87 / 125
第87話 学園生活二日目
しおりを挟む
転移門でラグナロッツァの屋敷に移動したライト。
転移門が設置されている元宝物庫は、すっかりライトの通学仕様部屋だ。
部屋の中にあるクローゼット、そこに掛けてあるラグーン学園の制服に着替えて、階下に降りていく。
一階に足を着けた瞬間に、執事のラウルが何処からともなく現れた。
「おはよう、小さなご主人様」
「おはよう、ラウル」
「何だ、今日はレオニスといっしょじゃないのか?」
ラグーン学園に通いだしてまだ二日目、最初のうちはレオニスがライトの通学に付き合うものだとラウルは思っていたようだ。
「うん、レオ兄ちゃんは今日は家のお片付けだよ」
「片付け?何だ、カタポレンの家はまさかゴミ屋敷なのか?」
「んな訳ないでしょ」
何気に失敬なラウルである。
軽くため息をつきながら、ライトはラウルに仕事の依頼というかおねだりをする。
「ねぇ、ラウル。今日もレオ兄ちゃんとぼくとラウル、三人分のおやつ作ってもらえる?」
「ああ、もちろんそれはいいが。三時のおやつを食いにレオニス来んのか?」
「うん、レオ兄ちゃんにもそう言ってあっちの家を出てきたから」
「そっか、まぁ何でもいいや、おやつ三人前な?」
「うん、メニューはラウルにお任せするから、よろしくね」
「了解」
口は失敬だが、料理の腕は超一流のラウル。
そのラウルの絶品おやつが今日も食べられる、そう考えただけで昨日の疲れもほんの少しだけ飛んだような気がするライト。
「じゃ、いってきまーす」
「おぅ、いってらっしゃいませ、小さなご主人様」
ライトはラウルにも挨拶をしてから、ラグーン学園に向かった。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆
昨日歩いた道を、今日も通る。昨日と違うのは、横にレオニスがいないことだ。
だが、こうしてラグーン学園に通う身となった今、これまでのようにレオニスにずっとおんぶにだっこという訳にはいかないのだ。もう8歳なんだから、通学くらい一人でできなければ。
気を引き締めつつも、一人のんびり登校するライト。
屋敷を出てから10分もしないうちに、ラグーン学園の貴族門に辿り着いた。
ライトは昨日と同様に、門番の衛兵にも声をかけながら門を潜る。
ああやって、毎日門の脇にずっと立ったまま警備するのって、本当に大変だよねー。いえね、俺もその昔、日本人してた頃に警備員の日雇いバイトしたことあるんだけどさ、半日以上立ちっぱってホントキツいよね!仕事終わりには産まれたての子鹿のように、足がプルプル震えたもんだったよ。
そうだ、今度門番の人達にもラウル特製バニラクッキーでも差し入れしよう。
つか、そういや門番の人って何人いるんだ?さすがに二人だけってことはなかろうし、他の門にも衛兵さんいるだろうし……
ま、そこら辺はいいや、門番さん達と仲良くなれば後からでも教えてもらえるっしょ。
ライトはそんなことを考えながら、1年A組の教室に向かう。
今日は昨日ほどの賑やかさはなく、傍にレオニスもいないからそれほど注目も集めない。
そう、ライト単体ならさほど目立ちもしないのだ。
1年A組の教室に到着し、昨日与えられた自分の席に早速着くライト。始業10分前に到着できて、鞄を所定の位置に置いたり教科書の用意をしたりと、まずはなかなか有意義なスタートを切れた、と内心独り言ちる。
そんなライトに、早速同級生が群がってきた。
古今東西世界を問わず、やはり学校における転入生とは物珍しい存在なのだな、とライトは思う。
「君、ライト君、だっけ?」
「よくこのラグーン学園に中途入学できたね、普通は滅多に受け入れないらしいのに」
「やっぱりお父さんやお母さんが貴族だったりするの?」
転入生への興味だけではなく、子供というのはあれこれ聞いたりズケズケとした物言いをする生き物だ、というのも古今東西世界を問わず同じようである。彼ら彼女らの前では、プライバシーなどという言葉など無力に等しい。
でもまぁ、そこにまた彼ら彼女らの良さがあることも確かだ。垣根の低さは、人と人との距離の近さでもあるのだから。
「うん、ぼくはライトっていうんだ。皆、これからよろしくね」
「えっとねぇ、親は別に普通の平民で貴族じゃないんだ」
