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はじめて経験
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部屋に戻り、快適な睡眠をするには身体の熱を静めなくてはいけない。
萎える事を考えようと思っても、愛しいアルくんの前でそれは難しい。
目を閉じても匂いや気配で、アルくんを探せる。
やっぱり自分で処理するしかない、こっそりすればバレないはずだ。
前を見られたらバレてしまうから、アルくんに背を向けた。
後ろから温もりを感じで、包まれるように抱きしめられた。
今触られるのはちょっとヤバいかもしれない。
「あ、アルくん…その…」
「ユート、愛してる」
「俺も、愛してるよ」
「ユートともっと深く繋がりたい」
アルくんの熱っぽい視線と言葉に心臓がドキドキと高鳴る。
風呂場での事があるから、何となくその理由も分かる。
男同士でどうやってやればいいのか分からない。
肩に回された腕に触れて、小さく頷くと身体が浮いた。
抱き上げられて、ゆっくりとベッドに下された。
アルくんが覆い被さって、視線が絡み合う。
二度と離れないという意思表示のように手を繋いだ。
背中に腕を回して、唇が重なり風呂場とは別のドキドキ感で心臓が壊れてしまいそうだ。
ベッドの上だからかな、それともこれからする事を期待してるのかな。
アルくんの手が俺の太ももに触れて、ゆっくりと上に滑らせた。
「んっ…」
「大丈夫、痛くはしない…ゆっくりするから」
「あっ、んっ…」
ズボンを穿いていないから、そのまま直接下着に触れられる。
さっきまで一度も触れられていなかったところに触れられて、声が出る。
俺もさっきのようにアルくんのに触ろうとしたら手を掴まれた。
俺のと同じようにまだ反応しているのに、アルくんは気持ちよくなりたくないのかな。
俺の手を掴むアルくんの顔はなにかに耐えているような顔だ。
吐息混じりで「これ以上煽られるといろんなものが暴走しそうだからダメ」と色気全開で言っていた。
俺も触りたいけど下半身じゃなきゃいいのかな。
胸に優しく触れてみたら、アルくんは困惑したような顔をしている。
あれ?気持ち良くない?俺も触ったのも触られたのも初めてだったけど、気持ち良かったんだけどな。
ちょうどいい筋肉で、肌触りが良くてずっと触っていたい。
ドキドキした気持ちでいると、耳元で「入れていいか」と聞かれた。
入れる…何を?どこに?分からないけど、アルくんにされる事ならいいよ。
小さな声で返事をすると、尻の中になにかが入ってきた。
びっくりして、自分の下半身を見ると指が入っていた。
「あっ、えっ」
「痛いか?」
「い、痛くない…けど、ひぁっ!」
「嫌だったら遠慮なく言ってくれ、無理はさせたくない」
そう言うアルくんは指をゆっくりと出し入れしていた。
指になにか付けているのか、ぬるぬるとして痛みはない。
優しい手つきだけど、むずむずと恥ずかしい気持ちになる。
なんだろうこの感じ…身体がだんだん熱くなる。
こういう事に慣れていないから、どうしたらいいのか分からず任せっぱなしになっているけど、そこまで丁寧にしなくても大丈夫…だと思う。
アルくんの手に手を重ねて、もう少し入れようと押し込んだ。
奥の肉壁に触れて、脳を突き抜けるほどの電流が流れた。
自分とは思えないほどの声を上げて、身体をびくつかせる。
アルくんは心配して俺の顔色を覗き込んだ。
顔が真っ赤になって「大丈夫だよ」と言う言葉が出てこない。
一人でする時のような感覚がした、これって絶頂を迎えたって事だよね。
下半身を見ても、何も出ていない…確かに絶頂を迎えた感覚がしたのに…
「ユート?大丈夫か?」
「あ、うん…俺、えっと…」
なんて言えばいいんだろう、後ろを触られて絶頂しましたって素直に言うか。
でも、前を触られてないのに可笑しいと思われるかもしれない。
アルくんは本気で心配している、安心させるために言わないと…
顔が真っ赤にして口をパクパクさせて何も言葉が出なかった。
アルくんは俺を包み込むように抱きしめて「焦りすぎた、今日はこれで終わりにしよう」と言った。
誤解させてしまった、嫌なんかじゃなくてただ自分が恥ずかしかっただけだ。
それに自分から入れたんだ、アルくんが申し訳ないと思う事はない。
違う、違うと頭を横に振ってアルくんを抱きしめた。
「違うんだよ、その…き、気持ち良かっただけで…あそこで気持ちよくなったらアルくんに変な奴だと思われるかと思って」
「そんな事思うわけないだろ」
ギュッと強く強く抱きしめられて、耳元で「愛してる」と囁かれて唇が重なる。
もっとしてほしい、アルくんの事で頭がいっぱいになりたい。
俺の気持ちも伝えて、唇が重なり再び指が入った。
さっき絶頂を迎えたばかりだから、中が敏感になっていて指が俺の中を擦る。
少し早く動かすだけで、いっぱい喘いで求める。
お互いの顔を見つめて、熱い視線が絡み合う。
額に軽くキスをされて、手を重ねて俺の尻に指よりも太くて熱いものが触れた。
アルくんと繋がれる、俺もアルくんを気持ちよく出来る?
