ずっとここにいるから

新しい生活

　千冬ちゃんと住み始めて一週間くらいが経った。
千冬ちゃんは高校一年生らしくてほぼ毎日学校と言うところに行かなくちゃいけないらしい。
最初の頃は蒼とたくさん鳴いて千冬ちゃんを困らせてたけど最近ではこの生活に慣れてきた。
僕のマイブームは悪戯で楽しくてついつい悪戯をすると学校から帰ってきた千冬ちゃんによく怒られる。
蒼はと言うと僕たちに買ってくれた玩具の上か部屋の中から動かないことが多くて千冬ちゃんに病気の心配をよくさせるので僕が蒼を怒ると千冬ちゃんがすぐ止とめてきて。
そんな日常をいつも送る。
でも、今日は千冬ちゃんに止とめられないように千冬ちゃんが学校に行ってる間に蒼を問い詰めた。

｢もう！どうして蒼はいつもいつも千冬ちゃんに心配かけるの！？｣

｢……だって、いつ追い出されるか分かんないから。助けてくれたのには感謝してるけど光ほど慣れ合うつもりはない｣

｢千冬ちゃんが僕たちを追い出す訳ないよ！こんなに良くしてもらってるのに！｣

｢……分からないよ。心変わりしないなんて保障はない。光は慣れ合えばいいだろ。俺は俺の思う通りにするから｣

蒼はそう言うとそれ以降千冬ちゃんの件に関しては何を言っても返事をしてくれなかった――――