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午後十時をまわり、客入りも落ち着いた頃、待ち人である櫻川が現れた。週末だから確率は高いと踏んでいたが、早くても来週再来週辺りだろうと予想していたから嬉しい誤算である。いらっしゃいませ、と声をかけながらも昴星は慎重に様子を窺う。
上背があり、頭身のバランスが頗る良いにもかかわらず、野暮ったい黒縁眼鏡に無精髭、おまけに髪もボサボサで、恵まれた頭身バランスの良さで相殺しても、漂うもっさり感がだいぶ損をしている。
見た目に気を配ればそれなりにモテそうなのに、と昴星が上から目線で櫻川の外見にジャッジしているのを知ってか知らずか、カウンターの定位置に腰を下ろし、櫻川は昴星に手招きした。
「ご注文、お決まりですか?」
昴星はおしぼりを手渡し、前掛けのポケットに突っ込んでいた伝票を取り出して尋ねる。
「とりあえず生と、おすすめ盛り合わせ」
「かしこまりました」
注文を受け、盛り合わせの注文をカウンター内へ通し、ビールサーバーでビールを注ぎに行こうと踵を返したら、櫻川に前掛けの紐に指を引っ掛けられる。うっかりつんのめりそうになって、何事かと振り返ると、
「バイト、何時までだ」
もはや通常営業の不機嫌な顔がそこにはあった。
「…え?」
「だから何時までだ」
「今日は十一時までですけど…?」
恐る恐る櫻川を窺い答えれば、分かったと頷き昴星を追い払うように手を振った。
「ほら、さっさと仕事に戻れ」
「ええー…理不尽だなぁ。呼んだの先生なのに…」
昴星は首を傾げぶつぶつ言いながらも、ふたたびビールサーバーへ向かう。冷蔵庫からグラスを取り出しサーバーの前に立つと、グラスを傾けガラス面に沿わせながらビールを注ぎ入れる。七分目くらいになったらグラスを立たせてレバーを逆に捻り、泡のデコレーションで見栄えを良くする。
よし完璧だ、と自画自賛したビールを櫻川の元へ運ぶと、どうやら電話中らしく昴星に背を向けていた。
せっかく完璧なビールを提供できるのに、電話中では飲んでもらえないな、と少し残念に思ったが、櫻川はグラスを置いた気配に振り向き、声には出さなかったが〝ありがとう〟と口を動かした。
現金なもので、それだけで気分があがる。
ひとに感謝されるのは単純に嬉しいのだが、こと櫻川に関してはそれだけではない何かがある。攻略し辛いゲームだったり、なかなか懐かない動物との距離がほんの少し前進したような、わくわく感。
未だ櫻川との距離も溝も平行線のままだが、そんなに悪くない関係なのかもと、昴星は心の中でほくそ笑んだ。
何はともあれ祖母のブローチさえ直してもらえればいい。
わざわざ学部違いの准教授に頭を下げるのも、邪険にされるのもどうということもない。
昴星にとって辛いのは、祖母に嫌われることだ。
両親の代わりに祖父母が孫の昴星の面倒を見てきて、とりわけ祖母にはいつも大事な場面で背中を押してもらっていた。昴星の辛いときも嬉しいときも、そばで見守ってくれた。
そんな祖母が曽祖母から受け継いだという、大切にしていたブローチを昴星が壊してしまったと知ったら、どれだけ失望し、悲しむのか。目に入れても痛くないほど可愛がられてきた自覚のある自分には、とても本当のことを打ち明ける勇気はなかった。
ひとはそれを腰抜けと呼ぶだろう。祖母不孝者と呼ぶかもしれない。だが、どうだっていい。昴星にとって最重要事項は、ブローチの台座の修理をすることだけだ。
あとはそう、どうだっていい。
「すいませーん」
テーブル席から注文の声が上がり、昴星ははっと我に返った。
「はい、ただいま!」
元気よく営業スマイルを顔に貼り付けて客のところへ向かう。
