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第98話 謎のカラス
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行き倒れていたカラスの生命の危機を、何とか乗り越えることのできた三人は、ひとまず階下に下りることにした。
カラスはまだ意識を取り戻していないとはいえ、一羽のまま置き去りにするのは忍びないし、目を覚ました途端にパニックになって暴れられても困るので、大判のバスタオルに包んでいっしょに階下に連れていく。
三人は居間に入り、ラウルは休憩のお茶を用意するために一旦部屋を出る。
レオニスは、ラウルが念の為に先程二階で用意して、結局は使わずじまいだったアークエーテルを、くいっと軽く一飲みしていた。
「レオ兄ちゃん、本当にありがとう」
「どういたしまして。カラスを助けられて、本当に良かったな」
「うん……レオ兄ちゃんがくれたウエストポーチに、緊急連絡用のボタンをつけておいてくれて、本当に良かった……」
「そうだろそうだろ、俺の過保護も十分役に立つだろ?」
レオニスは、ニカッと笑いながら言う。
レオ兄、過保護の自覚あんのね……とライトは内心思う。
もしかしたら、その過保護が功を奏して成果を出してしまったことで、より過保護に拍車がかかるかもしれないが。
「それにしても、レオ兄ちゃんのキュアラってすごいね!回復魔法そんなに得意じゃないって言ってたけど、キュアラ一回だけであんなに弱ったカラスでさえ救っちゃうんだもん!」
「ん?あれはキュアラ一回だけじゃないぞ?とりあえず三十回連続でかけて、ようやく何とか持ち直した程度だ」
「さささ三十回……」
レオニスの言う得意不得意とは『一発二発でどうにかできるか否か』が基準、らしい。
つまり、瀕死のカラス相手に三十回も回復魔法をかけ続けなければ救えないようでは、得意のうちには入らないのだ。
さすがはレオニス、常に己に厳しく向上心を欠かすことは決してない。
「一発で治せるようになりゃいいんだがなー。俺もまだまだだぁー」
「…………」
「ライト。このご主人様の基準は、全てにおいて何かとおかしいからな?気にしたら負けだぞ?」
「……うん……」
頭の後ろで手を組みながら、口を尖らせて不満そうに愚痴を零すレオニスを他所に、一瞬だけラウルがふっと現れたかと思うとライトの耳元でこしょこしょと囁いてから再び姿を消えた。
どうやら台所でお茶を用意しながら、この部屋の会話を聞いていたらしい。さすがは万能執事だ。
そう、レオニスの基準でいけば治癒専門の熟練の回復師さえも、ほぼほぼヒヨッコのペーペーの下っ端の見習い新人初心者レベルになってしまう。
そもそもキュアラという回復魔法は、初級ではない。初級回復魔法はキュアであり、そのひとつ上の中級魔法である。
上級魔法や最上級魔法ではないとはいえ、決して下位ではない。その中級魔法を、涼しい顔して三十回も連続でかけられる方がおかしいのだ。
ライトは思う。もし今この場に、クレア姉妹がいたならば。
間違いなくレオニスに向けて堂々と、声を大にして高らかにこう言い放つに違いない。
「寝言は寝て言うものですよ?」
と。
「でも、レオ兄ちゃん、仕事中じゃなかった?呼びつけちゃっても大丈夫だった?」
「ん?まぁ今日はいつも通り、森の警邏と魔石の回収に回ってはいたが、問題ないさ。現にそんな普段の仕事より、こっちの事態の方が緊急だっただろ?」
「うん……」
「それにしても、びっくりしたぞ?お前のお出かけ用に念の為に持たせておいた、緊急連絡用の付与魔法。それが本当に作動するんだもんよー」
「俺、ライトの身に何か異変や事件が起きたのか!?と思って、すんげー焦ったんだぜ?ちょうど家の近くを回っていたところだったから、すぐに駆けつけることができて良かったがな」
