3 / 20
姫様?
歩くこと15分程度で、大きく聳え立つお城の横に出た。禁足地からミカエル様の住むことろまでは20分ほどだそうだ。禁足地は、王族しか入れないと言っていたから、彼は王族だということだ。
うわー。天使様は王子様だったよ。道理であり得ないほどの美形なわけだ。やっぱりお城に住んでるわけね。しかし、大きい。
途中でミカエル様の服を掴んでいることに気付いて、謝罪と共に慌てて離したが、「迷子にならぬように掴んでいるといい」と笑って許してくれた。仮面で表情は見えないけど、声が柔らかくて楽しそうだったから間違ってはいないと思う。もちろん、遠慮なく掴ませてもらった。この人の隣はとても心地いい。男性恐怖症の私が怖いと感じないほどには。
「スミレ。私の住まいである離宮の一角に貴女の部屋を用意しよう。国王陛下との謁見が整うまではそこで過ごせばいい。だが、私と会うこともあるだろうから、嫌なら王宮の客間に用意することも可能だ」
「いえ、是非とも、て・・・・ミカエル様の住まいの一角をお貸しください。置いていただけるなら、メイドでも下働きでもします」
誰も知らないところに行くよりは、ミカエル様の近くの方が安心できる。不特定多数の見知らぬ人が出入りするようなところでは落ち着かない。それに、何と言っても、ミカエル様は麗しき天使様だ。今は仮面を被っているけど、またあの素晴らしきご尊顔を拝めるかもしれない。それくらいの楽しみはあってもいいだろう。
「貴女がそのようなことをする必要はない。ゆっくりとこの世界に馴れてくれればそれでいい」
「いえ、やることがあった方が落ち着きます。ですから、ミカエル様のお世話でも、食事の用意でも何でもいいので、働かせてください」
やることもなく過ごしていると、きっと色々と考えてしまう。何かしている方が気が紛れるというものだ。それが、ミカエル様のお世話なら飛び上がるほど嬉しいが。何とか許可してもらおうと手を組んでミカエル様を見上げて必死にお願いした。
「・・・・。ハァ、わかった。だが、無理はしないように。約束できるか?」
「はい!無理はしません!きっと、て・・ミカエル様のお役に立てるように頑張ります!」
やった!許可してもらえた!
そんなことをしているうちに、離宮の入り口に着いたようだ。ひょろっとした老執事らしき人物が、扉を開けて待っている。中に入ると、侍従らしき人や侍女らしき人もいた。どの人もお年を召している。
「おかえりなさいませ、殿下」
「ああ、今戻った。変わりはないか?」
「はい。恙無く。ところで、そちらの美しいお方は?」
「こちらは、贈り人のスミレ。禁足地で見つけたのだ。陛下との謁見が整うまでここに滞在する」
「畏まりました」
「スミレ、これは執事のハリーだ。分からないことはハリーに聞けばよい。爺も頼む」
「はい。ハリー様、よろしくお願いします」
マナーが分からないので、ペコんとお辞儀をしておいた。
「姫様。私に敬称は不要です。どうぞ、ハリーとだけお呼びください。爺やと呼んでくださってもかまいませんよ。敬語もお止めください」
姫、姫様?誰のことだ、それは!
「えっと・・・・、姫様?って何でしょう?それに敬称なしは難しいので、ハリーさん、ではダメですか?」
「ハリーまたは爺やです。姫様は姫様です。贈り人様は、みな、そう呼ばれます。慣れてください」
姫様ね。慣れることはないと思う。ちらりとミカエル様を見上げるが、我関せずだ。こちらを見てもくれない。仕方ない。郷に入っては郷に従え。
「わかりました、爺や。なるべく善処します」
あれ?ミカエル様、肝心なことを言ってないですよね?
つんつんとミカエル様のマントを引っ張り、働くことを伝えろ、と顔を見上げる。なぜか、ミカエル様は参ったと言わんばかりに片手を目に当てて上を向いてしまった。よく分からない反応だ。爺やはビックリして目を見開いている。何に驚いたんだろう?
「オホン。スミレは働きたいらしい。何か簡単なことでもさせてやってくれ」
「はい。ミカエル様のお世話でも、掃除、洗濯、食事の用意、何でもします」
だから、お仕事ください。
図々しくもミカエル様のお世話したいことも伝えた。まあ、これだけの美貌をもったミカエル様だ。お世話したい人は沢山いるだろうから争奪戦かな?
