【微18禁/微百合】イリマルス家の令嬢は性奴隷を買う

水鳥聖子

文字の大きさ
1 / 3

【前編】性奴隷を求めて

しおりを挟む
「お嬢様、本気ですか?」
私の言葉を聞いた執事長が視線を上げる。私は若干8歳にして、この侯爵家であるイリマルス家の家督を受け継いだサラ・イリマルス。
私の言葉を聞いて頭を抱えているのは、執事長のシェパード。私がイリマルス家の家督を継いだ時に執事長として召し抱えたのだが、その当時は執事長も若く経験が浅かった。
それでも、なかなか優秀だったので重用していたのだが、それ以来ずっと信頼関係を築けていると思う。
全幅の信頼を置いている彼であっても、流石に私の言葉には疑問を投げかけられずにはいられなかったようだ。
けれども、私はもう決めたのだから、それを否定する気は無かった。
「ええ、もちろんよ」
「お嬢様、私は……」
私がそう告げると、彼は困ったような顔をする。その表情は何度も見たものだ。彼が私に何かを伝えようとしている時の癖だ。
しかし、私は彼の言葉を遮る。
「性奴隷をメイドに一人召し抱えなさい。これは絶対に譲れないわ」
「……畏まりました。では、ご用意させていただきます」
彼はいつものように、私に反論することもなく引き下がった。私はそれを見届けると、席を立つ。
「それでは、私は部屋に帰るわね」
「お部屋までお供します」
「いらないわ。……それに、なんだか外が騒がしいのね」
私がそう言うと、執事長は視線を外へ向けて嘆息する。
彼としても迷惑しているのだろうことは、その表情からもうかがえた。
「……ええ。どうやら、噂を聞きつけた商人たちが集まっているようです」
なるほど。確かにこの屋敷は立地も良いから商いがしやすいだろう。
とはいえ、お抱えの商人でも無ければ門扉をくぐることも許されない。
なぜなら、あいつらは相手が子供であると言うだけで足元を見て来るからだ。
「商人はいつものレオナルド商会で宜しいでしょうか?」
「あら、レオナルド商会以上に商いが出来て私を見下さない商人に心当たりがあるのならば、そちらでも構わないわよ?」
そんな商会がこの世に存在するわけがないことはここ数年で充分目の当たりにしてきている。
「畏まりました。すぐに手配致します」
「お願いね。……ああそれと、その商人が屋敷に来たら私の部屋に通して頂戴」
私はそう告げると自室へと戻った。そして、ベッドに身を投げ出す。
この屋敷は、私の物だ。そして、私はその主である。だから、誰にも文句は言わせない。例え相手が誰であろうとも。

