両思い

瀬戸 朱音

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両思い

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─────恋愛感情として好きだった。

 いつも見せてくれる笑顔はまるで太陽のようで、真夜中のように暗かった日々を明るく照らしてくれた君は僕にとって幸せを運んでくれる存在だった。



─────友達という意味で好きだった。

 初めて話した時から、私とは全ったく違う考え方で、新しい世界を見せてくれた。くだらない私の話にも付き合ってくれて、ありのままの自分でいられる君の隣が好きだった。


『好きです。』
人生で初めて勇気を出して言った僕の言葉。
『…僕と付き合ってくれますか?』
心臓がバクバク音をたてて鳴っている。



私はものすごく驚いた。そんなこと思ってもみなかったから。確かに好きだ。でも、君の「好き」少し違うんだ。もし私が「ごめん」と言ったら、君はすごく落ち込むだろう。逆に「私も」と言ったら君に嘘をつくことになる。私の小さな脳をフル回転させて出た答えは…。

「じゃあ、三年後も私のことを好きでいてくれたら、いいよ。」
強がって無理やり作った言い訳と笑顔。引きつってないよね。



いつの間にか静かになった心臓。僕の問の答えは「yes」か「no」だけだと思っていた。きっと、目が丸くなっている。いつもなら笑い返してくれるのに、今日の笑顔は少し違う。








─────それでも、私は君の隣にいたい。
─────それでも、僕は君の隣にいたい。
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