「なんと!姫様は殿下のことが怖くないのですね?でしたら、是非とも殿下のお世話をお任せいたしましょう」
「爺、それは」
「はい、お任せください!ミカエル様はお優しいから怖くなんてありません!」
ミカエル様が何か言いかけていたが、撤回される前に返事をした。天使様のお世話係を手放すわけにはいかない。贈り人だろうと何だろうと、得体の知れない私を保護してくれたんだから、優しいに決まっている。
「ハァ、スミレを部屋に案内してくれ。スミレも今日は疲れただろうから、ゆっくり休むといい」
なんだか疲れたようにそれだけ言うと、ミカエル様は自室へと引き上げて行った。
私は部屋へ案内してくれる爺やから少しだけ距離を取ってついていく。私にあてがわれる部屋の扉の前には、先程まで玄関にいた侍女のひとりが待っていた。
「彼女は、姫様の侍女を勤めるプリシラでございます。何かあれば、プリシラにお申し付けください」
「姫様のお世話という栄誉を賜りましたプリシラと申します。他にも2人姫様つきの侍女がおりますので、明日ご紹介させてください。至らぬ点もあるかと思いますが、ご滞在の間、よろしくお願い致します」
「スミレです。ご迷惑をお掛けするかもしれませんが、よろしくお願い致します」
「姫様、そのように畏まらなくていいのですよ。さあ、お疲れになったでしょう。お夕食までに湯あみをしてさっぱりいたしましょう」
「はい。プリシラさんも・・・・プリシラも気安くしてくれるとわたしも楽です」
敬称を付けたところで、爺やに顔で悟された。
私に与えられた部屋は、私の12畳のワンルームマンションが余裕で入るような広さだった。寝室は別だというから落ち着かない。
「あの、せっかく用意していただいたところ申し訳ないのですが、もっと小さい部屋はないですか?」
「ここより格の高い部屋への変更は可能ですが、落とすことはできかねます。殿下の面子にも関わりますので」
それなら仕方ない。お世話になる身で、評判を落とすようなことはしてはいけない。
「分かりました」
湯あみの用意が整うまでの間にプリシラが入れてくれたお茶は、薔薇の香りがほんのりとする上品なものだった。
その後、湯あみの段になり、断固ひとりで入れるように交渉した。これは譲れない。湯あみのために用意されたところは、猫脚のバスタブとは別に洗い場がちゃんとあり、ひとりでも入れるようになっていた。お湯に入って、ほっとした。やっぱり、緊張していたらしい。完全に緊張が溶けたわけではないけど、独りになれたこととお風呂という日常に触れて、少しだけ余裕が生まれた。ゆっくりとお風呂に入った後、用意された服に着替える。薄紫のエンパイアドレスだ。コルセットは着けない。正直、助かった。バイト先でウエディングドレスのモデルをしたときに着けたが、あれを着けて生活なんて考えられない。
「何から何まで有難うございます」
「お礼なら殿下に。全て殿下の指示ですから」
「はい。お会いしたときにでも、お伝えします」
「さあ、姫様、夕食の用意が整いましたよ。こちらに運んでもよろしいですか?」
「えっと、ひとり、ですか?」
「はい。晩餐の部屋でも構いませんよ」
「いえ、こちらで戴きます」
用意された夕食は、フルコース。プリシラの給仕で戴いたが、如何せん量が多すぎた。全体の半分も食べていないと思う。申し訳ない。最後のお茶のときにプリシラから「姫様、もっと召し上がらなくては、大きくなれませんよ。遠慮なさらずにお召し上がりください」と言われたが、遠慮しているわけではなく、本当に食べれないのだと伝えると、驚かれてしまった。明日からは、量を少なくしてくれることになり、ほっとした。しかし、私は、いったい何歳だと思われているんだろうか。これ以上は横に大きくなるだけだと思う。
明日からは、ミカエル様のお世話係だ。ふふふ。楽しみ~♪
その夜。
ポツンと独り暗闇の中。
いくら静かだとはいえ、ここには沢山の人がいる。人の気配がこんなに身近にあるところで、どうやって眠ったらいいのか。眠いのに、眠れない。意識が行ったり来たりしている。
怖い。
誰も入っては来ないと分かっていても、神経が張って眠れない。異母兄が夜部屋を訪れるようになってから眠れなくなった。
どうしよう、明日起きれなくなる。