「入れるよ」
「うん、いいよ…ぁ、んっ」
中に入ってくる熱に身体が受け入れている。
ゆっくりと中に入ってきて、指とは比べ物にならないほどの違和感を感じた。
本来入れる場所ではないから当然だ、でもそれだけではない。
全身に駆け上がるこの気持ち、未知なる強い快楽が強くてアルくんにしがみつく。
頭を撫でてくれると安心して、ギュッと中も締め付ける。
苦しそうに息を吐いていて、辛いのが分かる。
俺の事を気遣って動かないようにしてくれているんだよな。
自分で腰を動かすと軽くイったような感覚になる。
「ぅ…大丈夫か?無理しなくても、いつでも待つから」
「俺は…待てないよ、アルくんがほしい」
「……ユート」
「動いて、ほし…あっ」
俺の声にアルくんがゆっくりと腰を動かした。
最初は軽く慣らすようで、だんだんと動きも早くなる。
身体が喜んで震えている、やっとこうして繋がった。
ずっとずっと寂しくて苦しかった、俺の世界が何もなくなった。
アルくんの頬に触れると、アルくんは俺の涙を指で拭った。
言葉は交わさなくても、何を求めているか分かる。
唇を重ねて、俺の中にあるアルくんのが身体を温めてくれる。
火が付いたように熱い、舌を絡み合わせてキスに夢中になる。
俺の足ももっと広げて、下半身がぶつかる音が早くなる。
キスも出来なくなり、名残惜しいが唇を離した。
「あっ、んぁっ、あっ、なんかっ…出そうっ」
「はぁ、俺も…ユートの中に…出していいか?」
声が喘ぎ声しか出なくなってしまったから何度も頷いた。
アルくんのなら、俺は何でも嬉しい…大好き、愛してる。
身体がビクビク震えて、俺が先に耐えられず絶頂した。
中を締め付けて、少し遅れてアルくんも絶頂した。
お互いの息が重なり、小さく笑みを浮かべた。
今まで生きた中で、今が一番幸せだ…繋がって溶け合ってしまいそうだ。
その幸せはきっとどんどん上書きされていくんだ。
その全てがアルくんとの大切な思い出として…
「痛いところはないか?」
「うん大丈夫、気持ちよかったです…」
「そうか、俺も離れたくないほど気持ち良かった」
面と向かって感想を言うのは、なかなか恥ずかしいものがある。
お互い頬が赤くなるが、目を逸らす事はしなかった。
目が合うと、キスがしたいな…と考えると心の声が聞こえたのか、ほしいものをくれる。
軽く触れるだけでも、アルくんとしている事に意味がある。
俺の中からアルくんがいなくなり、寂しい気持ちになる。
アルくんはここにいるのに、まだ少し心の何処かで別れが怖い自分がいる。
こんなに好きでいてくれるのにアルくんに失礼だ。
俺はもう同じ失敗はしない、アルくんと人生を歩むんだ。
疲れたからか、うとうとと目蓋がくっつきそうなほど眠い。
でも、ベッドシーツも体液が混ざり合って大変な事になっている。
寝るわけにはいかない、掃除して…アルくんともっともっと話せなかった分沢山話したい。
そう思っても眠気は言う事を聞いてくれない。
アルくんに頭を撫でられると、抗う事も忘れてしまう。
「ユート、綺麗にしとくから安心して寝てくれ」
「ダメ、俺も…」
「ユート…」
必死に起きようとしていたら、アルくんに目元を覆われた。
さっきまで抵抗していたのに、プツリと糸が切れたように眠りの底に沈んだ。
最後に「おやすみ」という声が聞こえて、安心する事が出来た。
萎える事を考えようと思っても、愛しいアルくんの前でそれは難しい。
目を閉じても匂いや気配で、アルくんを探せる。
やっぱり自分で処理するしかない、こっそりすればバレないはずだ。
前を見られたらバレてしまうから、アルくんに背を向けた。
後ろから温もりを感じで、包まれるように抱きしめられた。
今触られるのはちょっとヤバいかもしれない。
「あ、アルくん…その…」
「ユート、愛してる」
「俺も、愛してるよ」
「ユートともっと深く繋がりたい」
アルくんの熱っぽい視線と言葉に心臓がドキドキと高鳴る。
風呂場での事があるから、何となくその理由も分かる。
男同士でどうやってやればいいのか分からない。