それから数日後のこと。噂を聞きつけた商人たちが屋敷に押し寄せてきたらしいが、執事長からの報告によると全員門前払いされたようだ。
まあ当然の結果よね。あの程度の連中を雇う必要なんて無いのだから。そんなことを考えていると部屋の扉がノックされる音が聞こえてきたので返事をすると、執事長が入ってくる。彼は私に一礼すると口を開いた。
「お嬢様、レオナルド商会の会長がお見えになりました」
「通して頂戴」
私が起き上がってテーブルの席で待つと、いつもの美男子然とした青年が一礼して入って来る。
「ご機嫌麗しゅう、サラ令嬢。本日はどのようなご用件でしょうか?」
彼はいつも通りの笑顔を浮かべながら、私の対面に座った。
「ええ、実は相談があるのだけれど。私専属のメイドを雇いたいのよ、それも性奴隷の」
私がそう切り出すと、彼は少し驚いたような表情を浮かべた後にすぐに笑顔に戻る。
だが、流石に焦りは隠しきれていない。同じだけの裁量がある商人であれば汗一つかかず、表情すらも変えなかっただろう。
とは言え、私としては彼の心情が表に出ているのは、わざとであることを知っている。
相手に表情を伝える商人が、会長になれるわけがない。
「なるほど、性奴隷ですか。しかし、サラ令嬢には専属の執事がいるはずでは?」
彼は私の意図を測りかねているようで、探るように私を見る。
まあ、この反応も当然と言えば当然だが、私は構わず話を続けることにした。
「ええ、確かにいるわ。でも執事よ?それも男性。私が求めているのは女性、メイドなの」
そう告げると彼は顎に手を当てて考え込むような仕草を見せた後、口を開いた。
どうやら納得がいったらしい。そして彼は私に向き直ると口を開く。
その口調からは焦りが消えており、既に候補が内々で上がっているのだろう。
「近日中に一人、お嬢様と歳の近い性奴隷を入手する予定です」
「歳の近い?私は11歳、その年齢の性奴隷なんて有り得るの?」
「通常では有り得ないので表には出て来ません。が、私は裏社会も牛耳っています。そしてそこの世界は、小児性愛者と呼ばれる幼い女の子に対して欲情するような方もいるのです」
「………!!」
私は思わず息を飲んだ。そんな世界があるなんて知らなかったからだ。
確かに言われてみれば、そういう趣味の人もいるだろうことは想像に難くないが、まさか自分が関わることになるとは思わなかった。
しかし同時に興味も湧いてきたのも事実だ。一体どんな子がいるのかとても気になるし見てみたいと思う。
私が期待に満ちた眼差しを向けると彼は苦笑しながら話を続けた。
「まあ、その性奴隷をサラ令嬢にお見せするのは少し先になりますね」
そんな彼の言葉を聞き、落胆しかけたがすぐに気を取り直すことにする。
彼が言うのだから必ず機会はあるはずだと思い直し彼に向き直おる。
「あぁ、私としたことが。条件は何かございますか?」
「いいえ。種族も問わないし経歴も問わない。なんなら、奴隷の首輪がついているのであれば、粗暴でも構わない」
「……畏まりました。それだけ条件を緩くして頂ければ、幾らでも見つかります。では、後日また伺わせて頂きます」
彼はそう言うと立ち上がり、一礼すると部屋を出て行った。
私は彼が去った後、執事長に告げる。
「レオナルド商会の会長が帰ったわ。すぐに準備に取り掛かって頂戴」
「畏まりました。それでは早速手配致します」
そう言って彼は部屋から出て行く。その後ろ姿を見送った後に、私も自室へと戻ったのだった。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――

のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」 高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。 そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。 でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。 昼間は生徒会長、夜は…ご主人様? しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。 「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」 手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。 なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。 怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。 だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって―― 「…ほんとは、ずっと前から、私…」 ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。 恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

セクスカリバーをヌキました!

ファンタジー
とある世界の森の奥地に真の勇者だけに抜けると言い伝えられている聖剣「セクスカリバー」が岩に刺さって存在していた。 国一番の剣士の少女ステラはセクスカリバーを抜くことに成功するが、セクスカリバーはステラの膣を鞘代わりにして収まってしまう。 ステラはセクスカリバーを抜けないまま武闘会に出場して……

彼の言いなりになってしまう私

守 秀斗
恋愛
マンションで同棲している山野井恭子(26才)と辻村弘(26才)。でも、最近、恭子は弘がやたら過激な行為をしてくると感じているのだが……。

ちょっと大人な体験談はこちらです

神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない ちょっと大人な体験談です。 日常に突然訪れる刺激的な体験。 少し非日常を覗いてみませんか? あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ? ※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに  Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。 ※不定期更新です。 ※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。

借金した女(SМ小説です)

浅野浩二
現代文学
ヤミ金融に借金した女のSМ小説です。

巨乳すぎる新入社員が社内で〇〇されちゃった件

ナッツアーモンド
恋愛
中高生の時から巨乳すぎることがコンプレックスで悩んでいる、相模S子。新入社員として入った会社でS子を待ち受ける運命とは....。

処理中です...