そりゃ確かに、普通に平和に過ごしていたら使うことはないであろう呼び出し機能が、お出かけに持たせた当日に早速作動すればびっくりもするだろう。
その装置を即日発動させたライトとしては、恐縮する他ない。
「それは、本当に……ごめんね、驚かせちゃって……」
「そこは謝らんでいい。緊急連絡なんてのはこういう時にこそ使うべきもんだし、逆にこういう時に使わずに一体いつ使うんだ?」
「うん……ぼく、助けてもらえるのはレオ兄ちゃんだけだと思って……無我夢中で、ボタン押してた……」
「それでいい。自分の力だけじゃどうにもならん時は、遠慮なく周りを頼れ。危険な時に変に遠慮してたら、冒険者なんてすぐに死んじまう」
レオニスは、俯きがちなライトの頭を優しく撫でながら諭す。
そこに、ラウルが三人分のお茶とお茶菓子をワゴンに乗せて、居間に戻ってきた。
三人はテーブルに乗せられたお茶をゆっくりと口に含み、一息ついた。
「ラウルも助けてくれてありがとう。ぼく一人じゃ、何もできなかったよ」
「んー?そんなこともないさ。ライトだって、瀕死のカラスを抱えて頑張ったじゃないか」
「うん……」
「それに、俺だって大したことはしてない。結局はレオニスに丸投げしただけだしな」
「ううん、そんなことないよ……ラウルが傍にいてくれただけでも、ぼくすごく助けられたもん」
「そうか、ライトにそう思ってもらえたなら光栄だ」
三人は、一番大きなソファの上にそっと乗せられたカラスを見遣る。
柔らかい上質のバスタオルに包まれたカラスは、家に入れる前の息も絶え絶えだった時の姿に比べて、心なしかその表情も和らいでいるように見える。
「でも、この子一体どこの子なんだろうね?どうしてうちの前で倒れていたんだろう?」
「ぼくがお昼前に家を出た時には、絶対にいなかったのに……」
「目立つような大きな傷がなかったってことは、馬車に轢かれちゃった、とかじゃないんだよね?」
「レオ兄ちゃんやラウルは、何か分かる?心当たりとか、ある?」
ライトが最も根本的な疑問を口にした。
確かに、出かける前には何もなかったところに、帰ってきたらいきなりこんな大きなカラスが行き倒れていたら、謎以外の何物でもない。
レオニスとラウルは、ライトの問いかけにしばし考え込んだ。
三人と一羽のいる居間に、しばし沈黙が流れる。
その静寂を破ったのは、レオニスだった。
「俺自身に、あのカラスの心当たりは全くない。だが、どうもあのカラス、呪いのようなものがかけられているっぽいんだよな」
「呪い……?」
レオニスの思いがけない発言に、ライトとラウルはびっくりした表情でレオニスを見た。
「呪いのようなものって、どんな呪いなの?」
「うーん……俺も本職の呪術師じゃないから、そこら辺詳しいことまではすぐには分からんのだが……」
「ただ、一目見てすぐに分かるほどの強力な呪いでもないんだ。よく見て、直接触れて、その上でようやくうっすらとその異質な気配に気づけるくらいに、ごく微弱な波動なんだ」
「だから、正直呪いなのか暗示なのかすら区別がつかないんだ」
ここで、それまで思考とともに沈黙していたラウルが、レオニスに向かって問うた。
「なぁ、その呪いだか暗示ってのは、第三者が解けるもんなのか?」
「ん?……そうだな……この呪いのようなものの本質が掴めんことには、何とも言えん。本職の呪術師に見てもらうってのもアリだろう。だが……」
「……だが?」
「まずは、このカラス自身が目を覚ましてからでないと、話は進められんと思う」
「…………そうだな」
ラウルは再びカラスの方を見る。
その目はどことなく心配そうな、憂いを帯びた表情だった。
「ラウル、そのカラスに何か心当たりがあるのか?」
「ん……これに似た種族というか、かつて俺も住んでいたカタポレンの森―――そこで唯一友達だったやつ。そいつに似ている、とは思うんだが……」
「そいつとは違うのか?」
「ああ……そいつの最大の特徴が、このカラスにはないんだよな」
「その特徴ってのは何だ?一目で分かるようなもんなのか?」
