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家族
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第二王子が出ていった後、再び仕切り直された。
「兄上、この間のお菓子はないのですか?」
第三王子は、第二王子が居なくなるのを待っていたかのように、早速お菓子の催促をしてきた。
???この間のお菓子?
あー、あれか。第三王子に渡したんだ。
「爺、あるのか?」
「同じものはございませんが、料理長が毎日何かしら試作しておりますので、お出しできます」
「そうか。スミレ、出してもよいか?」
何で私に聞くの?
「料理長が作ったものなら、私に聞く必要はないですよ?お出しできないものは、あー、カレーパンは止めた方がいいですが、他のお菓子なら大丈夫です。ミカエル様の判断でどうぞ」
「わかった。爺、料理長に、相応しいものを出すように伝えてくれ」
「畏まりました」
爺とコーネルが下がって行った。
「レイナード、お菓子とは何のことなの?」
「この間、ここに来たときに戴いて帰りました。砂糖を使ったクッキーと言うものです。とても美味しかったので、また作ってないかなぁと思って」
ニコニコと説明されている。
「ほお、それは初耳だな。ランスロット、独り占めはいかんな」
「そうですわねぇ。贈り人様の恩恵を黙っていたのは、いただけないわね?」
そうか。これも恩恵になるんだ。料理長に教えたから、この後どう広がってもいいと思ってた。
コンコンコン
ノックがして、爺やとコーネルが戻ってきた。コーネルは、後ろからワゴンを押して、今日の料理長のお菓子を運んでいる。今日は、季節の果物をふんだんに乗せたタルトだ。まだ、バニラビーンズが見つからないから、カスタードではなく、ジャムでアクセントをつけたものだ。見た目も華やかで美味しそうに見える。
「まあ!何て綺麗なの!」
王妃様の目が輝いている。さっき、ミカエル様が、お茶会やパーティーがあるといっていたから、そういうイベントにはぴったりかもしれない。
ホールで持ってきたものにナイフを入れて、取り分けたものを渡してくれる。私は、後でミカエル様と食べようと断った。
「後でも食べればいいのではないか?」
「食べ過ぎると太ります。美味しいものは程々にしないと、病気の元です。ミカエル様のように常に身体を動かす習慣のある人はいいですが、そうでない人は、肥満一直線です」
「だが、肥えているのは美しさのひとつだろう?」
「私は、第二王子を美しいとは思えませんよ?女性も王妃様くらいが一番美しく見えると思いますけど、こちらでは違うのですか?リディアやマルティナも引き締まっていてスタイルいいですよね?」
王様が自分のお腹を気にしだした。王妃様は、満面の笑みだ。
「王様は、少し気を付けないと、いつか糖尿病や痛風に悩まされますよ?料理長にも注意してあります」
「そ、そうなのか?」
弱冠、王様の顔色が悪い。
「こちらとあちらでは違うかもしれませんが、肥満は生活習慣病を引き起こします。油や肉の摂りすぎは、注意した方がいいですね。これから砂糖が出回るようになれば、ますます肥満が増えるでしょう。肥えていた方が美しいというのを否定はしませんが、程々にしないと、年を取ってから大変ですよ?その話しは、興味があればいずれします。今は、どうぞ、料理長のお菓子をお召し上がりください。王様もこの一切れくらいではどうにもなりませんから、ご心配なさらず、食べてください」
それを聞いて、やっとほっとした顔で食べ始めた。王妃様は、既に食べ始めていて、うっとりとしている。
「なんて美味しいのでしょう。砂糖漬けなど足元にも及ばないわ」
美味しく食べてもらえて良かった。料理長は、パティシエに向いてると思う。飾付けも繊細で、ちょっと助言すれば、何倍にもなって洗練される。
「スミレ様、ランスロット、他にもこういったお菓子があるのかしら?」
「菓子なら、私は少なくとも数種類は食べました。料理長が毎日研究しているようですから、それについては分かりかねます」
「そうですね。私が教えた物は、基本になるものばかりです。それにアレンジを加えたりしていますから、それなりには数があるのではないですか」
「菓子なら、と言うことは菓子以外にもあるのだな?」
王様、耳聡いな。
「・・・・まあ、そうですね」
「勿体ぶるな」
「それについては、明日、料理長が騎士団の専属料理人に伝授しますから、興味がおありでしたら、取り寄せてください」
「何故、騎士団なのだ!城の料理人にも教えんか!」
食べ物って凄い。というか、王様達はまだ帰らないの?
