。
「いやいや、高すぎるって。俺らそんな金持ってないってー、、、」

すると、「お会計ありがとうございました!」と言っているような音声が流れ、
江原の手元に鍵が現れたと同時に電子柵も消えた。

「買えちゃった感じ?」
「うん買えちゃった感じ。」
「え、手元にさ、お金どれだけあった訳?」
それを聞くと、江原は財布を取り出し、今さっき家を買ったはずなのに
札が10枚ぐらい余ってた。

「ちなみにお聞きしますけど、ご両親のご職業って。。。」
「パパが銀行の社長で、ママがファッションモデル

金持ちな訳だわあ(ーー;)

「じゃあ外話もなんだし、中で話そ。」
「そうだな。」

NEET人生初女子宅に潜入します。。。
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