「ああ、その特徴は誰が見てもすぐに分かる。何せ昔の俺の唯一無二の友は―――」
全てを告げるのを一瞬躊躇ったかのような、若干の間。
その後に、意を決するように告げられた、ラウルの言葉。
「八咫烏だから」
====================
ラウルは万能執事なので、この屋敷内=自分のテリトリー内で自分以外の人間や生物がいる時は全ての会話や行動を見聞きし、把握しているのです。
なので、この家の中においてラウル相手に隠し事や密談など、絶対にできないのです。
さすがに寝室や風呂、トイレ等のプライバシーを遵守すべき場所ではラウルも控えますが。
カラスはまだ意識を取り戻していないとはいえ、一羽のまま置き去りにするのは忍びないし、目を覚ました途端にパニックになって暴れられても困るので、大判のバスタオルに包んでいっしょに階下に連れていく。
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「ん?あれはキュアラ一回だけじゃないぞ?とりあえず三十回連続でかけて、ようやく何とか持ち直した程度だ」
「さささ三十回……」
レオニスの言う得意不得意とは『一発二発でどうにかできるか否か』が基準、らしい。
つまり、瀕死のカラス相手に三十回も回復魔法をかけ続けなければ救えないようでは、得意のうちには入らないのだ。
さすがはレオニス、常に己に厳しく向上心を欠かすことは決してない。
「一発で治せるようになりゃいいんだがなー。俺もまだまだだぁー」
「…………」
「ライト。このご主人様の基準は、全てにおいて何かとおかしいからな?気にしたら負けだぞ?」
「……うん……」
頭の後ろで手を組みながら、口を尖らせて不満そうに愚痴を零すレオニスを他所に、一瞬だけラウルがふっと現れたかと思うとライトの耳元でこしょこしょと囁いてから再び姿を消えた。
どうやら台所でお茶を用意しながら、この部屋の会話を聞いていたらしい。さすがは万能執事だ。
そう、レオニスの基準でいけば治癒専門の熟練の回復師さえも、ほぼほぼヒヨッコのペーペーの下っ端の見習い新人初心者レベルになってしまう。
そもそもキュアラという回復魔法は、初級ではない。初級回復魔法はキュアであり、そのひとつ上の中級魔法である。
上級魔法や最上級魔法ではないとはいえ、決して下位ではない。その中級魔法を、涼しい顔して三十回も連続でかけられる方がおかしいのだ。
ライトは思う。もし今この場に、クレア姉妹がいたならば。
間違いなくレオニスに向けて堂々と、声を大にして高らかにこう言い放つに違いない。
「寝言は寝て言うものですよ?」
と。
「でも、レオ兄ちゃん、仕事中じゃなかった?呼びつけちゃっても大丈夫だった?」
「ん?まぁ今日はいつも通り、森の警邏と魔石の回収に回ってはいたが、問題ないさ。現にそんな普段の仕事より、こっちの事態の方が緊急だっただろ?」
「うん……」
「それにしても、びっくりしたぞ?お前のお出かけ用に念の為に持たせておいた、緊急連絡用の付与魔法。それが本当に作動するんだもんよー」
「俺、ライトの身に何か異変や事件が起きたのか!?と思って、すんげー焦ったんだぜ?ちょうど家の近くを回っていたところだったから、すぐに駆けつけることができて良かったがな」
そりゃ確かに、普通に平和に過ごしていたら使うことはないであろう呼び出し機能が、お出かけに持たせた当日に早速作動すればびっくりもするだろう。
その装置を即日発動させたライトとしては、恐縮する他ない。
「それは、本当に……ごめんね、驚かせちゃって……」
「そこは謝らんでいい。緊急連絡なんてのはこういう時にこそ使うべきもんだし、逆にこういう時に使わずに一体いつ使うんだ?」
「うん……ぼく、助けてもらえるのはレオ兄ちゃんだけだと思って……無我夢中で、ボタン押してた……」
「それでいい。自分の力だけじゃどうにもならん時は、遠慮なく周りを頼れ。危険な時に変に遠慮してたら、冒険者なんてすぐに死んじまう」