「わたくしもお菓子のレシピを教えていただきたいわ。次のお茶会でお出ししたいの」
「ああ、それなら、プチケーキみたいなものがいいと思いますよ。切り分ける必要もないし、簡単にできて華やかです。お茶会に間に合うようにお伝えしましょう」
「是非、お願いするわ。スミレ様もお茶会にはいらしてね?わたくしのお友だちやその娘さんばかりの気軽な会なのよ。フフフ、娘ができたようで嬉しいわ」
「はい、喜んで。大人数は気後れしてしまいますが、規模が小さいものでしたら、お友だちができるのは嬉しいです」
王妃様とその友達くらいならお知り合いになるのも悪くない。女の団結力は時に恐ろしいからね。
「ええ。まずは、数人のお友だちに紹介させてね。招待状を送るから、ランスロットに送り迎えしてもらうといいわ。独りで行動してはダメよ?」
「はい」
「そろそろ、本題をお願い出来ますか?」
「ああ。2月後、贈り人であるスミレ様のお披露目と婚約の発表を行う夜会を王家主催で開催する。他国は招待せぬ。スミレ様とお主の準備をしておけ。それと、もうひとり伴侶をと言う輩も出てくるだろうから、対応を考えておけ」
「・・・・」
もうひとり、伴侶?
いらない。
夜会も参加したくない。半分男の集団の中に行くなんて出来ない。ミカエル様で納得できない人の相手なんてしたくないし、する気もない。
私の不安に気づいたミカエル様から条件が出された。
「夜会には参加させます。ですが、条件があります。・・・・まず、ダンスはしません。スミレは、ダンスをしたことがありませんし、まともに踊れるとは思えません。どうしてもダンスが必要なら相手は私のみにしてください」
「あら、何故?今から練習すれば、踊れるのではなくて?それに、あなた以外と踊るなと言うのは、反発を招くわ」
「スミレは、何もないところで転べます。ダンスでも、突然転ぶと予想できます。それを予測できる者はいないでしょう」
「「「え?」」」
あまりにも予想の斜め上の理由に王妃様までがポカンとしている。でも、事実だから仕方ない。私もダンスで突然転ばないとは思えない。
「そして、これが一番重要なのですが・・・・スミレは、男性恐怖症なのですよ。ある一定の距離以上近づくとパニックになります。ガルクローグのように遠くにいても恐怖を感じる男も存在します。謁見の間で急に体調を崩したでしょう?あれは、恐怖からくる過呼吸です。あのまま、あそこに居続けるのは負担が激しいと判断し、退出しました」
「な!」
「もうひとりの伴侶については、スミレの世界では一夫一妻制だそうですから、受け入れられないと説明してください」
「それは構わぬが、男性恐怖症?」
「ランスロットは男よね?いつの間に女性になったのかしら?」
「えっと、本当に?」
「試してみるか?」
第三王子は、さっと立ち上がるとこちらにゆっくりと歩み寄ってきた。
「ストーップ!それ以上来ないで!」
それでも近づいてくる。
「ひぃ。無理無理無理」
逃げようにも、足が震えて立てないし隣にはミカエル様がいて、これ以上は後がない。はっ!と、咄嗟にミカエル様のマントに潜り込み、膝の上に乗ってしがみついた。ミカエル様には後でお仕置きだ。どうしてくれようか!
「スミレ、もう離れていった。出てこい」
「やです。ミカエル様、酷いです」
咄嗟のこととはいえ、人のいる前でこれは恥ずかしい。居たたまれない。
「悪かった。だが、こうでもせねば、信じてもらえぬだろう?」
「・・そうかもしれないけど、本当に怖かったんですよ?」
なんか、疲れたから暫くここに居たい。抱き締めてくれる腕が気持ち良くて、周りから見えないのをいいことに、暖かいここで段々と瞼が落ちて眠ってしまった。
「兄上、この間のお菓子はないのですか?」
第三王子は、第二王子が居なくなるのを待っていたかのように、早速お菓子の催促をしてきた。
???この間のお菓子?
