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嘘のようなほんとの話 1話
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私は、3年間の高校生活での出来事を、この先ずっと忘れないだろう。
高校1年生になった9月。
私は同じクラスの今井祐也と付き合うことになった。
きっかけは向こうからの告白。
初めての恋愛で、少しドキドキしたのを今も覚えている。
毎日ラインして、たまに電話する…たいした話はしていなかったはずなのに、そんな時間が楽しくて仕方がなかった。
高校生の付き合いといっても、お互いに初心者だったので3ヶ月経っても手を繋ぎもしないし、キスもしない。
ただ、楽しく話すだけ。でも私はそれで満足していた。
そんなある日
「俺、明日砂浜でアクロバットするから撮影してくれない?」
と、同じクラスの幼馴染みに頼まれた。
しかし、私はその日に友達と遊ぶ約束をしていたので丁重にお断りした。
翌日、私は自転車で友達の家を目指した。が、友達が風邪をひいてしまい遊べなかった…。
諦めて帰ろうかと思ったけど、せっかく12キロも自転車を漕いできたのに、すぐに帰るのもなぁーと思い、ちょうど幼馴染みがアクロバットをしているという砂浜の近くだったのでそこに行くことにした。
この判断が私の人生を狂わせたのである。
砂浜につくと、幼馴染みがバク転しているのが見えた。
幼馴染みはこっちに気づいて、私にカメラを投げてよこした。
そのまま2時間ぐらい幼馴染みはバク転をし、私はそれを真顔で撮っていた。
「場所、移動しよう」
最初に言葉を発したのは幼馴染みだった。
そろそろ帰りたいなーとか言えず、そのまま幼馴染みについて行くと、そこは港だった。
砂浜じゃない。港。
硬いコンクリート。ここでバク転するの?死んじゃうよ?ってとこ。
しかし、幼馴染みはかまわずそこでバク転をした。
真顔で見ていると、幼馴染みが慌てだした。
「やばい、親父おる」
「おったら悪いの?」
「俺、親父の手伝いせんで逃げてきたからバレたら悪い。あ、やべ…、こっち来る。そこに隠れて」
幼馴染みが指さした「そこ」とは、コンクリートの壁に、もう使わなくなった古い舟を建てかけてできた隙間の事だった。押されるままにそこに入ると、何故だかふかふかの布団が敷かれていた。
幼馴染みに言われたとおりに、30分ほどその中でじっと息を殺した。
ふと時計を見るといつの間にか4時になっていたので
「ごめん、そろそろ帰る」
と言うと
突然
押し倒された。
私は最初何が起きたか分からなかった。
ていうか馬鹿だったので押し倒されたのではなく、幼馴染みに熱があっていきなり倒れたのかと思い
「大丈夫!?熱あるんじゃないの!?」
とか本気で心配してた。
でも、そうじゃないと気づいた。
幼馴染みが、身体をベタベタと触ってきたからだ。
そういう経験のなかった私でも、そこまできてやっと気づいた。
だけど、私は中学3年間柔道一筋だったので、握力や腕力、脚力にはすごく自信があった。
こういう時こそ活用するんだ、と思い足技をかけまくった。
けど通用しなかった。
じゃあ、と思って身体を触ってくる手を掴んだ。そして思いっきり捻った。
けど効いた様子はなく、両手を易々と片手で押さえ込まれてしまった。
その空間はすごく狭くて、人が1人寝転がったらもういっぱいで、逃げようにも逃げられなかった。
そこで初めて、(あぁ、これは全部仕組まれていたんだな)と気づいた。
でも、抵抗することを諦めたくなかった。
あいている足で幼馴染みの急所を蹴りまくった。
良心に訴えようと
「私に彼氏がいるの知ってるやろ!やめて!!」
と叫びまくった。
けど、その抵抗は虚しく終わった。
ズボンを脱がされ、挿入されたのだ。
私は初めてだった。すごく痛くて、思いっきり叫んだ。
あわよくば誰かが私の叫び声を聞きつけて、助けてくれないかと思ったりした。
でもここは田舎だから、人なんてそんなにいない。
私はいつの間にか気絶していた。
目を覚ましたのは8時だった。
「大丈夫か?」
と声をかけてきたのは幼馴染み。
さっきまでのことを思い出して怖くて、泣いてしまった。
すると何を思ったのか正面から私を抱きしめてきた。
私はもう抵抗する力もなく
「もう、祐也と別れる。お前にこんなことされて、祐也と付き合えるわけがない。」
ただ泣きながらそう繰り返してた。
「ごめん、全部俺のせいや。別れるとか言わんでくれ。誰にも言わんでくれ。」
と、何故だか向こうも泣きながらそう繰り返してた。
そうこうしているうちに、いつの間にか9時になっていた。
私の親は厳しく、6時までには家に帰らないといけないのに…。
帰り道、暗いからといって幼馴染みは私のあとをついてきた。暗いことより、ついてこられるほうが私にはよっぽど怖かった。
途中で我慢出来なくなり、大音量で稲川淳二の朗読を流すと大人しく帰っていった。
その日、家に帰りついたのは10時。
案の定母親から「あんたなにしよったん!!」と怒鳴られ、殴られた。
「ごめん、友達の家で寝てたらこんな時間になってた」私には嘘をつくことしかできなかった。
家に帰って、服が血だらけなことに気づいた。
怖くなって吐き気がして、夜中に全部燃やした。