レオニスは、俯きがちなライトの頭を優しく撫でながら諭す。
そこに、ラウルが三人分のお茶とお茶菓子をワゴンに乗せて、居間に戻ってきた。
三人はテーブルに乗せられたお茶をゆっくりと口に含み、一息ついた。
「ラウルも助けてくれてありがとう。ぼく一人じゃ、何もできなかったよ」
「んー?そんなこともないさ。ライトだって、瀕死のカラスを抱えて頑張ったじゃないか」
「うん……」
「それに、俺だって大したことはしてない。結局はレオニスに丸投げしただけだしな」
「ううん、そんなことないよ……ラウルが傍にいてくれただけでも、ぼくすごく助けられたもん」
「そうか、ライトにそう思ってもらえたなら光栄だ」
三人は、一番大きなソファの上にそっと乗せられたカラスを見遣る。
柔らかい上質のバスタオルに包まれたカラスは、家に入れる前の息も絶え絶えだった時の姿に比べて、心なしかその表情も和らいでいるように見える。
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「ぼくがお昼前に家を出た時には、絶対にいなかったのに……」
「目立つような大きな傷がなかったってことは、馬車に轢かれちゃった、とかじゃないんだよね?」
「レオ兄ちゃんやラウルは、何か分かる?心当たりとか、ある?」
ライトが最も根本的な疑問を口にした。
確かに、出かける前には何もなかったところに、帰ってきたらいきなりこんな大きなカラスが行き倒れていたら、謎以外の何物でもない。
レオニスとラウルは、ライトの問いかけにしばし考え込んだ。
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その静寂を破ったのは、レオニスだった。
「俺自身に、あのカラスの心当たりは全くない。だが、どうもあのカラス、呪いのようなものがかけられているっぽいんだよな」
「呪い……?」
レオニスの思いがけない発言に、ライトとラウルはびっくりした表情でレオニスを見た。
「呪いのようなものって、どんな呪いなの?」
「うーん……俺も本職の呪術師じゃないから、そこら辺詳しいことまではすぐには分からんのだが……」
「ただ、一目見てすぐに分かるほどの強力な呪いでもないんだ。よく見て、直接触れて、その上でようやくうっすらとその異質な気配に気づけるくらいに、ごく微弱な波動なんだ」
「だから、正直呪いなのか暗示なのかすら区別がつかないんだ」
ここで、それまで思考とともに沈黙していたラウルが、レオニスに向かって問うた。
「なぁ、その呪いだか暗示ってのは、第三者が解けるもんなのか?」
「ん?……そうだな……この呪いのようなものの本質が掴めんことには、何とも言えん。本職の呪術師に見てもらうってのもアリだろう。だが……」
「……だが?」
「まずは、このカラス自身が目を覚ましてからでないと、話は進められんと思う」
「…………そうだな」
ラウルは再びカラスの方を見る。
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「ラウル、そのカラスに何か心当たりがあるのか?」
「ん……これに似た種族というか、かつて俺も住んでいたカタポレンの森―――そこで唯一友達だったやつ。そいつに似ている、とは思うんだが……」
「そいつとは違うのか?」
「ああ……そいつの最大の特徴が、このカラスにはないんだよな」
「その特徴ってのは何だ?一目で分かるようなもんなのか?」
「ああ、その特徴は誰が見てもすぐに分かる。何せ昔の俺の唯一無二の友は―――」
全てを告げるのを一瞬躊躇ったかのような、若干の間。
その後に、意を決するように告げられた、ラウルの言葉。
「八咫烏だから」
====================
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