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最終章 満足、とやらをされたらしくて
別れ
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ついにみんなと別れる日が来た。
俺はカナが書いた魔法陣の中にいる。
後は俺が強く願ってみんなと同時に呪文を唱えれば元の世界の元の時間に戻れる予定だ。
カナやエアロたちやシルフィたち、ミラにもアーシャにも言いたいこと、伝えたいことは伝え終わる。
ミレイにはフラれたも同然で俺とは一緒に行かないと言われてしまった。
内心、ショックを受けながらも当然だよな、と思い元気に振る舞う。
着々と準備が進みみんなから元気でとか頑張れとか声をかけられる。
俺は今までのことを振り返った。
思えば色んなことがあったな……
いきなり元の世界には戻れないって言われたり……
ミレイに一目惚れしたり……
ミラを女と勘違いしてたり……
イジメに遭ったり……
ファインとアースと兄弟になったり……
エアロとセレンと言い合ったり……
みんなで別荘に泊まりに行ったり……
アーシャに告白されたり……
ミレイと両想いになって恋人同士になったり……
授業に追いつけなくなったり……
精霊の国に行ったり……
シルフィたちを使役したり……
みんなと無事に卒業出来て……
俺はすごく幸せだと思う。
こんなに良い友達がたくさん出来たから。
帰ったら母さんにたくさん話そう。
みんなのこと。
信じてもらえないかも知れないけど……
そんなことを考えていたら不意に声をかけられる。
「シンヤ!準備は出来たかい?こっちの準備は万端だよ」
「え?あ、あぁ。俺もいつでもいいぜ。みんなに言いたいことは言ったしな」
カナは少し寂しそうな顔をするとすぐにいつもの笑顔になって口を開く。
「そっか!それじゃあ、始めよう!」
カナの言葉を合図に念じ始めた。
人間界に戻りたい。
母さんのところに戻りたい。
俺がここに来る前の時間に戻りたい。
そっと目を開けるとそれを合図にしたかのようにみんなで呪文を唱える。
俺の体が光に包まれ始めた。
みんなを見るとエアロやセレン、アーシャが涙を必死にこらえていて。
ミレイは笑顔だけど目に涙が溜まっていた。
俺も思わず泣きそうになって必死に堪える。
そして、自分が消えると思った瞬間に口を開いた。
「みんな……じゃあな!!元気で!!」
俺は最後まで笑顔だっただろうか?
ちゃんと笑えてただろうか?
せめて頬を流れてる涙がみんなに見られていませんように。
またな、と言いかけたのは内緒だ。
もう二度と会えないのだから。
でも、叶うならせめてみんなの記憶に俺が少しでも残りますように。
そう願って聖なる庭を去った――――
俺はカナが書いた魔法陣の中にいる。
後は俺が強く願ってみんなと同時に呪文を唱えれば元の世界の元の時間に戻れる予定だ。
カナやエアロたちやシルフィたち、ミラにもアーシャにも言いたいこと、伝えたいことは伝え終わる。
ミレイにはフラれたも同然で俺とは一緒に行かないと言われてしまった。
内心、ショックを受けながらも当然だよな、と思い元気に振る舞う。
着々と準備が進みみんなから元気でとか頑張れとか声をかけられる。
俺は今までのことを振り返った。
思えば色んなことがあったな……
いきなり元の世界には戻れないって言われたり……
ミレイに一目惚れしたり……
ミラを女と勘違いしてたり……
イジメに遭ったり……
ファインとアースと兄弟になったり……
エアロとセレンと言い合ったり……
みんなで別荘に泊まりに行ったり……
アーシャに告白されたり……
ミレイと両想いになって恋人同士になったり……
授業に追いつけなくなったり……
精霊の国に行ったり……
シルフィたちを使役したり……
みんなと無事に卒業出来て……
俺はすごく幸せだと思う。
こんなに良い友達がたくさん出来たから。
帰ったら母さんにたくさん話そう。
みんなのこと。
信じてもらえないかも知れないけど……
そんなことを考えていたら不意に声をかけられる。
「シンヤ!準備は出来たかい?こっちの準備は万端だよ」
「え?あ、あぁ。俺もいつでもいいぜ。みんなに言いたいことは言ったしな」
カナは少し寂しそうな顔をするとすぐにいつもの笑顔になって口を開く。
「そっか!それじゃあ、始めよう!」
カナの言葉を合図に念じ始めた。
人間界に戻りたい。
母さんのところに戻りたい。
俺がここに来る前の時間に戻りたい。
そっと目を開けるとそれを合図にしたかのようにみんなで呪文を唱える。
俺の体が光に包まれ始めた。
みんなを見るとエアロやセレン、アーシャが涙を必死にこらえていて。
ミレイは笑顔だけど目に涙が溜まっていた。
俺も思わず泣きそうになって必死に堪える。
そして、自分が消えると思った瞬間に口を開いた。
「みんな……じゃあな!!元気で!!」
俺は最後まで笑顔だっただろうか?
ちゃんと笑えてただろうか?
せめて頬を流れてる涙がみんなに見られていませんように。
またな、と言いかけたのは内緒だ。
もう二度と会えないのだから。
でも、叶うならせめてみんなの記憶に俺が少しでも残りますように。
そう願って聖なる庭を去った――――
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