炎が強くなる度に、自分が自分でなくなってく気がした。
明日からどうやって生きていけばいいのだろうか
祐也とどう接すればいいのだろうか
別れなくていいのか
そんなことを考える毎日になった。
高校1年生になった9月。
私は同じクラスの今井祐也と付き合うことになった。
きっかけは向こうからの告白。
初めての恋愛で、少しドキドキしたのを今も覚えている。
毎日ラインして、たまに電話する…たいした話はしていなかったはずなのに、そんな時間が楽しくて仕方がなかった。
高校生の付き合いといっても、お互いに初心者だったので3ヶ月経っても手を繋ぎもしないし、キスもしない。
ただ、楽しく話すだけ。でも私はそれで満足していた。
そんなある日
「俺、明日砂浜でアクロバットするから撮影してくれない?」
と、同じクラスの幼馴染みに頼まれた。
しかし、私はその日に友達と遊ぶ約束をしていたので丁重にお断りした。
翌日、私は自転車で友達の家を目指した。が、友達が風邪をひいてしまい遊べなかった…。
諦めて帰ろうかと思ったけど、せっかく12キロも自転車を漕いできたのに、すぐに帰るのもなぁーと思い、ちょうど幼馴染みがアクロバットをしているという砂浜の近くだったのでそこに行くことにした。
この判断が私の人生を狂わせたのである。
砂浜につくと、幼馴染みがバク転しているのが見えた。
幼馴染みはこっちに気づいて、私にカメラを投げてよこした。
そのまま2時間ぐらい幼馴染みはバク転をし、私はそれを真顔で撮っていた。
「場所、移動しよう」
最初に言葉を発したのは幼馴染みだった。
そろそろ帰りたいなーとか言えず、そのまま幼馴染みについて行くと、そこは港だった。
砂浜じゃない。港。
硬いコンクリート。ここでバク転するの?死んじゃうよ?ってとこ。
しかし、幼馴染みはかまわずそこでバク転をした。
真顔で見ていると、幼馴染みが慌てだした。
「やばい、親父おる」
「おったら悪いの?」
「俺、親父の手伝いせんで逃げてきたからバレたら悪い。あ、やべ…、こっち来る。そこに隠れて」
幼馴染みが指さした「そこ」とは、コンクリートの壁に、もう使わなくなった古い舟を建てかけてできた隙間の事だった。押されるままにそこに入ると、何故だかふかふかの布団が敷かれていた。
幼馴染みに言われたとおりに、30分ほどその中でじっと息を殺した。
ふと時計を見るといつの間にか4時になっていたので
「ごめん、そろそろ帰る」
と言うと
突然
押し倒された。
私は最初何が起きたか分からなかった。
ていうか馬鹿だったので押し倒されたのではなく、幼馴染みに熱があっていきなり倒れたのかと思い
「大丈夫!?熱あるんじゃないの!?」
とか本気で心配してた。
でも、そうじゃないと気づいた。
幼馴染みが、身体をベタベタと触ってきたからだ。
そういう経験のなかった私でも、そこまできてやっと気づいた。
だけど、私は中学3年間柔道一筋だったので、握力や腕力、脚力にはすごく自信があった。
こういう時こそ活用するんだ、と思い足技をかけまくった。
けど通用しなかった。
じゃあ、と思って身体を触ってくる手を掴んだ。そして思いっきり捻った。
けど効いた様子はなく、両手を易々と片手で押さえ込まれてしまった。
その空間はすごく狭くて、人が1人寝転がったらもういっぱいで、逃げようにも逃げられなかった。
そこで初めて、(あぁ、これは全部仕組まれていたんだな)と気づいた。
でも、抵抗することを諦めたくなかった。
あいている足で幼馴染みの急所を蹴りまくった。
良心に訴えようと
「私に彼氏がいるの知ってるやろ!やめて!!」
と叫びまくった。
けど、その抵抗は虚しく終わった。
ズボンを脱がされ、挿入されたのだ。
私は初めてだった。すごく痛くて、思いっきり叫んだ。
あわよくば誰かが私の叫び声を聞きつけて、助けてくれないかと思ったりした。
でもここは田舎だから、人なんてそんなにいない。
私はいつの間にか気絶していた。
目を覚ましたのは8時だった。
「大丈夫か?」
と声をかけてきたのは幼馴染み。
さっきまでのことを思い出して怖くて、泣いてしまった。
すると何を思ったのか正面から私を抱きしめてきた。
私はもう抵抗する力もなく
「もう、祐也と別れる。お前にこんなことされて、祐也と付き合えるわけがない。」
ただ泣きながらそう繰り返してた。
「ごめん、全部俺のせいや。別れるとか言わんでくれ。誰にも言わんでくれ。」
と、何故だか向こうも泣きながらそう繰り返してた。
そうこうしているうちに、いつの間にか9時になっていた。
私の親は厳しく、6時までには家に帰らないといけないのに…。
帰り道、暗いからといって幼馴染みは私のあとをついてきた。暗いことより、ついてこられるほうが私にはよっぽど怖かった。
途中で我慢出来なくなり、大音量で稲川淳二の朗読を流すと大人しく帰っていった。
その日、家に帰りついたのは10時。
案の定母親から「あんたなにしよったん!!」と怒鳴られ、殴られた。
「ごめん、友達の家で寝てたらこんな時間になってた」私には嘘をつくことしかできなかった。
家に帰って、服が血だらけなことに気づいた。
怖くなって吐き気がして、夜中に全部燃やした。
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