時給1200円。ブローチの修理費用不明。櫻川との関係、もっと不明。
問題が山積みながらも、昴星は少しだけ前向きな気持ちになれる。
「そういえばお前、学部と名前は?」
客席の空いた皿を集めながらカウンター内へ入ろうとしたところで、櫻川がビールグラス片手に昴星に質問してくる。驚きのあまりたっぷり五秒は櫻川を凝視した。そして、表情筋が死んでいることに気付いた。櫻川の部屋を訪れるたび、挨拶がわりに自己紹介をしていたことは意味がなかったと言うことだ。若干、敗北感を感じる。
しかし昴星は、無理矢理口角を引き上げ笑顔を作る。
「文学部二年の柊木昴星です。木、金、土はここでバイトしてます。この説明十回以上してますよ、先生」
女子受けの良い顔を自覚してなお、さらに追い討ちをかけるように、空いている櫻川の隣の席へ皿を置き、腰を下ろす。
「俺、絶対諦めませんから。何度だって自己紹介しますし、先生の言うことなら何でもしますよ?」
一枚板のカウンターに肘をかけ、小首を傾げて櫻川の次の言葉を待つ。我ながらあざと過ぎたかな、と薄っすら気がかりになるくらいには間が空いたあと、櫻川は大きなため息を吐いた。
「おっさん誑かしたら、痛い目見るぞ」
「え、今ので誑かされたんですか?」
嬉しくて「じゃあ、修理の件は」と続けると、
「断る」
にべもなく返された。なかなか手強い。
「そもそも、俺が貴金属の修理できること、誰から聞いた」
「えー…と、それは~…」
言っても良いものか分からず言葉を濁していると、カウンター内から声がかかる。
「一人で寂しいのは分かるが、そろそろ昴星離してくんねぇか。手が回んねぇ!」
「すいません! 手伝います!」
昴星は弾かれたように立ち上がり、皿を抱えてカウンター内に引っ込んだ。食器洗いをしているバイト仲間に、下げた皿を渡して調理の補助に入る。出来上がった料理に添えるツマだったり、あらかじめ鍋で調理されたものを盛り付けたりするだけなので、料理の経験は必要ない。
てきぱきと手際よく動く昴星に、店主の桐島ははあ、と大きな溜め息を吐いた。
「二、三カ月と言わず、バイト長期にしない? 賄い付いてるから楽でしょ?」
「まあ、そうなんですけど……」
桐島からの誘いは、実はこれまでも何度となくあり、その度に言葉を濁している。昴星がここでバイトをしている理由は「櫻川と接点を持つこと」その一点なので、櫻川の研究室まで押し掛けている今となっては、バイトを続けることの意味があまりないのだ。
そもそも、バイトなど替えのきく臨時要員と軽く考えていたため、すぐに辞められると思っていた。
どう答えるべきか考えあぐねていると、一部始終を眺めていた櫻川が、グラス片手に話に加わってきた。
「いいじゃねーか。親御さんだって飯が付いてたら作る手間も、腹空かせてるんじゃねえかって心配もしなくて済むだろ。それともアレか。他にもバイトしてるのか? そうなら〝先生〟っつー立場上、学業に差し障っても困るし、勧めるわけにはいかねぇがな」
「お前は味方なのか、敵なのか…」
ため息混じりに桐島が愚痴ると、揚がったばかりの舞茸の天ぷらを櫻川に差し出す。
「どっちでもねぇよ。生徒の害になるなら見過ごせん、それだけだ」
そう言うと櫻川は、熱々の天ぷらの端に少量の塩を付け、齧り付いた。はふはふと熱さを逃がしながら咀嚼し、ひとつ頷き嚥下する。
「ま、桐島のとこなら優良とは言わねえがホワイトだし、安心ではあるな」
「的確過ぎて、ぐうの音も出ねえな。──とりあえずまだ日もあるし、柊木君さえ良ければ長期で来てよ。うちとしては大歓迎だからさ」
桐島は、顔を櫻川から昴星へスライドさせ、人の良さそうな顔でちゃっかり勧誘する。それを見ていた櫻川が、
「善人そうなツラして押しが強いから、タチ悪ぃわ」