あー、あれか。第三王子に渡したんだ。
「爺、あるのか?」
「同じものはございませんが、料理長が毎日何かしら試作しておりますので、お出しできます」
「そうか。スミレ、出してもよいか?」
何で私に聞くの?
「料理長が作ったものなら、私に聞く必要はないですよ?お出しできないものは、あー、カレーパンは止めた方がいいですが、他のお菓子なら大丈夫です。ミカエル様の判断でどうぞ」
「わかった。爺、料理長に、相応しいものを出すように伝えてくれ」
「畏まりました」
爺とコーネルが下がって行った。
「レイナード、お菓子とは何のことなの?」
「この間、ここに来たときに戴いて帰りました。砂糖を使ったクッキーと言うものです。とても美味しかったので、また作ってないかなぁと思って」
ニコニコと説明されている。
「ほお、それは初耳だな。ランスロット、独り占めはいかんな」
「そうですわねぇ。贈り人様の恩恵を黙っていたのは、いただけないわね?」
そうか。これも恩恵になるんだ。料理長に教えたから、この後どう広がってもいいと思ってた。
コンコンコン
ノックがして、爺やとコーネルが戻ってきた。コーネルは、後ろからワゴンを押して、今日の料理長のお菓子を運んでいる。今日は、季節の果物をふんだんに乗せたタルトだ。まだ、バニラビーンズが見つからないから、カスタードではなく、ジャムでアクセントをつけたものだ。見た目も華やかで美味しそうに見える。
「まあ!何て綺麗なの!」
王妃様の目が輝いている。さっき、ミカエル様が、お茶会やパーティーがあるといっていたから、そういうイベントにはぴったりかもしれない。
ホールで持ってきたものにナイフを入れて、取り分けたものを渡してくれる。私は、後でミカエル様と食べようと断った。
「後でも食べればいいのではないか?」
「食べ過ぎると太ります。美味しいものは程々にしないと、病気の元です。ミカエル様のように常に身体を動かす習慣のある人はいいですが、そうでない人は、肥満一直線です」
「だが、肥えているのは美しさのひとつだろう?」
「私は、第二王子を美しいとは思えませんよ?女性も王妃様くらいが一番美しく見えると思いますけど、こちらでは違うのですか?リディアやマルティナも引き締まっていてスタイルいいですよね?」
王様が自分のお腹を気にしだした。王妃様は、満面の笑みだ。
「王様は、少し気を付けないと、いつか糖尿病や痛風に悩まされますよ?料理長にも注意してあります」
「そ、そうなのか?」
弱冠、王様の顔色が悪い。
「こちらとあちらでは違うかもしれませんが、肥満は生活習慣病を引き起こします。油や肉の摂りすぎは、注意した方がいいですね。これから砂糖が出回るようになれば、ますます肥満が増えるでしょう。肥えていた方が美しいというのを否定はしませんが、程々にしないと、年を取ってから大変ですよ?その話しは、興味があればいずれします。今は、どうぞ、料理長のお菓子をお召し上がりください。王様もこの一切れくらいではどうにもなりませんから、ご心配なさらず、食べてください」
それを聞いて、やっとほっとした顔で食べ始めた。王妃様は、既に食べ始めていて、うっとりとしている。
「なんて美味しいのでしょう。砂糖漬けなど足元にも及ばないわ」
美味しく食べてもらえて良かった。料理長は、パティシエに向いてると思う。飾付けも繊細で、ちょっと助言すれば、何倍にもなって洗練される。
「スミレ様、ランスロット、他にもこういったお菓子があるのかしら?」
「菓子なら、私は少なくとも数種類は食べました。料理長が毎日研究しているようですから、それについては分かりかねます」
「そうですね。私が教えた物は、基本になるものばかりです。それにアレンジを加えたりしていますから、それなりには数があるのではないですか」
「菓子なら、と言うことは菓子以外にもあるのだな?」
王様、耳聡いな。
「・・・・まあ、そうですね」
「勿体ぶるな」
「それについては、明日、料理長が騎士団の専属料理人に伝授しますから、興味がおありでしたら、取り寄せてください」
「何故、騎士団なのだ!城の料理人にも教えんか!」
食べ物って凄い。というか、王様達はまだ帰らないの?