「でも、ぼくといっしょに暮らしている親戚のお兄ちゃんは、多分爵位かそれと同じようなものを持ってるよ」
「でも、全然貴族らしくなくて普通の平民と変わらない人だけどね?」
わざわざレオニスのことを自ら吹聴しようとは思わないが、ずっと隠しだてできることでもないので当たり障りのない程度に受け答えする。
だがしかし。ひとつだけ言えることは、レオニスのことを普通の人扱いするのはおそらくこの世で唯一人、ライトだけである。
「へー、そうなんだー。貴族門から出入りしてたから、てっきり貴族なんだと思ってたわー」
「そうだよねー、貴族門の向こうのおうちって大貴族の住むおうちしかないもんねー」
まぁ、その疑問はごもっともである。
これも隠しだてしても致し方ないことなので、素直に答える。
「うん、その親戚のお兄ちゃんが貴族街におうち持っててね、そこからこの学園に通わせてもらうことになったんだ」
一瞬、教室の空気が停止した。
その後少しして、ヒソヒソこしょこしょと小声で話す声があちこちから発せられる。
「なぁ、貴族街に家持ってるって、ホンモノの貴族じゃね?」
「確かに、着ている制服や出してた教科書も全部新品っぽいし……」
「でも、そしたら姓も名乗るよねぇ?」
本人達はヒソヒソ話のつもりだろうが、普通にライトの耳まで聞こえてくる。いわゆる『ダダ漏れ』というやつである。
「あのぅ……みんなに聞きたいことがいくつかあるんだけどさ……いい?」
ライトがおずおずと話を切り出す。
近くにいた男の子が、何だ?と応答してくれたので、ライトも遠慮なく聞きたいことを口にした。
「ぼく、このラグナロッツァに来たのも本当につい最近のことだから、貴族のこととか全く分からないんだ」
「例えば、貴族と平民では扱いが違ったり、すごい差別とかあったりするの?」
「あと、ぼくのようにラグナロッツァの出身じゃない子は、田舎者とか馬鹿にされたりする?」
ライトも子供の特権スキル『歯に衣着せぬ物言い』を遺憾なく発揮することにしたらしい。
だが、実際この質問、身分格差による差別の有無はライトの最も気になるところだ。
もしあるとするならば、平民であるライトは虐げられる側に回ることになるのだから。
ズバッと単刀直入に問われた同級生達は、一瞬何と答えていいものやら狼狽えたように見えた。
「あー、うーん、そこら辺は……まぁ、絶対に全くないとは言わない、かな」
「実際に、貴族と平民って住む場所からして違うしねー」
「着ている服や使っているもの、食べるものなんかも多分相当違うと思うし」
まぁそうだよね。そこら辺はライトでも分かる。
ただ、問題はそこではなく。いじめがあるかどうかなのだ。
「ただし、表向きはそこまで酷い差別はないよ」
「特にこのラグーン学園では、実力や実績が物を言うしね」
「そうそう。試験や実習で良い成績を出せれば、平民でも特待生になれるし」
「貴族でも優しくて気さくな人や、親切な人もいっぱいいるよ」
「ぼくも一応姓持ちで貴族の端くれだけど、学園の皆と仲良くしたいと思ってるし」
「昔は乱暴な貴族の先生や生徒もたくさんいたって聞くけど、今の理事長先生になってからはそんなこともなくなったんだって」
「私達、今の理事長先生の時代に入れて本当に良かったよねー」
「うん、ちょっと前だったら、平民ってだけでいじめられてたかもしれないもんねー」
ライトを囲む同級生達は口々に、自分の思いを伝えたり現状や過去の例を教えたりしてくれた。
皆とても良い子達のようで、ライトは嬉しくなった。
しかし、そうか。『表向き』と言ったり、昔は乱暴な生徒どころか先生までいたらしい、というあたり、根底では貴族の特権階級意識はまだまだ根強そうだ。
だが、たとえそれが学園内限定の表向きだけであろうとも、いじめや横暴さに歯止めがかかって鳴りを潜めているなら良いことだ。
しかもその環境を成したのは、昨日会った理事長先生のおかげだいう。何ともすごい話だ。
かなり知的な印象だったが、やはり相当な手腕を持っているようだ。
ライトは内心で学園の状況を冷静に観察していた。
「そうなんだ。じゃあ、ぼくも平民だってだけでいじめられたりはしないと思っていい?」
「うん。少なくともこの1年A組には、そんな意地悪な子はいないよ」