明後日の方を向いてぼやいていた。
午後十時をまわり、客入りも落ち着いた頃、待ち人である櫻川が現れた。週末だから確率は高いと踏んでいたが、早くても来週再来週辺りだろうと予想していたから嬉しい誤算である。いらっしゃいませ、と声をかけながらも昴星は慎重に様子を窺う。
上背があり、頭身のバランスが頗る良いにもかかわらず、野暮ったい黒縁眼鏡に無精髭、おまけに髪もボサボサで、恵まれた頭身バランスの良さで相殺しても、漂うもっさり感がだいぶ損をしている。
見た目に気を配ればそれなりにモテそうなのに、と昴星が上から目線で櫻川の外見にジャッジしているのを知ってか知らずか、カウンターの定位置に腰を下ろし、櫻川は昴星に手招きした。
「ご注文、お決まりですか?」
昴星はおしぼりを手渡し、前掛けのポケットに突っ込んでいた伝票を取り出して尋ねる。
「とりあえず生と、おすすめ盛り合わせ」
「かしこまりました」
注文を受け、盛り合わせの注文をカウンター内へ通し、ビールサーバーでビールを注ぎに行こうと踵を返したら、櫻川に前掛けの紐に指を引っ掛けられる。うっかりつんのめりそうになって、何事かと振り返ると、
「バイト、何時までだ」
もはや通常営業の不機嫌な顔がそこにはあった。
「…え?」
「だから何時までだ」
「今日は十一時までですけど…?」
恐る恐る櫻川を窺い答えれば、分かったと頷き昴星を追い払うように手を振った。
「ほら、さっさと仕事に戻れ」
「ええー…理不尽だなぁ。呼んだの先生なのに…」
昴星は首を傾げぶつぶつ言いながらも、ふたたびビールサーバーへ向かう。冷蔵庫からグラスを取り出しサーバーの前に立つと、グラスを傾けガラス面に沿わせながらビールを注ぎ入れる。七分目くらいになったらグラスを立たせてレバーを逆に捻り、泡のデコレーションで見栄えを良くする。
よし完璧だ、と自画自賛したビールを櫻川の元へ運ぶと、どうやら電話中らしく昴星に背を向けていた。
せっかく完璧なビールを提供できるのに、電話中では飲んでもらえないな、と少し残念に思ったが、櫻川はグラスを置いた気配に振り向き、声には出さなかったが〝ありがとう〟と口を動かした。
現金なもので、それだけで気分があがる。
ひとに感謝されるのは単純に嬉しいのだが、こと櫻川に関してはそれだけではない何かがある。攻略し辛いゲームだったり、なかなか懐かない動物との距離がほんの少し前進したような、わくわく感。
未だ櫻川との距離も溝も平行線のままだが、そんなに悪くない関係なのかもと、昴星は心の中でほくそ笑んだ。
何はともあれ祖母のブローチさえ直してもらえればいい。
わざわざ学部違いの准教授に頭を下げるのも、邪険にされるのもどうということもない。
昴星にとって辛いのは、祖母に嫌われることだ。
両親の代わりに祖父母が孫の昴星の面倒を見てきて、とりわけ祖母にはいつも大事な場面で背中を押してもらっていた。昴星の辛いときも嬉しいときも、そばで見守ってくれた。
そんな祖母が曽祖母から受け継いだという、大切にしていたブローチを昴星が壊してしまったと知ったら、どれだけ失望し、悲しむのか。目に入れても痛くないほど可愛がられてきた自覚のある自分には、とても本当のことを打ち明ける勇気はなかった。
ひとはそれを腰抜けと呼ぶだろう。祖母不孝者と呼ぶかもしれない。だが、どうだっていい。昴星にとって最重要事項は、ブローチの台座の修理をすることだけだ。
あとはそう、どうだっていい。
「すいませーん」
テーブル席から注文の声が上がり、昴星ははっと我に返った。
「はい、ただいま!」
元気よく営業スマイルを顔に貼り付けて客のところへ向かう。
時給1200円。ブローチの修理費用不明。櫻川との関係、もっと不明。
問題が山積みながらも、昴星は少しだけ前向きな気持ちになれる。
「そういえばお前、学部と名前は?」
客席の空いた皿を集めながらカウンター内へ入ろうとしたところで、櫻川がビールグラス片手に昴星に質問してくる。驚きのあまりたっぷり五秒は櫻川を凝視した。そして、表情筋が死んでいることに気付いた。櫻川の部屋を訪れるたび、挨拶がわりに自己紹介をしていたことは意味がなかったと言うことだ。若干、敗北感を感じる。
しかし昴星は、無理矢理口角を引き上げ笑顔を作る。
「文学部二年の柊木昴星です。木、金、土はここでバイトしてます。この説明十回以上してますよ、先生」
女子受けの良い顔を自覚してなお、さらに追い討ちをかけるように、空いている櫻川の隣の席へ皿を置き、腰を下ろす。
「俺、絶対諦めませんから。何度だって自己紹介しますし、先生の言うことなら何でもしますよ?」
一枚板のカウンターに肘をかけ、小首を傾げて櫻川の次の言葉を待つ。我ながらあざと過ぎたかな、と薄っすら気がかりになるくらいには間が空いたあと、櫻川は大きなため息を吐いた。
「おっさん誑かしたら、痛い目見るぞ」
「え、今ので誑かされたんですか?」
嬉しくて「じゃあ、修理の件は」と続けると、
「断る」
にべもなく返された。なかなか手強い。
「そもそも、俺が貴金属の修理できること、誰から聞いた」
「えー…と、それは~…」
言っても良いものか分からず言葉を濁していると、カウンター内から声がかかる。
「一人で寂しいのは分かるが、そろそろ昴星離してくんねぇか。手が回んねぇ!」
「すいません! 手伝います!」
昴星は弾かれたように立ち上がり、皿を抱えてカウンター内に引っ込んだ。食器洗いをしているバイト仲間に、下げた皿を渡して調理の補助に入る。出来上がった料理に添えるツマだったり、あらかじめ鍋で調理されたものを盛り付けたりするだけなので、料理の経験は必要ない。
てきぱきと手際よく動く昴星に、店主の桐島ははあ、と大きな溜め息を吐いた。
「二、三カ月と言わず、バイト長期にしない? 賄い付いてるから楽でしょ?」
「まあ、そうなんですけど……」
桐島からの誘いは、実はこれまでも何度となくあり、その度に言葉を濁している。昴星がここでバイトをしている理由は「櫻川と接点を持つこと」その一点なので、櫻川の研究室まで押し掛けている今となっては、バイトを続けることの意味があまりないのだ。
そもそも、バイトなど替えのきく臨時要員と軽く考えていたため、すぐに辞められると思っていた。
どう答えるべきか考えあぐねていると、一部始終を眺めていた櫻川が、グラス片手に話に加わってきた。
「いいじゃねーか。親御さんだって飯が付いてたら作る手間も、腹空かせてるんじゃねえかって心配もしなくて済むだろ。それともアレか。他にもバイトしてるのか? そうなら〝先生〟っつー立場上、学業に差し障っても困るし、勧めるわけにはいかねぇがな」
「お前は味方なのか、敵なのか…」
ため息混じりに桐島が愚痴ると、揚がったばかりの舞茸の天ぷらを櫻川に差し出す。
「どっちでもねぇよ。生徒の害になるなら見過ごせん、それだけだ」
そう言うと櫻川は、熱々の天ぷらの端に少量の塩を付け、齧り付いた。はふはふと熱さを逃がしながら咀嚼し、ひとつ頷き嚥下する。
「ま、桐島のとこなら優良とは言わねえがホワイトだし、安心ではあるな」
「的確過ぎて、ぐうの音も出ねえな。──とりあえずまだ日もあるし、柊木君さえ良ければ長期で来てよ。うちとしては大歓迎だからさ」
桐島は、顔を櫻川から昴星へスライドさせ、人の良さそうな顔でちゃっかり勧誘する。それを見ていた櫻川が、
「善人そうなツラして押しが強いから、タチ悪ぃわ」
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