気分転換でもしたら眠れるかなと、テラスに出て夜風に当たる。備え付けのソファーに座ってうつらうつらしていると、何か暖かいものが髪を撫でた。
「こんなところで寝ては、風邪を引く」
優しく労る声に安心して、ストンと眠りに落ちた。
うわー。天使様は王子様だったよ。道理であり得ないほどの美形なわけだ。やっぱりお城に住んでるわけね。しかし、大きい。
途中でミカエル様の服を掴んでいることに気付いて、謝罪と共に慌てて離したが、「迷子にならぬように掴んでいるといい」と笑って許してくれた。仮面で表情は見えないけど、声が柔らかくて楽しそうだったから間違ってはいないと思う。もちろん、遠慮なく掴ませてもらった。この人の隣はとても心地いい。男性恐怖症の私が怖いと感じないほどには。
「スミレ。私の住まいである離宮の一角に貴女の部屋を用意しよう。国王陛下との謁見が整うまではそこで過ごせばいい。だが、私と会うこともあるだろうから、嫌なら王宮の客間に用意することも可能だ」
「いえ、是非とも、て・・・・ミカエル様の住まいの一角をお貸しください。置いていただけるなら、メイドでも下働きでもします」
誰も知らないところに行くよりは、ミカエル様の近くの方が安心できる。不特定多数の見知らぬ人が出入りするようなところでは落ち着かない。それに、何と言っても、ミカエル様は麗しき天使様だ。今は仮面を被っているけど、またあの素晴らしきご尊顔を拝めるかもしれない。それくらいの楽しみはあってもいいだろう。
「貴女がそのようなことをする必要はない。ゆっくりとこの世界に馴れてくれればそれでいい」
「いえ、やることがあった方が落ち着きます。ですから、ミカエル様のお世話でも、食事の用意でも何でもいいので、働かせてください」
やることもなく過ごしていると、きっと色々と考えてしまう。何かしている方が気が紛れるというものだ。それが、ミカエル様のお世話なら飛び上がるほど嬉しいが。何とか許可してもらおうと手を組んでミカエル様を見上げて必死にお願いした。
「・・・・。ハァ、わかった。だが、無理はしないように。約束できるか?」
「はい!無理はしません!きっと、て・・ミカエル様のお役に立てるように頑張ります!」
やった!許可してもらえた!
そんなことをしているうちに、離宮の入り口に着いたようだ。ひょろっとした老執事らしき人物が、扉を開けて待っている。中に入ると、侍従らしき人や侍女らしき人もいた。どの人もお年を召している。
「おかえりなさいませ、殿下」
「ああ、今戻った。変わりはないか?」
「はい。恙無く。ところで、そちらの美しいお方は?」
「こちらは、贈り人のスミレ。禁足地で見つけたのだ。陛下との謁見が整うまでここに滞在する」
「畏まりました」
「スミレ、これは執事のハリーだ。分からないことはハリーに聞けばよい。爺も頼む」
「はい。ハリー様、よろしくお願いします」
マナーが分からないので、ペコんとお辞儀をしておいた。
「姫様。私に敬称は不要です。どうぞ、ハリーとだけお呼びください。爺やと呼んでくださってもかまいませんよ。敬語もお止めください」
姫、姫様?誰のことだ、それは!
「えっと・・・・、姫様?って何でしょう?それに敬称なしは難しいので、ハリーさん、ではダメですか?」
「ハリーまたは爺やです。姫様は姫様です。贈り人様は、みな、そう呼ばれます。慣れてください」
姫様ね。慣れることはないと思う。ちらりとミカエル様を見上げるが、我関せずだ。こちらを見てもくれない。仕方ない。郷に入っては郷に従え。
「わかりました、爺や。なるべく善処します」
あれ?ミカエル様、肝心なことを言ってないですよね?
つんつんとミカエル様のマントを引っ張り、働くことを伝えろ、と顔を見上げる。なぜか、ミカエル様は参ったと言わんばかりに片手を目に当てて上を向いてしまった。よく分からない反応だ。爺やはビックリして目を見開いている。何に驚いたんだろう?
「オホン。スミレは働きたいらしい。何か簡単なことでもさせてやってくれ」
「はい。ミカエル様のお世話でも、掃除、洗濯、食事の用意、何でもします」
だから、お仕事ください。
図々しくもミカエル様のお世話したいことも伝えた。まあ、これだけの美貌をもったミカエル様だ。お世話したい人は沢山いるだろうから争奪戦かな?