「あと、田舎者とかもないかなー。このラグーン学園には、ラグナロッツァ以外にも全国各地からたくさんの入学者が来ているから」
「田舎者とか言い出したら、それこそ大多数の生徒は田舎者だよwww」
「そうそう、だからライト君も安心してね!」
「みんな、ありがとう」
ここまで話したところで、担任のフレデリクが教室に入ってきた。
ライトの周囲に集まっていた子供達は、わらわらと蜘蛛の子を散らすように自分の席に戻っていく。
そこから、その日の授業は始まっていった。
====================
スクールカーストってのは、いつの世にも存在するもんなんですよねぇ。
学生時代は根暗の陰キャ族に属していた私ですが、歳食った今ならば間違いなくあれこれと割り切って、上手く立ち回れるでしょう。えぇえぇ、その自信はあります。
ですが、思春期当時は無理でしたねぇ。
忘れ物の件同様、当時の私に小一時間説教してやりたいくらいです。
転移門が設置されている元宝物庫は、すっかりライトの通学仕様部屋だ。
部屋の中にあるクローゼット、そこに掛けてあるラグーン学園の制服に着替えて、階下に降りていく。
一階に足を着けた瞬間に、執事のラウルが何処からともなく現れた。
「おはよう、小さなご主人様」
「おはよう、ラウル」
「何だ、今日はレオニスといっしょじゃないのか?」
ラグーン学園に通いだしてまだ二日目、最初のうちはレオニスがライトの通学に付き合うものだとラウルは思っていたようだ。
「うん、レオ兄ちゃんは今日は家のお片付けだよ」
「片付け?何だ、カタポレンの家はまさかゴミ屋敷なのか?」
「んな訳ないでしょ」
何気に失敬なラウルである。
軽くため息をつきながら、ライトはラウルに仕事の依頼というかおねだりをする。
「ねぇ、ラウル。今日もレオ兄ちゃんとぼくとラウル、三人分のおやつ作ってもらえる?」
「ああ、もちろんそれはいいが。三時のおやつを食いにレオニス来んのか?」
「うん、レオ兄ちゃんにもそう言ってあっちの家を出てきたから」
「そっか、まぁ何でもいいや、おやつ三人前な?」
「うん、メニューはラウルにお任せするから、よろしくね」
「了解」
口は失敬だが、料理の腕は超一流のラウル。
そのラウルの絶品おやつが今日も食べられる、そう考えただけで昨日の疲れもほんの少しだけ飛んだような気がするライト。
「じゃ、いってきまーす」
「おぅ、いってらっしゃいませ、小さなご主人様」
ライトはラウルにも挨拶をしてから、ラグーン学園に向かった。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆
昨日歩いた道を、今日も通る。昨日と違うのは、横にレオニスがいないことだ。
だが、こうしてラグーン学園に通う身となった今、これまでのようにレオニスにずっとおんぶにだっこという訳にはいかないのだ。もう8歳なんだから、通学くらい一人でできなければ。
気を引き締めつつも、一人のんびり登校するライト。
屋敷を出てから10分もしないうちに、ラグーン学園の貴族門に辿り着いた。
ライトは昨日と同様に、門番の衛兵にも声をかけながら門を潜る。
ああやって、毎日門の脇にずっと立ったまま警備するのって、本当に大変だよねー。いえね、俺もその昔、日本人してた頃に警備員の日雇いバイトしたことあるんだけどさ、半日以上立ちっぱってホントキツいよね!仕事終わりには産まれたての子鹿のように、足がプルプル震えたもんだったよ。
そうだ、今度門番の人達にもラウル特製バニラクッキーでも差し入れしよう。
つか、そういや門番の人って何人いるんだ?さすがに二人だけってことはなかろうし、他の門にも衛兵さんいるだろうし……
ま、そこら辺はいいや、門番さん達と仲良くなれば後からでも教えてもらえるっしょ。
ライトはそんなことを考えながら、1年A組の教室に向かう。
今日は昨日ほどの賑やかさはなく、傍にレオニスもいないからそれほど注目も集めない。
そう、ライト単体ならさほど目立ちもしないのだ。
1年A組の教室に到着し、昨日与えられた自分の席に早速着くライト。始業10分前に到着できて、鞄を所定の位置に置いたり教科書の用意をしたりと、まずはなかなか有意義なスタートを切れた、と内心独り言ちる。
そんなライトに、早速同級生が群がってきた。