「わたくしもお菓子のレシピを教えていただきたいわ。次のお茶会でお出ししたいの」
「ああ、それなら、プチケーキみたいなものがいいと思いますよ。切り分ける必要もないし、簡単にできて華やかです。お茶会に間に合うようにお伝えしましょう」
「是非、お願いするわ。スミレ様もお茶会にはいらしてね?わたくしのお友だちやその娘さんばかりの気軽な会なのよ。フフフ、娘ができたようで嬉しいわ」
「はい、喜んで。大人数は気後れしてしまいますが、規模が小さいものでしたら、お友だちができるのは嬉しいです」
王妃様とその友達くらいならお知り合いになるのも悪くない。女の団結力は時に恐ろしいからね。
「ええ。まずは、数人のお友だちに紹介させてね。招待状を送るから、ランスロットに送り迎えしてもらうといいわ。独りで行動してはダメよ?」
「はい」
「そろそろ、本題をお願い出来ますか?」
「ああ。2月後、贈り人であるスミレ様のお披露目と婚約の発表を行う夜会を王家主催で開催する。他国は招待せぬ。スミレ様とお主の準備をしておけ。それと、もうひとり伴侶をと言う輩も出てくるだろうから、対応を考えておけ」
「・・・・」
もうひとり、伴侶?
いらない。
夜会も参加したくない。半分男の集団の中に行くなんて出来ない。ミカエル様で納得できない人の相手なんてしたくないし、する気もない。
私の不安に気づいたミカエル様から条件が出された。
「夜会には参加させます。ですが、条件があります。・・・・まず、ダンスはしません。スミレは、ダンスをしたことがありませんし、まともに踊れるとは思えません。どうしてもダンスが必要なら相手は私のみにしてください」
「あら、何故?今から練習すれば、踊れるのではなくて?それに、あなた以外と踊るなと言うのは、反発を招くわ」
「スミレは、何もないところで転べます。ダンスでも、突然転ぶと予想できます。それを予測できる者はいないでしょう」
「「「え?」」」
あまりにも予想の斜め上の理由に王妃様までがポカンとしている。でも、事実だから仕方ない。私もダンスで突然転ばないとは思えない。
「そして、これが一番重要なのですが・・・・スミレは、男性恐怖症なのですよ。ある一定の距離以上近づくとパニックになります。ガルクローグのように遠くにいても恐怖を感じる男も存在します。謁見の間で急に体調を崩したでしょう?あれは、恐怖からくる過呼吸です。あのまま、あそこに居続けるのは負担が激しいと判断し、退出しました」
「な!」
「もうひとりの伴侶については、スミレの世界では一夫一妻制だそうですから、受け入れられないと説明してください」
「それは構わぬが、男性恐怖症?」
「ランスロットは男よね?いつの間に女性になったのかしら?」
「えっと、本当に?」
「試してみるか?」
第三王子は、さっと立ち上がるとこちらにゆっくりと歩み寄ってきた。
「ストーップ!それ以上来ないで!」
それでも近づいてくる。
「ひぃ。無理無理無理」
逃げようにも、足が震えて立てないし隣にはミカエル様がいて、これ以上は後がない。はっ!と、咄嗟にミカエル様のマントに潜り込み、膝の上に乗ってしがみついた。ミカエル様には後でお仕置きだ。どうしてくれようか!
「スミレ、もう離れていった。出てこい」
「やです。ミカエル様、酷いです」
咄嗟のこととはいえ、人のいる前でこれは恥ずかしい。居たたまれない。
「悪かった。だが、こうでもせねば、信じてもらえぬだろう?」
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