「なんと!姫様は殿下のことが怖くないのですね?でしたら、是非とも殿下のお世話をお任せいたしましょう」
「爺、それは」
「はい、お任せください!ミカエル様はお優しいから怖くなんてありません!」
ミカエル様が何か言いかけていたが、撤回される前に返事をした。天使様のお世話係を手放すわけにはいかない。贈り人だろうと何だろうと、得体の知れない私を保護してくれたんだから、優しいに決まっている。
「ハァ、スミレを部屋に案内してくれ。スミレも今日は疲れただろうから、ゆっくり休むといい」
なんだか疲れたようにそれだけ言うと、ミカエル様は自室へと引き上げて行った。
私は部屋へ案内してくれる爺やから少しだけ距離を取ってついていく。私にあてがわれる部屋の扉の前には、先程まで玄関にいた侍女のひとりが待っていた。
「彼女は、姫様の侍女を勤めるプリシラでございます。何かあれば、プリシラにお申し付けください」
「姫様のお世話という栄誉を賜りましたプリシラと申します。他にも2人姫様つきの侍女がおりますので、明日ご紹介させてください。至らぬ点もあるかと思いますが、ご滞在の間、よろしくお願い致します」
「スミレです。ご迷惑をお掛けするかもしれませんが、よろしくお願い致します」
「姫様、そのように畏まらなくていいのですよ。さあ、お疲れになったでしょう。お夕食までに湯あみをしてさっぱりいたしましょう」
「はい。プリシラさんも・・・・プリシラも気安くしてくれるとわたしも楽です」
敬称を付けたところで、爺やに顔で悟された。
私に与えられた部屋は、私の12畳のワンルームマンションが余裕で入るような広さだった。寝室は別だというから落ち着かない。
「あの、せっかく用意していただいたところ申し訳ないのですが、もっと小さい部屋はないですか?」
「ここより格の高い部屋への変更は可能ですが、落とすことはできかねます。殿下の面子にも関わりますので」
それなら仕方ない。お世話になる身で、評判を落とすようなことはしてはいけない。
「分かりました」
湯あみの用意が整うまでの間にプリシラが入れてくれたお茶は、薔薇の香りがほんのりとする上品なものだった。
その後、湯あみの段になり、断固ひとりで入れるように交渉した。これは譲れない。湯あみのために用意されたところは、猫脚のバスタブとは別に洗い場がちゃんとあり、ひとりでも入れるようになっていた。お湯に入って、ほっとした。やっぱり、緊張していたらしい。完全に緊張が溶けたわけではないけど、独りになれたこととお風呂という日常に触れて、少しだけ余裕が生まれた。ゆっくりとお風呂に入った後、用意された服に着替える。薄紫のエンパイアドレスだ。コルセットは着けない。正直、助かった。バイト先でウエディングドレスのモデルをしたときに着けたが、あれを着けて生活なんて考えられない。
「何から何まで有難うございます」
「お礼なら殿下に。全て殿下の指示ですから」
「はい。お会いしたときにでも、お伝えします」
「さあ、姫様、夕食の用意が整いましたよ。こちらに運んでもよろしいですか?」
「えっと、ひとり、ですか?」
「はい。晩餐の部屋でも構いませんよ」
「いえ、こちらで戴きます」
用意された夕食は、フルコース。プリシラの給仕で戴いたが、如何せん量が多すぎた。全体の半分も食べていないと思う。申し訳ない。最後のお茶のときにプリシラから「姫様、もっと召し上がらなくては、大きくなれませんよ。遠慮なさらずにお召し上がりください」と言われたが、遠慮しているわけではなく、本当に食べれないのだと伝えると、驚かれてしまった。明日からは、量を少なくしてくれることになり、ほっとした。しかし、私は、いったい何歳だと思われているんだろうか。これ以上は横に大きくなるだけだと思う。
明日からは、ミカエル様のお世話係だ。ふふふ。楽しみ~♪
その夜。
ポツンと独り暗闇の中。
いくら静かだとはいえ、ここには沢山の人がいる。人の気配がこんなに身近にあるところで、どうやって眠ったらいいのか。眠いのに、眠れない。意識が行ったり来たりしている。
怖い。
誰も入っては来ないと分かっていても、神経が張って眠れない。異母兄が夜部屋を訪れるようになってから眠れなくなった。
どうしよう、明日起きれなくなる。
気分転換でもしたら眠れるかなと、テラスに出て夜風に当たる。備え付けのソファーに座ってうつらうつらしていると、何か暖かいものが髪を撫でた。
「こんなところで寝ては、風邪を引く」
優しく労る声に安心して、ストンと眠りに落ちた。
あなたにおすすめの小説
異世界に逃げたシングルマザー経理は、定時退勤だけは譲れない
木風
恋愛
DV夫から一歳の娘を抱えて逃げた鈴木優子は、光に飲まれて異世界の王宮へ転移してしまう。
生きるために差し出した武器は簿記と経理経験――崩壊寸前の王宮会計を『複式簿記』で立て直すことに。
ただし譲れない条件はひとつ、「午後五時の定時退勤」。娘の迎えが最優先だからだ。
その姿勢に、なぜか若き国王ヴィクトルが毎日経理室へ通い始めて――仕事と子育ての先に、家族の形が芽吹いていく。
拾った指輪で公爵様の妻になりました
奏多
恋愛
結婚の宣誓を行う直前、落ちていた指輪を拾ったエミリア。
とっさに取り替えたのは、家族ごと自分をも売り飛ばそうと計画している高利貸しとの結婚を回避できるからだ。
この指輪の本当の持ち主との結婚相手は怒るのではと思ったが、最悪殺されてもいいと思ったのに、予想外に受け入れてくれたけれど……?
