君の悲劇を終わらせる〜廻る世界で再び出会う〜

夜野ヒカリ

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4章 学園〜対策〜

21 決意

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 あの後、授業が終わる度に周りに人が集まってきて気が休まらなかった。
 女の子たちはバチバチ火花飛ばしてるしさ……………

 そして、放課後。
 僕は、アルとトーマスと一緒に教室から逃げるように飛び出してきた。

「ラストル、災難だったな」

「ホントだよ…………………」

「安心しろ、初日は私がだった……3日もすれば収まるぞ!」

 アルもそうだったのか、、王太子殿下だもんね………
 ────心なしか黄昏てる?

「二人とも人気だね~」

「お前は気楽でいいな……それより、カミラ様と何があったんだ?」

「それはね~~~秘密! いくらラストルでも教えな~い」

 ……………余計気になるじゃないかっ!

 そういえば、トーマスは〈闇〉属性なんだな………

 アルとトーマス以外はみんな〈火〉〈水〉〈風〉〈土〉〈無〉の〝基本属性〟のどれかだったのに!
 羨ましい………………


 帰ったら、父様にアルが〈聖〉属性だったと報告するとして、練習とかはどうしようか………………

 どの属性でも同じ魔術の基本なら僕が教えられるんだけど、〝高位属性〟はともかく〝特殊属性〟のことはよく分からないからな……


 こんな時、がいてくれたら────
 守れなかったくせに頼るなんておこがましいな……

 イルは今頃どうしているだろう……………
 やはり、手紙だけでは心配だな、、、、

 そうだ! 今度の学園が休みの日にサン侯爵家に乗り込……訪問しよう!「───ル!」

 もっと早く思いつけばよかった!
 サン侯爵家の人たちには“レイラ様に間です”って言えば、大丈夫な気がする!!「──トル!」

「ラストル!」

「あっ。アル、どうした?」

「いや、あれお前の家の馬車じゃないか?」

「ホントだっ! 教えてくれてありがとう!」

 …………ホントに考え込む癖なんとかしなきゃな……

「じゃあ、また明日!」

「ああ」
「またね~」



-------------



 ───────コンコンコン

「父様、ラストルです。ただいま帰りました! 急ぎ、ご報告したいことが!」

「入りなさい」

 僕は屋敷に着いたら、父様の執務室に直行した

「失礼します。父様!〈聖〉属性の人がいました!」

「何!? もう見つかったのか!」
「ラストル様、真でございますか!?」

「はい! 今日、学園で発見しました」

 父様も驚いてるけど、嬉しそうだな。
 アルが、〈聖〉魔術を使えれば、屋敷の異常が失くなって家族が元に戻るんだもんね!

「それで、誰だったのだ?」

「アル………アルバート王太子殿下です」

 ヤバい! アルの本名忘れかけてた……………
 『アル』で慣れちゃったから…………

「では早速陛下に手紙を書き、殿下の魔術練習の許可を頂こう!」

 うん! 早い方がいいもんね!!
 あとは────

「それと…………一つお願いが…」

「何だ?」

「今度の学園が休みの日にサン侯爵家に行く許可を頂けないでしょうか?」

「………………………イリス嬢か?」

「はい、文通はしておりますが、手紙だけでは不安になってきまして…………」

「お前のを考えれば、当たり前だな………………許可しよう」


 ────やった!! これでイルに会える!


「父様、ありがとうございます!!」

「十分に気を付けろよ?」

「もちろんです!」

 そういえば、アルの魔術の練習はどうするんだろう?

「───父様、アル…バート殿下の魔術の練習はいかがしますか?」

「まずは陛下に連絡して、その後、我が屋敷か王宮のどちらかでする事になるだろう……………陛下にはレイラ嬢の魔術の解術方法だけをお伝えしたが、場合によってはお前のを話す必要がある、、大丈夫か?」

「……………大丈夫です」

「本当だな? 無理はするなよ」

「はい」

 返事はしたけど、を話して、を考えないなんて出来ないから、多少は無理をしちゃうよな…………………父様もそれに気が付いてるだろうし。


「そういえばラストル様、今日は入学式以来の学園でございましょう? いかがでしたか?」

 流石、グレン!
 重くなっちゃた空気を払ってくれた!

「楽しかったけど、疲れたかな~」

「そうか、楽しかったのならよかったじゃないか」

 父様も明るい表情に戻ったな!

「それが、休み時間になる度に─────



 僕はその後しばらく、学園での話をした。

 グレンによると、父様が学生だった時も初日は僕と同じ感じだったんだって。

 グレンは父様が子供の頃から、この屋敷にいたから、色々知ってるみたい。
 父様が『疲れた………』って愚痴を言ってたって教えてくれた。

 父様が顔を赤くして「昔のことを蒸し返すな!」って叫んでて面白かった!

 父様にもそんな学生時代があったのか……………

 母様とは、学園の生徒だった時に仲良くなって婚約したんだって!

 政略結婚も多い世界だから、当時はかなり羨ましがられたらしい──────僕もイルと婚約したいな~

 何度もイルかのじょを守れなかった僕じゃあ頼りないかな………………


 そんなこんなで結構時間が経ってしまったので、僕は執務室を出て自室に向かった。


 ───────学園が休みの日は明後日、、魔の巣窟サン侯爵家に行く覚悟を決めなきゃな…………!
 


~~~~~~~~~~~

 お読みいただきありがとうございます
 ("⌒∇⌒")


 次はイリス視点です!

やっとイルが出せるヽ(*´▽)ノ♪



 
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