肩に回された腕に触れて、小さく頷くと身体が浮いた。
抱き上げられて、ゆっくりとベッドに下された。
アルくんが覆い被さって、視線が絡み合う。
二度と離れないという意思表示のように手を繋いだ。
背中に腕を回して、唇が重なり風呂場とは別のドキドキ感で心臓が壊れてしまいそうだ。
ベッドの上だからかな、それともこれからする事を期待してるのかな。
アルくんの手が俺の太ももに触れて、ゆっくりと上に滑らせた。
「んっ…」
「大丈夫、痛くはしない…ゆっくりするから」
「あっ、んっ…」
ズボンを穿いていないから、そのまま直接下着に触れられる。
さっきまで一度も触れられていなかったところに触れられて、声が出る。
俺もさっきのようにアルくんのに触ろうとしたら手を掴まれた。
俺のと同じようにまだ反応しているのに、アルくんは気持ちよくなりたくないのかな。
俺の手を掴むアルくんの顔はなにかに耐えているような顔だ。
吐息混じりで「これ以上煽られるといろんなものが暴走しそうだからダメ」と色気全開で言っていた。
俺も触りたいけど下半身じゃなきゃいいのかな。
胸に優しく触れてみたら、アルくんは困惑したような顔をしている。
あれ?気持ち良くない?俺も触ったのも触られたのも初めてだったけど、気持ち良かったんだけどな。
ちょうどいい筋肉で、肌触りが良くてずっと触っていたい。
ドキドキした気持ちでいると、耳元で「入れていいか」と聞かれた。
入れる…何を?どこに?分からないけど、アルくんにされる事ならいいよ。
小さな声で返事をすると、尻の中になにかが入ってきた。
びっくりして、自分の下半身を見ると指が入っていた。
「あっ、えっ」
「痛いか?」
「い、痛くない…けど、ひぁっ!」
「嫌だったら遠慮なく言ってくれ、無理はさせたくない」
そう言うアルくんは指をゆっくりと出し入れしていた。
指になにか付けているのか、ぬるぬるとして痛みはない。
優しい手つきだけど、むずむずと恥ずかしい気持ちになる。
なんだろうこの感じ…身体がだんだん熱くなる。
こういう事に慣れていないから、どうしたらいいのか分からず任せっぱなしになっているけど、そこまで丁寧にしなくても大丈夫…だと思う。
アルくんの手に手を重ねて、もう少し入れようと押し込んだ。
奥の肉壁に触れて、脳を突き抜けるほどの電流が流れた。
自分とは思えないほどの声を上げて、身体をびくつかせる。
アルくんは心配して俺の顔色を覗き込んだ。
顔が真っ赤になって「大丈夫だよ」と言う言葉が出てこない。
一人でする時のような感覚がした、これって絶頂を迎えたって事だよね。
下半身を見ても、何も出ていない…確かに絶頂を迎えた感覚がしたのに…
「ユート?大丈夫か?」
「あ、うん…俺、えっと…」
なんて言えばいいんだろう、後ろを触られて絶頂しましたって素直に言うか。
でも、前を触られてないのに可笑しいと思われるかもしれない。
アルくんは本気で心配している、安心させるために言わないと…
顔が真っ赤にして口をパクパクさせて何も言葉が出なかった。
アルくんは俺を包み込むように抱きしめて「焦りすぎた、今日はこれで終わりにしよう」と言った。
誤解させてしまった、嫌なんかじゃなくてただ自分が恥ずかしかっただけだ。
それに自分から入れたんだ、アルくんが申し訳ないと思う事はない。
違う、違うと頭を横に振ってアルくんを抱きしめた。
「違うんだよ、その…き、気持ち良かっただけで…あそこで気持ちよくなったらアルくんに変な奴だと思われるかと思って」
「そんな事思うわけないだろ」
ギュッと強く強く抱きしめられて、耳元で「愛してる」と囁かれて唇が重なる。
もっとしてほしい、アルくんの事で頭がいっぱいになりたい。
俺の気持ちも伝えて、唇が重なり再び指が入った。
さっき絶頂を迎えたばかりだから、中が敏感になっていて指が俺の中を擦る。
少し早く動かすだけで、いっぱい喘いで求める。
お互いの顔を見つめて、熱い視線が絡み合う。
額に軽くキスをされて、手を重ねて俺の尻に指よりも太くて熱いものが触れた。
アルくんと繋がれる、俺もアルくんを気持ちよく出来る?