古今東西世界を問わず、やはり学校における転入生とは物珍しい存在なのだな、とライトは思う。
「君、ライト君、だっけ?」
「よくこのラグーン学園に中途入学できたね、普通は滅多に受け入れないらしいのに」
「やっぱりお父さんやお母さんが貴族だったりするの?」
転入生への興味だけではなく、子供というのはあれこれ聞いたりズケズケとした物言いをする生き物だ、というのも古今東西世界を問わず同じようである。彼ら彼女らの前では、プライバシーなどという言葉など無力に等しい。
でもまぁ、そこにまた彼ら彼女らの良さがあることも確かだ。垣根の低さは、人と人との距離の近さでもあるのだから。
「うん、ぼくはライトっていうんだ。皆、これからよろしくね」
「えっとねぇ、親は別に普通の平民で貴族じゃないんだ」
「でも、ぼくといっしょに暮らしている親戚のお兄ちゃんは、多分爵位かそれと同じようなものを持ってるよ」
「でも、全然貴族らしくなくて普通の平民と変わらない人だけどね?」
わざわざレオニスのことを自ら吹聴しようとは思わないが、ずっと隠しだてできることでもないので当たり障りのない程度に受け答えする。
だがしかし。ひとつだけ言えることは、レオニスのことを普通の人扱いするのはおそらくこの世で唯一人、ライトだけである。
「へー、そうなんだー。貴族門から出入りしてたから、てっきり貴族なんだと思ってたわー」
「そうだよねー、貴族門の向こうのおうちって大貴族の住むおうちしかないもんねー」
まぁ、その疑問はごもっともである。
これも隠しだてしても致し方ないことなので、素直に答える。
「うん、その親戚のお兄ちゃんが貴族街におうち持っててね、そこからこの学園に通わせてもらうことになったんだ」
一瞬、教室の空気が停止した。
その後少しして、ヒソヒソこしょこしょと小声で話す声があちこちから発せられる。
「なぁ、貴族街に家持ってるって、ホンモノの貴族じゃね?」
「確かに、着ている制服や出してた教科書も全部新品っぽいし……」
「でも、そしたら姓も名乗るよねぇ?」
本人達はヒソヒソ話のつもりだろうが、普通にライトの耳まで聞こえてくる。いわゆる『ダダ漏れ』というやつである。
「あのぅ……みんなに聞きたいことがいくつかあるんだけどさ……いい?」
ライトがおずおずと話を切り出す。
近くにいた男の子が、何だ?と応答してくれたので、ライトも遠慮なく聞きたいことを口にした。
「ぼく、このラグナロッツァに来たのも本当につい最近のことだから、貴族のこととか全く分からないんだ」
「例えば、貴族と平民では扱いが違ったり、すごい差別とかあったりするの?」
「あと、ぼくのようにラグナロッツァの出身じゃない子は、田舎者とか馬鹿にされたりする?」
ライトも子供の特権スキル『歯に衣着せぬ物言い』を遺憾なく発揮することにしたらしい。
だが、実際この質問、身分格差による差別の有無はライトの最も気になるところだ。
もしあるとするならば、平民であるライトは虐げられる側に回ることになるのだから。
ズバッと単刀直入に問われた同級生達は、一瞬何と答えていいものやら狼狽えたように見えた。
「あー、うーん、そこら辺は……まぁ、絶対に全くないとは言わない、かな」
「実際に、貴族と平民って住む場所からして違うしねー」
「着ている服や使っているもの、食べるものなんかも多分相当違うと思うし」
まぁそうだよね。そこら辺はライトでも分かる。
ただ、問題はそこではなく。いじめがあるかどうかなのだ。
「ただし、表向きはそこまで酷い差別はないよ」
「特にこのラグーン学園では、実力や実績が物を言うしね」
「そうそう。試験や実習で良い成績を出せれば、平民でも特待生になれるし」
「貴族でも優しくて気さくな人や、親切な人もいっぱいいるよ」
「ぼくも一応姓持ちで貴族の端くれだけど、学園の皆と仲良くしたいと思ってるし」
「昔は乱暴な貴族の先生や生徒もたくさんいたって聞くけど、今の理事長先生になってからはそんなこともなくなったんだって」
「私達、今の理事長先生の時代に入れて本当に良かったよねー」
「うん、ちょっと前だったら、平民ってだけでいじめられてたかもしれないもんねー」
ライトを囲む同級生達は口々に、自分の思いを伝えたり現状や過去の例を教えたりしてくれた。