「この試験を通過できれば、君との結婚を継続する。そうでなければ、死んだものとして他国へ行ってもらおうか」
公爵閣下の19回目の結婚相手になったエミリアのお話です。
英雄の可愛い幼馴染は、彼の真っ黒な本性を知らない
百門一新
恋愛
男の子の恰好で走り回る元気な平民の少女、ティーゼには、見目麗しい完璧な幼馴染がいる。彼は幼少の頃、ティーゼが女の子だと知らず、怪我をしてしまった事で責任を感じている優しすぎる少し年上の幼馴染だ――と、ティーゼ自身はずっと思っていた。
幼馴染が半魔族の王を倒して、英雄として戻って来た。彼が旅に出て戻って来た目的も知らぬまま、ティーゼは心配症な幼馴染離れをしようと考えていたのだが、……ついでとばかりに引き受けた仕事の先で、彼女は、恋に悩む優しい魔王と、ちっとも優しくないその宰相に巻き込まれました。
※「小説家になろう」「ベリーズカフェ」「ノベマ!」「カクヨム」にも掲載しています。
屈強なお母さん(男)が出来ました
まる
恋愛
婚約はしていなかったけれど、成人したら結婚すると信じていた幼馴染みにふられてしまった。
ふらふらと頼りなく歩いていた私に心配し、声を掛けてくれた騎士様。
「俺がお母さんになろう」
何故そうなったかわからないが、幼馴染みの事も何もかもお空の彼方へぶっ飛ばしてくれた。
そんな屈強な『お母さん』とふられてしまった彼女は一体どうなるのでしょうか。
○○○○○○○○○○
背景はふんわりです。何も考えずにスッと読んでいただければ幸いですm(_ _)m
読んで下さった方、しおり、お気に入り登録どうもありがとうございました(o^^o)
ちょっと不運な私を助けてくれた騎士様が溺愛してきます
五珠 izumi
恋愛
城の下働きとして働いていた私。
ある日、開かれた姫様達のお見合いパーティー会場に何故か魔獣が現れて、運悪く通りかかった私は切られてしまった。
ああ、死んだな、そう思った私の目に見えるのは、私を助けようと手を伸ばす銀髪の美少年だった。
竜獣人の美少年に溺愛されるちょっと不運な女の子のお話。
*魔獣、獣人、魔法など、何でもありの世界です。
*お気に入り登録、しおり等、ありがとうございます。
*本編は完結しています。
番外編は不定期になります。
次話を投稿する迄、完結設定にさせていただきます。
【完結】義母が来てからの虐げられた生活から抜け出したいけれど…
まりぃべる
恋愛
私はエミーリエ。
お母様が四歳の頃に亡くなって、それまでは幸せでしたのに、人生が酷くつまらなくなりました。
なぜって?
お母様が亡くなってすぐに、お父様は再婚したのです。それは仕方のないことと分かります。けれど、義理の母や妹が、私に事ある毎に嫌味を言いにくるのですもの。
どんな方法でもいいから、こんな生活から抜け出したいと思うのですが、どうすればいいのか分かりません。
でも…。
☆★
全16話です。
書き終わっておりますので、随時更新していきます。
読んで下さると嬉しいです。