「入れるよ」
「うん、いいよ…ぁ、んっ」
中に入ってくる熱に身体が受け入れている。
ゆっくりと中に入ってきて、指とは比べ物にならないほどの違和感を感じた。
本来入れる場所ではないから当然だ、でもそれだけではない。
全身に駆け上がるこの気持ち、未知なる強い快楽が強くてアルくんにしがみつく。
頭を撫でてくれると安心して、ギュッと中も締め付ける。
苦しそうに息を吐いていて、辛いのが分かる。
俺の事を気遣って動かないようにしてくれているんだよな。
自分で腰を動かすと軽くイったような感覚になる。
「ぅ…大丈夫か?無理しなくても、いつでも待つから」
「俺は…待てないよ、アルくんがほしい」
「……ユート」
「動いて、ほし…あっ」
俺の声にアルくんがゆっくりと腰を動かした。
最初は軽く慣らすようで、だんだんと動きも早くなる。
身体が喜んで震えている、やっとこうして繋がった。
ずっとずっと寂しくて苦しかった、俺の世界が何もなくなった。
アルくんの頬に触れると、アルくんは俺の涙を指で拭った。
言葉は交わさなくても、何を求めているか分かる。
唇を重ねて、俺の中にあるアルくんのが身体を温めてくれる。
火が付いたように熱い、舌を絡み合わせてキスに夢中になる。
俺の足ももっと広げて、下半身がぶつかる音が早くなる。
キスも出来なくなり、名残惜しいが唇を離した。
「あっ、んぁっ、あっ、なんかっ…出そうっ」
「はぁ、俺も…ユートの中に…出していいか?」
声が喘ぎ声しか出なくなってしまったから何度も頷いた。
アルくんのなら、俺は何でも嬉しい…大好き、愛してる。
身体がビクビク震えて、俺が先に耐えられず絶頂した。
中を締め付けて、少し遅れてアルくんも絶頂した。
お互いの息が重なり、小さく笑みを浮かべた。
今まで生きた中で、今が一番幸せだ…繋がって溶け合ってしまいそうだ。
その幸せはきっとどんどん上書きされていくんだ。
その全てがアルくんとの大切な思い出として…
「痛いところはないか?」
「うん大丈夫、気持ちよかったです…」
「そうか、俺も離れたくないほど気持ち良かった」
面と向かって感想を言うのは、なかなか恥ずかしいものがある。
お互い頬が赤くなるが、目を逸らす事はしなかった。
目が合うと、キスがしたいな…と考えると心の声が聞こえたのか、ほしいものをくれる。
軽く触れるだけでも、アルくんとしている事に意味がある。
俺の中からアルくんがいなくなり、寂しい気持ちになる。
アルくんはここにいるのに、まだ少し心の何処かで別れが怖い自分がいる。
こんなに好きでいてくれるのにアルくんに失礼だ。
俺はもう同じ失敗はしない、アルくんと人生を歩むんだ。
疲れたからか、うとうとと目蓋がくっつきそうなほど眠い。
でも、ベッドシーツも体液が混ざり合って大変な事になっている。
寝るわけにはいかない、掃除して…アルくんともっともっと話せなかった分沢山話したい。
そう思っても眠気は言う事を聞いてくれない。
アルくんに頭を撫でられると、抗う事も忘れてしまう。
「ユート、綺麗にしとくから安心して寝てくれ」
「ダメ、俺も…」
「ユート…」
必死に起きようとしていたら、アルくんに目元を覆われた。
さっきまで抵抗していたのに、プツリと糸が切れたように眠りの底に沈んだ。
最後に「おやすみ」という声が聞こえて、安心する事が出来た。
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