皆とても良い子達のようで、ライトは嬉しくなった。
しかし、そうか。『表向き』と言ったり、昔は乱暴な生徒どころか先生までいたらしい、というあたり、根底では貴族の特権階級意識はまだまだ根強そうだ。
だが、たとえそれが学園内限定の表向きだけであろうとも、いじめや横暴さに歯止めがかかって鳴りを潜めているなら良いことだ。
しかもその環境を成したのは、昨日会った理事長先生のおかげだいう。何ともすごい話だ。
かなり知的な印象だったが、やはり相当な手腕を持っているようだ。
ライトは内心で学園の状況を冷静に観察していた。
「そうなんだ。じゃあ、ぼくも平民だってだけでいじめられたりはしないと思っていい?」
「うん。少なくともこの1年A組には、そんな意地悪な子はいないよ」
「あと、田舎者とかもないかなー。このラグーン学園には、ラグナロッツァ以外にも全国各地からたくさんの入学者が来ているから」
「田舎者とか言い出したら、それこそ大多数の生徒は田舎者だよwww」
「そうそう、だからライト君も安心してね!」
「みんな、ありがとう」
ここまで話したところで、担任のフレデリクが教室に入ってきた。
ライトの周囲に集まっていた子供達は、わらわらと蜘蛛の子を散らすように自分の席に戻っていく。
そこから、その日の授業は始まっていった。
====================
スクールカーストってのは、いつの世にも存在するもんなんですよねぇ。
学生時代は根暗の陰キャ族に属していた私ですが、歳食った今ならば間違いなくあれこれと割り切って、上手く立ち回れるでしょう。えぇえぇ、その自信はあります。
ですが、思春期当時は無理でしたねぇ。
忘れ物の件同様、当時の私に小一時間説教してやりたいくらいです。
0
あなたにおすすめの小説
いっとう愚かで、惨めで、哀れな末路を辿るはずだった令嬢の矜持
空月
ファンタジー
古くからの名家、貴き血を継ぐローゼンベルグ家――その末子、一人娘として生まれたカトレア・ローゼンベルグは、幼い頃からの婚約者に婚約破棄され、遠方の別荘へと療養の名目で送られた。
その道中に惨めに死ぬはずだった未来を、突然現れた『バグ』によって回避して、ただの『カトレア』として生きていく話。
※悪役令嬢で婚約破棄物ですが、ざまぁもスッキリもありません。
※以前投稿していた「いっとう愚かで惨めで哀れだった令嬢の果て」改稿版です。文章量が1.5倍くらいに増えています。
黄金の魔導書使い -でも、騒動は来ないで欲しいー
志位斗 茂家波
ファンタジー
‥‥‥魔導書(グリモワール)。それは、不思議な儀式によって、人はその書物を手に入れ、そして体の中に取り込むのである。
そんな魔導書の中に、とんでもない力を持つものが、ある時出現し、そしてある少年の手に渡った。
‥‥うん、出来ればさ、まだまともなのが欲しかった。けれども強すぎる力故に、狙ってくる奴とかが出てきて本当に大変なんだけど!?責任者出てこぉぉぉぃ!!
これは、その魔導書を手に入れたが故に、のんびりしたいのに何かしらの騒動に巻き込まれる、ある意味哀れな最強の少年の物語である。
「小説家になろう」様でも投稿しています。作者名は同じです。基本的にストーリー重視ですが、誤字指摘などがあるなら受け付けます。
異世界に転移してしまった私、古民家をもらったのでカフェを始めたら大盛況。国王陛下が頻繁に来るのですが、どうしたらいいですか?
来栖とむ
ファンタジー
ブラック企業で疲れ果てた30歳の元OL・美里(みさと)が転移した先は、見渡す限りの深い森。
そこで彼女が授かったのは、魔女の称号……ではなく、一軒の**「日本の古民家」**だった!
亡き祖母が遺したその屋敷には、異世界では失われたはずの「お醤油」「お味噌」「白いお砂糖」という禁断の調味料が眠っていて――。
「えっ、唐揚げにそんなに感動しちゃうの?」
「プリン一口で、国王陛下が泣いちゃった……!?」
おにぎり、オムライス、そして肉汁溢れるハンバーグ。
現代日本の「当たり前」が、この世界では常識を覆す究極の美食に。
お掃除のプロな親子や、お忍びの王様、さらにはツンデレな宮廷料理人まで巻き込んで、
美味しい香りに包まれた、心もお腹も満たされるスローライフが今、始まります!
30代社畜の私が1ヶ月後に異世界転生するらしい。
ひさまま
ファンタジー
前世で搾取されまくりだった私。
魂の休養のため、地球に転生したが、地球でも今世も搾取されまくりのため魂の消滅の危機らしい。
とある理由から元の世界に戻るように言われ、マジックバックを自称神様から頂いたよ。
これで地球で買ったものを持ち込めるとのこと。やっぱり夢ではないらしい。
取り敢えず、明日は退職届けを出そう。
目指せ、快適異世界生活。
ぽちぽち更新します。
作者、うっかりなのでこれも買わないと!というのがあれば教えて下さい。
脳内の空想を、つらつら書いているのでお目汚しな際はごめんなさい。
ゴミ捨て場領主のクラフト無双 ~最弱魔法【分解と合成】で領地を黄金郷に変えたら、俺を見下していた大貴族令嬢たちが掌を返してすり寄ってきた件~
namisan
ファンタジー
東西南北の大貴族から「毒の川」「凶暴な魔獣」「莫大な借金」を押し付けられ、王国の『ゴミ捨て場』と化したローゼンベルク領。
父と兄を謀殺され、その絶望の領地を押し付けられた無能貴族のアークは、領地の分割を企む高慢な令嬢たち(王女、公爵令嬢、姫将軍など)に嘲笑われていた。
だが、彼には現代の知識と、隠された最強チート能力があった!
触れたものを瞬時に素材に戻し、全く別のモノに作り変える神の御業――【分解と合成】。
「毒の川」を分解して『超高価な宝石と純水』へ!
「魔獣の死骸」と「瓦礫」を合成して『絶対に壊れない防壁』へ!
借金取りには新素材を高値で売りつけ、逆に敵の経済を支配していく。
圧倒的なクラフト能力で、瞬く間にゴミ捨て場を「無敵の黄金郷」へと作り変えていくアーク。
己の敗北を悟り、震え上がる悪徳貴族と高慢な令嬢たち。
さらに、アークの圧倒的な知略と底知れぬ実力は、気高い令嬢たちの本能に深く刻み込まれていく。
「どうか、私をあなたの手駒としてお使いください……っ!」
プライドを完全にへし折られた最高位の美少女たちは、いつしかアークの与える『恩恵』なしでは生きられないほど、彼に絶対の忠誠と依存を誓うようになっていく――。
最弱のゴミ捨て場から始まる、爽快クラフト内政&ざまぁファンタジー、堂々開幕!
【本編完結】転生令嬢は自覚なしに無双する
ベル
ファンタジー
ふと目を開けると、私は7歳くらいの女の子の姿になっていた。
きらびやかな装飾が施された部屋に、ふかふかのベット。忠実な使用人に溺愛する両親と兄。
私は戸惑いながら鏡に映る顔に驚愕することになる。
この顔って、マルスティア伯爵令嬢の幼少期じゃない?
私さっきまで確か映画館にいたはずなんだけど、どうして見ていた映画の中の脇役になってしまっているの?!
映画化された漫画の物語の中に転生してしまった女の子が、実はとてつもない魔力を隠し持った裏ボスキャラであることを自覚しないまま、どんどん怪物を倒して無双していくお話。
設定はゆるいです
大根令嬢の雑学無双、王弟殿下を添えて。~ 前世を思い出したので、許婚をほったらかして人助けしまくります!!
古森真朝
恋愛
気弱な伯爵令嬢のカレンは、自分勝手な婚約者レナートに振り回されていた。耐え続けていたある日、舞踏会で何者かに突き飛ばされ、階段から落ちてしまう。
その傷が元で儚く……なるかと思いきや。衝撃で前世を思い出したカレンは一転、かの『ド根性大根』みたいな超・ポジティブ人間になっていた。
『モラハラ婚約者の思惑なんぞ知るか!! 今度こそ好きなことやって、目いっぱい幸せに長生きするんだから!!!』
昔ひたすら読書に耽って身に着けた『雑学』を武器に、うっかり採れ過ぎた作物や、開墾しようとすると不幸に見舞われる土地、不治の病にかかった王族、等々の問題をどんどん解決。
領地の内外で心強い友人が出来たり、いつの間にかものすごく有名になっていたり、何かと協力してくれる王弟ヴィクトルから好意を寄せられたり(注:気付いてない)する中、温かい家族と共に仕事に励んでいく。
一方、前世から因縁のある人々もまた、こちらに転生していて――
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる